青山美智子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ以下、本書から抜粋。
祈りは、何かを達成するためではなく思いを繋ぐためにあるのかもしれない。
何でも願い通り思い通りなんてなかなかいかないけど自分を楽しい状態に持っていくことなら少しはできるかもしれない。
無害だと教えてあげないと終わらない。大丈夫だよ。毅然として、そこにいていい。あんなことはもうこれからの私を損なったりしないから。
「永遠」と「一瞬」が同じことだと気づいたから
ナクシタモノハ未来ニ取リニ帰レバイイ
大丈夫 大丈夫だよ
そこに今あなたがいることがすべて正解
あの日の衝突さえも愛情だと感じられた。
ひとりしかいないあなたと
ひとりしかいない私が
共に過ごせる時間のき -
Posted by ブクログ
ネタバレレファレンスする小町さんが選書し付録を渡す。
少々SFチックなほどに人生と絡み合いすぎなんじゃないかなと思ったけど、最後まで読んで納得できた気がする。
読者が意味を見出しているだけにすぎない。
それは常に物事を学び考え、立ち止まらない人間に期待して書き留められた事だと思う。
著者の作品はまだ2作目だが、「これは著者がいつぞや実際に感じ、学んだ事だろうな。」と、登場人物を介して伝わってきた。
しかし、それらはノイズではなく作品に溶け込んだ思想で、むしろ作品が奥深いものになっている気がした。
本当に暖かい短編の連続で賞の最後数ページは目元がうるうるできた。
詩にも手を出してみたい… -
Posted by ブクログ
―ヒューマンドラマ短編―ファンタジーあり
銀座歩行者天国の土曜13時~17時に起こる、不思議な出来事。
『人魚が逃げたんだ…』と言う王子。
それを中心に、銀座を行き交う人々のちょっと踏み込んだ事情にフォーカスして、話が進んでいく。
ウォーリーを探せ!のように、登場人物がほんの一瞬重なるタイミングが、なんとも言えず快感。
その人を探したくて、登場してくる人がいちいち気になるくらい笑
素敵に見える人も実は深く悩んでいたり、自分には何もないと思ってる人が家族に沢山幸せを与えていたり、悲しいだけと囚われずに幸せを描こうと決めて進んだり。『王子』と『人魚』の物語を、色んな視点で捉えて、素敵に着地。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ小学生から大人まで、女性・男性と幅広い視点で物語が紡がれていて、本当にすごい作家さんだなと思った
どの人物の視点にも違和感なく入り込むことができた
五枚目の「マンナカ」は特に良かった
山根先生からの返事の手紙には、思わず号泣してしまった
こんなにも素敵な感性を持った先生に出会い、たとえ短い期間でも関わりを持てたことは、主人公くんにとってとても大切な経験だったと思う
その後も文通が続いている様子に心がほっこりした
どの話も面白かったけれど、視点によっては少しだけ共感しきれないと感じる場面もあった
自分とは立場がまったく違う人の物語だから、そう感じたのかもしれない
それでも、読めて良かったと思