青山美智子のレビュー一覧

  • リカバリー・カバヒコ

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    心温まる本でした。
    一歩でも前に進めたら充分かなぁって思わせてくれる穏やかな本なので、ゆったりしたい時にお勧めです。

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    2025年11月01日
  • お探し物は図書室まで

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    モヤモヤする日常から前向きになって行動を起こしていくきっかけを作ってくれる、不思議な司書さん。
    私はレファレンスをしてもらったことがないので、一度してみたくなりました。自分では選ばない本との出会いがあるかもしれないですね。

    私も何か始めてみよう!と前向きな気持ちになれる一冊でした。

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    2025年11月01日
  • マイ・プレゼント

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    U-Kuさんの描く青くて美しい水彩画と青山さんの綺麗な言葉が刺さった

    48篇あるけど、特に好きなのは
    「今だからこそ」かな

    「自分が意図せずに落っこちてしまった場所で体の痛みが少し引いてきたら、その状況をうまく利用する、という手がある。なるほど、あのときの経験がここで使える。ヒントはすでに自分が持っていた。やみくもに上ばかり向いていたけど、足の下にも世界は広がっているって、今だからこそ、しっかり見えるようになった。次の場所へは、自分から飛び込んでいこう。
    抗おうとしていた重力も、今度は私に味方してくれるかもしれない。」

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    2025年10月31日
  • 赤と青とエスキース

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    ネタバレ

    最初の方はただのオムニバス形式の短編かと思ったが、ラストにかけて1話目と繋がっていくのがとてもおもしろかった。
    漫画家さんの話が特に好きだった。運が良かっただけではなくがむしゃらにやってきた結果だと思えるようになってよかった。

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    2025年10月31日
  • 猫のお告げは樹の下で

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    青山先生の作品は、ホント心があたたかくなる作品ばかりです♪心が疲弊してしまったり、辛いと感じるとき私にとってのお薬になります。ミクジと近くご縁がありますように(笑)

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    2025年10月31日
  • リカバリー・カバヒコ

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    ネタバレ

    「人呼んで、リカバリー・カバヒコ!…カバだけに。」
    このフレーズを「そうそう」と愛おしむようになっていく。
    人は「あの頃のように戻りたい」と純粋に願う時、本来の素直で健全な想いが溢れ出るものなんだなぁ。
    その時は、普段纏っている人への嫉妬や妬みのようなもの、無自覚に持つ邪な自分の気持ちを客観的に向き合うことになり苦しむけれど、思いを巡らせながら心がリカバリーされていく。
    そういう自分の心を映して整理してくれる存在がカバヒコ。
    私も心に自分のカバヒコを持ちたいな。
    そんな気持ちになった1冊。

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    2025年10月31日
  • お探し物は図書室まで

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    町のコミュニティハウスに併設された小さな図書室には白くて大きい名物(?)司書さんがいる。
    一見すると話しかけづらそうに見える彼女は実は聞き上手で、利用者がぽろりと溢した悩みに寄り添うようなレファレンスをしてくれる。
    抱える悩みは皆それぞれ違うけど、薦められた本と小さな付録がヒントとなり新たな一歩を踏み出す⸺

    特に印象に残ったのは司書さんの選書と付録の妙。
    本に人生の指針が書かれているわけじゃないし、付録も悩み事に直接関連があるモチーフじゃない。でも受け取った側は本の中から、付録から、ほんの少しの気付きや勇気を貰う。それは誰かから言われたからではなく、自分で見つけた気付き。読みながら読み手も

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    2025年10月30日
  • 赤と青とエスキース

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    遅ればせながら、初めての青山美智子さん。
    ずっと気になっていたので、ようやく読めて良かった。
    本屋大賞2位にも選ばれた人気作とのことだったが、皆さんがお勧めするのも頷ける良作だった。

    一枚の絵で繋がる連作短編集。一つ一つのお話が優しく丁寧に紡がれていて、読んでいて何度も心がときめいた。
    特に、第1章が好きすぎる。今すぐメルボルンに飛び立って、私もブーと出会いたい。

    大人のための青春小説。年を重ねてから読んだら、もっと違う感動が待っている気がする。
    30年後、再読したい。

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    2025年10月29日
  • 赤と青とエスキース

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    第一章の駆け引きある恋愛は嫌いだった
    でも、この恋が無ければ次に続く素敵な物語は起こらなかったんだなと思うと、どんな嫌なことでも、誰の人生でも、どこかで誰かの救いになってるかもしれないってことだよね
    青山さんの本はいつも一貫してそれを伝えている
    読後は、やってくれたな青山さん!!
    です

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    2025年10月29日
  • リカバリー・カバヒコ

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    ネタバレ

    前情報なしで読んだから、タイトルの意味を知った時にクスッと笑ってしまった。

    「紗羽の口」と「ちはるの耳」がすき。どの話も、主人公の抱える事に対してのリカバリーよりも、変えるためにどうするのか、なにを大事にするのかが書かれていた。どこか自分にも当てはまる部分が多くて、うんうんって思ったり、ちょっと辛くなったり…
    私も、相手のことも、自分のことも、もう少しだけ真っ直ぐに愛してあげたい。

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    2025年10月29日
  • リカバリー・カバヒコ

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    連作短篇で、どの話も優しく温かい。
    さくさく読めて読後感もよい。
    カバヒコ伝説の発端も明らかになるが
    ほっこりするし、人の愛をじんわりと
    感じる作品だった。

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    2025年10月29日
  • 遊園地ぐるぐるめ

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    『遊園地ぐるぐるめ』は青山さんと田中さんのコラボで出来上がった小説であり作品ということで、とても楽しみに読み始めた。

    各章の扉にある田中さんのアートを見て、青山さんの物語を読む。
    読み終えるとそこには、青山さんの物語を読んで作られた田中さんの作品がある。
    その作品を見て、再び章の扉のアートに戻ると、「ああ!ここに!!」

    連作短編なので、最初の物語に登場した人物たちはその後のアートにも登場し続ける。
    次、次、次と、アートの中に知っている人を見つけるかのような楽しみが広がる。

    ほっこり、じーん。
    あたたかい気持ちになれる一冊だった。

    そして…。
    思い出すのは青山美智子さんの『木曜日にはココ

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    2025年10月28日
  • 猫のお告げは樹の下で

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    七編からなる心温まる物語。
    神社でお告げの葉を落とすミクジという猫。葉に書かれた言葉の解釈はそれぞれ意味がある。
     「ポイント」と「タネマキ」の話がとくに胸にグッときた。

    そういえば。私がたまに行く神社にも猫がいる。でも広い敷地をしょっちゅう移動してるその猫は、いつも出会える訳でなく会えたらラッキーくらいな感じらしい。私は今のところ毎回出会えてるので嬉しい!突然ひょんな所から現れたりして。ここに居るよと言ってるみたいに。猫は可愛い!

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    2025年10月28日
  • 猫のお告げは樹の下で

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    様々な生活や思いの中で生きている主人公それぞれに共感できる部分を感じられて、とても人間味のある優しくて素敵な短編小説だなぁと思いました。
    最後の「ここだけの話」で私たち読者に語りかける青山さんの文章が印象的でした☺️✨

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    2025年10月27日
  • 月の立つ林で

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    「連作短編集の母」青山美智子さん。
    相変わらず安定して心温まる内容でした。

    今作は、月の話から物語が発展します。
    このなんとも言えない感じはなんなんだろう?
    青山美智子さんの本は、どれも内容が同じように感じるんですが、なぜか新鮮な感じもするんですよね、、、
    不思議です。

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    2025年10月27日
  • リカバリー・カバヒコ

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    どのお話の主人公も、自分と重なるような感じで、読むごとに心が温かくなった。
    リカバリー・カバヒコが近くにいてくれたら、私も毎日通ってしまうかもしれない。
    人生いつでも立ち止まって、やり直しができると思える本でした。

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    2025年10月27日
  • リカバリー・カバヒコ

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    ネタバレ

    リカバリーのあと、まったく同じには戻らない。
    経験と記憶がついて、前とは違う自分になる。

    温かいお話たち。特に最後の章は、たしかになんでもはっきり見ようとしすぎてる世の中かもなぁと、そんなのは傲慢という言葉に考えさせられました。

    リカバリーが必要な人にそっとお勧めしたい本。

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    2025年10月27日
  • 月の立つ林で

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    Audibleにて聴書。
    面白いがラストが弱いかな、それは無理があるだろうというツッコミが。それ以外は素晴らしい構成。

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    2025年10月24日
  • 月の立つ林で

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    ネタバレ

    ・三章の「お天道様」泣いた。
    私も頑固だから、お父さんの気持ちも娘さんの気持ちもすごくわかる。
    思っている本音を言えず、素直になれない時もある。けど、もっとオープンにして、気持ちを伝えることが大事なのかも。
    親子の話にはめっぽう弱い。

    ・どんな状況も、私たちには良い悪いとすぐにジャッジすることなんかできないのかもしれない。

    ・月についての知識も知れるし、なんだかとても神聖で心が落ち着く。
    最後の解説が野口聡一さんなのも、とっても素敵。

    ★また繰り返し読みたい。

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    2025年11月28日
  • お探し物は図書室まで

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    幾人かの人生が動き始めるきっかけと過程の物語。
    同じシーンと小物が何度も出てくるけど、それぞれ表現を変えてるのがすごい。

    相方に勧められてたけどしばらく手を付けず、読んでみたら、新しいことを始めようとしている自分の状況と似ててとても響く内容だった。
    本の好みを理解されてるってありがたいな。

    映画化するならマツコデラックスだろうな。
    実在する本が出てくるので思わずそのうちの一冊を読みたくなって買ってしまった。

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    2025年10月23日