青山美智子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
小さなころにだいすきだったぐりとぐらが出てきてなんか嬉しい。
当人たちの悩みとはちょっと離れたような、そんな一冊の本がそれぞれの支えになる、本と人との繋がり方が素敵だし、繋げられるストーリー性も見事。
3章の夏美さんの話で、みづえ先生の「メリーゴーランドに乗っているとこか」というフレーズが印象に残った。ないものねだりで、隣の芝生が青く見えてしまうものだけれど、メリーゴーランドに乗っているんだな今、と思うのはなんだかメルヘンで素敵に思える気がした。
1章それぞれ完結しているけれど、読み進める内にすでに読んだ章の登場人物が関わっていて、繋がっていくのが楽しかったし、私たちの暮らしの中でも実はそういうことがあるのかもしれない、と思ったり。
小町さんはわたしになんの本と付録で寄り添ってくれるんだろうか、と思わず想像してしまういい余韻が残る小説だった。
小町さんとのぞみちゃんみたいな人がいるコミュニティハウスないかなあ。 -
Posted by ブクログ
短編の連作でつながりがあってとても面白かった。
すべてにおいて「うずまき」がモチーフになっていて、うずまきの螺旋階段を降りていくように、6年ごとに時間がさかのぼっていく構成が面白い。逆だったらわかりやすいけど、さかのぼることで、あれ?これってあの人の若い時?となってきて、何度もページをめくってしまいました。最後の年表がありがたい。
案内所の双子のおじいさんとアンモナイトがシュールでいいのよ~。「はぐれましたか?」「ナイスうずまき!」
そうね、人生で少しはぐれてしまった人が気づきを得てまた歩き出せるような、それぞれの話が心温まってすごく良かったです。
読み終わってから気が付いたけど、青山美智子さんは『お探し物は図書室まで』の作者の人なのね。これは私の好みだわ~
ただ一点だけわからなかったのが黒祖ロイドの正体。男の人だよね?女の子じゃなかったっけ…?何か見落としているのかな…