小尾芙佐のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ外科手術によって高い知能を得たチャーリイは、瞬く間に知識を吸収して天才として知られるように。だが同時に彼は、今まで気づくことのなかった人々の悪意をも知ることになる。そしてかつては思いもしなかったことだが、世間の人々は取るに足りない者たちだったことにも気がつく。そういった傲慢な心に加え、過去を追想するうちに自身のトラウマをも理解する。そのために、結局アリスのような自分を想ってくれる人を遠ざけてしまう。
さらにはアルジャーノンを観察する中で、いずれ自分の知能が再び低下することを知ってしまう。
知能に情緒が追いつかない苦しみ、他人を見下す傲慢な心、どこまでも果てしない孤独。本当の幸せとは何なのかを否 -
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Posted by ブクログ
1940〜50年に書かれたとは全く思えない、2026年の今なお読んでもギャップを感じない名著。
短編集として区切りがあって読みやすいうえに、
構成としても、1編目の「ロビイ」から分かりやすく入り込みやすいテーマを扱い、
徐々に深いテーマを扱っていく構成が、
作品全体に入り込みやすい。
また、ロボット工学三原則を生み、それを扱った内容としても面白い。
『第一条 ロボットは人間に危害を加えてはならない。
また、その危険を看過することによって、人間に危害を及ぼしてはならない。 』
簡単に言えば、ロボットは人間を傷付けることは出来ない、という意味だが、
各短編が、この原則を元にしたテーマを扱って -
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製造されたロボットはロボット工学の三原則を必ず守ることを前提として、もし〜だったらこうなる、という話を集めた短編集。
学術的にも当たり前に使われているrobotics(ロボット工学)という単語が、この小説で造られたものだということに驚いた。
ロボット工学の三原則
第一条
ロボットは人間に危害を加えてはならない。また、その危険を看過することによって、人間に危害を及ぼしてはならない。
第二条
ロボットは人間に与えられた命令に服従しなければならない。ただし、与えられた命令が、第一条に反する場合は、この限りではない。
第三条
ロボットは、前掲第一条および第二条に反する恐れのない限り、自己を守ら -
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Posted by ブクログ
いつか読まねばと思っていたSF作品の名作。
アシモフ先生は『黒後家蜘蛛の会』を先に読んだので、一体どれだけの「もし〜だったら?」を生み出す天才だったのだろう……と改めて感服しました。
人間よりもロボットを愛したキャルヴィン女史の語りを通じて、数十年のロボットの歩みを語る構成も、あまり読んだことがない形式で興味深かったですね。
考えてみると、私が持っている「ロボット」のイメージは、機械的で非人間的なもの……ではなく。
不器用だけれども人間への愛に溢れている、そんな温かな存在という印象です。
そしてそのイメージは、「ロボット三原則」の「ロボットは人間に危害を加えてはならない。また、その危険を看過 -
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ネタバレこの作品はハッピーエンドなのだろうか……と考え込んでしまった。この話を読みながら私は主人公のルウを好きになった。努力を怠らず、周囲の人々と仲良くして、パターンを見つけるのが得意なルウ。でもそのルウはもういない。自閉症が治るとともに失われてしまった。そのままのルウでよかったのに、と私は軽々しく言ってしまいそうになる。だけどそれは酷いことだ。だってルウ自身が言うのだ。みんなと違うのは嫌です。普通になりたいです、と。そのままのルウを愛しているというのは、「私のためにそのまま苦しんでいてくれ」というのと一緒では無いのか。そう思うと胸が詰まる。どうすれば良かったのだろう。自閉症のルウ、ピザの好きなルウ、
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