青山美智子のレビュー一覧
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ネタバレ【あらすじ】
7人の悩める人々が神社で出会ったハチワレ模様の猫=ミクジ(左側のお尻に白い星マークがある)にお告げの言葉をタラヨウの葉で一枚もらう。その言葉を参考にしてより良い人生をおくれるようになる短編集。
一枚目:ニシムキ
上司佐久間さんに21歳で初めての失恋をした美容師のミハル。ランニング中に神社でミクジに「ニシムキ」という言葉をもらう。母親の妹でフリーのグラフィックデザイナーをしている45歳の時子の新居(こだわりの西向き)に遊びに行き、時子の色んな面を知って親しくなっていき、失恋の痛みも無理に忘れようとせず待とうと考えられるようになる。
二枚目:チケット
耕介には手芸店でパートしている美 -
Posted by ブクログ
今年読んだベスト3冊に入ると思う。
この本の中では大きな事件やラッキーは起こらない、何なら燻っていたりする。だけど、それぞれが選び歩いてきた道の先が ちゃんとあった。これからも続く。大丈夫と思える。
始まりは、学生のレイとブーの眩しくて瑞々しくて素直になれない気持ちの揺れ。
起点となる1枚の絵は 時代も場所も人物も移り変わる中で、なぜこの絵がここにあるのか? それが明らかになったとき、タイトルの意味に気がついた。
特に四章の『赤鬼と青鬼』が好きで、
茜さんが自分の抱えているものを打ち明けて
「私は自信もないくせに見栄っ張りで、もう若くもなくて、それなのにいつまでも未熟で」
と泣いたときには -
Posted by ブクログ
ネタバレ心の奥がじわっとあたたかくなった。泣いた。本当に素敵な1冊だった。
悩みや“探し物”を抱える5人の物語が描かれているんだけど、それぞれの気持ちの中に、今の自分と重なる部分がいくつもあって、読んでいるうちに自然と物語の中へ入り込んでいった。まるで自分も小町さんに会って、付録を手にして、人生について一緒に話しているような感覚だった。
作品を通して、自分の中にある“今探しているもの”に、ほんの少し光が当たった気がする。
悩みを抱えながら生きている自分にとって、この本はふっと背中を支えてくれるような存在だった。
小町さんの言葉、登場人物たちが自分で気づいたこと、誰かからもらった一言。それら全部が