青山美智子のレビュー一覧
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彼女の家に行ってこの本が置いてあるのを彼氏が見たらどきり。とするんじゃないか..!?って妄想を膨らませながら発売を楽しみにしていました。
がしかし、一木先生のお話を読んでいる時に私自身彼氏と別れ話になり(嘘みたいですがまさかなんです。こんなにタイムリーなの私だけか..!?ネタ風に書いてますが、実はしっかり落ち込んでたりします。あとちょっと恥ずかしくてこのことを書くか迷いました。)本当に4人の先生に救われました。
元カレの名前なんて忘れたくても忘れられないもんだと思います。忘れたと自分に言い聞かせて、たくさん散らばってる思い出をそっと置いて、少しずつで良いんだと思えました。
青山先生らしさのある救いのある優しさに包まれた。(本当に優しくて大好きです)
一木先生の心理描写に心から共感したり、主人公が立ち直っていくところも細かく描かれていて救われる人はたくさんいると思った。
町田先生は変わらずぐっと踏み込んでくる感じで、とても背中を押された。
山内先生のお話は主人公が誰かに相談することはなかったけれど、登場人物によって主人公が気付かされ新たな自分を発見していく楽しく明るいものでした。
何周もしたいと思える心の支えになる一冊です。
それぞれのお話でグッと心に刺さるフレーズがあります。
4人の先生には感謝しかないです。
何年後かにこの感想を振り返ってみて、こんなこと思ってたなぁって笑いたいです。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ4人中3人好きな作家さん(青山美智子、町田そのこ、山内マリコ)いるから買いだ!!と思って買った。
が、結論、この本の中で一番好きだったのは初見の一木けいの「三月なんて前世」だった。(すいません全員敬称略)
なんで浮気しといて、米粉はボソボソする〜とか言っといて、米粉パン作って商売やってんだ、、?
元カノから米粉の構想得て、これで行ってみよう!ってやったらヒットして、元カノの話美談として語ってるんだよな?!うぜえ〜的な感じでした笑
なんかこう付き合ってた時はお互いがお互いのこと好きなんだな、なくてはならない存在なんだな、って思えた文章だったけど、それはあくまで女性目線で、実は男は同じくらいのめり込んでいた訳ではなくて、同じ職場のネパール人には「もう彼女とは別れた」って言って付き合い出すし、あんな別れ方をしたのにその後一度も連絡ないし、わからんなあ。って感じ。
別れる時にその人がどんな人だったか分かる、っていうのがすごくよく描かれた話だったと思う。
好き! -
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かなり好きな本だった!!心ぽかぽか
前に同じ作者さんの「木曜日にはココアを」を読んでいいな〜と思ってこっちも読んでみたけど、私はこっちの方が好きだった。「木曜日〜」と同じく、章によって主人公が変わる、けど話はほんのり繋がってる話の運び方。いちばん好きな章はワーキングお母さんのお話だった。仕事復帰の大変さ、子供は可愛いんだけど仕事するにあたっては煩わしく感じちゃうこと、夫からの理解のなさ(言葉不足)、、、でも最後は主人公の考え方が変わって、元担当してた作家のおばあさんからの言葉に涙したところで私も一緒に泣きました。というかこの本ちょこちょこ泣けてきて一旦閉じながら読み進めていた。読んでよかった。 -
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エスキースとは、本番の絵を描くための設計図のようなものだ。下絵ともいう。
そこには、これから描こうとする完成形がある。
こうしたい、こうなるはずだ、と自分なりの理想を描く。
けれど、エスキースはあくまで下絵だ。
実際に描き始めれば、思ったように線が引けないこともある。予想していなかったことが起きて、最初に思い描いていたものとは違う形になることもある。
たぶん、生活も同じなのだと思う。
自分にも、働く前に思い描いていた仕事の姿があった。「こんなものを作りたい」と思って会社に入った。
けれど、実際に働き始めると、ときどき分からなくなる。
これは、誰のために作っているのだろう。
自分が苦労して、考えて、悩んで、ようやく形にしても、その過程を知る人はほとんどいない。
誰かにとっては、気がついたときにはそこにあるものにすぎない。
そして一つ作り終えれば、また次へ行く。
次を作り、その次を作る。
働く前に自分が描いていたエスキースとは、ずいぶん違っていた。
これでいいのだろうか。そんなことを考える。
けれど、自分が作ったものを見て、何かを思う人はきっといる。
「どうやって作ったのだろう」と考える人もいるかもしれない。
そこで暮らす人もいる。
毎日そこを通る人もいる。
何年か経って、懐かしい景色として思い出す人もいるかもしれない。
その人たちは、作った人間の名前も、そこでどんな苦労があったのかも知らない。
それでも、完成したものを見て、そこに何かを感じることはできる。
もしかすると、作品というものは、作り手が完成させた瞬間に完成するのではないのかもしれない。
作った人の思いだけではなく、
それを見た人、使った人、そこで過ごした人の思いが重なって、少しずつ作品になっていく。
そう考えると、最初に描いたエスキースと完成したものが違っていても、それでいいのかもしれない。
エスキースは、完成品そのものではない。
そこから思い通りにならないことをいくつも経て、
自分の知らない誰かの時間や思いまで重なって、
ようやく一つの作品になっていくのだと思う。 -
Posted by ブクログ
青山美智子さんの物語と田中達也さんのアートがぐるぐると混ざり合って、とても素敵な一冊でした。
特にプールのお話と、ピザの観覧車アートがお気に入りです。
夢と現実
日常と非日常
仕事と生活
自分と他人
私たちは、さまざまなものとバランスをとりながら日々過ごしています。
どちらか一方だけになっても、つまらなくなってしまうし、苦しくなってしまうこともあります。
現実や日常で心がいっぱいいっぱいになっているときは、まったく違う環境に身を置いて少し離れることで、普段は気づかなかったことが見えてくることもありますよね。
遊園地も読書も夢や非日常であり、現実や日常をきっと豊かにしてくれる魔法の時間なのかもしれません。
日常に追われてただ過ごしている日々の中にも、時間を作って魔法の時間を入れてみたいなと思った一冊でした。 -
Posted by ブクログ
「こんなに恵まれていたのに、すぐ近くに宝物がたくさんあったのに、すべて無駄にしていたのは僕自身だ」 1章で心に残った言葉。自分のやりたい事をしたくなったり、現状に不満を抱くと転職など環境を変える事に意識がいきがちだが、環境を変えずに近くの宝物に気付いて今の環境で頑張る——これも一つの素敵な選択肢だと気付かされた。
2章は高校生の息子を持つ母の話で。同じ母として寄り添い方を間違ってはいけないと考えさせられる内容だった。
3章では結婚する前の悩みに共感したり、4章では「中学生の時って確かにこんな感じだったな。同調圧力みたいなのを感じてたな」と懐かしく感じて大人になってからの方が気持ちがだいぶ楽になってきたことに気付いたりと今回も共感や発見が多い内容でした。
最後に年表がついてて登場人物の繋がりに感動!
次は最後の章から読んでも面白いかも!と思いました!