小尾芙佐のレビュー一覧

  • IT(3)

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    7人の仲間達の過去と現在をザッピングしつつ話は進む。過去編は、子供時代に秘密基地作って探検ごっことかしてた人の心の琴線に響くこと請け合い。

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    2009年10月04日
  • IT(2)

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    TVシリーズとして映像化されている本作。ピエロのペニーワイズの怖さはあの映像で更に納得させられたのですが、まずは原作を読んで欲しい作品。(TVシリーズはいろいろとアレなので…)ピエロが怖いというのを明確に示したのは、この作品がはじめてだった。(少なくとも私にとっては)マク○ナル○のドナ○ドとかも笑いながら人殺しそうですよねぇ…。

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    2009年10月04日
  • 五番目のサリー 下

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    たくさんの誰かを、一人ずつ、自分の中に溶け込ませていく。どんどんステキな女性になっていくサリー。でも、ステキなだけじゃなく、いやな部分だって、自分の一部だよね。誰しもがもっているよね。

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    2009年10月04日
  • IT(2)

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    1985年、大人達は思いを馳せる。
    1959年に何があったのか。徐々に甦る記憶と共に、ITが再び姿を現す。

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    2009年10月04日
  • IT(4)

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    1959年、7人はITと闘った。
    1985年、大人になった彼らは再びITと対峙する。少年時代に使えた力を、今も使えると信じて。
    キング超大作の最終章。

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    2009年10月04日
  • 消えた少年たち(上)

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    オースン・スコット・カードの消えた少年たちを読みました。この本の最初の4分の3までは、モルモン教徒の夫婦と子供たちの必ずしも幸せとはいえない生活が描写されます。私としてはこの部分はそれほど面白くはありませんでした。この作者が悪いのか、訳者が悪いのか、モルモン教徒の生活が悪いのか、アメリカと言う国が悪いのか、途中で読むのをやめてしまおうと何度も思いました。

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    2011年07月18日
  • IT(2)

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    えーと、どういう所が好きかはよく分からないんだけど・・・
    そういうのを確かめようと思って適当に開いたページから読むと、ついつい話に引き込まれて、いつの間にか全部読んでしまったということになりがちです。
    困ったものです。

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    2009年10月04日
  • アルジャーノンに花束を〔新装版〕

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    ネタバレ

    出来事のひとつひとつが、はっきりとした間違いというわけではない。人間らしいエゴや、合理的な考えも含まれているけれど、それでもみんな一生懸命で、悪気はなくて…

    ゆっくりと状況が進んでいくのだけれど、気がついたら、もう取り返しのつかないところまで来ていて。

    でも、「あの時こうしていれば…!」という後悔や、「ここが間違いだったんだ!」という反省点すら見つけられないような、そんな感覚でした。

    周囲の人間も、チャーリイの視点で描かれているからこそ、「すごい人」「賢い人」と見えていたけれど、結局はただの人間で。みんながそんなに崇高な人間ではなくて、それぞれにそれぞれの感情がある。そして、それが見えてくる、気づいてしまう瞬間が来る。それが恐ろしくて、とても辛かったです。

    それでも、チャーリイにとっては、知らないままでいるよりも、本質を知ることができてよかったのかもしれない、とも思います。

    やっぱり、IQが上がって頭脳がどれだけ発達しても、感性や人との関わり方というものは、時間をかけて、失敗も繰り返しながら少しずつ成長していくものなのだと思うから、その差が、チャーリイ自身のジレンマとなって、より苦しい感情を抱かせたのかもしれないと思いました。

    でも、望んでいた世界を見ることができた。そして最後は、チャーリイにとって幸せな最後だったのだと、私は思うことにしたいです…。
    チャーリイにもプライドというものが芽生えていたように感じるので、尊重したい。

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    2026年10月09日
  • 偶然世界

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    フィリップ・K ・ディックの本を一通り読んでみようと思い、3冊目に手に取ったのがこの本。
    彼が最初に執筆した長編とのことなので、非常に気になった。また、本のあらすじも良い感じだ。
    今よりも未来の世界。複数の惑星からなる世界。そこでは、抽選が人類のトップを決定する。すべての人類に等しくチャンスがある。しかし新しいトップは、その座を退いた以前のトップから命を狙われることになる…というもの。
    また、読心能力のある「ティープ」部隊や、人々の能力に応じた階級社会など、SFらしい要素が散りばめられている。
    SFファンとしては非常にワクワクしながら読み進めた。
    が、しかしストーリーの進行がちょっと遅くないか…?と思ってしまった。もっとこう、ドンパチやってほしかった。宇宙を股にかけた、権謀術数なストーリーが読みたかった。
    しかし出てくる惑星は少ないし、個性もない。結局刺客も一人だけ。
    登場人物も、主要人物以外は覚えにくい。これは誰だっけ…?となることが多々あった。
    自分の読みが浅いのかもしれないけど、刺客は結局どうなったのだろう?宇宙の果てみたいな場所に行ったようだけど。
    時代のせいもあるかもだけど、女性キャラクターの扱いもよく分からない。結局何がしたかったのか、何をさせたかったのか。
    しかし総じて、楽しめないということはなかった。ところどころで夢中になれる箇所はある。というわけで、星4くらいの評価となる。
    けれどこの完成されていない感じが、初期作品の魅力とも言えるのかもしれない。

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    2026年10月07日
  • アルジャーノンに花束を〔新装版〕

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    流石に名作だけあって、内容が良かった。それだけに重いので、読むのに覚悟が必要。知能と性格など、色々と考える機会になるので、是非一度は読んでみてほしい。

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    2026年09月29日
  • アルジャーノンに花束を〔新装版〕

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    AIが進化した時代の中で読み 改めて 人間とはを考えたが 答えが出るものではないな、、、
    温かな争いのない世界がいいな

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    2026年09月28日
  • アルジャーノンに花束を〔新装版〕

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    ネタバレ

    読み終わったばかりで思考の整理が追いついてないが、率直にめっちゃ切ない、、、。久しぶりに泣くかと思った。

    本作の重要なポイントは、オリジナルのチャーリーと知能を獲得したチャーリーが統合されるのではなく、別人格として成立している。かつ2つの人格が2人の人間として存在していることだと思った。
    知能獲得後もオリジナルのチャーリーが天才チャーリーに自分の存在をたびたびちらつかせる。これは勝手な解釈だが、自分の存在を明らかにさせようと家族に会わせたりするのもオリジナルではと思った。最終的に天才チャーリーもオリジナルのチャーリーがずっと心の奥にいることに気付き、同時に自分の存在を残そうと必死になっている。

    しかしその努力虚しく、知能を失っていくチャーリーのフラストレーション、焦り、恐怖をひしひしと感じた。持つことがそのまま幸せにつながるのではないと思わされた。

    そして、最後にチャーリーがなるべく周りに負担をかけない形で養護学校へと向かうのは何とも皮肉だと思った。結局社会から隔絶した場所でないと生きていけない現実を突きつけられたように感じたからだ。
    キニアン先生もノーマも結局は、オリジナルのチャーリーを周りに置くことはできないし、それを一番痛感しているのがチャーリー自身であり、だからこそ去るしかない現実があると思う。
    作者も言及していたが、持ち込みで断られた出版社の編集者からはチャーリーが知能を獲得してキニアン先生と結ばれるというハッピーエンドにストーリーを変更するよう指摘されたという。本作のエンドが現実を突きつける形で終わってよかった。

    こうした現実の厳しさはあるが、やはり何よりも重要なのはエンパシー、共感力である。天才チャーリーのセリフにある通り、共感力のない知識は無意味だと思う。そして、何よりもこの共感力が人間を人間たらしめているのだと思う。
    そういう意味でいえば、オリジナルのチャーリーは誰よりも人間らしいのかもしれない。しかし、そんな彼も養護学校に戻るしかない。この事実が何よりも切ないのである。

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    2026年09月23日
  • 偶然世界

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    作中では一貫して「偶然」がキーワードになっている。
    抽象的に描かれている部分が少し読みにくかったが、スピード感と世界観のアイデアが面白かった。

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    2026年09月23日
  • アルジャーノンに花束を〔新装版〕

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    ネタバレ

    世間から評されてたように、涙が止まらない!!は正直なかった
    知能の低いチャーリーが実験を経てどんどん賢くなり今までの自分自身の事や周りの人たちからの目線、知らなかった事実を賢くなって初めて理解して苦悩する姿が残酷で可哀想だった。知らない方が幸せな事って世の中たくさんあるのよね…と思った。

    結局最後は虚しくも退行してゆき……
    この実験が少しでも今後の知的障害者のためになるのであればチャーリーは報われるのかなと思った。
    チャーリーがウォレンの学校で楽しく暮らせていると良いな

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    2026年09月22日
  • われはロボット〔決定版〕

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    解説が丁寧なだけに、尚更『ロボットの時代』より先にこちらを読んでおけばよかったなと改めて思う。いずれの時代かにまた再読するであろうこの2冊は、もっと早く出逢っていたらもっと興奮して読んでいただろうと思う。

    世界の切り取り方と、各地域に関しての趨勢は一部ステレオタイプではあるけれどもアシモフの推測する未来の世界の姿の一面が見えたようで面白い。

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    2026年09月20日
  • ジェイン・エア(上)

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     『ブロンテきょうだいのちいさな手づくり絵本』をきっかけとして、ブロンテ姉妹のいろんな作品を読みたくなった、その第二弾はシャーロット。

     妹エミリーの『嵐が丘』と比較して、女性キャラクターが本好きであることや、主要人物の人間心理を追い求めようとする姿勢等、共通する部分が多いのが興味深く、それは両親が亡くなり孤児となった本書の主人公、『ジェイン・エア』がリード家に引き取られたものの、皆から嫌われていて辛い思いをする序盤の展開に、まるでアーンショー家に連れてこられたヒースクリフを思わせたことも同様で、そんな二作品は発表年も同じだった(1847年)。

     その一方で、ヒースクリフは語り手が別にいたため心の中は読めなかったものの、ジェインは自ら過去を回想する進行役という形で展開されるため、彼女自身の本音がそのまま垣間見えるのが最大の相違点であり面白さなのだと思う。

     リード家に居た頃は、涙を『私の苦痛の空しい証』と感じたり、『私は社会的な身分を捨てて自由を手に入れるほど勇気のある人間ではなかった』と思っていたジェインが、やがてローウッド養育園へ学びに行き、ソーンフィールドで家庭教師として住み込み生活をするようになってと、彼女の人生がどのように変化していくのかという点に加え、こちらも独特な人間性に興味が湧く、家庭教師先の館主である『ロチェスター』との恋愛要素も含めた関係性に注目したい中、何故か盛り込まれているスリラー的(?)キャラも目が離せない。

     そうした数ある読みどころに於いて私が印象深かったのは、『心にひどい傷を負い、今日にいたるまで尾を引いている』けれども、『私の心の琴線をひきちぎりながら、ご自分は私の悪い根性を正していると思いこんでおいでだったのだから』と解釈する、ジェインの赦しの姿勢であった。

     下巻に続く。

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    2026年09月11日
  • アルジャーノンに花束を〔新装版〕

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    ネタバレ

    手術を受けたチャーリィはみんなを遥か通り越すまで賢くなったが、愛情を知らずに知能だけを得たチャーリィに待っているのは孤独だった。家族は崩壊し帰る所も無かった。もしみんなと同じくらいになれてたら、報われてたのかもしれない。だんだん知能を失っていくチャーリィを見ていると悲しくなった。

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    2026年09月06日
  • アルジャーノンに花束を〔新装版〕

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    「学ぶということの奇妙さ。奥深く進めば進むほど、存在すら知らなかったものが見えてくる。ほんのしばらく前まで私はすべてを一世の中のあらゆる知識ーを学ぶことができると愚かにも考えていた。いまの私は、せめてその存在だけでも知ることができたらと思う、そしてそのほんのひとかけらでも理解できさえしたらと願うものである。」


    「私は一個の物であるばかりでなく、ひとつの存在の仕方でもあるー数ある存在の姿のひとつー私がこれまでたどってきた道とこれからたどる道を知ること
    によって、私がどういうものになるかわからせてくれるだろう。」

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    2026年09月05日
  • アルジャーノンに花束を〔新装版〕

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    最後らへん、実際自分が迎える自分の死に際を読んでいるようだった。最初の100ページくらいを読み進めるのに気が進まず2ヶ月くらいかかったが、賢くなり始めると一気に200ページほど、翌日に最後まで読み切った。
    幼児レベルの文章を読むのが辛かったのは、内容が薄いし読みづらさもあるからだけど、最後らへんの拙い文章は、最後何を感じ考えて過ごしているんだろうと興味を持ちながら、且つ死への焦燥も駆り立てられながら、自分の動悸を感じながら読んだ。
    8ヶ月くらいの出来事?だけど、私たちもこれを引き延ばしただけで同じような人生を送るのだと、どこか虚しく心を削りとられていく気持ちになりながら読み進めた。
    映像化されたものも観てみよ〜、えっちな部分の描写がどんなのかが気になるぜ〜

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    2026年09月03日
  • アルジャーノンに花束を〔新装版〕

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    凄まじい本だった。内容と、書き切った作者の腕もさることながら、これを翻訳することの果てしなさに震えながら読んだ。
    翻訳者を目指す人がいたら必ず読まないといけないとおもう。

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    2026年08月31日