青山美智子のレビュー一覧
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ココア飲んでみようかな。
土曜なのに目が醒めると家がしんとしていて、ああ散髪に行くと言っていたなぁと帰りを待っていたが1時になっても帰ってこない。混んでたとしても遅すぎる。
朝から気持ちよく晴れて遅くなった花の種蒔きも終わったし、お腹が空いたし。お先にと残り物を卵でとじて超簡単な丼を作って食べていると電話。
「今どこ?」「会社だけど変わりない?朝寝てたでしょう」「え?」「カレンダー見て」
会社と書いてあった。ああそんな話を聞いたような。
忘れる、勘違いをする。そろそろアレかも。いいえと自分に言う。誓って言い訳なんかでなく。これは一生治りそうもなくて。今でも体操着を忘れて、友人に借りようと運動 -
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ジャック·ジャクソンや緑の絵を描く女性画家は「赤と青とエスキース」や「木曜日にはココアを」に出てきたのだったろうか。銀座·和光の時計塔から縦横に広がり、繋がる物語。
同じ場面でも視点が変われば感じ方、受け取り方が変わる。演者には見えないものが客席から見えることもある。こうして思いがすれ違うのだけれど、勝手にそう思いこんでしまうことも少なくない。言葉にしなければ分からないこともあるし、言葉にするまでもなく伝わることもある。「よくわからないけど」、直感があたることもしばしば。
だからこそ物語は複雑さをはらみ、予想のつかない面白さを帯びる。況や現実世界をや。 -
Posted by ブクログ
5つの物語の中で、それぞれの主人公が町の図書室で鍵となる本に出会う。
司書の小町さん、小町さんの作る羊毛フェルトの付録、司書の見習いののぞみちゃんがレギュラーメンバー。羊毛フェルトって何だろうと調べた人も多いのでは。もちろん私も。
主人公はそれぞれの暮らしの中で、書籍、付録の羊毛フェルトから悩みの解決策に気付いていく。
どの話も共感できて、温かい気持ちになった。
この作品では、たまたま「本」が悩み解決のヒントになっていただけで私達は日頃から、それぞれのアンテナを立てながら自身の人生のヒントを得ているのだと思った。
5つの話に出てくる人物がゆるやかに関わっているところもお話の見どころ。