青山美智子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
これデビュー作なんや、しかもシドニーの情報誌に載ってたという、なんと言うレベルの高さ。見つかる人は見つかるんだなあ。
特段なんの変哲もないストーリーの繋がりなんだけど、なんというか心温まる良い感じ。。単純に読みやすいのも力量の凄さや。すごい才能や、、。
エスキースとか、リカバリーとかも良かったけど、デビュー作から連なってるんだなあ。。すごいなあ。。
P32結婚するまぎわになって、彼は「僕、絵を描きたいんだよ」と言い出して、「もしできるなら、会社を辞めて家事を受け持ちたい」と懇願した。
P55辞めちゃおうか、幼稚園。行ってみようか、オーストラリア。
P63私のやりたいことは、まだこの幼稚園にたくさんある。それが私の、ここにいる「理由」だ。
P91キリンの首が勢いよくしなった。こんなに長いと不便じゃないのかな。風邪をひいて喉が痛いときって、どこからどこまでつらいのかな。
P101「そういうんじゃ、ないんだなあ・・・、この人がわたしで、わたしがこの人になっていくんです」
P113「僕は恰好良くなりますよ。約束します。今は地味に思えるかもしれないけど、年をとった時に必ず、ロマンスグレーのいい男になりますから」
P172「うん。オーストラリアの修士号持ってるから」 -
Posted by ブクログ
『月の立つ林』、読み終えて温かい涙がこぼれました。5つの短編それぞれは独立していながら、静かに糸で結ばれていて、最後まで読むと世界がひとつにつながる構成に脱帽です。親子の情、夫婦の情、そして「新月」という目に見えない月が全編を貫く共通のモチーフとして機能していて、見えないものへの信頼や祈りのようなものを感じました。終盤に差しかかるにつれて登場人物たちの選択や想いが胸に迫り、気づけば涙ぐみながらページをめくっていました。青山さんの作品はこれまでも何冊か読んできましたが、今回もまた優しく確かな筆致で、その世界にすっと引き込まれてしまいました。こんな素晴らしい作品に出会えたことに、心から感謝。
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Posted by ブクログ
ネタバレ小説の名の通り、この本を読んで、前向きな自分に回復できた。
それぞれの話で印象的な部分はあるが、4つ目の「楽しいか辛いか、やってみないとわからない」と言える子どもの強さやかっこよさ、そして5つ目の「受け取ることも愛情」という視点に、ハッとさせられた。
人は自分がしたことばかりに目が行き、そのせいか「何かをすること」に注力しがちだ。しかし、相手を信頼して、その愛を受け取ることも、素晴らしい愛情表現なのだと気づいた。
また、「実際にどう見えるかは、目ではなく脳が判断する」という部分も印象的だった。すべてのことを真面目に見ようとするのは、傲慢であるし、疲れてしまう。何が大事で必要なのか、そのつど自分で考えることは、情報にあふれた今の時代だから大切だと感じた。