青山美智子のレビュー一覧
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様々な境遇の登場人物たちがたまたま訪れたのは、地域の施設の小さな図書室。なかなかキャラの強い司書の小町さんからレファレンスを受けることになります。
今まさに読みたいビンゴな本と「え?なんでこの本?」という一冊、そして小町さん手作り羊毛フェルト作品のオマケつき!
これらが全部絡み合い、登場人物たちの新しい一歩を後押しするのです。
こんな図書室あったら通いたいな。小町さんのお見通しっぷりが怖いのですが、そこはあくまで「あなたがそう受け取ったんですよ」ということらしい。
でもなんだか私には、小町さんて超能力者?カウンセラー?なんだか司書モヤモヤがつきまとってしまった。
まぁ仕事中もずっと手芸してるし -
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本書は終始、温かい物語が綴られており、それぞれのエピソードが何らかの形でつながっていく構成が心地よかった。特に物語の最後で、冒頭のカフェの話へとつながった瞬間は印象的だった。
一方で、途中の「緑」をめぐる話や結婚にまつわる話などは、物語全体のなかで特に大きな役割を果たしているようには感じられず、エピソードがやや散らばっている印象も受けた。つながりも少し浅く感じたが、もともと情報誌の連載作品をまとめ、加筆改稿した作品だと考えると、この構成はある程度自然なのかもしれない。
私は『赤と青とエスキース』が好きだった。あちらは複数の物語が時間をかけてつながり、後からその関係性に気づく面白さが -
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「与えるだけじゃなくて、受け取ることも愛情」
大人になるにつれて、愛を受け取るのが苦手になってきた気がします。何かしてもらったら返さないといけない。そう考えると、相手の善意を少し重たく感じてしまうこともあります。でも、相手はただ「してあげたい」と思っているだけなのかもしれません。もらったものと同じだけ返そうとするのではなく、自分ができることや、してあげたいと思うことを返していけばいい。そんなふうに思えました。
青山さんの小説は、毎日を少し軽やかにしてくれる、新しい視点に気づかせてくれます。私はいつか、温泉のある素敵な宿で何もせずのんびり過ごしたいという夢があります。そんな時間のお供にしたい -
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東京とシドニー、そして小さな喫茶店「マーブル・カフェ」を舞台に紡がれる、12色の温かな連作短編集
この作品の面白さは、何といっても全12話のピースがパズルのように美しく繋がっていく構成にあります。
前の話で脇役だった人が次の話では主人公になり、自分が気づかないところで誰かの何気ない言葉や行動が、別の誰かの人生をそっと動かしている。
その「つながり」の全貌が見えたとき、思わず「ニヤリ」としてしまう心地よさがありました。
ビジネスや日々の人間関係でも、自分の行動がどこで誰に影響を与えているかなんて、普段はなかなか見えません。
だからこそ、この物語のように「目に見えない温かい連鎖」を可視化して -
Posted by ブクログ
ネタバレ人と人との繋がりを知って前を向ける話はあるテーマをきっかけに己を見つめ直し、広い視野を持つことでするりとわだかまりが解けていくような柔らかさを持つお話でした。
読んでるとこんなインディーズ放送なポッドキャストに出会いたいなと思っちゃった。
世界観的にはあの章の人とあの章のこの人がここで交わるんだ!と読者をワクワクさせる登場の仕方を入れたお話は好きなので、お互い他人ではあるんだけど、俯瞰して全世界を見ている私は、この人はねそうなんだよ、素敵な人なんだよ…と後方腕組しながら大きく頷いていました。
とくに3章のポンの存在にはすごく感激してお父さんに混じってグッときてしまった。
思ったより人生