青山美智子のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
「ナイスうずまき!」って言いたくなります笑
きっとこれを読まれた方は、なんのこっちゃと思いますよね、すみません…
青山美智子さん3作目です。
青山さんって全部短編集なのかな?
こちらも短編集なのですが、時代が巻き戻っていきます。
2019年から始まり、1989年まで。
主人公はそれぞれ違うのですが、読みすすめると実は繋がっていることが分かります。
本章を読み終えると、最後に“平成史特別年表”が載っています。
上下に分かれていて、真ん中に年代、下にそれぞれの年代に出てくる登場人物の年齢と出来事、上にその時代を反映する出来事が書いてあります。
例えば、バブル崩壊から始まり、きんさんぎんさん、た -
Posted by ブクログ
小町さんのカウンセリングのような問いかけと、付録。付録そのものに意味はなくても、受け取り手が意味を探し取り人生の指針としていく。このコミュニティハウスに行きたい!
4章、5章が本当によかった…浩弥の状況は自分にも重なるところがあるから尚更。正雄の「社会とは」という問いかけも、会社だけではない繋がりも社会ではないか、と。生きているのが辛い時期にこの作品と出会えて良かった。
"何が起きるかわからない世の中で、今の自分にできることを今やってるんだ"
"何ができるのか、何をやりたいのか、自分ではまだわからない。だけどあせらなくていい、背伸びしなくてもいい。
今は生活 -
Posted by ブクログ
心の「塗装」を直してもらった気分。カバヒコに癒やされました
レビュー本文:
公園にある古びたカバの遊具「カバヒコ」を巡る連作短編集。
自身の体の痛い部分と同じ場所を触ると回復する……という都市伝説のような設定ですが、魔法で治るわけではなく、カバヒコとの対話を通じて、登場人物たちが自らの力で心を回復(リカバリー)させていく過程がとても素敵でした。
どのお話も必ずハッピーエンドで終わるので、読んでいる間の安心感が絶大です。
物語に大きな意外性やどんでん返しがあるわけではありません。でも、だからこそ、日常の中に転がっている小さな悩みや、すれ違う誰かが抱えているかもしれない「見えない痛み」に、改め -
-
Posted by ブクログ
日の出町内会に住んでいたことのある身としては、日の出公園のカバヒコはなんだか馴染みのある遊具のようで、名前は違うけど家の前にも公園があって、アニマルライド(そういう名前だとはしらなかったけど)も何体かあって、しかもカバヒコと同じく揃って色がかすれてたなぁ。おそらく50歳近いのではないかな。丈夫な素材でできてるんだろうね。
というわたしの記憶とも相まって、懐かしくほのぼのと読みました。
そして、この懐かしい公園で、幼稚園が終わってから日が暮れるまで毎日子どもたちが遊んでいたことや、ママ友とのかたちの定まらない、不安定な友好関係も一緒に思い出し、頑張ってきたねと自分をいたわりたい気持ちになりました