青山美智子のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
同じ世界で繋がった5話で構成された連作短編集。短いからサラッと読み終えた。
リカバリーがテーマなので再生するヒントが沢山描かれて、気付きや学びが多かった。
特に印象に残ったのは、
「リカバリーしても人間は全く同じように戻らない」という医者の話。
以前と同じ形を目指してしまうから、上手くいかず苦しくなってしまうんだと思った。昔と違う自分を受けいれ、アレンジして生きていくことが大事だと気付かされた。
あと、2話の紗羽の口で出でくる
「話せる」はただ単に口数が多いことではなく、「必要なことがきちんと伝えられること」という内容。
すごく納得したし、自分もそうであれるようにいたいと思った。
い -
Posted by ブクログ
喫茶店にまつわる6編の短編集です。
泣きたい午後ってどういうことかな?と思いましたが、答えは出ていないものの、
なんとなく、午後のちょっと悲しい時とか、寂しい時とか、そんな時に読んでみると、少し心が和らぐ、そんな小説だったのかな?と。
ワタシが喫茶店を利用する時は、
・自分の心身を癒したい時
・本を読みたい時
・時間潰し
かな。
どの作家さんも心残るものでしたが、その中でも矢野帰子さん、斎藤千輪さんの話はまた読みたいと思いました。
この文庫本を持って久々にルノアールに行きたい!!!と思ったし、
喫茶店のホットケーキが食べたい!!と思った。
-
Posted by ブクログ
ネタバレ小さい頃に読んだ『人魚姫』の話を思い出した。
子どもの頃は、勘の悪い?王子があまり好きではなく、人魚姫が最後に泡になってしまう結末もかわいそうだと感じてたなー。
同じ出来事でも人によって見えているものや感じていることが違うという描き方が印象に残った。同じ場面なのにそれぞれの立場や人生経験によって意味が変わって見える。人は同じ現実の中にいながらも、それぞれ違う物語を生きているのだと感じました。
もしかすると、人魚姫の物語も人魚姫の視点で見るのと、王子の側から見るのとでは全く違う物語だったのかもしれない、とふと思ったり。子どもの頃はただかわいそうだと思っていた話を、大人になって別の視点から考え -
Posted by ブクログ
会社を辞めて何ヶ月も実家に居ると、居心地が悪く感じる40代の元看護師。
コンビでお笑い芸人を目指していたが、相方がさって置いてけぼりの配達員。
娘の彼氏を紹介したタイミングで結婚と妊娠の話しをされ、言葉数も少ない頼りなさで納得できない自営業整備工場のお父さん。
早くこの部屋を出て自立したい、シングルマザー環境で育った女子高生。
人に必要とされ仕事がうまくいけばいくほど、旦那との距離が段々と開き、離婚を考えるアクセサリー作家。
ポッドキャストの月に関する素敵な話しから、彼らの気持ちが変わっていく姿に感動します。
ちょっとポッドキャストの宣伝にも聞こえてきますが、まぁこういうのも有りな