青山美智子のレビュー一覧

  • 赤と青とエスキース

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    読書人生一丁目にして、これから読む本が全て物足りなく思うんじゃないかと不安なるほどのすばらしい本に出会ってしまった。大事にしたい言葉がたくさん詰め込まれた宝箱のような本。仕事のことも恋愛のことも自分のことも、人生を前向きに考えられるような本だった。この登場人物たちも人生を一生懸命考えて生きてきたんだな〜と思うと泣けた。

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    2025年11月16日
  • 月の立つ林で

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    青山美智子さんの『月の立つ林で』は、月にまつわるさまざまな知識が物語の中にさりげなく織り込まれていて、読んでいてとても面白い作品でした。
    天体の話だけでなく、登場人物たちの揺れる心情が月や太陽と重ね合わせて描かれており、その表現がとても温かく、美しく感じられます。

    物語は五つの短編で構成されていますが、すべてが少しずつ繋がっていて、まるで見えない糸が世界を結んでいるようでした。
    「知らない誰か同士が、どこかで支え合いながら生きているのかもしれない」――そんな静かな希望が物語を通して伝わってきます。

    学校や仕事、日々の生活では、どうしても嫌なことや逃げたくなることに目が向きがちです。でも、こ

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    2025年11月16日
  • お探し物は図書室まで

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    色んな人の人生にさりげなく影響を与える司書さんが脇役で、影響を与えられる側の視点で書かれた本。オムニバス形式なのですが、ハートフルで泣けました。こういうの、好きです。

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    2025年11月16日
  • 赤と青とエスキース

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    青山美智子さんの本が好きで、母のオススメでもある、赤と青とエスキースを読みました。 この本は、赤と青という対の関係である主人公ともう一人の二人の関係を表していて、その関係がお互いどう交わるのか表していると思いました。  「色のない世界に私たちはいない。そのときの自分が待つ色で、人生を描いていくのだ。」人生という白いキャンバスに今ある自分の色で人生を彩るというこの文が大好きです。

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    2025年11月16日
  • お探し物は図書室まで

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    実際に書店に並んでいる本が物語の中に登場し、それがストーリーと絡んでいく設定にワクワクしました。

    本は読む人によってさまざまな捉え方ができ、そのどれもが正解です。
    私も、本を読んだ後に皆さんの感想を読みながら新たな発見に出会えるのを、とても楽しみにしています。

    人はどこかで繋がっていて、相手が見えていなくても、何かしらの影響を与え合っています。

    たとえば、今手元にある一冊の本には、
    ――執筆に繋がる著者の経験やきっかけに関わった人たち→ 著者
    → 出版社の人たち
    → 印刷会社の人たち
    → 配送会社の人たち
    → 書店の人たち
    → その本を勧めてくれた人たち
    → そして自分
    と、想像するだけ

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    2025年11月16日
  • 木曜日にはココアを

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    フォロワーさんに薦められ、初めて青山美智子作品を読んだけれど、「すごく綺麗な言葉(文章)を紡ぐ方だなぁ…」が第一印象であり、感想。

    人と人が全部が繋がって素敵な物語になっています。

    一人でも多くの方にぜひ読んでほしい作品です。

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    2025年11月14日
  • 木曜日にはココアを

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    本当に心が温まるお話でした。
    人と人は繋がっていること、物語の構成に感動しました。
    「思ったときひ進まなければずっと止まったままでそれどころか、その願いは果たせないうち気持ちごと消えていってしまうかもしれない」という文章に心打たれました。
    当たり前の毎日をただ生きるのではなく当たり前だからこそ見失ってしまいがちな小さな喜びや普通であるということの素晴らしさを感じ改めて毎日に感謝をして後悔のないように生きていきたいと思いました。

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    2025年11月14日
  • 木曜日にはココアを

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    よかった。子供に勧めよう。













    心温まる、短編連作。少し登場人物の人生におじゃさせていただく感覚ですぐに読めてしまった。どの話も素敵で、荒れた心を癒してくれるお話でした。

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    2025年11月13日
  • 猫のお告げは樹の下で

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    作品を通して、ほっこりした気持ちになり、もう少し積極的に、言葉をつくして、ひとと関わってみようと思えます。

    特に、チケットとタネマキが好きでした。チケットは、娘が成長しても、ずっと記憶に残り続けるような素敵な一幕に、じんわりと込み上げてくるものがありました。タネマキでは、身近なひととも口に出して伝え合う大切さを実感します。

    描写が繊細で、登場人物ごとに同じ風景でもまったく違う描写がされているのが素敵でした。すれ違いがあるのもいい。

    ミクジ私の前にも現れてくれるかな。。

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    2025年11月13日
  • 赤と青とエスキース

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    ネタバレ

    連作短編でありつつ、大きな物語だった。
    陳腐な言い方だけど、運命的で大きな愛の。
    絵から始まって絵で終わる。
    エスキースの誕生から、エスキースと共にあった男女との時の流れ、最後はジャックの元に戻るから、エスキースの旅のようでもある。
    タイトルも調和している。
    読後、胸がいっぱいになった。

    途中から人物関係とか展開とか、そんな気はしてたけど、すごく良かった。
    そして、力強いメッセージ。
    「今、私から言える大事なことは」からのオーナーとのやりとりが沁みる。
    とにかく生き延びよう。
    幸あれかし。


    レイとブー
    日本人の耳はやっかいねー
    昔、ネイティブの先生の「new」をヌーとしか聞き取れなくて、

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    2025年11月14日
  • 赤と青とエスキース

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    「お探し物は図書室まで」を読んですぐに、この本をよみました。

    一枚の絵からつながる、短編集。
    最後は全ての伏線が回収されスッキリ読めました。

    両方ともなんだか心が温かくなるお話でした。

    物語の中の「赤と青」の色の表現の仕方が秀逸。

    「人生は何度でもあるけど、それを経験できる体は一つしかないのよね。だから、なるべく長持ちさせなきゃ。」

    っていう言葉が響きました。

    絵画にまつわる話で、アートの秋、読書の秋ということで秋の夜長にピッタリな読書時間でした。

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    2025年11月13日
  • 月曜日の抹茶カフェ

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    優しくて儚いご縁の物語。
    前作とはじまりの舞台は同じでも、人と人とが紡ぐ縁、生活、人生、それぞれの輝く場所が違う。
    良いところも悪いところも、友情、愛情…人の情が包んでくれる。
    読み終わる頃には、抹茶をいただいた後のような温かい気持ちになります♡

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    2025年11月12日
  • お探し物は図書室まで

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    町の小さな図書室を舞台に、訪れた登場人物たちに司書が本と小物をプレゼントする。5つの連作短編からなる物語。

    青山美智子さんのこれまでの作品と趣は同じである。離れているとまた読みたくなる、そんな作家さん。

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    2025年11月11日
  • 木曜日にはココアを

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    心がほっこり、あたたまりました。
    すべてのストーリーが、ゆるやかに繋がっていて、
    人のご縁って素敵だな〜と思いました。

    私は特に、「2 きまじめな卵焼き」が好きで、
    凸凹な夫婦の愛と思いやりに感動しました。

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    2025年11月11日
  • 月の立つ林で

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    大好きな青山さんの作品。
    今作は月にまつわるポッドキャストが共通している連作短編集
    5篇どれも誰かの優しさにふれおだやかになれる優しいストーリーたち
    月についての知識も楽しくてきっとみんな夜空を見上げてみたくなるはず。。

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    2025年11月11日
  • 赤と青とエスキース

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    とても泣けた 電車で読んでたのでこっそり泣いた
    青色と赤色にまつわるお話で進んでいく連作短篇。
    絵が出てきたので、芸術の秋に読めてよかった〜。アートにあふれた街、メルボルン行ってみたいなぁ
    つながるだろうと思ってても、びっくりする。もう1回読みたくなる。今回も楽しかった。青山美智子さんの作品好き!もっと読んでみたいなぁ。

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    2025年11月11日
  • お探し物は図書室まで

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    ネタバレ

    めーっちゃくちゃいい本だった。
    登場人物の中にいわゆるすごい人は1人もいない。
    小町さんも含めて。
    だけど人の温かい部分がどんどん連鎖して、悩みや不安な心が薄然とほぐされていくような、そんな感覚だった。

    「本も、そうなの。作り手の願いとは関係のないところで、そこに事かれた幾ばくかの言葉を、読んだ人が自分自身に組づけてその人だけの何かを得るんです。」

    この言葉は、私が本を読む理由がここに集約されてると思えるくらいしっくりきた。
    本当に良い本だった。赤と青のエスキースもお気に入りだし、青山さんの本をもっと読んでみよう。
    出会えてよかったと思える本です。

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    2025年11月10日
  • 木曜日にはココアを

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    こうゆう作品大好き
    有川浩の阪急電車とかを思い出す短編集
    色についての描写が細かくて、自分も普段からもうちょっと意識して色を認識してみようと思う

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    2025年11月09日
  • チョコレート・ピース

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    青山美智子さんが我々読者に贈る、甘くて、ほろ苦くて、ときには甘酸っぱい素敵なお話の詰め合わせ

    まるでチョコレートと詰め合わせのような本ですね

    しかーし、徳用チョコとは違います!
    そんな安っぽいお話ではありません!

    徳用チョコとは違い、センスの良い箱に詰め合わせたギフトセットのチョコです
    どのお話も1粒ずつ(1話ずつ)味わいながら楽しませてくれるそんな感じです

    もちろん徳用チョコをバカにしているわけではありません!
    あれはあれでコスパが良いものです

    しかーし、最近はチョコも値上がりしてニーキュッパの徳用チョコも見かけなくなりました

    板チョコも高いみたいですしね

    ちなみにチロルチョコ

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    2025年11月08日
  • 木曜日にはココアを

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    ちょうどシドニーに旅行に行ったばかりで胸躍った。またオーストラリアに行きたいな。ボタニカルガーデンでのんびりしながら読みたい。

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    2025年11月08日