青山美智子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
私の大好きな青山さんの著書。予約していた本が、やっと手元に届きました。
チョコレートにまつわる連作短編集。
BOX1(12編)を読んだときは、あまりにも話が短すぎて、「本作は期待外れかな」なんて思ってしまいました。しかし、そこはさすが青山さん。BOX2(12編)に見事な仕掛けが隠されていました。BOX1と同じ場面が設定され、登場人物も共通なのですが、裏話的に別の人の視点から書かれてありました。
装丁も、本作の特徴をふまえたものになっていました。見る角度が異なると、全く違う話になるということを暗示させるような写真です。
本のサイズといい、編集者のこだわりも感じられました。
最後のエッ -
Posted by ブクログ
この本を読むには「木曜日にはココアを」を読んでおく必要がありますね。
喫茶店「マーブル・カフェ」での12編の物語に登場した人々の出会いのそれぞれの前日譚になっています。
そして青山作品の装丁は殆どがミニチュア作家写真家の田中達也さんが手がけています。
「いつもの木曜日」の表紙のデザインにもミニチュアの人物が配置されていて、「この人の、この場面かな?」と想像しながら眺めるだけでも楽しくなります。
今日は木曜日です。ほぼ土日が休日の私にとっては木曜日は好きな曜日です。「明日1日仕事すれば休みだ!」という単純な理由です。月曜日からずっと働いて、ちょっと心の余裕ができるのが木曜日なのかな?そ