青山美智子のレビュー一覧
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青山美智子さん、7冊目。
長年勤めた病院を辞めた元看護師、売れないが夢を諦めきれないピン芸人、家族との関係の変化に戸惑う中年のバイク整備士、早く家を出て親から離れたいと願う女子高生、仕事と家族のバランスに悩むアクセサリー作家。
様々な屈託を抱く人たちが、あるポッドキャスト『ツキない話』の月に関する語りを聴くうちに、小さなきっかけを得て新しい日常を見出していくお話。
こう書くとどこかで読んだことがあるような話にみえるが、この作者さんの手にかかるとその世界観と読み易さにじんわりほっこりさせられる。
また、この作者さんの本らしく、このお話も登場人物がゆるく繋がっているが、四章には『竹は地中で繋が -
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青山美智子さんの作品に共通する優しさとか、なぜ連作短編が多いのかとか…ファンなら是非知りたいと思う質問の答えがこの本にあった。
純粋に本が好きな方なんだということが伝わってきて、それがすごく嬉しかった。
ライターの根津さんとのインタビューは、お茶を飲みながらされたようで、そのリラックスした雰囲気が伝わってくるよう。私もその場に居合わせたかったなぁ。
一番印象に残ったのは、「客観視」を大事にされているという話。
同じ出来事でも、人によって見え方が違う。確かにその事を念頭においているだけでも、世の中が少し平和になる気がする。
青山美智子さん、やっぱり好きだわ♡と再確認した。 -
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ネタバレ目次
・プロローグ
・金魚とカワセミ
・東京タワーとアーツ・センター
・トマトジュースとバタフライピー
・赤鬼と青鬼
・エピローグ
青山美智子という作家が、短編と短編を重ねながら一冊の物語を紡いでいく作家だということを知っていたため、そして作品タイトルの「赤と青」と章タイトルから、『金魚とカワセミ』の半ばくらいで作者のたくらみはわかってしまった。
『東京タワーとアーツ・センター』でその答え合わせを終えてしまったので、後は普通に小説を楽しんだけれども。
この構造に感動する人たちが一定数いるのはわかるけど、あまりこれにこだわらなくていいんじゃないかなあと私は思う。
大事なのは構造ではなくて、中 -
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舞台は、通称「ぐるぐるめ」の名前で知られている遊園地での1日、
8章あって、それぞれの章での登場人物(視点)は交代する構成、同じ日に同じ場所にいるので、それぞれの章の主役通しがすれ違ってたり会話したりも。
その章の視点となっている方が、ちょっと悩んでたり、踏み出せなかったり、みたいなことを、この場に来て、偶然や奇跡みたいな出逢い?によって自分の中で昇華できる瞬間が来て、、、的な
最後の8章目は、それまでの7章までの主役の、例えば隣にいる人とか、さっき話した人だとかが主役に切り替わって、総まとめ、じゃないけど、こっちにはこっちの悩みだったり、あの時のことを思い出して考えたり、みたいな別視点で -
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最近江戸時代近辺の本を読んでいたから脳内に登場する人たちがみんな和服で、なかなか現代の衣装に戻らなかった。
お猫さまが悩む人にお告げの葉っぱを落としてくれる短編集。
最後の短編を読み終えた後にエピローグがあるんだけど、エピローグの最初の一文がまるでその寸前までの短編を見ていたかのような始まりで「うんうん本当ほんとそうだよねぇ」と思って次の文を読んだらあれ?なんか違う?となったのは内緒。
「マンナカ」って短編がよかったな。
他人軸と自分軸っていうのを久しぶりに思い出した。
忘れた頃にこうやって本とか何かで思い出させてくれる。
私に必要なのは自分軸。
あの人もこの人も親近感を覚える。
人の悩