青山美智子のレビュー一覧

  • 月の立つ林で

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    見えない紐が紡ぐ再生の物語――
    青山さんの静かなる輝き

    単なる「心温まる癒やし系小説」の枠には収まらない。緻密に計算された構造美と、人間の普遍的な営みに対する深い肯定感に満ちた、
    極めて秀逸な連作短編集です。

    本作が小説として極めて優れている点は、その構造の「循環性」かな、

    一見すると、迷える人々がラジオの声に救われるという一方向の構図に思えるが、
    ある章の主人公が発した何気ない一言や小さな善意が、他者へと伝播し、巡り巡って全く見知らぬ次の章の主人公の背中を押していきます。

    目に見えない運命の紐を、極上のミステリーのように鮮やかに描き出す手腕には感嘆です。

    さらに、タイトルにも冠され

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    2026年06月04日
  • 赤と青とエスキース

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    1枚の絵画をめぐり、30年以上の歳月と海を越えて紡がれる5つの愛の奇跡。

    ・メルボルンに留学中の女子大生が経験する
      「期間限定の恋」、
    ・毎日の仕事に迷いを抱える額職人の葛藤、
    ・かつて師弟関係にあった漫画家たちの複雑な絆、
    ・そして病をきっかけに人生の選択を迫られる
       50代女性の再会。


    それぞれの章に登場する主人公たちは、誰もが人生の岐路に立ち、不器用ながらも懸命に生きている人々です。

    青山さんの描く文章は、彼らの心の痛みにそっと絆創膏を貼るように優しく、温かく包み込んでくれます。

    本作の最大の白眉は、
    最後のエピローグで訪れる圧倒的な伏線回収にあります。

    これまで独立

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    2026年06月04日
  • もの語る一手

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    青山美智子さん じんと心にきた。もし、シングルマザーで一人息子を育てていて、あんなこと言われてた泣いてしまう。頑張れー!息子!
    2話目 結局、どっちの方が実力あってどこから演技なの???

    将棋のルールも知らないけれど、やってみたくなりました。

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    2026年06月03日
  • 鎌倉うずまき案内所

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     年代の違う短編が繋がってくるところが面白く、長編を読んだような感覚になる。
     青山さんの小説に登場する猫のミクジや図書室の小町さんやうずまき案内所の外巻内巻きさんはミラクルを起こすマジシャンとは違う。きっかけを与えてくれる、身近なものとして描かれている。
     だって登場人物たちはみんな自分自身に持っている力で変わっていくんだもの。
     
     何かに行き詰まった時、ちょっと見方を変えてみたらいいんじゃない?っていうメッセージが込められていると思う。

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    2026年06月02日
  • 月の立つ林で

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    5つの短編で、読む度に繋がりを感じられる構成。
    1つ目を読み終えた時は、そこまで面白いと感じられなかったけど、読み進めるごとに登場人物との繋がりが感じられ、引き込まれるように。
    各お話の最後はうるっときてしまい、昼休み中に読んでいたら涙が出そうなり困りました。

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    2026年06月01日
  • 赤と青とエスキース

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    ネタバレ

    ミステリーでもないのに帯に、二度読み必至と書いてあった理由がよく分かりました。確かに確認読みしてしまった…
    「赤鬼と青鬼」に関しては絵の話もそんなに出てこないし、ただ男女が分かれて復縁する話を読まされているかと思ってしまった。

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    2026年05月31日
  • 月の立つ林で

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    青山美智子さんの物語には、
    いつも心救われる。

    解説の野口聡一さんの言葉も、
    本物が紡ぐ言葉はこんなにも圧倒的、というか、ストレートに響くのか、と感じた。

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    2026年05月31日
  • 鎌倉うずまき案内所

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    青山美智子さんらしく、少しずつ登場人物が繋がっていたりしていました。まるでうずまきです。
    一つのきっかけにそれぞれの生き方は好転していきますが、どの転機も結局は身近な人から与えられるものであると感じました。
    少しほっとするような、でもちょっと心配も残るような人の心の温度を感じれる作品だなと思いました。

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    2026年05月29日
  • 遊園地ぐるぐるめ

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    こころに迷いがある人たちが、遊園地ぐるぐるめ に行き、ピエロと出会い、そこで小さな気付きを得る。
    その語りと登場人物たちの優しさ、ほほえましさ、そして、何よりミニチュア模型が、おとぎ話のような世界観を作っている。
    こころを休めたいときに読みたい本です。

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    2026年05月28日
  • 赤と青とエスキース

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    優しい物語。
    本の構成が好き。短編集だけど奥が深い。
    レイとブー好きだなぁ。
    額縁も今度からちゃんと見ようと思う。

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    2026年05月28日
  • 赤と青とエスキース

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    まんまと騙されていた!というか全然気が付かなかった笑
    フッと笑えるような場面があったり、心にジーンと響く場面があったり、読みやすかった。子どもにも勧められる、愛の物語だった。それは恋じゃなくても、人と人とがお互いを思い合うそれだけで愛と呼べるのかなと思った。今そばにいてくれる家族や友人、先輩達の良いところをもっともっと見つけて、愛していきたい、そう思える一冊!

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    2026年05月28日
  • 月の立つ林で

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    ネタバレ

    長年勤めた病院を辞めた元看護師、売れないながらも夢を諦めきれない芸人、娘や妻との関係の変化に寂しさを抱える二輪自動車整備士、親から離れて早く自立したいと願う女子高生、仕事が順調になるにつれ家族とのバランスに悩むアクセサリー作家がそれぞれの章の主人公。

    ポッドキャストや劇団ホルスを中心に五人の話が繋がっていく。青山さんの作品は読んでて心地よい!家族とのすれ違いを中心に描かれていて最終的に歩み寄って仲直りできて良かった。感謝の気持ちを忘れないようにしよう。

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    2026年05月28日
  • 月の立つ林で

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    青山美智子さんの物語はあたたかい印象があった。本作も心温まる読後感だった。

    月がテーマだからか、ままならない現実を抱える登場人物もおり、今の自分の心情もあってか、それが心地良かった。

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    2026年05月27日
  • 月の立つ林で

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    影響人物が必ずタケトリオキナと朔(サク)という共通点や最後でタケトリオキナがポッドキャストを流している理由について触れられて興味深かっった。

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    2026年05月26日
  • いつもの木曜日

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    コーヒーブレイクを楽しむ様な、絵本の世界のような本でした
    『木曜日にはココアを』を読んでからまた手に取ってみよう

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    2026年05月25日
  • 人魚が逃げた

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    青山美智子さん作品を2連発。
    全然知らずに読んでいたのだけど、たまたま「赤と青とエスキース」の次にこの本を読んで良かった!
    まさかジャック・ジャクソンが(ちらっとだけど)出てくるとは。
    そして相変わらずの構成と伏線回収の上手さ。
    不思議な世界観。
    青山作品を読むと自分も頑張ろうと勇気をもらえる気がする。

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    2026年05月25日
  • チョコレート・ピース

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    オーディブルにて。
    中盤までサクサクと短編が進んでいく。え、青山先生だから期待しすぎちゃったかな…なんか微妙。
    それから伏線回収。やっぱり読んでよかったと思える納得の青山節。
    人生は色んなことがあります。生き方の多様性が少しずつ容認されていっているこの時代に生きていてよかったと思う今日このごろ。

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    2026年05月24日
  • 赤と青とエスキース

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    ネタバレ

    「エスキース」という一枚の絵を中心にして短編が連なっていく構成。
    最初の登場人物に最後戻ってくるんだろうと思って読んではいたけど、全編に登場してたとは。それぞれの時期によってレイとブーの接し方が違うから性格も違って見える。それによって読者に悟らせないようにするトリックは面白いと思うけど、職業を変えるのは強引だとも思った。
    全体的に読みやすかった。額縁職人の話が一番好きだったかな。

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    2026年05月23日
  • チョコレート・ピース

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    青山美智子さん、今回も素敵なお話をありがとう。
    『キットカット オーバータイム』、同期の距離感がとってもいい。イメージするとオーロラみたいな。
     
    あとがきで泣けた。「好きだと言えないくらい、好きだった」って、あったな。そんな事が私にも。

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    2026年05月23日
  • 月の立つ林で

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    青山美智子さんの作品は、どれも優しく、じんわりと心を温めてくれる。文章も読みやすく、すらすらと読めてしまうので、もし普段あまり小説を読まない人からおすすめの作家を聞かれたら、薦めたい作家の一人である。

    この作品は、連作短編集であり、各章の登場人物が意外なところで繋がっている。
    もしその点に面白さを感じた方がいれば、同じ作者の『赤と青とエスキース』も未読であればぜひ読んでいただきたい。

    人は自分の人生を生きる中で、誰かになんらかの影響を知らない間に与えてしまうけれど、それは悪い影響だけではなく、良い影響もあるのだと、この作品が教えてくれた。


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    2026年05月23日