青山美智子のレビュー一覧

  • 遊園地ぐるぐるめ

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    遊び・食べ物・仕事・日常がぐるぐる溶け合って、地続きになった温かい物語。
    田中達也さんのミニチュアが、物語の世界をさらに盛り上げてくれる。
    食べ物で表現されるアトラクションが緻密でとても可愛いく、ワクワクしながら読んだ。

    「ジェットコースター」が特に好き。
視野が狭く一つのことに集中しているときには見えないものが、回り道をしたことでふっと現れるような感覚が心地よかった。

    「イベントステージ」で子どもから出てきた
    「正義のヒーローは悪者に暴力をふるってもいいのか」という問いかけには、立ち止まって考えてしまった。
    暴力でなく、技で競い合うという優しい答えに癒される。

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    2025年12月21日
  • リカバリー・カバヒコ

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    サクサク読めた。
    そんな大事件は起きないがじんわり温かい話ばかり。寝る前に読むといいんじゃないかと思う。

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    2025年12月21日
  • 月曜日の抹茶カフェ

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    睦月から始まり師走で終わる12物語
    短編かと思ったら、「縁」で繋がるお話だった
    みんなが少しずつ繋がってて、ほっこりする
    「その人に対してちゃんと誇れる自分でいたらまた会えるって、私は信じています」
    誇れるよう努力する人間にこそ、「アップデート」必要ですね

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    2025年12月21日
  • お探し物は図書室まで

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    読みやすい、ハートウォーミングな一冊。登場人物に本を通して人生の「気づき」を与える特徴的な司書の小町さん。しかし本当は書き手の関係ないところで、読んだ人が自分自身に紐づけて何かを得ていると、話す。確かに。自分もいつも本の中から今1番欲しい言葉を、もらっている気がする。

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    2025年12月20日
  • 月の立つ林で

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    読みながら、優しい声のポッドキャストを
    聴いているような、ゆったりとした気分に浸れた。

    月のように、人も光と影になる部分があり、
    時を経て、ゆっくりと月が膨らむように
    その人の本当の姿が見えてくるものなのかもしれない。

    今、見えているのが、その人の全てではないのだと
    じっくり眺めて、見えない日にもその姿を思って
    見つめることをやめないことが大事なのだと
    教えられた。

    野口聡一さんの、壮大であたたかいあとがきも
    とても良かった。

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    2025年12月20日
  • リカバリー・カバヒコ

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    題名のとおり、読んでリカバリーされる物語。
    青山さんらしい読む人の心をそっと手当てしてくれる物語が5編。
    一つ一つの話は違うけれど、同じマンションに住む人たちが、近くの公園にあるカバのアニマルライドに癒される。
    派手な出来事は起こらないし、物語に登場する人たちには、共感できる悩みや傷があって、公園にあるカバのアニマルライドによってその悩みや傷が回復していく。
    「同じようには戻らないけど、経験と記憶がついて、心も体も頭も前とは違う自分になるんだって」
    元に戻りたがるけれど、ー前とは違う自分にーなれる。と思えたら、少し前に進める気がするなと思う。
    物語を読むと、公園に行ってカバに会いたくなってくる

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    2025年12月19日
  • 赤と青とエスキース

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    短編集のようで、全てが繋がっているのが良かったです。

    最後まで読まないと今までの流れが分からないけど、見事にすっきりまとまっていきます。

    いくつかの人生を同時に追体験できる一冊でした。

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    2025年12月19日
  • 人魚が逃げた

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    疲れた時はやっぱり青山美智子さんだなと思った。
    ファンタジーと群像劇の混ぜ具合が絶妙で、素敵な世界観だった!
    童話『人魚姫』の捉え方が、各章の登場人物で違っていたのが面白かった。

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    2025年12月18日
  • リカバリー・カバヒコ

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    前向きで幸せな気持ちになる話の集まりだった。生きていく中で嫌な気持ちになる出来事はたくさんあって、その度に傷ついたり、全部どうでもよくなったりするけれど、ふと立ち止まって人とのつながりを通して、休む時間や自分を見る時間を作ることで人はこんなにも強くなれるんだと思った。人との繋がりを大事にしたい。

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    2025年12月18日
  • リカバリー・カバヒコ

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    カバヒコ、どこにいるのかな?私も会いたい。
    でもどこを撫でたらいいのか、わからないから、全身撫でまわしたいよ~(完全不審者・・・)
    お勧めです。

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    2025年12月18日
  • 人魚が逃げた

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    こちらで知り、オーディブルで聴了。初めて読む作家さんだったけど、5人のお話が最後はつかながっていくのが良かった。何気ない出会いも、何気ない会話も、自分と関係無さそうな出来事も、静かに自分に絡んでくるのが分かる。若い頃は良く行った銀座のどこかに人魚がいるかもと思うと、これからの自分の人生もまた楽しみになる。どんな些細な出来事も。

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    2025年12月17日
  • 泣きたい午後のご褒美

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    短編集としてみてとても良かったと思います
    ただ表題として泣きたい午後のご褒美というのが何を主軸に付けられたのかなとは思いました
    感性の違いかなとは思うのでその点を除けば美味しくいただけました
    この本で新しく知った作家さんも含めてまた違ったものを探してみたくなるような一冊です

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    2025年12月16日
  • 人魚が逃げた

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    ネタバレ

    青山美智子さんに完全にはまっています。そしてオーディブルデビューを果たしました!ハートウォーミングなストーリーにうっとり。私の現実世界では小説の読みすぎによるミステリー妄想が膨らんでいましたが、これからはおとぎ話妄想が加わりそうです。銀座の歩行者天国に人魚を探す王子現る、#人魚が逃げた 歩行者天国が現実とおとぎ話を繋ぐ時空の歪み。ラプンツェルや浦島太郎など現実世界を楽しむ主人公たち。考えたことなかった視点にワクワクしました。エピローグが一番良かったです。王子のカード払いが優勝

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    2025年12月16日
  • 木曜日にはココアを

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    私が特に好きな章は恋文。惹かれたというか思い出したというかとある店員の言葉だ。
    「いつもの場所です。好きなところにいるだけで、元気になることもあると思います」心がどんよりしてる時、確かに好きな場所にいるだけでも救われる…少し元気になれる。気がして…好きな事をするのも難しい時ってあってそういう時は好きな場所にいるだけでもいいんだなと思えました。

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    2025年12月14日
  • 月の立つ林で

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    ひとつひとつが違う人の物語ですが、最終的には繋がっています。とても綺麗で素敵な物語でした。インターネットの誰かの投稿で救われたり、誰かの作品が勇気を与えることがあると改めて感じました。短編はだいたい中途半端で終わるイメージですが、しっかりキリがよく終わっていました。心温まる作品です。

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    2025年12月14日
  • 木曜日にはココアを

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    マーブルカフェのココアからはじまる12のお話
    点と点だったはずの物語が線になり、繋がりや優しさが浮かび上がってくる
    特に、木曜日にはココアをと恋文、半世紀ロマンスが良かったなぁ
    読後感も最高です

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    2025年12月14日
  • お探し物は図書室まで

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    まず途中(2章くらい)まで読んで感じたのは、ちょっと変わった小町さんの提案をそんなにすんなり受け入れられるか!?という疑問。
    その疑問に対して最後まで読んで感じたのは、小町さんが「どんな本をお探し?」ではなく「何をお探し?」と聞くことがポイントかな〜と思った。
    「何をお探し?」と聞くことで、探してるのは仕事か?人生か?と自分の悩みに向き合い、小町さんの提案を自分の悩みに照らし合わせて受け入れられるんじゃないかと感じた。

    登場人物の悩みが若干あるあるすぎる(万人受け感)があるな〜というのは気になったけど、この全5章のなかに誰もがなにかしら刺さる内容になってるんだろうなと感じた。
    だからまた違う

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    2025年12月13日
  • 人魚が逃げた

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    ネタバレ

    す、すげーーーーーーーー!
    こんなにも最後の一言に持っていかれたのは久しぶり、本当に最後までわからないものだ……物語は……
    1〜2章のうちは読みやすいけど予想できるな、いい感じにまとまる系ね、と穿った見方をしてしまっていたけど、3章でがらりと空気が変わった。王子が絵から出てきたことを匂わせる画廊の店主も味があるし、何より前の章は「失う前」の物語であるのに対し、3章は離婚して「一度失った後」なのがよかった。ここにきて味変というか。失った後に、まだ持っているもの(懐中時計)の価値に気づく。(余談だけど、『ぼくたちん家』の「なくなったってことは、あったってこと」という言葉を思い出した。)
    1章との繋

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    2025年12月13日
  • チョコレート・ピース

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    ネタバレ

    チョコレートをテーマにした短編集。

    チョコバナナ
    甘酸っぱくて一番好きなお話。

    キューブチョコ
    好きなアイドルへの気持ちをあんなにやさしく温かく受け入れてくれるお話も嬉しい。
    『アイドルを好きになるって、最初から片思いで、最後まで両思いなのかもしれない。』
    という文が印象的。

    マカダミアナッツチョコ
    ついつい今のその人を見ていろいろ感じでしまうけれど、そこに至るまでのその人の経験を忘れないでいたいと思った。

    チョコチップクッキー
    こういうヒリヒリ感、怖さ、不安、すごくわかる。あの感覚を思い出すと苦しくなるし怖くなる。
    最後は前向きでよかった。

    シガーチョコ
    紗希先輩も月島さんもかっこ

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    2025年12月13日
  • 赤と青とエスキース

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    ネタバレ

    1枚の絵を通じて恋愛や人生を描いた連作短編集。
    幸せな終わりや、こういう終わり方もあるよねって思う短編が入ってたけど最後にハッとさせられて色々わかる。素敵なラストを迎えてて感動した。
    普通の短編小説じゃない!
    もう一度読み直したいとすぐに思えた小説でした。
    絵は1枚だけれども、後ろには色んな物語があって、色んな人が関わり、幸せもあれば苦悩もあった。
    絵を通じて何十年も経て紡がれる嘘みたいな本当の話、いわゆる奇跡がとても美しかった。
    青山さんの作品は優しいな〜

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    2025年12月13日