青山美智子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
エスキースとは、本番の絵を描くための設計図のようなものだ。下絵ともいう。
そこには、これから描こうとする完成形がある。
こうしたい、こうなるはずだ、と自分なりの理想を描く。
けれど、エスキースはあくまで下絵だ。
実際に描き始めれば、思ったように線が引けないこともある。予想していなかったことが起きて、最初に思い描いていたものとは違う形になることもある。
たぶん、生活も同じなのだと思う。
自分にも、働く前に思い描いていた仕事の姿があった。「こんなものを作りたい」と思って会社に入った。
けれど、実際に働き始めると、ときどき分からなくなる。
これは、誰のために作っているのだろう。
自分 -
Posted by ブクログ
どんな年代の人にも心に青空が広がる。そんな読書体験。
各話のラストで、どの主人公も鬱屈を抱えた状態から一歩を踏み出し前向きになる。
現実を生きる私たちの誰もが彼らと同じことを実践できるわけではないが、「自分が持っているものを知る」「遠くを目指しすぎない」「まずはできることからやっていく」を意識すれば、何かを変えることは可能ではないだろうか。
一歩を踏み出すためのきっかけをくれる司書の小町さんが魅力的だ。
各話の主人公に白熊だのマシュマロマンだの色んなものに例えられ少々気の毒だったが、次は何に例えられるのか楽しみでもあった。
派手な話は一つもない。
今いる場所から地に足がつく範囲で少し移動 -
Posted by ブクログ
青山美智子さんの物語と田中達也さんのアートがぐるぐると混ざり合って、とても素敵な一冊でした。
特にプールのお話と、ピザの観覧車アートがお気に入りです。
夢と現実
日常と非日常
仕事と生活
自分と他人
私たちは、さまざまなものとバランスをとりながら日々過ごしています。
どちらか一方だけになっても、つまらなくなってしまうし、苦しくなってしまうこともあります。
現実や日常で心がいっぱいいっぱいになっているときは、まったく違う環境に身を置いて少し離れることで、普段は気づかなかったことが見えてくることもありますよね。
遊園地も読書も夢や非日常であり、現実や日常をきっと豊かにしてくれる魔法の時間 -
Posted by ブクログ
「こんなに恵まれていたのに、すぐ近くに宝物がたくさんあったのに、すべて無駄にしていたのは僕自身だ」 1章で心に残った言葉。自分のやりたい事をしたくなったり、現状に不満を抱くと転職など環境を変える事に意識がいきがちだが、環境を変えずに近くの宝物に気付いて今の環境で頑張る——これも一つの素敵な選択肢だと気付かされた。
2章は高校生の息子を持つ母の話で。同じ母として寄り添い方を間違ってはいけないと考えさせられる内容だった。
3章では結婚する前の悩みに共感したり、4章では「中学生の時って確かにこんな感じだったな。同調圧力みたいなのを感じてたな」と懐かしく感じて大人になってからの方が気持ちがだいぶ楽