青山美智子のレビュー一覧
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ネタバレマーブル・カフェの雇われ店長ワタルには気になる人がいる。いつもココアを注文する事からココアさん、と読んでいる彼女。彼女はいつもの席で英文の手紙を書いたり、ペーパーバックを読んだり。しかしある日、彼女に異変があって…
知人が好きな作家さんで、読んでみた話。連作短篇という形態が好きなので、読んでみた。もっともっと登場人物同士に関わりがあるのかと想像していたので、少々肩すかし。でもリング状に最初の関わりが最後の話に関連してくる感じは好きだ。
人は誰もが自分の人生の主人公で誰かの人生の脇役になっているかもしれない、というメッセージ?を感じたけれど、自分のことばかりに集中しすぎていると周囲が見えなくな -
Posted by ブクログ
ネタバレ青谷美智子『リカバリー・カバヒコ』は、新築マンション「アドヴァンス・ヒル」に暮らす人々を中心に、近くの「日の出公園」に佇む古びたカバのアニマルライド、通称“リカバリー・カバヒコ”を軸に描かれる短編オムニバスだ。
「自分の痛いところと同じ場所を触ると治る」という都市伝説を持つこのカバは、住人たちの小さな痛みや心のひっかかりにそっと寄り添う存在として物語に登場する。
本作に通底するのは、「誰もが抱える小さな痛み」に対する優しいまなざしだ。
元気なときなら流せるはずの出来事も、心が目詰まりしていると途端に息苦しくなる。
そんなとき、カバヒコに触れるという行為は、心のフィルターを取り替えるような、ほ