青山美智子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
桜並木のそばに佇む喫茶店「マーブル・カフェ」を中心とした12話の短編集。
どこかのランキングでこの作品が上位になっているのを見て、前情報が一切ない状態で購入。
1話の脇役が2話の主人公となり、2話の脇役が3話の主人公となり、これが12話まで続くスタイル。
同じ時間軸、世界観でここまで話を展開させられるのはシンプルにすごい。
全員他人なのに、喫茶店やマスターを通じてどこか繋がりを感じられて、何かとほっこりする作品。
途中までサクサク読めたものの、後半は舞台がマーブルカフェから離れてしまって、情景がイメージ出来ず盛り下がってしまった。欲を言えばマーブルカフェの半径数キロ内で完結してほしかった -
Posted by ブクログ
初めて!最後を読んで、読み返しましたよ!!
ある意味、どんでん返しよ。
いや、ミステリーの伏線回収とかじゃないのよ。
だって、個人的に「ほっこり小説の代表」だと思っている青山美智子さんの作品だから、この「チョコレート・ピース」もほっこりなのよ。
うん、もうチョコレートが出てくるほろ苦くて甘くて...
いろんな年代のそんな短編エピソードだったの。
でもね、最初に目次を見た時に「なんか違和感」はあって。
違和感というか、この不思議な章の分け方はなんだろう?って。前半と後半の章のタイトル名が違ってるから。
まぁ素人ながらに
後半が物語の主人公の視線が変わるのかな?、
ここまでは予想どおり。
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Posted by ブクログ
出版された順に読んでないので、青山美智子さんの本は『お探し物は図書室まで』に続いてこれが2冊目。
短編6編、それぞれ独立した話でありながら、登場人物が別の話に出てきてつながりがある。しかも、平成の30年間、少しずつ時期が異なる話を遡っていくという、ちょっとおもしろいつながり。自分の目の前の人にもこれまでの過去があり、それぞれの人間関係があり、と考えると、どこかで誰かと誰かの関係者がつながっていてもおかしくはないですよね。少々簡単につながり過ぎな感があるのと、別の話につながってはいても特定の登場人物の過去を深堀しているというほどでもないのがやはり少々浅い感じはする。登場が多い人物は作家のお気に入