青山美智子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
大好きな、青山美智子さんシリーズ。
公園にいるカバ、人呼んで「リカバリー・カバヒコ」との出会いをきっかけに、様々な悩みや痛みを抱えた人々が、自分の人生や生活の在り方に向き合っていく作品。
5つの話に分かれており、それぞれの登場人物が抱える悩みや痛みが自分の人生とも共感できる部分が多く、自然と照らし合わせて読み進めていた。
どの話も、青山さんらしく、登場人物(読者)の痛みに優しく寄り添ってくれていて、今後の人生を生きる上での学びに繋がる部分が多く、心が温かくなりました。
青山美智子さんの小説は、優しく強く温かく、そして生きる上での大切なことを、物語を通して伝えてくれる、それをまたさらに実感で -
Posted by ブクログ
自分の体の治したいところと同じ部分を触ると、そこを治してくれるという言い伝えを持つ不思議な公園にいるアニマルライドの"カバヒコ"
実際にカバヒコはそこにいるだけで何もしてくれないけれど、カバヒコに触れながら登場人物たちは自分の感情やこれまでのことを振り返り、ゆっくりでも前向きに行動を起こしていきます。
読み進めるうちに何度も涙が込み上げてきて、
読み終えた後は心がじんわりと温かくなる、とても素敵な物語でした。
なぜかこんな経験はないのに「ちはるの耳」で号泣してしまきました。ちょっと…いや。かなり切ないし、自分なら心機一転して縁を切りたくなるところだけど、ちはるはおそら -
Posted by ブクログ
2026/06/02
タイトルからは正直どんな話なのか想像がつかなかったのですが、著者が青山さんという時点できっとほんわかするいい話なんだろうなぁと思っていました。全くもってその通りでした。
とある公園にある古びたカバのアニマルライドにまつわるものと、なぜかそれを頼りに集まってくる人々の話がそれぞれ短編で収録されたものです。
さするとその部分を治してくれるというどこからともない言い伝えのあるカバを求めて色々なことに悩める人たちが来ます。
さする→治るというありきたりな展開ではもちろんなくて、「治る」「よくなる」という意味もそれぞれの短編の中で深掘りされてる小説です。読後のふんわり感というか、何 -
Posted by ブクログ
ネタバレ素晴らしい さすが青山さん
芸人、宅配の人、高校生のウーバー配達員、バイク乗り、元看護師、劇団員、離婚家庭の子供、アクセサリーアーティスト、様々な環境下で生きる人の心情、葛藤をここまでリアルに捉え表現できるその能力に感銘 取材力もさることながら、共感力エンパシーの感度がきっと高いのだろう
青山作品はこの点に本当に優れている
毎回50ページほどの1話の中で、学びと気づきと幸せな気持ちを提供してくれる
気づきにくい幸せに気づける人でありたいと思えた作品
読んだ人それぞれ感じることがあるだろう
何か1つでも自分の人生や価値観に刺さるポイントがあるのではないかと思う
とにかく読みやすい文体 すっと入っ -
Posted by ブクログ
まぁ、なんて素敵な短編集なんでしょう。小さな、でも一つ一つ丁寧につくられた、味も見た目もスペシャルなチョコレートの詰め合わせ。
最初は、私にはちょっと甘すぎるかな?なんて読み始めたけれど、そのうち、甘さの中にあるほろ苦さや、意外性のある風味のガナッシュとの組み合わせに、ひと粒ずつ味わいながら読んだ。
そうそう、私のいちばん記憶に残っているチョコレートは、二人の子どもがまだ小さかった頃。ワンオペ育児で全然余裕がなくて、でも思い切って自分のためにバレンタインに購入した高級ショコラ。誰も褒めてくれない毎日だけど、今日を一日頑張ったご褒美に、毎晩こっそり一粒ずつ食べたなぁ。
やっぱり、人生にはチョコレ -
Posted by ブクログ
穏やかな優しい小説。
最近、新築されたマンションの近くにある小さな公園。そこには、古くから設置されているカバのアニマルライドがあり、自分の治したい部分と同じ部分を触ると回復するという都市伝説があります。そのカバの名前が「リカバリー・カバヒコ」カバだけに、、、。
このところ忙しすぎて読書の時間が取れてなかったので、この本は癒しになりました。
カバヒコに会いたい!
決して超現象ファンタジーではなく、パワースポット的なものとも違います。心に傷を負った登場人物たちは不思議な魅力を持つカバヒコをきっかけに立ち直っていく道を見つけます。
普通に生きてても自分を責めてしまったり、不安になったり、心が疲れ