小尾芙佐のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
クリストファーに何らかの障害があることはすぐに分かった。
自分の決めたことが絶対的で、それが周囲をどれだけ振り回しているのかを自覚していない彼を想像すると、クリストファーの挙動に耐えられなくなり別の男と出て行った母親や、クリストファーを守ろうとするあまり縛りつけるように過保護になった父親が、どうしても悪い人たちには思えなかった。
実際、2人のいさかいがクリストファーにストレスを与えてはいるけれど、その内容はクリストファーを育てるのはどちらが相応しいかで、絶対に我が子を見捨てたりはしなかった。
まあ、クリストファーはそういう特性を持っており、“普通”の人からしたら全く違う人間のように思えるだろ -
Posted by ブクログ
ネタバレ最初は、ただのホラーかと思っていた。でも凄い。心情描写とかいじめだとか。それがいい。過去と現在を行ったりきたりする。特に印象ぶかかったことは、みんな過去を思い出すことはないくらいトラウマなんだけど、電話をきっかけに思い出すこと。心の奥底に閉じ込めていたトラウマを、体が防衛するために無自覚に閉じ込めていた悪夢を。いじめのシーンはきつかった。ベンがいじめっこにいじめられる。しかも3対1で年上から。読むのに耐えられない。心苦しかった。正直IT(それ)より気持ちが悪くて下賤で不快だった。本当にキモいのは人間かもな
ジョージデンブロウが最初殺されるシーンは、やはり恐ろしいんだけど、いい小説の引きだよね -
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Posted by ブクログ
ネタバレ外科手術によって高い知能を得たチャーリイは、瞬く間に知識を吸収して天才として知られるように。だが同時に彼は、今まで気づくことのなかった人々の悪意をも知ることになる。そしてかつては思いもしなかったことだが、世間の人々は取るに足りない者たちだったことにも気がつく。そういった傲慢な心に加え、過去を追想するうちに自身のトラウマをも理解する。そのために、結局アリスのような自分を想ってくれる人を遠ざけてしまう。
さらにはアルジャーノンを観察する中で、いずれ自分の知能が再び低下することを知ってしまう。
知能に情緒が追いつかない苦しみ、他人を見下す傲慢な心、どこまでも果てしない孤独。本当の幸せとは何なのかを否 -
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Posted by ブクログ
1940〜50年に書かれたとは全く思えない、2026年の今なお読んでもギャップを感じない名著。
短編集として区切りがあって読みやすいうえに、
構成としても、1編目の「ロビイ」から分かりやすく入り込みやすいテーマを扱い、
徐々に深いテーマを扱っていく構成が、
作品全体に入り込みやすい。
また、ロボット工学三原則を生み、それを扱った内容としても面白い。
『第一条 ロボットは人間に危害を加えてはならない。
また、その危険を看過することによって、人間に危害を及ぼしてはならない。 』
簡単に言えば、ロボットは人間を傷付けることは出来ない、という意味だが、
各短編が、この原則を元にしたテーマを扱って