小尾芙佐のレビュー一覧
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続きが気になって(きっと恋は成就するのだろう、と結末は想像できるにもかかわらず)一息に読み切ってしまいました。
このあたりの「魔力」は上巻でも感じた通り、まさに韓国ドラマを見ているようでした。
姉の恋愛を邪魔し、憧れていた人の前途をつぶしたと思っていた憎い相手でしたが、そのことが勘違いだと気づいたエリザベス。ダーシーが自身に寄せてくれた好意をむげに断ったことを恥じていましたが、思わぬところで再会したこと、またその時のダーシーの態度が今まで以上に好意を寄せるものであったことを受けて、いつしか想いを寄せるようになります。
しかし、ダーシーの因縁の相手と末の妹が駆け落ちをしたり、強大な権力を持つダ -
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「恋愛小説」の古典作品ですが、全く読みにくいところがなくスラスラと読むことが出来ます。
訳がよいのか、そもそもの物語の作り方がうまいのだと思いますが、まるで昨今人気が出ている韓国ドラマを見ているように楽しむことが出来ました。
すれ違いから恋愛が成就しなかったり、大嫌いだった相手から告白されたり、またその嫌っていた理由が勘違いであったことにきづかされたり。
人生や家族を揺るがすような大きなトラブルではなくても、恋愛の情は個人の人生にとっては大きな転換点にもなりえます。
この後、ジェインとエリザベスの姉妹の恋愛がどのような形になってゆくのか、下巻も楽しみです。 -
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SFが苦手でル・グウィンさんの本はファンタジーしか読んだことがなかったが、彼女はSF界での評価も抜群なのは知っていた。
アニメ作品でいくつかSFに触れる機会があり、チャレンジしてみようという気になりようやく手にとった。
子供向けファンタジーに比べて生々しく、衝動や緊迫に息を飲む機会も多くあったが、ジャンルは違えど彼女の文化人類学的な視座や思想から紡がれる小説はやはり秀逸。神話や古代壁画を見ながら、ヒトや文化の起こりを見つめ直す感覚。4人の婚姻制度や神々の掟、宇宙旅行など、前提のない世界である時はヒトらしく、ある時は理解しがたい場面にも感情移入させる筆致には唸らされる。短編集で、もう少し続きを -
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ネタバレ舞台は、人との接触を極度に避け、対面は全てバーチャル映像で行う社会。
極めて人工的に管理されたシェルターの中で暮らし、自然環境からは完全に隔絶されている別の社会(こちらは「鋼鉄都市」に詳しい)から来た人と、実際に同じ部屋の両隅で距離を取り恐る恐る対面することになった登場人物が、
「あなたの肺にあった空気が、わたしの肺に入る」
ことに気づき、気持ちが悪くなり耐えられず逃げ出してしまいます。
3密とかいう言葉も登場し、Webでのコミュニケーション全盛の今の時代から、あと少しかも・・・
どちらの社会もロボットが大活躍。ロボットに仕事を奪われることの人々の嫌悪感、ロボット任せで失われてゆく能力の描写な -
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「高慢と偏見」には、いくつもの印象的な場面、有名な箇所がある。
ちょっと思いついただけでも、
1 冒頭の文章
2 最初の舞踏会……エリザベスとダーシーの最悪の出会い
3 風邪を寝込んだ姉ジェインの看護のため、エリザベスがビングリー家まで徒歩で訪問
4 コリンズ牧師の求愛行動とその顛末
5 ダーシーの叔母キャサリン夫人宅訪問
6 ダーシーの突然の求愛とエリザベスの強烈な拒絶
7 ダーシーからの手紙
8 ペンバリーのダーシー邸見学と再会
10 ウィッカムとリディアの駆け落ち事件
11 キャサリン夫人とエリザベスの対決
12 ダーシーのベネット氏訪問(めでたしめでたし)
他の長編にもそれぞれ印象 -
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ネタバレ映画版を観た機会に久々に再読。
キングといえばホラーだけど、私が何よりも大好きなのはキングの青春小説なのです。川面で乱反射する日差しのきらめき、世界で一等速い自転車で間一髪ダンプをかわすときの全能感。そういったものを書かせたらキングの右に出る者はいないんじゃないかってくらい。
ラスト、「はみだしクラブ」の友情と、命を賭して戦った軌跡は、超自然の力によって彼らの記憶から消し去られてしまいます。子供時代は誰にとっても儚い。でもこの「はみだしクラブ」のそれは、記憶から消されたからこそ、当時の熱もそのままに彼らの中で息づいているんじゃないかな。そんな永遠の存在を信じたくなります。
エディがいいん -
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購入済み
人もロボットもトラブル続き
ロボット三原則、とかいわれると仰々しい
ように思えるけれど、中身はむしろコメディ
タッチな作品や、ドタバタ喜劇の一歩手前
みたいな話も多くて楽しいし、所々でちゃんと
皮肉も効いていて飽きない
パウエル、ドノヴァンのコンビや、スーザン
博士、各ロボットどれもキャラが立っていて
読みやすく楽しい
「われ思う、ゆえに……」と「証拠」が好みだ