青山美智子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
12編の短編集。
それぞれの物語の主人公が、リレーのようにつながっている。
ひとつひとつの物語は、とても優しく静かに進む。
小説を書く上での、作者・青山さんの決め事は、物語の中で人を死なせないことだそうだ。
だからなのか、この全体的なオブラートに包んだような雰囲気は。
かと言って、幻想的なのではなく、そうだなあ、眠っている時に見る「夢」のような、現実にありそうな出来事だけど現実ではない、みたいな。
なんだか上手く言えない。
青山さんの小説は、中学入試問題に使用されることが多いと聞いて、なんとなくわかる気がした。
平易な文章の中にいろいろ含まれているものが多くて、小学生に出題するのにピッタリだ -
Posted by ブクログ
優しいお話
その一言につきる、青山美智子さんの作品。
久しぶりに読んだけど、やっぱり心に沁みて何度も涙が出そうになる。
今回のテーマは月。
繰り返される満ち欠けや、見えない部分がある月はまるで人の様だと思う。見える部分だけで、満月だー三日月だーというけど、それはただ照らされて見えているだけで、球体であることは変わらない。
自分のことは、1面しか知らないのに判断されたくないと思うのに、人のことは見えてる部分だけで判断してしまいがち。
でも、ほんの少しの小さなきっかけで少しだけ明るい気持ちになれて、1歩踏み出せるかもしれない。
きっかけとなった相手のことは、見えないかもしれない。でも、それでいい -
Posted by ブクログ
青山美智子さんのほっこりとした世界観が好きなので読んでみました。
この本も予想していたとおり、ほっこりで
読んでいる間は心が穏和な時間を過ごせました。
あらすじは...
通称「ぐるぐるめ」と親しまれている遊園地を訪れる人たちのお話。
ミニチュア作家?というのかな、田中達也さんの作品も小説とともに載ってるんです。
その写真を見ながら、これは田中さんの作品に青山さんが小説を書いたんだろうか?とそれともその逆なんだろうか?とちょっと気になるくらい、どちらも素晴らしくて!
どっちかに合わせれるその才能に拍手してました!
登場人物は一人ではなく、カップル、友達、サラリーマン、老夫婦などいて、た