青山美智子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
『人魚が逃げた』
著:青山美智子
2024年/PHP研究所
アンデルセンの「人魚姫」をモチーフに銀座で展開される物語。
その日銀座ではテレビの街頭インタビューが行われ、そこに王子の恰好をした人物が映った。
「僕の人魚が、いなくなってしまって……逃げたんだ。この場所に」
銀座の人魚騒動がSNSでトレンド入りする中、銀座を訪れた5人を意外な運命が待ち受ける…。
自分を偽って年上の女性と交際する男
娘と買い物中の主婦
絵画収集に没頭して離婚した男
賞の発表を待つ小説家の男
年下の男性と交際する女性
そしてエピローグ
様々な背景を持つ人物たちが入れ代わり立ち代わり、お互い関係性を持ちながら交錯す -
Posted by ブクログ
人魚が逃げたと銀座の歩行者天国に突如現れた王子
この王子は何者なんだろうと、毎話のエピソードでちょっとずつ解き明かされると思いきや、そうでもなく、最後に見事な伏線回収でした!
人魚姫の話はリトルマーメイドしかしらなかったので、そんな悲しい結末とは知らず、、
毎回の主人公の心理描写に共感しつつ、最後の理世さんで感極まってしまった。
完璧な女性が一回りも下の、しかも推しだった子と付き合えたなんて、私も同じように大人ぶったふりをしてしまうかも、、河童の伏線回収には驚きでした。でも理世さんの心情が知れて
早く2人が本当の姿を見せ合って、よりお互いのことが好きになってくれればいいなあ
随所に登場した目を -
Posted by ブクログ
ネタバレタケトリオキナのポッドキャストのリスナーの人々が、人生色々ある中でもがきながら自分の幸せを見つける話です。
バイク店のおじいさんの話がよかった。
おまえのことを熊みたいって言ったのは、小熊みたいで可愛いなぁって思ったからだよ、で泣きました。
娘さんと仲良くやってほしい。
タケトリオキナはてっきり舞台監督かと思ってましたが息子さんの方でしたね。
恥ずかしながらポッドキャストの存在を初めて知りました。現代版ラジオみたいな感じなのかな。
みんなそれぞれの人生がある中で、同じ配信者の配信を聞いて元気をもらったり逆に落ち込んだりしてるって不思議ですね。
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Posted by ブクログ
甘くて苦いチョコレート。お菓子の中でも特別な意味を持つもの。それに絡めたショートショートと、それに呼応するショートショート。また、連作短編にもなっていて、とても青山美智子さんらしい作品だった。特に、Piece 1.4が好きだったな。
p.95 転ばない人なんていない。そんな人生なんて、ない。
そのたび起き上がって、きっとそのたび少し前進している。
そんな失敗の回り道の中で、導かれるようにして新しい扉が開いていくのだ。
決めなくちゃいけないことがたくさんある。やらなくちゃいけないことも。
そしてそれは、誰かに押し付けられたり急き立てられたりすることじゃない。
私が決めたいことで、私がやりたい -
Posted by ブクログ
「マーブル・カフェ」シリーズの続編
今作は各月の名前と共に12編
1.月曜日の抹茶カフェ(睦月・東京)
間違えて出勤してしまった携帯電話ショップ店員
「スマホは最初から最後まで未完成」という主張は同意
これはスマホに限らないのだけど、未完成と捉えるか、常に進化を続けていると捉えるかの違いもあると思う
2.手紙を書くよ(如月・東京)
妻の記憶と自分の記憶の相違
見当違いの思いやりなぁー
でもまぁ、それで二人が上手くいくのであればそれでいいと思う
3.春先のツバメ(弥生・東京)
ランジェリーショップの店長
店を出した時の気持ちと現在の相違
昔、とあるBARのマスターが、客層の変化に伴って店の