小尾芙佐のレビュー一覧

  • アルジャーノンに花束を〔新版〕

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    いくら知識や経験を得て賢くなっても、傲慢だったり、相手に対して思いやりがなかったりするとそれは台無しになってしまうと思った。IQが高くなることによってこれまで気付いていなかった人の悪意に気づくことにもなる、気づかなくてよかったことに気づく、主人公の苦悩が読んでいてつらかった。賢すぎることは絶対的に良いというわけではないんだと感じた。

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    2026年01月19日
  • アルジャーノンに花束を〔新版〕

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    ◯賢いってそれだけに正義になるものではない

     人は、子供の頃から、学校教育の影響もあって、「テストで点が取れる・賢い」=「すごい、正しい」と言う意識が刷り込まれている。しかし、この本を読むと、それだけでは「すごい、正しい」とは言えないことがわかる。むしろ、賢さが人を落ちぶれさせることもある。

     読んでいるうちに、主人公の苦悩や傲慢さが痛いしく見えてくる。しかし、これは自分にも当てはまるところあるよなぁと想いながら読んでいた。自分の痛いところを突かれるような感覚もあった。

     最後に、普段聴く曲の歌詞も引用する。Mrs.Green Appleの「breakfast」の歌詞で「馬鹿でもいいんだ

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    2026年01月18日
  • アルジャーノンに花束を〔新版〕

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    ネタバレ

    Audible
    名前だけ知っていていて、読もう読もうと思っていた作品をようやっと。
    知的障害の話だとは知らなかった。
    初めは拙い言葉を使うチャーリーが可愛かったが、次第に賢くなり、教授や博士よりも賢くなってしまったことに驚き、なんだか好かない性格になってしまったと思った。しかし、またどんどんと衰えていき、また拙い言葉を使い始めたチャーリーを、最後には可愛いではなく、切ないと思ってしまった。
    賢くなって周りの人間の言動が理解できるようになった時、理解できなかった時の記憶を覚えているのは辛い。同じ人間なのに。

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    2026年01月17日
  • アルジャーノンに花束を〔新版〕

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    実験によって知能が高くなったチャーリーが最後にはもとに戻ってしまったことが衝撃的でした。経過報告の内容がどんどん複雑になっていく過程がおもしろかった。家族や恋人チャーリーの心情の変化が、せつなく感動しました。

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    2026年01月17日
  • われはロボット〔決定版〕

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    1950年に書かれたとは思えない、75年経っても新しい視点をもたらしてくれる小説だった。
    aiが進化している現代において、色々な示唆をしてくれる。面白く読めた。

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    2026年01月01日
  • はだかの太陽〔新訳版〕

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    ネタバレ

    『鋼鉄都市』の続編にあたる作品で、前作は地球を舞台にしたものに対して、本作は宇宙国家のひとつであるソラリアを舞台とした話。前作同様に主人公ベイリが殺人事件の犯人の行方を追うが、ソラリアに住む人々は地球人と同じ祖先であるが、さまざまな面で地球と価値観が異なり、ベイリは困惑するところが印象的。また解説にあるように、映像とコミュニティをとる場面は、現在のYouTubeやニコニコ動画を彷彿させる。

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    2025年11月22日
  • われはロボット〔決定版〕

    ネタバレ 購入済み

    ロボット三原則とはなにか

    三原則がロボットの思考に及ぼす影響を考えさせられる。それはロボット時代の黎明期から冷遇期、再度活用され深く人間社会に浸透し、ついにはロボットに導かれる時代になる。そのどの場面にも三原則は影響を及ぼす。興味深い話だった。

    #深い #タメになる

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    2025年11月12日
  • われはロボット〔決定版〕

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    ロボット工学の三原則のルールに従って行動するロボット達だが、三原則が絡み合って時に不可解で奇妙な行動をする。
    ロボットの知能が上がるにつれて三原則からなる思考も深くなりどんどん謎も深くなっていく。
    色んな種類のロボットが出てくるが、なんだかんだ愛くるしい。
    それと同じぐらい色々な災難に遭遇する「ドノヴァンとパウエル」コンビも愛くるしくて好き。
    ちなみに現在、三原則の様なルールが有るのかAIに聞いたら…
    EU(欧州委員会)が出した “AI倫理の7原則” が存在するらしい。
    内容は、身近なAIに聞いてみる事をお勧めする。

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    2025年11月05日
  • 書店主フィクリーのものがたり

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    ネタバレ

    島で一軒の本屋を妻と切り盛りしていたが、その妻を亡くし、ものすごく気難しくなったフィクリー。
    その書店に幼い女の子が捨てられ、彼が育てていくことで彼の人生が少しずつ変わっていく。
    内容は決して軽くないけど重さを感じさせず、人との繋がりがすてきに感じた。

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    2025年10月17日
  • 書店主フィクリーのものがたり

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    最初はとある人物とその周りの人たちの日常切り取り系物語かと思ったのですが、それも間違いではないけど、どっちかというととある人物の愛と家族と終わりまでの物語で、とくに後半は読み応えがありました。

    2028.9.14
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    2025年09月14日
  • IT(4)

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    ネタバレ

    第4巻
    ITとの死闘が凄まじかった。息もつかせぬ展開に圧倒された。
    11歳の時の闘いと27年後の今の闘いが、一文で繋がり交互に描かれる構成が素晴らしい。緊迫感がより高まり、ぐいぐい読ませる。こんな描き方があるのか…やっぱキングって凄いわ。
    太古の昔から闇の中に生きてきたIT。食べては寝て起きて食べては寝るというサイクルを27年ごとに繰り返していた。近年は子どもの恐怖心が好物で捕食しており、あらゆる物に化け人々を恐怖に陥れる。
    それに立ち向かうビル達はみだしクラブの7人。仲間を失いながら、傷を負いながらも友達を思いやり挑んでいく。
    自分や仲間を信じる勇気こそがITを滅ぼすチカラとなり、そして…

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    2025年09月13日
  • IT(4)

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    喪失なくして克服なし。ままならない日常に光った煌めきも、恐怖に呑まれそうになった痛みもいつかは忘れていく。絶対はないということ。ホラー・ジュブナイル・スーパーナチュラル大長編の根幹には、人の切ない性(さが)がある。Bravo!

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    2025年09月12日
  • IT(3)

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    ペニー・ワイズはそれぞれの悪意や憎悪、トラウマの形をとって襲いかかる。黒人や同性愛者へのフォビアが、キング流筆致で描かれる、映画よりも露悪的に。映画2本目でドランがITに惨殺されるゲイ青年役を演ったのが、今更やっと政治的な意味を帯びてくるような、1985年編の幕開けとしてかなり重要な配役だと気付いた。最終決戦へ。

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    2025年08月31日
  • IT(3)

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    第3巻
    ITとの対決を通して、7人の子どもそれぞれが自己と向き合い、自身の持つ問題と対峙し成長していく。
    ホラーだけど
    青春群像劇でもあり、冒険小説でもある。
    友情、信頼、チームワークによって、勇気を得て恐怖心に打ち勝とうとする少年達の姿に感動を覚える。
    人の心を丁寧に描き出し、成長や再生を感じさせる筆力が、私がキングの好きな所なんだと思う。
    アメリカの田舎の市井の人々の考え方や暮らしを赤裸々に表現している点も興味深い。
    暴力やいじめ、貧困、差別は想像以上に酷い。ここからどのように生きていくのかも焦点になっている。

    ITの正体がチラチラと見えてきた。
    さあ、いよいよラスト第4巻へ。結末はいか

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    2025年08月30日
  • IT(2)

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    第二巻。
    幼馴染の6人がマイクの電話でデリーの町に27年ぶりに呼び戻される。
    ビル、リッチィ、エディ、ベヴァリー、ベン、スタン。
    27年ぶりに子どもの惨殺事件が起こり、
    再びあいつ(IT)が現れたと言うのだ。

    なぜ、戻らなければならないのか。
    深い理由と絆がありそう。

    ベヴァリーが実家を訪れてITと遭遇する場面が
    めちゃめちゃ怖かった。
    文章がうますぎて、映画を見ているよう。
    これからどうなるのか。
    第三巻に続いていく。

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    2025年08月22日
  • IT(2)

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    映画の場面がありありと思い出される。ベヴァリーとリッチーの怪奇との再遭遇シーン、活字なのにめっちゃ怖かった。順調に3へレッツゴ

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    2025年08月21日
  • ママは何でも知っている

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    面白かった!いわゆる安楽椅子探偵もので、刑事の息子が語る事件を、いくつかの質問だけで軽やかに解決するママの話。ちなみにママは、最後まで名前が出てこない。
    ママはずっとブロンクスで生まれ育ったユダヤ系アメリカ人。ママはいつもおしゃべりが過ぎて、話は脱線しがち、また息子の妻であるシャーリーのインテリ気質を当てこすったり(大学で心理学をおさめたらしい)、息子の仕事を(医者や弁護士になって欲しかったらしい)からかい気味にけなす。
    最初はちょっと苦手かな〜と思ったが、だんだんと情の厚い、ママの人となりが分かってきて、彼女の事が好きになった。ママの人生観と重なって、被害者やその周囲の人たちに対し寄り添うと

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    2025年06月29日
  • われはロボット〔決定版〕

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    ロボット三原則を提唱した著者が書いたSF小説。昨今台頭しているAIに、どう向き合うべきかを考える際に参考となる。科学技術と倫理観をいかに調合して、人間社会に適用していくべきかをこの作品から学べる。

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    2025年06月28日
  • ジェイン・エア(下)

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    読み終わって、まるで韓ドラじゃないか…と。女子が夢中になる要素がこれでもかとたっぷりと。きっと大勢の漫画家や脚本家に影響を与えたんだろうな。

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    2025年06月24日
  • 五番目のサリー 下

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    人間が住む世界や宇宙は広い。
    そして、個々の人間の内面も同じくらい広い。
    と思えた。

    本当の私。ありのままの私。自分探し。
    とかの類の言葉や行動は、自分を矮小化してしまうなーとも感じた。
    そんなもので見つけられる、わかるほど私は明確でも小さくもない。

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    2025年06月19日