青山美智子のレビュー一覧
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一穂ミチさん目当てで読み始めた一冊。
序盤は、読んでいる間はそれなりに気分が高揚して、まさにタイトル通り「ほろよい気分」にはさせてくれる。だけど、いざ読み終わってみると、あとに残る余韻があまりにもサラリとしすぎていて、どこか物足りなさが残る読後感だった。
お目当ての一穂ミチさんの一編を読み終えたときは、思わず「やったね!」と心の中で思った。やっぱりこの作家の描くものは毒薬だ!「ほろよい」どころか悪酔いしそうな、人間の不穏な心理描写は健在で、この強烈な一杯は楽しめた。
他にも、下戸だと言い出せない青年の葛藤を描いた一編には、男だからこそ「飲めない」と言えないリアルな空気感を感じて、身につま -
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素敵な短編集たち。
すぐ読めて軽い感じで読める。
その割にめっちゃいい話。なんというか青春?
なんか学生時を思い出したな〜。青春。
バレンタイン持って行ったけど結局渡せなかったなあとか。まあいろんなことがあったけど、でも全部全部今の私をつかさどっているというか。無駄じゃなかったというか、そんな気がする。
普段強いと思われてる女性に対して、それだけじゃなくて頑張っているって気づいてくれる人がいること、可愛いなって思ってくれてる人がいること、めっちゃいいなあって思った。
全然付き合うとか、恋愛としての好きとかではなかったけど、とっても仲良い男友達が当時いた。社会人になっても頻度は下がっても定期的 -
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うわー!そう来たか!そう来たかー!
さすがの青山さんだった。今回の話はさすがに読み返さざるを得なかった。流し読みしてたことを後悔…。芸が細かいのよ。
最後の方泣き笑いしそうだった。ちょっとうるっと。でも面白い、みたいな。
人魚が逃げたってすごいキャッチーなワード。銀座に突如現れた『王子』の正体とは?
連作短編なんだけど、出てくるキャラみんなちょっとずつ思い違いをしていて愛おしい。確かに自分主観だと見えてないことってあるよね。読み手からしてみるとやきもきするような、そんな愛おしい間違い。それに気付けていたら、人魚姫も泡になることはなかったのかなぁなんて。
現実に置き換えると、人の感情とか思いを -
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ミニチュア写真家の田中さんとの共著とも言える作品。
このことを知ってから私の印象はガラリと変わった。
知らずに読んでいたときは、「日常の些細な出来事から、自分のしていた行動や思考を反省し、先に進もう、楽しくやっていこう」というファンタジー系のいつものパターン(いい意味で)の度が増しているような気がして、数日前まで桜木紫乃を読んでいたのもあってその落差にモヤモヤしていた。
でも読み終わって改めて各章の始めと終わりにあるミニチュア作品を見ると、実に内容にぴったりの作品で嬉しくなった。
「遊園地ぐるぐるめ」はミニチュア作品も併せての連作短編集なんだ。
ぐるぐるめの意味も結局わからないところがいい。