青山美智子のレビュー一覧

  • お探し物は図書室まで

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    今まで読んできた青山さんの作品はすべて好きですが、特に好きな作品になりました。
    やることに正解はなくて、結果がすべてでもなくて、ただ自分自身のことを肯定できるようになれた主人公たちが、ひたすらに素晴らしいなと思いました。

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    2025年09月26日
  • 猫のお告げは樹の下で

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    ほっと心が温まる本。
    荒んだ気持ちが浄化されるかんじ。
    実際神社に行きたくなって、地域の神社へ手を合わせに行ってきた。神社って、緑があって清々しい雰囲気で、職場のことでもやもやしてたのが、スッキリ。
    悩んでいたときに、「たまたま」この本に出会い、神社に導かれたのかな〜なんて。
    手元に置いておきたくなる1冊でした。

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    2025年09月25日
  • 月曜日の抹茶カフェ

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    抹茶がどんどん濃くて味わい深くなっていくような、どの物語も深みのある感慨深いお話。人と人とのつながりがこんなにも美味しくて、時に甘く酸っぱく広がっていくのだと教えてくれた一冊です。

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    2025年09月24日
  • 月の立つ林で

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    読み終えた瞬間、もう一度最初から読み返したくなる一冊だった!
    短編集で、複数の主人公が登場するけれど、全て同じ世界線で繋がっている。
    共通点は、タケトリ・オキナという男性が配信するポッドキャスト「ツキない話」を聞いていること。

    物語を追ううちに「あの人とこの人は繋がっていたんだ」「あの後こんな風に続いていたんだ」と思いがけないところで話の続きが知れたり、まさかの関係性が知れたり、驚かされる瞬間が何度もあった。
    散りばめられた伏線がひとつずつ繋がっていくたびに、心が痺れた。

    自分や誰かの何気ない言動が、誰かの心を動かしたり、元気を与えたり、救ったり、自分の知らないところで誰かに影響を与えなが

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    2025年11月23日
  • 鎌倉うずまき案内所

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    面白かった。巻末にあるように時系列に並べていくと分かりやすい。そのまま読んでいくと年齢から推測してもしやあの人とあの人が知り合って、あの人はあの人と、、まさかって気づく瞬間ハッとしてあのねすごいんだよって誰かに伝えたい気持ちになる。いつも思うけどどれも繋がりがあるやさしい本なんだけど、出てくる言葉や心に響く一文がどれも新鮮で毎回ぐっとくる。ト音記号の巻良かったな。周りに合わせてるだけじゃ本当の自分を失っちゃうね。2人の友情に泣けた。
    あとソフトクリームの巻で、モイラ三姉妹の神話のとこで"本当に言いたいことを書くためにフィクションが必要なんだよ。事実をそのまま書いたら受け入れてもらえな

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    2025年09月22日
  • いつもの木曜日

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    シリーズ三作目。今までの二冊より絵本チックな体裁がかわいい。。イラストも色の質感もとても素敵で、話のほっこりさを一層引き立ててくれる。改めて相関図を見返しつつ読むとより引き込まれる。

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    2025年09月21日
  • 猫のお告げは樹の下で

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    神社でご縁のある人の前にだけ現れる猫の「ミクジ」が「タラヨウの葉」でお告げし、受け取った人々がそれぞれの生き方や考え方を見つめ直していく。
    読んでいて、誰かしら覚えのあるような傷が、お告げを元に塞がれていくような、やさしいお話し。

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    2025年09月20日
  • 泣きたい午後のご褒美

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    ネタバレ

    良すぎた!!!!
    青山美智子さんと小川糸さんのお話を読みたくて買ったけど、それ以外の初めて出会った作家さんたちのお話があまりにも良すぎて、1話1話余韻に浸ってたら読むのに時間がかかってしまった…。

    どのお話もすごく素敵なお店(喫茶店)が舞台で、ああこんなところに行きたいなあ…と思いながら物語に吸い込まれていった。
    元々お目当てだったお二人の短編ももちろん良かったけど、個人的に斎藤千輪さんと竹岡葉月さんのお話が刺さった。
    特に竹内さんのお話、いいお話だ〜と思ってたら「!?!」な展開になって、そしてさらに「???」となって…。
    こんなほっこり話で一転二転することあるのかとびっくり。

    ここで出会

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    2025年09月20日
  • お探し物は図書室まで

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    人が救われるきっかけってどこにあるかわからないですね。
    登場人物達の人生が考え方一つでいい方向に向かっている感じがして自分も前向きな気持ちになれます。

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    2025年09月16日
  • 月の立つ林で

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    4作目の青山 美智子作品。タイトルと綺麗な青い表紙に惹かれて、手に取りました❗️

    5編の連作短編集。青山作品の凄いところは、どの連作作品でも一つ一つの話しが少しずつ繋がっていて、最後はこんな繋がりだったんだとびっくりさせられることです❗️本作品もその通りの展開となっています。

    それから本書のキーマンとなる『タケトリ・オキナ』の正体を推理しようと、様々な描写から自分なりに推測していましたが、残念ながら見事にハズレてしまいました❗️

    好きな話しは、『三章 お天道様』です。普段本を読んで余り涙を流すことは少ないのですが、ここだけの話し最後はちょっとウルウルと涙をさそう、とても温かいエピソードで

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    2025年11月15日
  • お探し物は図書室まで

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    短編集かなと思っていたら伏線回収のすごいこと!
    育児中の私は働くママのお話にグッときて
    涙が流れました...
    でもどのお話も、なぜか共感できることが多く
    とても心に響きました。
    まるでエッセイやドキュメンタリーを
    見ているような不思議な心地でした♪
    素敵なお話に出会えてよかったです。
    もし何かに悩んでいる人がいたら
    こちらの本をお薦めしたいなと思います!
    ほっこり心が軽くなりました♪

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    2025年09月14日
  • 月曜日の抹茶カフェ

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    青山美智子さんの小説は、スっと心に入ってくる。
    現実をちゃんと提示されつつも、考え方を少し変えるだけで、ありのままの自分で居ていいんだって思わせてくれる優しいメッセージが自然と感じれて、お気に入りです。
    「ご縁」私も大切にちぎれないように努力しようと思えた。
    マーブルカフェ的なものが近所に欲しくなる!

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    2025年09月05日
  • チョコレート・ピース

    購入済み

    ふと読みたくなる

    青山さんの作品はそんな存在

    他に派手なエンタメ小説や泣ける小説も
    笑える小説も読むけれど、そのどれでもなく
    ほっとする内容で落ち着くお話し

    今作はあとがきが1番しみました

    ベタですがチョコが食べたくなる
    ビターチョコ

    #胸キュン

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    2025年09月04日
  • いつもの木曜日

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    木曜日にはココアをのスピンオフだったので、一緒に購入。木曜日にはココアを、月曜日の抹茶カフェといつもの木曜日を一気読み。詩集のような、絵本のような素敵な装丁。田中達也さんの見立ての世界と見事にマッチして、リフレッシュさせてくれる一冊。

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    2025年09月02日
  • 猫のお告げは樹の下で

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    青山美智子の世界が存分に再現されているな、と唸らされる作品。
    心温まる作品が読みたいという人に出会ったら、迷うことなく勧められる一冊。
    誰にでも、自分で決めつけて自ら可能性を狭めていることもあると思う。
    失恋の痛みを抱えて生きていることもあると思う。
    でもそんな時は、物事を一つの方向からのみ見るのではなく、様々な見方をしてみると突破口が見つかるかもしれない。
    俯いた人が前を向けるように、そっと優しく背中に手を当ててくれるような、そんな連作短編集。

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    2025年08月31日
  • 猫のお告げは樹の下で

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    青山美智子さんの物語を読むと、心が洗われて綺麗になっていくようで、嬉しい気持ちになります。

    丸いお月様が太陽に照らされると、満月や三日月などさまざまな表情を見せてくれますし、地球からは見えない月の裏側も、大切な月の表情のひとつですよね。

    自分も他人も、そして過去の出来事も、自分の照らし方ひとつでいろんな形に見えてきます。
    落ち込んだり悩んだりしたときは心の視野が狭くなり、見えている一部分がすべてだと思い込んでしまいがちです。

    「落ち込んだり、悩んだりしたときは、いつもと違うことをしてみよう。いつもと違った光の照らし方が見つかるかもしれないよ。」
    ミクジのお告げには、そんな意味があったよう

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    2025年08月31日
  • 猫のお告げは樹の下で

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    素敵な作品。
    短編集。
    一人一人の登場人物のキャラクターが素敵でにんげんみがあって本当にあったかかった。
    たくさん気づくことができた。

    娘と仲良くなりたいお父さんの話とプラモデル好きのおじいさんの話が良かった。

    一見近くない距離の人間に助けてもらったりするのも面白いポイント。
    どこに人生のヒントが隠れてるかわからないなぁと思った。

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    2025年08月30日
  • 泣きたい午後のご褒美

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    本を読んで作中に出てくる食べ物が食べたくなったのでできる限り食べてみた!コメダでウィンナーコーヒーを初めて飲んでお気に入りになった!
    あと、喫茶店でナポリタンも食べてみました。マッシュルーム入ってたしタバスコかけたら美味しかった新たな発見で嬉しい!しかも厨房ちらっと見たら作り置きしてあって同じだ!って思いました。
    作中みたいな素敵なティールーム開きたくなりました。

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    2025年08月26日
  • 鎌倉うずまき案内所

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    悩める人びとがあることからはぐれると不思議と現れる鎌倉うずまき案内所。平成を舞台にしているため、出てくる言葉や出来事が懐かしかったな。

    そして30年間にわたる物語なので、どの世代にもきっと刺さる自分と重なる悩みがあるのでは。自分は親として「つむじの巻」が感じる所があったな。

    生きてる限り、誰でも悩むことはあるが、「ナイスうずまき」の言葉どおり、うずまき=悩むことは、螺旋のようにぐるぐると巻きながら、いろいろな人や出来事と出会うことで成長をさせてくれるんだと感じた。いっぱい悩み考えることがこれからもきっとあるけど、ナイスうずまき!精神で乗り越えていこう!

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    2025年08月24日
  • ただいま神様当番

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    ネタバレ

    とてもハッとさせられる言葉がたくさん載ってました。優しくて温かい本です。
    気になった言葉が結構あったので載せます。
    良いなと思ったら読んでみてください。
    ーーー
    「大げさかもしれないけど、人生って、単に楽しいからやるって、それが1番の決め手だよ。意味があるとか、お金になるとかはその次でさ。自分自身に何かの取柄や才能があるかどうかもあんまり関係なくて、この世を面白がれる力のほうがうんと大事だと思う。」
    (56ページ)
    ーーー
    「私を楽しませるのは私。
    順番なんて、もう待たない。
    自分から世界に参加していこう。腕を伸ばして、この手でしっかりとつかんで。」(64ページ)
    ーーー
    「私、最近思うんだよ

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    2025年08月23日