青山美智子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
まぁ、なんて素敵な短編集なんでしょう。小さな、でも一つ一つ丁寧につくられた、味も見た目もスペシャルなチョコレートの詰め合わせ。
最初は、私にはちょっと甘すぎるかな?なんて読み始めたけれど、そのうち、甘さの中にあるほろ苦さや、意外性のある風味のガナッシュとの組み合わせに、ひと粒ずつ味わいながら読んだ。
そうそう、私のいちばん記憶に残っているチョコレートは、二人の子どもがまだ小さかった頃。ワンオペ育児で全然余裕がなくて、でも思い切って自分のためにバレンタインに購入した高級ショコラ。誰も褒めてくれない毎日だけど、今日を一日頑張ったご褒美に、毎晩こっそり一粒ずつ食べたなぁ。
やっぱり、人生にはチョコレ -
Posted by ブクログ
最後の3ページを読むために、もう一度最初から読み返したくなる一冊だった!!
物語は短編集の形式で進む。登場人物たちは同じ世界の中でつながっていて、舞台は銀座。ある日、街頭インタビューで「僕の人魚がいなくなってしまって」と語る王子様の存在をきっかけに、「銀座に人魚が逃げたらしい」という噂が街中に広がっていく。
それぞれの短編では、王子本人や王子と関わった人々との出会いを通して、主人公たちが少しずつ前を向き、自分の人生を歩み始める話が描かれてる。
誰にでも自分だけの物語があり、その現実こそがどんな小説やおとぎ話よりも愛おしく、かけがえのないものだと感じさせられて、青山美智子さんの作品は、いつ -
Posted by ブクログ
備忘録
・自分が1番大事だって感じることをちゃんと大事にできたんだから、それでいいんだよ。思ったようにしていい。これからもずっと。(光都の言葉)
・スマホは最初から最後まで未完成。どんどん変化していく環境に適応していくために、マイナーチェンジする必要がある。
アップデートしたことで不具合が生じたりもするけど、そういう失敗を重ねて少しずつスマホの存在自体が改良される。本体を替えなくても、そのままの姿で新しいことにトライしたり、できることが広がったりしていくことって素敵
・あたしは先のことに興味はないし、今のままこのま、与えられた体ひとつがすべてだもの。聞こえづらい片耳も、額の傷も、悲しかった経験 -
Posted by ブクログ
小説の内容に表表紙が!!
絶対皆その瞬間表紙を見たことだろう。
そしてよく見たら探し回る王子様もいる。
後悔する王子にアドバイスする中で、自分にもあてはまることに気づき、人間関係を修復していこうとする主人公たち。
誰かに言われるわけでなく、自分自身で未来を切り開こうとする姿は感動する。
この作家は登場人物が章ごとに少しずつ重なっているのが面白くて、懐古が、他人には解雇に聞こえていたのだと気づいた時にあー、と声が出てしまった。
最初の章で片方の心情を知って、ラストの章でもう片方の心情を知ってしまうとニマニマしてしまった。
あと、ちょこっと登場していた人達がまさかの世界的な有名人達だったと