青山美智子のレビュー一覧

  • ただいま神様当番

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    青山さんらしい、優しくてほろっとくる話がつながっていく。
    どの人物も最初は苦しくなるくらい閉塞感がある状況から始まり、気の抜けたゆるキャラみたいな神様が登場して、勝手に動き出す左手により現状が改善される。
    でももともとあった正の感情を表に出しただけなので、違和感がなく受け入れられているのもいい。

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    2025年05月27日
  • もの語る一手

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     将棋に絡めた短編集。どれもこれもおもしろかった。ドキドキ、ハラハラ、おおっ、しみじみ、ほろり。いろんな感情を味わえました。1番のお気に入りは「なれなかった人」。棋士たろうとする凄みがすごかった。

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    2025年05月25日
  • もの語る一手

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    全く将棋が強い訳でもないが、将棋にまつわる小説やノンフィクションは個人的に好きな分野。粒揃いな作品群の中でも、葉真中氏の「マルチンゲールの罠」、橋本氏の「なれなかった人」、綾崎氏の「女の戦い」、そして奥泉氏の「桂跳ね」あたりが特に面白かった。芦沢氏は「神の悪手」が滅茶苦茶面白かったので期待大だったが、本作の「おまえレベルの話はしていない(大島)」はそれほどでもなかった。

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    2025年05月15日
  • ただいま神様当番

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    神様がとにかく可愛らしかったʚ( ॑꒳ ॑ )ɞ
    『私を楽しませるのは私』
    『最低だけど最高』
    青山さんは、温かくて優しくて素敵な言葉ばかり₍₍♡⁾⁾

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    2025年05月10日
  • もの語る一手

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    『テーマ小説の旨味が凝縮された至極の一冊』

    将棋にまつわる8話のアンソロジー。総じて良かった。特に将棋の細かいルールがわからなくとも読めるのが良い。全体的に夢を諦めない姿勢と将来の不安に対する心の葛藤を描いた作品が多く、勝負師たちの手に汗握る緊迫感が伝わってくる。奨励会の描写は「ヒカルの碁」を思い出した。

    ●授かり物 青山美智子
     親子の優しい物語、ブラマンが出てくるのは青山ファンに嬉しい
    ●マルチンゲールの罠 葉真中顕
     賭け将棋師の物語、真剣勝負に手に汗握る
    ●誰も読めない 白井智之
     本格ミステリー、アリバイ崩しのトリックと将棋の先読みを掛けた白井先生らしい作品
    ●なれなかった人 橋

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    2025年05月09日
  • 月曜日の抹茶カフェ

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    いやはや、すっかりハマってしまった青山さんの小説。
    青山さんの書いている文章が、僕の心に入っていくのが分かる。
    まだ全部が読み切れていないが、もし、長編を書いて無ければ、是非、長編を書いて欲しい。
    今の文体も好きですが。

    25/04027 16冊目

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    2025年10月04日
  • ほろよい読書 おかわり

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    お酒をテーマにした5人の作家による短編集。
    青山美智子さんの「きのこルクテル」が好き。
    美人のバーテンダーとお酒の飲めない青年の思いをつなぐノンアルコールカクテル。
    彼女の趣味であるきのこ栽培を通して二人の距離が近づいていく。
    心が穏やかになる優しい作品。

    他の4作品も読み応えがあった。

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    2025年04月25日
  • マイ・プレゼント

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    文学の枠を超えた、文字と絵が織りなす「芸術作品」。
    起承転結のある一般的な小説とは違う。
    誰かの心の中の「静かな思い」が文字と絵で表現される、透き通るかのように綺麗な『作品集』。
    文学本としての常識や規則性を忘れ、文字と絵が「静かな思い」のままに自由に広がりながら、ちゃんと整う。
    青山さんとU-kuさんのお二人の感性が揃ったからこそ出来上がった、他の方には作れない特別な本だと思います。
    一般的な小説を想像して購入すると、恐らく物足りない。
    静かな時間の中で作品を静かに眺める、そんな楽しみ方が適している本だと個人的には思います。
    元々青山さんのファンで、表紙のデザインに強烈に惹かれて即購入した

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    2025年04月07日
  • ただいま神様当番

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    著者の本はいくつか読ませていただいてます。
    ほっこりできる内容もものが多くて
    今回はどこかでちらっとあらすじを見て面白そうだと思い
    読んでみました。


    あらすじは
    それぞれ悩みを抱える人たちのもとに突如として現れる神様のお願い事を聞くストーリー。お願い事が叶うまでは神様当番となる。



    神様のお願い事がその当番になった人の欲望に沿ったもので
    出しもが抱える内容。実は欲望の深堀ってしないから、本当に自分が望んでいるものは違う形だったりするということを考えさせられたストーリーでした。

    一人一人の物語なので読みやすい内容で、また違う作品も読んでみようと思います。

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    2025年03月17日
  • ほろよい読書 おかわり

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    物語を味わい深いものに引き立てている、お酒の存在。色んな気持ちを吐き出すためのお酒。いいものだな…と思った。5人の作家さんのそれぞれの色が感じられて、楽しめました。

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    2025年03月14日
  • ほろよい読書 おかわり

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    色んな作家さんの色んなお酒にまつわる物語が詰まっててもっと読みたいのに〜ってところで終わっちゃってあと一口食べたいのに〜ってゆう感じでもうちょっと食べたいけどお腹いっぱいぱんぱん食べたら美味しかったよりも苦しいが勝ってなんかもったいなくなるから結局腹8分目が1番幸せだと思うんだけどわかってるんだけどお腹いっぱいまでたべる幸せも知ってるから食べちゃうんだよね。でもこの本に関しては腹8分目の美味しさ。前に読んだ1冊よりも大人っぽい話が多かった気がする!

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    2025年03月10日
  • ほろよい読書 おかわり

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    好みに合ったり、そうでなかったり。
    アンソロジーは、お酒のおつまみのよう。
    奥田亜希子さんは、初めて知った作家さん。他の作品を読んでみようかなと思った。
    きのこルクテルとタイムスリップ、よかった。タイムスリップは、タイムスリップしてなくて、よかった!

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    2025年03月03日
  • ただいま神様当番

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    リチャードのとこが変化球で面白かった   

    話の内容は一人目のOLが一番ぐっときた。
    なんでも待ってるだけじゃいつまで経っても来ないかもしれない。自分からつかみ取りにいかないとな
    『人生って単に楽しいからやるって、それが一番の決め手だよ。意味があるとか、お金になるとかはその次でさ。自分自身に何かの取り柄や才能があるかどうかもあんまり関係なくて、この世をおもしろがれる力のほうがうんと大事だと思う。』

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    2025年02月28日
  • マイ・プレゼント

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    青山美智子とU-kuによる、ショートショート×アートの本。ブルーを基調とした落ち着いた静かな癒される本。

    いつも目をそらさずいたのは、私にとってよけいなものばっかりだった。

    自分の思いどおりにいくなんてそんな面白いことあるかよって思って…あれはさあ、『思い』っていうのが『願い』なのか『予想』なのかでとらえ方が変わってくるよな

    ただただ愛していいって、それでいいって、なんて幸福なことだろう。

    選択肢は無限。だけど私たちがそのときに選べるのはいつもたったひとつだけ。

    傷ついた言葉は胸に留まって固くなって化石みたいにいつまでも埋まっているけど嬉しかった風景は綿あめみたいにさあっと溶けてしま

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    2025年02月24日
  • ユア・プレゼント

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    2/18
    マイ・プレゼントと同様に素敵な言葉と絵が良いな〜も感じました!

    個人的には前作よりも、自分に刺さるものが多かったかも?

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    2025年02月18日
  • マイ・プレゼント

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    2/18
    青山美智子さんのエッセイと、素敵な表紙の絵に惹かれて読み始めました。

    非常に個人的なことでも、誰かが似たような感覚を持っているような詩で素敵だなと思いました!

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    2025年02月18日
  • ただいま神様当番

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    その人に必要なお題を出す神様、鬱陶しいような微笑ましいような。考え方、捉え方で物事は変わって見えるのかも。

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    2025年02月15日
  • ほろよい読書 おかわり

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    「ほろよい」というくらいだから
    もっとフワフワした優しいストーリーかと
    油断していたら、思いの外面白かった。

    青山先生の話は安定の読みやすさとほっこりさ。
    それでいて飽きさせない伏線回収。
    1話目に持ってこられたから、その後のストーリーが似たようなものだと思い込み、いい意味で裏切られた。

    牡蠣の話も、途中から「え!?そっちか!」とドキドキしたし、一穂ミチさんは刺激的でさらにドキドキした。

    タイムスリップはもう少し深いところまで描いてほしいなと物足りなさは感じたが、最後の締めくくりとしては後味がよかった。

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    2025年02月07日
  • ただいま神様当番

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    青山美智子先生の作品は、どれもほっこりして、そして大事なことを教えてくれる。
    この作品も読んで良かったって思えた。
    自分の中にある、本当の気持ちを神様が気づかせてくれていた。本当の気持ち抑えないで、行動するのっていいことだな〜

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    2025年02月02日
  • ただいま神様当番

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    神様のおじいちゃんがかわいくて癒される。

    それぞれの登場人物によって、ものの表現の仕方・捉え方が違っていて面白いし感心させられた。
    また、それぞれの話毎に心がきゅっとなって、少しほろっとして心が温まる。

    私の元にも神様が来ないかなー!
    腕に文字が刻印されるのは嫌だけど。笑

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    2025年02月01日