青山美智子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ短いながら読後の満足感がしっかり残る、大変まとまった構成が素晴らしい。
短編のように見える各章の出来事が交錯し、それぞれの物語により深みを与える。
始めは物足りなさを感じていたが、読み進めるに従い、面白さが加速していった。
「王子は新郎で、この姿は衣装!この手があったか!」と感心した矢先、「やっぱフィクションかい!」とツッコミ。
これもまた現実と創作の境界線を揺らす仕掛けだったのだろうか。
明日を良い日にするのは自分以外にほかならない。
それでも、この本から感じる多幸感は、仕事の忙しさで荒れた気持ちを少し整えてくれたように思う。
でもウェディングドレスで走るのはやめとけ。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ一章 金魚とカワセミ
レイ
去年の一月に交換留学生としてメルボルンに来た。一年間過ごし、日本に帰る。シティにある免税店でアルバイトをしていた。
ブー
ユリに誘われたパーベキューでレイと出会う。一歳のときに、画商である両親が永住権を取り、オーストラリアに来た。デザインスクールに通っている。
ジャック・ジャクソン
ブーの画家の卵の友達。二十歳。
ユリ
免税店で働いている日本人。ワーキングホリデーでメルボルンに来ている。レイの九歳年上の女性。
ポニーテールの女の子
三カ月の短期留学で来ている。
二章 東京タワーとアーツ・センター
ジャック・ジャクソン
画家。
僕
空知。三十歳。美大の四 -
Posted by ブクログ
ネタバレチョコレートにまつわる、短編集で読みやすかったです。青山美智子さんの言い回しが本当に大好きです。
素敵な作品に出逢えて、感謝です。ありがとうございます。
気に入ったフレーズ↓
紗希先輩「特別な日はちゃんと特別に楽しむっていう、それだけよ。時間も体もお金も、大切なことには惜しまないのが好き」 P41
転ばない人なんていない。そんな人生なんて、ない。そのたび起き上がって、きっとそのたび少し前進している。そんな失敗の回り道の中で、導かれるようにして新しい扉が開いていくのだ。P95
別れ話はいつだって胸を痛ませるけど、何ひとつ後悔はない、だってあの記憶は今、私を幸せな気持ちにさせてくれている -
Posted by ブクログ
田中達也さんのミニチュア作品が好きで手に取った短編集。
美味しそうなご飯といきいきとしたミニチュア人形たちの作る遊園地の1日を記した作品。
一つの作品をテーマに繋がっている短編なので読みやすかった。いろんな人生を送ってきた人たちがその1日だけを楽しむためにやってくる場所。そこが遊園地なのだなと。
全ての短編と収録されている全ての写真に出てくるピエロのお話がとても良かった。別の日のピエロの1日も見てみたい。
"猫はいいな、とピエロは思いました。
だけど、猫になりたいのではありませんでした。
あこがれるのと、なりたいのとは、違うのでした。"
この愛おしいピエロが迎えてくれ -
Posted by ブクログ
読後感が大変良いです。
温かい気持ちでいっぱいになりました。
評判通り多幸感に溢れる物語でした。
5つの物語から成り立つ連作短編集です。
主人公は異なりますが全ての物語が繋がっています。
個人的に最後の話がとても良かったです。
読み始めた時はいまいちパンチに欠けるなぁと感じましたが、話を重ねる毎に惹き込まれていきました。
それぞれが希望を感じさせるラストでほっこりします。
どんな人も内面には様々な苦悩を抱えているんだということを改めて考えさせられました。
対人関係では自己完結せずに対話を大切にしていきたいと思わされます。
大切なものを自らの手で壊すことがないように、思い込みで手を離してしま