青山美智子のレビュー一覧
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ネタバレことばには責任がある。ほめられたくて頑張るのは悪いことじゃない。でもほめられなくなったときに、くじけてしまう。ただほめられなくなった、ってだけだったのに。懸命な姿には何のかわりもないのに。だから、言葉を尽くすのではなく、ただ愛するだけ。
病気、けがのあと、治るけど、元の通りではない。
おばあさんの飴欲しい。
小さな公園と、その周辺にある、団地、クリーニング店、新築分譲マンションの環境。お話のキーは公園のカバヒコ、カバの遊具。体の悪いところがあればこのカバの同じ場所をなでると治るらしい。言い出しっぺはクリーニング屋のおばあさん。団地、マンションの住人がカバヒコを通して成長していくストリー。 -
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「堂々としていればいいんだ。俺はレイの気高い生命力を知ってるよ」
メルボルンの新鋭画家によって描かれた一枚の『エスキース』をもとに、紡がれる5つのお話。それらが点と点を結んだとき、ひとつの愛の物語が明らかになる。絵画が生み出す人々の繋がりが非常に濃密だった。
美しい構成と筆に圧倒させられた。自分の目の前にもありありと『エスキース』が浮かんでくる。
エスキースは下絵のことで、いわば「練習」。これをきっかけに2人の愛が「本番」として描かれ出すが、さらに注目したいのはこの『エスキース』がもとになって、登場する様々の人物が抱く「夢」もまた「本番」として描かれ出していること。
これまで絵画にあまり -
Posted by ブクログ
出版された順に読んでないので、青山美智子さんの本は『お探し物は図書室まで』に続いてこれが2冊目。
短編6編、それぞれ独立した話でありながら、登場人物が別の話に出てきてつながりがある。しかも、平成の30年間、少しずつ時期が異なる話を遡っていくという、ちょっとおもしろいつながり。自分の目の前の人にもこれまでの過去があり、それぞれの人間関係があり、と考えると、どこかで誰かと誰かの関係者がつながっていてもおかしくはないですよね。少々簡単につながり過ぎな感があるのと、別の話につながってはいても特定の登場人物の過去を深堀しているというほどでもないのがやはり少々浅い感じはする。登場が多い人物は作家のお気に入