小尾芙佐のレビュー一覧

  • アルジャーノンに花束を〔新装版〕

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    途中まで苦しくて、人間の醜さがテーマの話なのかと思った これは単純に主人公が成長したとか何か変わった、ではなくて、津波が山を飲み込んで更地にしてしまったが海の水位としては元に戻ったのような感じがする 
    知性に比例して優しさが欠如したことが書かれる一方で、今までの無知による優しさから意識的な優しさを獲得する転換点があり、それが知性が失われた後にも残ったというのが暖かいきもちになれて良かった

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    2026年05月13日
  • アルジャーノンに花束を〔新装版〕

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    知らない方が幸せなこともあるし、知ったら知った分だけ分からないことは増え、辛いことが多くなるのは往々にしてあることではあるが、それでも人は知りたいという飢えには抗えず、辛い道を自ら進んでしまう。
    それでも、得たものを失いたいとは思えないのが、それに価値が必ずあるということを証明しているのではないか。
    しかし、最終的に人が求めるのは人との繋がりであることは忘れてはいけないと感じた。

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    2026年05月09日
  • 闇の左手

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    両性有具の宇宙人惑星への、外交使節の物語。いろいろと考えさせられました。発情期のある宇宙人で、その発情期間中はどちらかの性になれる。男性女性というものが無い社会実験。

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    2026年05月03日
  • ロカノンの世界

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    SFの女王ル・グウィンのデビュー作となる『ロカノンの世界』です

    表紙はなんと日本のSFの女王とも言える萩尾望都さん
    うーんル・グウィンの表紙に萩尾望都さんを持ってくるハヤカワのセンスな
    さすがっす
    さすが早川さんす

    物語はまさにSFとファンタジーの融合と言う表現がドン・ピシャーテ(ドン・キホーテみたいな言い方!)

    SFなんよ、それはもう紛うことなきSFなんよ
    なんかこう不思議な世界観なんよな〜
    そして全体的にものすごい言葉足らずなんよな
    いい言葉足らずね
    読者の想像力で補うことを前提に書かれてる
    そんな物語のような気がしたな〜

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    2026年04月30日
  • アルジャーノンに花束を〔新装版〕

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     有名作品だが初めて読んだ。
     知的障害者への偏見、科学と人権、知能偏重、愛着不全、心理療法……いろんなふうに読める。

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    2026年04月16日
  • 偶然世界

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    最後の方、スピード感あってガンガン読めて面白い。序盤はSF用語の怒涛のラッシュで世界観に入り込むまで結構きつい。

    主題とかあんま分からないけど、物語として楽しく読めるSFな気がする。

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    2026年04月15日
  • アルジャーノンに花束を〔新装版〕

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    ネタバレ

    アルジャーノン。このネズミから自分の人生の結末を悟ってしまうのは、あまりにも辛く、どうしようもないことなのだと思う。頭が良くなったチャーリィとそうではないチャーリィ、この2人は本当に同じ人なのか疑うくらいの変わりようだが、一概にどちらが良いとは言えない。知らぬが仏、この言葉が頭に浮かんだが、これも違うように感じる。自分のことは自分が1番知っているの代表例。また、チャーリィを取り巻く登場人物の変化がとても面白かった。パン屋の人たちはなぜあそこまで優しくしてくれたのだろう。これも同情からなのだろうか。
    ついしん、アルジャーノンに花束を

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    2026年04月14日
  • われはロボット〔決定版〕

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    製造されたロボットはロボット工学の三原則を必ず守ることを前提として、もし〜だったらこうなる、という話を集めた短編集。
    学術的にも当たり前に使われているrobotics(ロボット工学)という単語が、この小説で造られたものだということに驚いた。

    ロボット工学の三原則

    第一条
    ロボットは人間に危害を加えてはならない。また、その危険を看過することによって、人間に危害を及ぼしてはならない。

    第二条
    ロボットは人間に与えられた命令に服従しなければならない。ただし、与えられた命令が、第一条に反する場合は、この限りではない。

    第三条
    ロボットは、前掲第一条および第二条に反する恐れのない限り、自己を守ら

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    2026年03月23日
  • はだかの太陽〔新訳版〕

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    SFミステリーとして読み応えのあった前作に引き続き、今作も非常に面白かった。
    ミステリー単体としてはクリスティなどの作品と比較すると浅い感覚は否めないが、散りばめられた伏線を回収していく様は快感を覚える。

    当時、未来として考えられていた映像対面は現代においては一般的になりつつあるが、リアル対面と比べた時の不足感は否めない。SNSなどの浅いつながりで満足しかけている若者に、ディストピア小説的な刺さり方をしてくれたらいいなぁと思う。


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    2026年02月24日
  • はだかの太陽〔新訳版〕

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    SFだけど、ミステリー。ロボット三原則や、異星の文化がうまくトリックに組み込まれていて面白かった!新訳で非常に読みやすい。

    一昔前のSF、現在すでに実現していることがあったり、ズレがあったり、読んでいて味がある。

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    2026年02月19日
  • われはロボット〔決定版〕

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    いつか読まねばと思っていたSF作品の名作。
    アシモフ先生は『黒後家蜘蛛の会』を先に読んだので、一体どれだけの「もし〜だったら?」を生み出す天才だったのだろう……と改めて感服しました。
    人間よりもロボットを愛したキャルヴィン女史の語りを通じて、数十年のロボットの歩みを語る構成も、あまり読んだことがない形式で興味深かったですね。

    考えてみると、私が持っている「ロボット」のイメージは、機械的で非人間的なもの……ではなく。
    不器用だけれども人間への愛に溢れている、そんな温かな存在という印象です。
    そしてそのイメージは、「ロボット三原則」の「ロボットは人間に危害を加えてはならない。また、その危険を看過

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    2026年02月19日
  • くらやみの速さはどれくらい

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    ネタバレ

    この作品はハッピーエンドなのだろうか……と考え込んでしまった。この話を読みながら私は主人公のルウを好きになった。努力を怠らず、周囲の人々と仲良くして、パターンを見つけるのが得意なルウ。でもそのルウはもういない。自閉症が治るとともに失われてしまった。そのままのルウでよかったのに、と私は軽々しく言ってしまいそうになる。だけどそれは酷いことだ。だってルウ自身が言うのだ。みんなと違うのは嫌です。普通になりたいです、と。そのままのルウを愛しているというのは、「私のためにそのまま苦しんでいてくれ」というのと一緒では無いのか。そう思うと胸が詰まる。どうすれば良かったのだろう。自閉症のルウ、ピザの好きなルウ、

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    2026年02月17日
  • われはロボット〔決定版〕

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    倫理的な人間とロボットの違いとは何か…
    プログラムに管理される事で得られる幸せとは何なのか…
    とても考えさせられる作品だった

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    2026年02月01日
  • われはロボット〔決定版〕

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    1950年に書かれたとは思えない、75年経っても新しい視点をもたらしてくれる小説だった。
    aiが進化している現代において、色々な示唆をしてくれる。面白く読めた。

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    2026年01月01日
  • はだかの太陽〔新訳版〕

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    ネタバレ

    『鋼鉄都市』の続編にあたる作品で、前作は地球を舞台にしたものに対して、本作は宇宙国家のひとつであるソラリアを舞台とした話。前作同様に主人公ベイリが殺人事件の犯人の行方を追うが、ソラリアに住む人々は地球人と同じ祖先であるが、さまざまな面で地球と価値観が異なり、ベイリは困惑するところが印象的。また解説にあるように、映像とコミュニティをとる場面は、現在のYouTubeやニコニコ動画を彷彿させる。

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    2025年11月22日
  • われはロボット〔決定版〕

    ネタバレ 購入済み

    ロボット三原則とはなにか

    三原則がロボットの思考に及ぼす影響を考えさせられる。それはロボット時代の黎明期から冷遇期、再度活用され深く人間社会に浸透し、ついにはロボットに導かれる時代になる。そのどの場面にも三原則は影響を及ぼす。興味深い話だった。

    #深い #タメになる

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    2025年11月12日
  • われはロボット〔決定版〕

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    ロボット工学の三原則のルールに従って行動するロボット達だが、三原則が絡み合って時に不可解で奇妙な行動をする。
    ロボットの知能が上がるにつれて三原則からなる思考も深くなりどんどん謎も深くなっていく。
    色んな種類のロボットが出てくるが、なんだかんだ愛くるしい。
    それと同じぐらい色々な災難に遭遇する「ドノヴァンとパウエル」コンビも愛くるしくて好き。
    ちなみに現在、三原則の様なルールが有るのかAIに聞いたら…
    EU(欧州委員会)が出した “AI倫理の7原則” が存在するらしい。
    内容は、身近なAIに聞いてみる事をお勧めする。

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    2025年11月05日
  • 書店主フィクリーのものがたり

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    ネタバレ

    島で一軒の本屋を妻と切り盛りしていたが、その妻を亡くし、ものすごく気難しくなったフィクリー。
    その書店に幼い女の子が捨てられ、彼が育てていくことで彼の人生が少しずつ変わっていく。
    内容は決して軽くないけど重さを感じさせず、人との繋がりがすてきに感じた。

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    2025年10月17日
  • 書店主フィクリーのものがたり

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    最初はとある人物とその周りの人たちの日常切り取り系物語かと思ったのですが、それも間違いではないけど、どっちかというととある人物の愛と家族と終わりまでの物語で、とくに後半は読み応えがありました。

    2028.9.14
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    2025年09月14日
  • IT(4)

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    ネタバレ

    第4巻
    ITとの死闘が凄まじかった。息もつかせぬ展開に圧倒された。
    11歳の時の闘いと27年後の今の闘いが、一文で繋がり交互に描かれる構成が素晴らしい。緊迫感がより高まり、ぐいぐい読ませる。こんな描き方があるのか…やっぱキングって凄いわ。
    太古の昔から闇の中に生きてきたIT。食べては寝て起きて食べては寝るというサイクルを27年ごとに繰り返していた。近年は子どもの恐怖心が好物で捕食しており、あらゆる物に化け人々を恐怖に陥れる。
    それに立ち向かうビル達はみだしクラブの7人。仲間を失いながら、傷を負いながらも友達を思いやり挑んでいく。
    自分や仲間を信じる勇気こそがITを滅ぼすチカラとなり、そして…

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    2025年09月13日