青山美智子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
大好きな作家さんの一人。
タイトルの通りチョコレートにまつわるショートストーリー12編が1章(box1)に詰められていて、2章(box2)には1の各話に登場した主人公以外の人物視点となって書かれている。
色とりどりのショコラが一つの箱に詰まったギフトを想像させる。
恋愛だったり、友情だったりといった短い話が続いていくのだが、青山さんの作品で度々感じる琴線に触れるような話はなく、淡々と読み進めた。
box1の最後の話では、さすが青山さんらしい、点と点が線で繋がる見事な伏線回収となっていたが、感動を覚えるほどでもなく、ほほう。と感心する程度。
少し物語が若すぎて、きれいすぎて、私にはささらな -
Posted by ブクログ
oasisがWORLDツアーで今、メルボルンにいて、そういえばメルボルンが舞台の小説を読んだっけと思い出した。
当時は絵画を扱う小説にハマっていて、
こちらもそれきっかけ。
恋愛メインだから、当時のわたしにはサラリと読まさってしまったのだけど、とは言え青山美智子さん。伏線回収はお見事です。
メルボルンの若手画家が描いた1枚の「絵画」。
それが日本へ渡って30数年、その絵画は「ふたり」の間に奇跡を紡いでいきます。
美術の知識がある方には、より一層楽しめる小説なのではないかと思いました。2022年本屋大賞第2位。
海外でoasis観てみたいな。ノリがすごそう。
【本文より】
私はね、人生