青山美智子のレビュー一覧

  • リカバリー・カバヒコ

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    寂れた公園に佇むカバのアニマルライドを接点とした5編の連作短編集。カバヒコと呼ばれるその遊具には、触れた箇所と同じ部分の不調を治してくれるという伝説があった。

    各編では、主人公たちが治したい部分を触りながらカバヒコに語りかけることで、自分自身を見つめ直し、心を回復させていく。
    もちろんカバと自問自答するだけでは癒しや回復は望めない。かつての顧客から届いた感謝の手紙や、とても小学4年生とは思えないスグルくんの達観した考え、さらに20歳以上年下の高岡さんの人生訓など、それぞれの登場人物が絶妙なタイミングで他者の言葉に触れることで、新たな気づきを得て前へ進んでいく。

    少々都合が良すぎる展開に感じなくもないが、そもそも作者はそこに強いリアリティを求めていないのだと思う。青山作品を読むのは本作で4作目になるが、現実ではなかなか起こり得ないような優しい偶然や人とのつながりこそが、作品の魅力なのだろう。そして読者もまた、そうした温かな世界観を求めて青山作品を手に取っている気がする。

    心が少し疲れたときに読みたい、癒やしに満ちた珠玉の短編集でした。

    追記:
    カバヒコの容姿を容易に心の中で描くことが出来るのも、本作の魅力の一つだと思うのですが、世代によって異なるかも。僕のカバヒコはコンクリート製でした。

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    2026年10月06日
  • 元カレの名前なんて忘れた

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    短編なのでライトに楽しめた。
    青山さんと町田さんの本は愛読しているが、一木さんと山内さんは初読。
     山内さんの他の著書に興味をそそられた。まずは何を読んでみようか。

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    2026年10月04日
  • いつもの木曜日

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    小説というより、ふわっと読めるセンテンス集のよう
    田中さんの写真とあわせて、ふんわりとした日常を味わう。本編だとこれらがどう響くのか(ファンブック的扱い?)

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    2026年10月04日
  • 人魚が逃げた

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    短編集ではあるけれども、少しずつどこかで繋がりがあり、それを見つけるのも楽しかった。後半にかけて王子ってそういうことか?!と思ったものの、やっぱり最後には違った?!と二度楽しめた。エピローグの世界観も楽しめました。人魚姫の絵本を読み返そうと思った。

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    2026年10月03日
  • 泣きたい午後のご褒美

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    アンソロジーにものすごい面白みを求めてはいないので、まあこんなもんかなという印象。

    小川糸さんのエッセイを数冊読んでいたので、エロ入れちゃうんだとちょっと引いてしまった。

    紅茶占いは雰囲気良さげだったけど、主人公が嘘みたいに信じやすすぎてこちらもちょっと引いた。

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    2026年10月02日
  • 月の立つ林で

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    ​新月をテーマに、ポッドキャスト番組を通じて不器用な人々が少しずつ繋がっていく連作短編集。

    見えないときでも月は変わらずそこにあるように、自分の毎日もちゃんと意味があると思わせてくれる温かい物語でした。

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    2026年10月02日
  • 泣きたい午後のご褒美

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    タイトルから泣けるんだろうな、と思い手に取ったけれど、そういうわけではなかった。「浮島 イルフロッタント」はちょっと感動した。「究極のホットケーキと紅茶占い」も好き。短編集はさくさく読めていい。美味しそうな食べ物がたくさん出てくるので、お腹が空いてしまった。

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    2026年10月01日
  • チョコレート・ピース

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    ネタバレ

    それぞれの話が短く
    昼休み20分 3日間で読めてしまった

    BOX1 は、えらい長いカタカナのタイトルの
    割に話しは短くて、ちょっと肩すかし気味

    BOX2で、 BOX1のアンサーみたく
    話がつながるのは、良かった

    ただただ可愛いストーリーって感じ
    悪くはないけど、普通の小説の方が
    心に残るのになぁ…

    本自体も可愛いから
    若い子には良いのかなぁ?

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    2026年09月30日
  • 元カレの名前なんて忘れた

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    テーマが元カレの短編集って今まであまりなかったような?しかも好きな作家さんばかりなので期待して読みました。
    恋愛の渦中にいるときには分からないことって色々あって、終わりが来て自分が新たな場所に身を置いたときにはじめて気付けるものだよなぁ…としみじみ。
    それぞれの作家さんのカラーがしっかりとあって、どれもよかったですがアラサーの方向きですかね。

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    2026年09月30日
  • 元カレの名前なんて忘れた

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    私も好きな人気作家さん4人のアンソロジー。
    元カレって美化されがちだと思うけど、この本に登場する元カレ達はなんだかパッとしない。
    そんな男は別れて正解でしょとツッコミながら読んだ。本人はなかなか吹っ切れないものかな…とも思うけど。最近はそんな気持ちになることもなくて忘れちゃったなぁ。
    前を向いて頑張って!とエールをおくりたくなった。

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    2026年09月29日
  • 元カレの名前なんて忘れた

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    最近良くみる何人かの作家さんのアンソロジー。
    どの本もそうそうたるメンバーが名を連ねる。
    私は初めて。
    青山さんも町田さんも、青山さんらしいな…町田さんらしいな。っと思う内容だった。
    ただ、女性作家さんだからなのか、ひどいクズな男がたくさん登場する。読みやすいけど、クズすぎるのともー少しハッピーエンドな方が私好みだから⭐️少なめ…

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    2026年09月28日
  • 猫のお告げは樹の下で

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    どのお話もほっこり。青山さんの本はどれも穏やかな気持ちで読めて好き。
    私もミクジに会いたい〜

    全編を通して、「自分で自分の限界を決めない、枠を狭めない」というメッセージを個人的に受け取りました。
    何事も最初から決めつけずにやってみよう。

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    2026年09月28日
  • チョコレート・ピース

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    他の人にどう思われているかとか、殆ど考えずに行動している。やらなければいけない事をやり、やりたい事をする。それをプラスに考えてくれたら、それを更に進める。自分と考えが異なっていたら、離れる。喜んでくれたら、更に親しく。性格は、合う合わないがあって当然だから。それをわざわざ相手に合わせる必要は、無い。勿論距離感は、相手によって変える。相手も心地良さそうにしている人だったら、更に親しくなっていくから。

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    2026年09月28日
  • 赤と青とエスキース

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    一つの作品が次へとつながっていくお話
    リラックスしたいとき、何も考えたくない時に読むと良いかも知らない

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    2026年09月23日
  • リカバリー・カバヒコ

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    青山さんらしい、優しすぎるほどあたたかい作品。
    スラスラした読み心地なので、1〜2時間もあればすぐ読めてしまいます。

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    2026年09月23日
  • もの語る一手

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    作家たちの将棋にまつわる短編集

    将棋の世界とは
    いつまでも夢を追えない世界
    一握りの天才がいる世界
    それでも夢を諦めきれない世界

    真剣師なんてのもいるのね
    棋士になりたいけど手軽になれるものではないからこそ
    夢となる

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    2026年09月21日
  • 元カレの名前なんて忘れた

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    元カレにまつわるショートストーリー✖️4作品。
    青山美智子さん、町田その子さん、一木けいさん、山内マリコさんという贅沢な一冊。
    どのストーリーも好きだけど、山内マリコさんの二つ年上…は着物の世界も知れて私の中では1番好きな作品かな。
    新しいことに出会って、お客様のことや一緒に働く人の気持ちを考えるようになったからこそ元カレの気持ちを慮り、消化できた、昇華させられた過去。
    前に進むためのプロセスをわかりやすく表現してくれている作品だと思った。
    まぁこちとら、はるか昔の自分に重ねることすら困難でしたが…というより思い出せない。
    本気で忘れている…元カレの名前…(悲しいかな歳月の流れ…)
    ということで、無理に忘れようとしなくても時が解決してくれるよ!というのはあながち嘘じゃ無いということをお伝えしておきましょう。

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    2026年09月21日
  • 鎌倉うずまき案内所

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    「お探しものは図書室まで」が良かったので、同じ作者で、住んでいる場所に近いところが舞台と思われる本書を読んでみた。 話としては良かったと思うのだけれど、テイストが「図書室まで」と似ていて、続けて読むとやや気持ちがダレてしまった。そういう点では、もったいない読み方をしてしまった。

    同調圧力への抵抗、自己肯定感の欠如や疑心暗鬼の克服、自分にはこういう話が響くんだな、と自分の中のツボが分かってきた。

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    2026年09月21日
  • 月の立つ林で

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    とっても優しくて温かい話
    綺麗すぎて私にはハマらなかったのですが、新月を機に一歩踏み出すのはどう?って、遠くから背中を押してくれるような本でした
    タケトリ・オキナの月の豆知識はもっともっと聴きたかったな

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    2026年09月20日
  • 元カレの名前なんて忘れた

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    読み終えてから少し経っており、うろ覚えと印象的だったことのみの記載となります。本作を手に取ったのは好きな作家さんが多かったことと、アンソロジーのタイトルが面白そうという理由からです。

    本作を読み進めてみると、主題が元カレというだけあり、構成が少し似てしまう印象を受けました。というのも、元カレを描くには、元カレとの過去の出来事、それを語る現在の視点といった時間軸的な制約が多く短編として成立させるには物語構造が類似してしまうのかなと考察しました。

    それもあり、本作の魅力としては、作家さんの豊かな表現力かなと思います。特に元カレとの関係性やエピソードを表す比喩は作家さんによって全然違う印象があったかなと感じました。個人的には一木さんの表現が好みだったかなと思います。

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    2026年09月19日