小尾芙佐のレビュー一覧

  • われはロボット〔決定版〕

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    ロボット工学の三原則
    第一条 ロボットは人間に危害を加えてはならない。また、その危険を看過することによって、人間に危害を及ぼしてはならない。
    第二条 ロボットは人間にあたえられた命令に服従しなければならない。 ただし、あたえられた命令が、第一条に反する場合は、この限りではない。
    第三条 ロボットは、前掲第一条および第二条に反するおそれのないかぎり、自己をまもらなければならない。
    『ロボット工学ハンドブック』、第五十六版、西暦二〇五八年

    はい、というわけでSFファン必読の名作、アイザック・アシモフの『われはロボット』でありんす

    そして出ましたロボット工学の三原則!もう暗記しましょう
    ここ試験

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    2025年02月08日
  • 書店主フィクリーのものがたり

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    ずっと積読にしていた作品。もっと早く読んでおけばよかった。読んだ直後なのでまとまらない感想になりそうだけど「家族」について、血のつながりとかではないんだなぁと実感。またフィクリーの義理の姉夫妻、警察署長のランビアーズのキャラクターもよかった。マヤの出生の秘密についても徐々に明かされていくがその過程も読み応えがあった。

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    2025年02月03日
  • 高慢と偏見(上)

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    ツンデレなヒロイン、優しくてきれいなヒロインの姉、ピエロのような妹たち、バカな母親、達観した父親・・・等々個性あふれる愛すべきキャラクターがたくさんいて、大した出来事は起こらないのだけれども、自然と続きが気になり読み進めてしまう不思議な本です。

    シェイクスピアに出てくる登場人物のように、若干デフォルメはされつつも、「いるよねこんな人」というのを絶妙なバランスで描いているので、くすくすと笑えるところがたくさんあります。元祖ラブコメとどこかで書いてあったのを覚えているのですが、そう書きたくなる気持ちも理解できます。

    人物の描写だけでなく、イギリスの田園風景、カントリーハウスについても精彩で、外

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    2025年01月06日
  • 闇の左手

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    ネタバレ

    ほかの惑星を侵略するのでなく同盟を結ぼうとする話だが、その骨の折れること。たったひとりの使節が相手国の説得にあたることの危険性よりも、降り立つ地の文化と選択を尊重することを重視した姿勢が、新鮮でよかった。
    前半は政治的な話が続き掴みどころのない物語だったが、不思議ともう一度読みたくなる。遺伝子実験により両性具有となった人類についても興味深い点がたくさんあった。
    登場人物の誰の話にも、常に問いがあった。そのどれにも明確な答えはなく、あれこれと浮かんでは消え、最後に残ったのは友への深い友情だった。
    生まれた星、育った国、言語、文化、習慣、体のつくりも何もかもまったく違う者同士が、互いを理解し合うこ

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    2024年12月27日
  • 幸福な王子/柘榴の家

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    どの作品も「死を持って結末を優美に飾る」という特徴があり、他にも「王族を題材にしがち」というワイルドの傾向があるように思える。

    聖書の教訓をドラマチックに表現しているようにも見えるし、一方で、キリスト教を間接的に批判しているようにも思えてくる。

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    2024年11月27日
  • 幸福な王子/柘榴の家

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    693

    275P

    オスカーワイルド
    オスカー・フィンガル・オフラハティ・ウィルス・ワイルド。アイルランド出身の詩人、作家、劇作家。耽美的・退廃的・懐疑的だった19世紀末文学の旗手のように語られる。多彩な文筆活動を行ったが、男色を咎められて収監され、出獄後、失意から回復しないままに没した。

    幸福な王子/柘榴の家 (光文社古典新訳文庫)
    by ワイルド、小尾 芙佐
    だれだって耳に快いことをいって相手をよろこばせたり、お世辞をいったりすることはできるがね、真の友というものは、ずけずけと不愉快なことをいって、相手に苦痛をあたえようが気にしないものだ。いやいや、ほんとうに真の友ならば、すすんでそう

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    2024年10月11日
  • 高慢と偏見(下)

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    「独身の青年で莫大な財産があるといえば、これはもうぜひとも妻が必要だというのが、おしなべて世間の認める真実である」

    世の中には書き出しが有名な小説がそれはもう星の数ほどありますが、本作『高慢と偏見』もその一つであります
    まぁ空で言えるくらい嗜んでいるのが理想ではありますが、この一文を聞いた時に顔も上げずにほそっと「あーオースティンね」なんてことが言えたら、それはもうかっこよ!

    はい、でこの書き出しがなんで素晴らしいのか?っていうとね
    そういう物語なんです
    もうこの書き出し読んだら、もうその後読まなくてもいいくらい(なわけあるか!)
    そのくらいギュッとされていて、このあとに続くドタバタ物語を

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    2024年10月04日
  • 高慢と偏見(上)

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    はい、恋愛小説の名作中名作との呼び声高い『高慢と偏見』を遂に

    しかも、ワタクシの大好きな小尾芙佐さん訳
    ありがたい
    さすが光文社わかってる〜

    それにしても1813年刊行ですってよ
    時代背景的にね、ちょっと今では考えられないような事物がたくさんあってうわーってなりかねないんですけどね(特にこの頃のイギリスはマジ酷いんで)
    まぁ、そういうのはもうそういうもんだと刷り込んじゃいましょう
    もう全スルーです
    いちいち引っかかってたら先に進みませんから
    これ、古典を読む時のコツです

    はい、上巻!
    もう、全編を通してずーっとイライラしっぱなしです
    あらゆる局面でイライラさせてきます
    イライラ担当キャラ

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    2024年10月03日
  • はだかの太陽〔新訳版〕

    購入済み

    アシモフ、ロボット刑事(後編)

    高校生くらいの時世界10大文学を読め、なんて言われました。受験対策として読みましたが内容はほとんど忘れてしまいました。
    ロボット刑事シリーズの方が心の深くまで届いたと思います。立場を超えた「友情」を私に教えてくれたのは、間違いなくこのシリーズです!

    #ドキドキハラハラ #共感する #感動する

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    2024年08月31日
  • われはロボット〔決定版〕

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    ・ロボット工学の三原則
    ・ミステリー
    ・短編
    この三つの相性は抜群ですねv@

    9章「災厄のとき」より印象的な部分
    ロボットの台頭は人間の発言権を失うことになるという主張に対して、いまだかつて人間に発言権があったことはないと。いつだって人間にははかりしれない経済的、社会的、自然的な力に左右されてきたのだから。

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    2024年08月01日
  • くらやみの速さはどれくらい

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    タイトルも著者名も美しいネビュラ賞受賞作。裏表紙に「21世紀版『アルジャーノンに花束を』」とありますが、なるほど同じ訳者なんですね。

    自閉症の療法が飛躍的に進化した近未来。治療の適齢を過ぎた最後の世代であるルウは、製薬会社に勤めていて、クラシックを聴いたり、仲間とフェンシングをするなど、充実した日々を送っていました。そんなある日、会社に新任の上司が着任し、ルウたち自閉症者を集めたセクションに、解雇をちらつかせながら、自閉症治療の実験台になることを迫られます。ルウは、ノーマルな人たちが普通に感じ取れる微妙なニュアンスや、他人の表情や仕草から感情を読み取れないことを気に病んでいました。それでもフ

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    2024年06月17日
  • 幸福な王子/柘榴の家

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    確かに大人向けの物語ばかりだ。
    他の童話のように教訓めいていない。
    利他的に生きても決して報われることはない、唯一の救いが神の祝福を受けること。単純に道徳的でないところがワイルドらしいところかな。

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    2024年05月18日
  • はだかの太陽〔新訳版〕

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    鋼鉄都市の続編

    最後までとても楽しめました!

    ロボットと人間
    それをうまく対峙させ
    人間の、生きる意味や、素晴らしさを
    楽しくわかりやすく
    読み応えもあるSF
    さすが読み継がれるだけあるなーと
    感じました。
    胎児管理って安倍公房さんの最近読んだ本に
    出てきた話を思い出しましたが
    ずっと私には読みやすかったです。

    ミステリー要素も古典的であるけれど
    楽しめます。

    ただ、、、この続き3部、4部が
    単行本ででてなくて、購入できるものが
    かなりの高値。最後まで読みたいのに
    どうしよう、、、

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    2024年05月11日
  • 火星のタイム・スリップ

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    電気羊だけがディックじゃない!と思わせる一作。

    1964年発刊。その30年後の1994年の火星が舞台。そこには人類が植民していますが、まだ社会基盤が脆弱なために水不足に悩まされていたり、闇取引が横行している世界。他に、人類と共通の祖先である原住民のブリークマンがいたり、ある種の精神疾患を持つ人間は未来を見る事ができるという設定がされています。

    これを書いている現在、1994年からちょうど30年経っていますが、いまだに火星に人類が足跡を残していないのが面白いですね。

    あらすじは、修理屋を営むミスター・イーのもと、雇われているジャック・ボーレンは、依頼のあるままにヘリコプターで飛び馳せる毎日

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    2024年07月13日
  • われはロボット〔決定版〕

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    今さらながらですが
    読もうと思いつつ読めてなかったので
    SF超入門の本をきっかけに
    思わず購入してしまいました。

    たった3つの原則
    それが
    これほど深く人間性を炙り出していくのかー
    と衝撃でした
    さすがの名著ですねーー
    何年も経ってるし
    今ではもっとロボット工学や心理学も進んでると思うけど
    古臭さはかんじません。

    訳がたまに、日頃使わないような
    意味わからない言葉があるけど、、、
    読みにくいことはありません。

    はじめの方から最後の方にいくにつれ
    話は、難しくというか
    単純ではなくなってきます。
    が、面白く最後まで読むことができました。

    最近読んだ
    チクタク✖️10を思い出しました。

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    2024年03月14日
  • 夜中に犬に起こった奇妙な事件

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     クリストファーはおそらく、発達障碍があるのでしょう。彼がこの世界と向き合うのは、とても難しい事なのだと思いますが、彼なりの方法で向き合おうとしている様子が読み取れました。
     クリストファーの一見変わった行動には意味や理由があることを、読者の方々に理解していただければと思います。そうすれば、クリストファーのような人々にとって、生きやすい環境が広がるのではないでしょうか。

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    2024年02月25日
  • サイラス・マーナー

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    「なりたかった自分になるために、遅すぎるなんてことはない」

    先日読んだ『夏の扉』がとてつもなく面白かったので、おかわりです
    ここでハインラインではなく訳者の小尾芙佐さんの方をおかわりするってところがもうセンス!

    ということでイギリス文学を代表する女流作家ジョージ・エリオットの名作『サイラス・マーナー』です

    エリオットの宗教観がどうのとか、彼女の結婚や人生がどうのとか、当時の女性の地位とか時代背景とか、あっしにゃ難しいことはさっぱり分かりませんよ
    分かりゃーしませんよ

    だけどね旦那
    正しい心を持った人たちが幸せな結末を迎える
    正しくない心を持った人も最後には改心する
    それだけで十分じゃご

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    2023年12月14日
  • くらやみの速さはどれくらい

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    自閉症の男性が主人公。自閉症とは言え、自分に合った職業があり、フェンシングの趣味ももち、それなりに満たされた暮らしをしている。
    彼の一人称で話が進む。彼が音楽を理解して感じるやり方や、他の内面世界は、一般的な自閉症者のイメージと違ってとても豊か。感情的には落ち着いていて、合理的で美学も感じるような世界観。それに加えて数学の才能も天才的。
    だが、新しい上司が彼ら自閉症の従業員を自閉症治療の治験者にしようと圧力をかけてくる。
    趣味のフェンシングサークルでの人間関係のいざこざもあり、その治験を受けることを決める。リスクを感じつつも決断する、その葛藤、筋道の付け方がしっかりしている。
    結果的に、治療は

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    2023年10月22日
  • IT(1)

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    阪神タイガースが「アレ」を成就した時、自分は「ソレ」(=IT)の読破に挑んでいました。
    先ず、「それ(時々あれ)」というタイトルがシンプルだけど強い。
    (つづく)

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    2023年09月27日
  • はだかの太陽〔新訳版〕

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    鋼鉄都市に続く二作目
    キャラ立ちもしていて内容も面白くサクサク読めた。
    アシモフの想像力に今回も脱帽、対面で接するのが何よりも苦痛な生物を生み出すなんて

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    2023年07月23日