青山美智子のレビュー一覧
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一体のカバのアニマルライドを中心に
心温まる話が進む短編集
カバヒコはもちろんただの像だから何もしないしできないけど、どの登場人物もカバヒコに救われる
カバヒコをきっかけに自分自身が変わっていくんだ
そのことに気付くことができたのだから
やっぱりカバヒコのおかげなのかな
心に残った言葉
整体師さんが言った言葉を
近所のおじさんに小学生が伝えたところ
「人間の体ってね、病気や怪我のリカバリーのあと、全く同じようには戻らないんだって」
「同じようには戻らないけど、経験と記憶がついて、心も体も頭も前とは違う自分になるって」
小学生の回ではふうんと流した言葉が
おじさんの回でジワジワくるなんて
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Posted by ブクログ
ネタバレ連作短編でどれも読みやすく、あっという間に読み終えた。
人と人が出会うことで何かが起きる。停滞する人生にヒントが浮かんでくる。自分ひとりでは考えもしなかった方向に道が出来上がることもある。知らない自分に出会うこともある。すごく前向きな本だなと思う。
人の数だけこういうドラマがあって、その近くを通り過ぎていく感覚になるのが面白かった。
司書の小町さんの外見をたとえるバリエーションがいくつもあって感心したけれど、一番しっくりきたのは鏡餅・観音像と言った正雄さんの感性かなと思う。一人ひとりに向き合ってくれるところが、非常にありがたい存在のように思えるから。 -
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一穂ミチさん目当てで読み始めた一冊。
序盤は、読んでいる間はそれなりに気分が高揚して、まさにタイトル通り「ほろよい気分」にはさせてくれる。だけど、いざ読み終わってみると、あとに残る余韻があまりにもサラリとしすぎていて、どこか物足りなさが残る読後感だった。
お目当ての一穂ミチさんの一編を読み終えたときは、思わず「やったね!」と心の中で思った。やっぱりこの作家の描くものは毒薬だ!「ほろよい」どころか悪酔いしそうな、人間の不穏な心理描写は健在で、この強烈な一杯は楽しめた。
他にも、下戸だと言い出せない青年の葛藤を描いた一編には、男だからこそ「飲めない」と言えないリアルな空気感を感じて、身につま -
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素敵な短編集たち。
すぐ読めて軽い感じで読める。
その割にめっちゃいい話。なんというか青春?
なんか学生時を思い出したな〜。青春。
バレンタイン持って行ったけど結局渡せなかったなあとか。まあいろんなことがあったけど、でも全部全部今の私をつかさどっているというか。無駄じゃなかったというか、そんな気がする。
普段強いと思われてる女性に対して、それだけじゃなくて頑張っているって気づいてくれる人がいること、可愛いなって思ってくれてる人がいること、めっちゃいいなあって思った。
全然付き合うとか、恋愛としての好きとかではなかったけど、とっても仲良い男友達が当時いた。社会人になっても頻度は下がっても定期的 -
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うわー!そう来たか!そう来たかー!
さすがの青山さんだった。今回の話はさすがに読み返さざるを得なかった。流し読みしてたことを後悔…。芸が細かいのよ。
最後の方泣き笑いしそうだった。ちょっとうるっと。でも面白い、みたいな。
人魚が逃げたってすごいキャッチーなワード。銀座に突如現れた『王子』の正体とは?
連作短編なんだけど、出てくるキャラみんなちょっとずつ思い違いをしていて愛おしい。確かに自分主観だと見えてないことってあるよね。読み手からしてみるとやきもきするような、そんな愛おしい間違い。それに気付けていたら、人魚姫も泡になることはなかったのかなぁなんて。
現実に置き換えると、人の感情とか思いを