青山美智子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ普通に面白かったんですが!!
青山美智子さんの作品ということで、
・BOX1の中の主人公が名前が明示されていなかったので、「これは同じ人の話では??」
・「BOX2はBOX1の主人公に関わっている人の視点の話がくるのでは?」
と予想がついてしまった。
かつ、BOX1が一人の主人公っていうのが無理があるなと若干感じたので、★3でした。
ただ、ananのショートストーリーで連載されていたと知って納得。
あれだけ短いお話で、かつ、それだけ読んでもそれなりにジンワリすることが求められるし、青山先生のいつも作品を読んでて感じる「なるほど!そうくるか」というサプライズを演出しようとして、「連載」すべて読んだら違ったものが見えてくるというサプライズを再現しようとするとこうなるなぁと思った。
なので、青山先生の本来のテイストを楽しみたいなら、中~長編の方がいいなぁと。 -
Posted by ブクログ
まず最初に思ったのはこの遊具の名称、アニマルライドっていうんだ。小さい頃、公園で様々なタイプの彼らに乗ってきたはずだけど、
名前を知らなかったというか名前=動物と思っていた(もしくは聞いたことあるけど忘れていた)ので、本に出てくる人たちが普通にアニマルライドだと認識するから、なんかすごいな、と変なところで驚きがあった。
そしてこのアニマルライドに目を向ける青山さんがすごいなぁと思った。カバヒコとの出会いがそれぞれ自分と向き合うきっかけになるのだけど、
シンボリックなものでもなく、ずっとまえから公園にポツンといるカバヒコというのが良かった。
日常のなかで、少しのきっかけで変われる、リカバリーできる気がしてくる。読み終わるとすごく優しい気持ちになれた。そして久しぶりに、小さい頃の私がよく遊んでいた公園にアニマルライドがまだあるのか、見に行きたくなった。 -
Posted by ブクログ
本棚を遡れば私が初めてこの作者さんの本を読んだのが「木曜日にはココアを」だったようで、その続編になるお話。
前作の舞台だった「マーブル・カフェ」の定休日とか閉店後に、おでこに大きなほくろがあるマスターが不定期にイベントをやっているという設定。
今回も登場人物が緩くリンクする連作短編が12話、通勤電車の中で読むにはいい塩梅の軽いタッチで“ちょっと佳い話”が綴られる。
どの話にも、人生における出会いの不思議さや大切さ、普通にまじめに生きていけば良いことがあるという思いが伝わってくる。
6話目の水無月さんとタヅさんの会話が良い。暑気払いや悪霊払いの祈りが込められたという謂れを知れば、改めて水無月を食べたくなる。
7話目の与えられたからだひとつがすべてと凛としている猫さんが格好良く、8話目の52歳で脱サラして店を始めた古本屋のおやじさんと奥さんの会話がなんか泣ける。 -
Posted by ブクログ
ご褒美シリーズ、というのだろうか。
今年第3弾「やるせない昼下がりのご褒美」が出た頃にたまたま本屋さんに行って手に取ると、やはり前の2弾、1弾も遡って読みたくなる。第2弾は本棚の端っこで発見したので買ってしまった。(第1弾は本屋さんを2箇所回ったが見つからず)
よく知る作家さんもあれば、存じ上げない方もあり。アンソロジーの良いところは、読んだことがなかった作家さんや馴染みのない作家さんに出会えるところ。
そして、ポプラ社出版なので、殺人とか怖い話やどろどろした話はないという安心感で、ちょっとお疲れな時に読むにはちょうどいい。
一番最初の青山美智子さんのお話が思いの外短かったので、えっ!これだけ!?と少し寂しかったけど、このアンソロジーの小説の順番って大切だなと思いながら楽しめました。
織守きょうやさんの文章がこの本全体をきゅっと引き締まめてる感じがして良かった!この作家さんの本も読んでみたい。