青山美智子のレビュー一覧

  • 月曜日の抹茶カフェ

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    「木曜日にはココアを」とも繋がるもうひとつの物語。
    作中にもある"さかのぼっていくと、繋がっている手がどこまでも無数に増えていくんだ。どの手がひとつでも離れていたら、ここにはたどりつけなかった。どんな出会いも、顔の分からない人たちが脈々と繋いできた手と手の先なんだよ(182頁より)"という一文に、これが縁という事であり、青山さんが書く作品そのものだよなと再確認することが出来た。

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    2025年11月22日
  • 木曜日にはココアを

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    大好きな作品です
    心がほっこりするし話がつながっているから次はどんなところで出会うのかなというワクワクした気持ちで読み進めていたらいつの間にか読み終わってました

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    2025年11月22日
  • チョコレート・ピース

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    大切な思い出や何気ない日常などの、甘いお話やほろ苦いお話を、まるでチョコレートを一つ一つ食べているような感覚で読んでいました。

    読み進めていくと「実は…」というところもあり、まさに『人生はチョコレートの箱。食べるまで中身は分からない』(フォレスト・ガンプ)と感じた一冊でした。

    あの時あの人はどう思っていたのだろう、あの時私はどうして本心が言えなかったのだろうと、考えても仕方のないことをつい想像してしまいます。
    正解も不正解もないその自問の中で、「あの経験があったから今の自分がいる」と思えるような生き方をしていきたいと感じました。

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    2025年11月21日
  • 人魚が逃げた

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    待ちに待った青山美智子さんの新作。今回もほっこりする短編ばかりで、読みやすくあっという間に読み終えてしまった。特に娘が母に伝えた言葉にグッときた。おすすめしたい小説が増えて嬉しい。

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    2025年11月21日
  • お探し物は図書室まで

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    5年前に借りた本を自分の手元に置きたくなり、購入して再読。
    あの頃は朋香の年齢に近かった私がいくつかの人生の節目を迎え、今は諒や夏美の心境に近いものがある。
    誰かと比較して卑屈になったり、自分の環境を言い訳にして本当にやりたかったことを諦めたり。まるで自分の写し鏡を見ているようでハッとさせられた。
    自分の人生は自分だけのもの。誰かを軸に考えるものではないのだ。
    人生100年時代。毎日を大切にワイドビューで味わいたい。無限の可能性が広がる明日がもっと楽しみになった。

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    2025年11月21日
  • 月の立つ林で

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    『月の立つ林で』は、さまざまな悩みを抱える人たちが、ポッドキャスト「ツキない話」を通してそっと救われていく物語です。登場人物同士は直接関わらないのに、見えないところでつながり合い、それぞれが少しずつ前に進んでいく様子が温かく胸に残ります。日常の不安や孤独に寄り添い、静かに背中を押してくれるような一冊です。

    題名の「月の立つ林で」は、
    月=満ち欠けする心や人生の象徴
    林=迷いや暗がりのある日常
    月が立つ=そっと光が現れ、道を照らす
    というイメージを重ねたもので、物語全体に通ずる“見えないつながり”と“やわらかな希望”を象徴しているように思います。

    構成がかなりしっかりしているので最後まで楽し

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    2025年11月21日
  • 月の立つ林で

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    短編だけど話がそれぞれ繋がっていて、とても楽しく読めた。

    朔の意味、新月、ついたちなど知らなかったのでとても興味深い。

    それぞれ美しいストーリーだったと思う。

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    2025年11月20日
  • 赤と青とエスキース

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    めちゃめちゃ良くて一気に読んでしまった!
    青山先生の短編集が好きな理由のひとつが、全部のお話が少しずつ交差して繋がっていること。
    たまに本を超えて別の本の短編集に出てきた人との繋がりも描かれて、「あぁこの人の生活もちゃんと続いてるんだ」ってほっこりする。
    時系列も順番通りではないから、一見するとバラバラの人たちの話と思えるけど、読み進めて後半にいくについて全てが繋がってきて、とても気持ちがいい。

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    2025年11月20日
  • お探し物は図書室まで

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    誰しもぽっかりとした穴を抱えてる。
    コミュニティセンターの司書の小野さんに
    ぽんと勧められる本と羊毛フェルトのちょっとした
    付録。
    渡された人々はいつのまにか心の穴を自分で埋めてしまうまるで魔法のようなのだけど、小野さんの姿が
    まるでファンタジーのように見えてしまうのも
    すごくほっこりしてしまう。
    青山先生の作品は誰かが誰かと繋がる世界が
    あってとてもあたたかい。

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    2025年11月19日
  • 猫のお告げは樹の下で

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    神様とかお告げとか、貰ったらからいい!っていうわけではないんだなと。もちろん大切にはするけれど、それをどう導いていくかは自分次第で、視野は広く持つ必要があるなって感じた。何回も泣いてしまいそうになって、電車の中で涙をぐっと堪えたのはここだけの話。

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    2025年11月19日
  • お探し物は図書室まで

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    色々な人生を送る登場人物たちと一緒に、自らも考えさせられる物語だった。

    司書の小町さんが凄すぎる。
    司書ってこんな能力を持ち合わせているのか…?と思ってしまうほど(笑)

    全話を通して人と人との繋がりを感じる著者の作品。木曜日にはココアをに続いて素晴らしい作品に出逢えた。

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    2025年11月19日
  • 赤と青とエスキース

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    ネタバレ

    タイトルを見ただけではあまり興味が湧かなかったが、よくおすすめに出てくるし、本屋大賞を取ってることから読んでみた。
    期待以上に面白かった。
    まさか全部、ブーとレイの話とは思わなかった。名前が違ったため、それはないと思い込んでいた。
    現実的な歯痒さも感じるけど、最後はポカポカする気持ちになれる。おすすめ文句に、読み終えたら抱きしめたくなる本と言っている意味がわかった。
    ブーみたいな人に出会いたい。

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    2025年11月24日
  • 赤と青とエスキース

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    ネタバレ

    やっぱりハッピーエンドは良いね。幸せな気持ちになれた。
    エピローグは凄かった!
    どんな絵なのか妄想を膨らませてます。実際に見ちゃうとダメなんだろうな。

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    2025年11月18日
  • 猫のお告げは樹の下で

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    自分にとっての幸福は実はそこら中に落ちていて、それを引き寄せているのは自分自身なんだと気付かされる。
    現状にモヤモヤしてたり、これから何か新しい事をやり始める人に勇気を与えてくれるような作品。

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    2025年11月18日
  • 月の立つ林で

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    周りの人の幸せを願って頑張ること

    気持ちに余裕がない時ほど
    自分のことばかり考えてしまって
    結局焦って、何をするにも雑になってしまっている気がします、、、

    焦っているときほど、周りの人のことを意識して、
    気持ちを自分ばかりに向けすぎないようにしたいです

    大切なことに気づかせてくれた作品です!

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    2025年11月17日
  • お探し物は図書室まで

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    日常に埋没して価値を見失っていた登場人物達が図書室で勧められた本達に導かれていくのが巡り合いを果たしていくようだった。
    毎日つまらない、変わることなんてないという気持ちに諦めて浸かったままだと見る目は変わらない。
    新しい何かでなくても見る目を変えてくれるものには出会っているかもしれないと思わせてくれました。
    伏線もしっかり回収されていて読み終わったあとすっきりした心地になりました。

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    2025年11月17日
  • お探し物は図書室まで

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    町の図書室をキーにした、連作短編集。私のよく行く公営の図書室にもちょっと環境が似ていて、こんなことがあったらいいなと楽しく想像しながら読めた。
    登場人物がそれぞれ繋がっていて、あの人のその後、のような感じで微笑ましく読めるのがすごく楽しい。良かった。まだまだこの図書室にまつわるお話を読みたいなぁ!

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    2025年11月17日
  • 赤と青とエスキース

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    絵と愛の物語。
    青山先生らしい、オムニバスのようで繋がりのある物語で、絵を巡って様々な立場から、それぞれの情熱が感じられました。

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    2025年11月17日
  • 赤と青とエスキース

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    何人かの登場人物が出てくるけど、最後繋がった時に驚きと涙が止まらなかった。この本でこの作家さんにハマりました

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    2025年11月16日
  • お探し物は図書室まで

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    探しものはどこにあるのか、それはどこでもない私たちの心の中にあるのだと、自分を大切にしたくなる本でした

    凄腕司書の選書をきっかけに、5人が前を向く姿が嬉しくて涙が溢れた

    志は変えず1日を大切にすれば何も失くさないし、いつかは明日になる

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    2025年11月16日