青山美智子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
一枚の絵を起点に、人と人、時間と場所が静かにつながっていく連作短編のような構成が印象的な作品。物語はオーストラリアを舞台に始まり、章ごとに語り手や時代が移り変わりながら、愛や後悔、選ばなかった人生の可能性を丁寧にすくい取っていく。断片的に見えるエピソードが少しずつ重なり合い、やがて一つの大きな流れとして立ち上がる読書体験は、とても静かで贅沢だ。登場人物たちは皆、不完全で迷いを抱えながら生きており、その姿が現実の私たちと重なる。過去の選択は簡単にやり直せないが、意味づけは後から変えられるのかもしれない、そんな希望と切なさが同時に胸に残る。読書っていいなと改めて思わせてくれた素晴らしい作品でした!
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Posted by ブクログ
ネタバレリカバリーカバヒコ
『小さきモノの尊厳』
小学生のクラスの駅伝の話
駅伝のメンバーは足の早いいつもリレーに選ばれるようなメンバー。
主人公は走りに自信がないから足をねんざした事にして、駅伝から選ばれないようにする。
友達の子は足も遅いのに、誰もやりたがらないから立候補する。
駅伝メンバーからも「あいつは足が遅いからお荷物だ」って言われても、一緒に走りの練習したり、自主練を楽しそうにしている。主人公も一緒に練習に付き合うようになる。友達は駅伝の日をとても楽しみにしてた。
当日、友達の走る番。走りが遅くて、全然かっこいいとは言えず、しかも途中でこけて、笑う者もいて、一緒に練習し、応援してた主人公は -
Posted by ブクログ
ネタバレ絵と愛の物語
◯あらすじ
約40年前に描かれたジャック・ジャクソンの「エスキース」という絵画。その絵画とともに、時や場所を超えたところで繰り広げられる「愛」の物語。1年間の交換留学でオーストラリアを訪れたレイ。そこで、ブーというオーストラリアに長く住む日本人の男性と出会い、一年だけの期間限定の恋愛をスタートさせる。そして、レイの帰国間近に、ジャック・ジャクソンにレイの肖像画のエスキース(下絵)を描いてもらう。その絵から、さらに物語が進んでいく。2人の愛の行方は、、、。
◯感想
青山美智子さんの作品が好きだ。やっぱり。読んでいて、人の温かさを感じられたり、温かい言葉に出会 -
Posted by ブクログ
「赤と青とエスキース」がかなりよかったので、
もうそれを超えることはないかな、とちょっぴり思っていて
読むまで少し間の空いた青山美智子さんの作品。
個人的にはこちらのほうがより刺さった。
今回の軸は「月」(と竹)
ポッドキャスト「ツキない話」からゆるくつながる人の輪。
「赤と青と……」が少し自分からは遠いところでの素敵な話だったのと比べると、
なんだか身近にも思える物語だった。
ラストの展開は予想の範囲内で、青山さんなら必ずそういう展開にしてくれるはず、とも思っていたのに大感動した。
ますます筆力が上がっていて、この後に続く作品もさらに楽しみになった。