青山美智子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
一言で感想を言うなら、温かい!
ホットココアを飲んだ時、身体がじんわりと温まるあの感じ。
自分の悩みやコンプレックスって、自分から見るとすっごく大きくて黒くって、どれだけ他の色で上書きしても、またじわっと黒が浮かんでくるような気がするけど、人から見ると全然違った色だったりするんだよね。
いろんな色をもつ人が立ち寄れる
マーブルカフェ的な存在に僕もなりたいな〜。
好きなところ。
ココアくんの言葉「...道がまっすぐかどうかというよりも、曲がりくねった道をがんばってまっすぐ歩こうとしてるならいいんじゃないかなって、僕は思います」(p.78)
マスターの言葉「...好きなんだよなあ、夢が現実になる一歩前の感じ」(p.178)
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Posted by ブクログ
自分の思い描いた理想に囚われず、今の自分だからこそ輝ける、人・仕事・夢との「距離感」と「関係性」を見つけられる作品だった。
1話目から浄化されるような優しい涙が溢れ、一気に読み進めた。
連作短編集でありながら、登場人物たちの人生が裏で繋がり、物語が終わっても彼らの人生が続いていくような温かさを感じる。
作品全体を通して描かれる「対話」の大切さに深く納得。
自分の頭の中で相手の反応を推測して自己完結させるのではなく、対話して確かめること。
答えを知る恐怖から曖昧に過ごす方が楽なこともあるけど、向き合ったからこそ生じる和解の尊さが丁寧に描かれている。
夢や仕事、そして人。あらゆるものにおいて、その時々で一番良い距離や関係性がある。
自分が思い描いていた理想とは違う今であっても、それは諦めや妥協ではない。
今の自分だからこそ輝ける、その対象との関係性がきっとあるのだと思えた。
たとえ離れていたり、一定の距離を置いて交流がなかったりしても、その状態で相手やその対象を一番思いやることができるなら、それは逃げではなく、その時の適切な距離と関係性がそれだったというだけ。
あらゆる関係性において、肯定的な見方ができるようになる、とても優しい作品だった。 -
Posted by ブクログ
数冊前に読んだ『プレゼント』でアンソロジーの魅力を知り、この作品はタイトルに惹かれて手に取りました♪♪
かさついた心に潤いが欲しかったのと、ついでに穢れたものを洗い流したくて選んだのだけれど、泣かさるお話しは1コもなかった (^ω^; )
6名の作家さんの作品が収録されていますが、読んだことがあるのは、最近の" 推し"、青山美智子さんだけで、他の方は初読みでした
とは言え、テーマに沿って描かれた作品の一つひとつに作家さんの個性が表れていて、とても楽しい読書時間でした✨
朱野帰子さんと織守きょうやさんが好印象✨「痛い人生設計を作る、ルノアールで」では、真面目にバカバカしいことを考え続ける二人の空気感が羨ましく感じたし、「彼と彼女の秘密と彼」では、マスターの経験値高めな恋愛観にドキッとした。
ラストの三編はフレンドさんに教えてもらったアプリで"雨音"を聴きながらの読書でしたが、雨降りのシーンでピッタリはまり、いつもとはちょっと違う読書体験ができました✨ (˶ᵔᵕᵔ˶)
好みに合いそうな作家さんと出合えたのは嬉しいけれど、これからは本選びで悩む時間が増えちゃいそうだなぁ…と思わさった一冊✨