小尾芙佐のレビュー一覧

  • アルジャーノンに花束を〔新装版〕

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    ドラマを何回か観たので内容は知っているのですが、実は原作を読んだことがなく…新装版が刊行されたタイミングでジャケ買いしちゃいました✧*。
    値段を見ずレジに持って行ったので、お会計の時に二度見してしまった…!
    文庫なのに約2000円でしたΣ(  Д )ﻌﻌﻌﻌ⊙ ⊙

    幼児なみの知能しかない32歳のチャーリイはネズミのアルジャーノンと同じ手術を受け超天才に変貌するがー…。

    ドラマと原作とでは内容も感じ方も全然違って驚いたし、やっぱり原作の方がチャーリイの変化をよりダイレクトに感じられた。

    かなり極端に描かれているけれど、チャーリイが経験したことは私も見に覚えがあるし、きっと誰しも経験があるこ

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    2026年04月18日
  • われはロボット〔決定版〕

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    アシモフがロボット三原則で有名な理由がわかった。
    ロボット三原則をモチーフとしていろいろな角度から人間とロボットの関わりが書かれている。
    こういうロジカルな作品って邦作には少ない気がします。

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    2026年04月18日
  • アルジャーノンに花束を〔新装版〕

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    チャーリーの知能が上がっていくにつれて周りの人との関わりの変化やずれが生じていくのが感じられ、知能は人を孤独にさせるものでもあるのだと実感した。また、経過観察という名目で語られるため、字の誤りやひらがなだった文章が知能が上がるにつれて目に見えてわかるように変わっていくのが特徴的だった。

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    2026年04月07日
  • アルジャーノンに花束を〔新装版〕

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    こんなにも胸を打たれた小説があっただろうか。
    孤独と愛の描き方が秀逸。
    人工的に知能を与えられ、世界を知っていくチャーリイ。その世界は彼がこれまで思い描いていたものとは全く違っていた。それ故の苦悩。
    さらには、高度な知能は一時的なもので徐々に廃れていくことをアルジャーノンから悟る。身につけた能力をどんどん失っていく。
    誰にも共感して貰えないという孤独感に苛まれる。
    もうずっと苦しい。アリスやストラウスなど寄り添ってくれる人がいる。けれどもそれを拒絶してしまう。貴方には私の苦悩は分からない、と。
    こんな経験をつい最近したからか、非常に共感して苦しくなった。人それぞれ違う人生を歩んでいる。だから共

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    2026年04月05日
  • ジェイン・エア(上)

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    面白い!十代の頃、モンゴメリ作品に、ワクワていたあの感じの読書体験ができた。
    ビクトリア時代に己を持った女性が、美貌や家柄でなく自分の決意と意思と誇りだけを武器に生きていく姿が活写されている。
    その上に、じれったくなるロマンスと、狂気の前妻のミステリーが絡んで
    本当に読む手がとまらない。

    その前にサマセット・モームやトルストイを読んでいたので
    こういうスルスル読みやすい小説の楽しさも再認識できた。

    しかしこの時代を描いた作品と子供の虐待されっぷりはえぐい。
    寄宿学校の生活の厳しさは、作者の実体験によるものなのだろうと思うといたましい。

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    2026年03月29日
  • 書店主フィクリーのものがたり

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    まるで1本の長い映画かドラマを見ていたかのような、不思議な読後感でした。
    スルスルと話が進んでいく中には、良いことや悪いこと、楽しいことや悲しいことなどがたくさん詰まっています。
    その全体を包むのは、人々の優しさ、温かさ、そして思いやりでした。
    「上手くまとまり過ぎ」と思わないでもないけど、私はこういう作品大好きです!

    (ネタバレにならないように書いたら、ぼんやりした感想になってしまいました(≧∀≦))

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    2026年03月26日
  • IT(2)

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    荒れ地でのダム作り、3人で映画を観た後でイジメっ子と対峙する場面が大好きでした。
    この愛おしい時間がずっと続けばいいのに…
    でも、我らがキング先生は容赦なく登場人物を痛めつけるんですよね。
    大人も子どもも関係なく、最も効果的な方法で心身ともにズタズタに痛めつける。
    キング先生、流石です。

    1巻で『チョケてばっかでこの子嫌いやわぁ』と思っていたリッチィが友だち想いのエエやつになるのも2巻からです。

    私のイチ推しはベン、2番目は何故か分からないけど博多弁アイルランド人のお巡りさんのミスター・ネルです。

    皆さんには推しキャラいます?

    アイザック・アシモフやロバート・ハインライン作品を小尾芙佐

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    2026年03月19日
  • はだかの太陽〔新訳版〕

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    タイトルの伏線回収が超序盤であった事に「え?」と思ったところ、最後まで読むと「あぁ…そういう事か…」となる様なダブルミーニングであり、とても楽しめた。
    恐れずに一歩踏み出す事の大切さ、勇気をもらい、アシモフに背を押してもらえる様な読書体験になりました。

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    2026年03月12日
  • 闇の左手

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    「西の良い魔女」との呼び名もあるSFの女王アーシュラ・K・ル・グィンの『闇の左手』です
    ル・グィンはSF界で双璧をなす文学賞ヒューゴー賞を5度、ネビュラ賞を6度受賞というまさに女王なんです
    そしてあのファンタジーの傑作『ゲド戦記』もル・グィンの作でもあるんです
    とにかくすごい人!

    本書『闇の左手』もヒューゴー賞とネビュラ賞をW受賞している傑作です

    もうね
    SFやわ〜って感じですな

    ル・グィンの思考実験の場にお邪魔させてもらったみたいな感じなんよね
    色々あるんだが、まず究極の男女平等社会を異星の中で描いてるんよね
    それは「両性具有」
    性差がないので全員平等w
    そしてこの世界は戦争がないのよ

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    2026年02月10日
  • 世界の誕生日

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     米文学の巨匠アーシュラ・K・ル・グインの短編集。ネビュラ賞とローカス賞を受賞している。全8編からなり、そのうち6編が<ハイニッシュ・ユニバース>ものである。
     
     初めてル・グインを読む方には、あまりおすすめできない。「闇の左手」から読んでほしい。ただ、 ル・グインのファンなら読むべし。

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    2026年01月31日
  • 闇の左手

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    ネタバレ

    すごく良かった…

    はるか未来の話、打ち捨てられた植民星にいる人々は両性具有なのだけど、それがかつての生物実験の果てだったりして、とてもSF。
    世界の説明や人々の風習や思考、交渉するアイの姿は、ガリバー旅行記みたいだなと思いながら読んだ。
    後半のアイとエストラーベンの氷河の厳しい旅路を通してのお互いの理解を深めるところとか、異種族間の(向こうは両性具有だし)愛なのか、友情なのかをお互いが考えるところが、とても良かった。
    世界観がきちっと説明されているにも関わらず、表現する言葉がなかったり、正しく理解することが無理そうなことを、感じる読書ができた。

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    2026年01月29日
  • 火星のタイム・スリップ

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    文句なしに面白かったです。
    個人的に火星を舞台にしたSFに熱が入ってしまうのもありますが…多分こどもの頃に見た映画版『トータル・リコール』の影響かもしれません。
    本書以外の個人的火星SF傑作選
    ○『火星年代記』レイ・ブラッドベリ
    ○『火星の人』アンディ・ウィアー
    ○『異星の客』ロバート・A・ハインライン

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    2026年01月27日
  • ジェイン・エア(下)

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    そんなうまいこと行くかーい!

    いいんです!
    うまいこと行っていいんです!
    奇跡のような物語でいいんです!

    だってジェインはいつだって正しくあったんだから
    誰にもバレなければいいじゃないか!という誘惑、いや懇願に対してもきっぱりと跳ね除け、過分な幸運は断固として分け与える

    誰も見ていなくても神様が見ている?

    ジェインなめんな!と言いたい

    もちろん、それもある
    神様の件も確かにある
    だけどジェインが正しき道を進もうとするのは、誰も見ていなくても”自分が見ている”という理由だったように思います

    だからいいんです!
    高貴な心で正しい道を進もうとするジェインに奇跡が降り注いできていいんです!

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    2026年01月18日
  • ジェイン・エア(上)

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    なんでそーなるの?!

    はい、ブロンテ三姉妹の長女シャーロットの『ジェイン・エア』です!じぇじぇじぇじぇ!(古い)
    すごいよねー三姉妹全員100年残る小説書いてるって
    まぁうちの三姉妹には負けるけど(負けるんかい!)

    そして聖書です
    バリバリ聖書です
    でもやっぱりよく分からんので聖書方面は雰囲気で乗り切る

    幼い頃に両親を亡くし、親戚に引き取られるが、そこで虐められ、孤児の学校に放り込まれそこでも苦労した少女が独り立ちした後、運命の人に出会う!という前半
    冒涜に近いくらいざっくり言うとこんな感じ、大好きなやーつです

    そして二人はお互いの気持ちに気付き、身分の差を乗り越えて結ばれ、幸せに暮ら

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    2026年01月17日
  • 闇の左手

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    極寒の土地+雌雄同体の異星人という大きな設定から精緻に世界観が作り込まれていて、社会科学的なSFだ。環境も身体構造も違う異星人との交流はとても難しいだろうなあ。主人公が使命や義理人情に苦悩しながら孤独に奮闘する姿が痛ましくも尊敬できる。

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    2025年12月07日
  • くらやみの速さはどれくらい

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    ネタバレ

    タイトルに惹かれて読んでみた。
    原題の"THE SPEED OF DARK"を『くらやみの速さをどれくらい』と訳したセンスが素晴らしい。

    ルウ目線の文章と健常者目線の文章がはっきりと違いが分かるように訳されていてすごい。文が破綻している訳でもないのに、これは"普通"の人が書いたものではないなと分かる。
    書いていることの中身が違うというのはもちろんあるが、前後の文のつながりが薄かったり、短文が多かったりと"普通"の人と文章構成が全然違って、とても読みづらかった。

    読みづらかったがこういう風に考えている人も社会にはいるんだろうなあとい

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    2025年10月26日
  • 闇の左手

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    ネタバレ

    なぜ一人きりでこの惑星へ送られてきたのか、と言う問いに対してゲンリーの言った台詞、「一人ではあなた方の世界を変えることはできない。しかしぼくはあなた方の世界によって変えられることができる。」が印象に残った。
    あくまで同盟は各々に主体的に決めてもらうと言うスタンスだったはずのゲンリーが、エストラーベンの愛国心を超えた人類への忠誠心に突き動かされ、彼に報いるため、星船を呼ぶ。さらにその過程で同郷のはずの仲間よりも、ゲセン人に愛着を持つようになる。
    文化も価値観も身体構造すら異なる相手と、理解しきれぬまま友情が芽生え、その地に愛着がわき、変わってしまう様子が面白かった。
    帰属意識や性、性のない社会で

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    2025年10月10日
  • 闇の左手

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    両性具有の人類が出てくるSF小説、としか覚えていなかったこの作品を、30年以上ぶりに手に取った。大学のゼミで取り上げられた作品で、怠惰な学生だった私は日本語訳の文庫本を読んだのだった…。

    宇宙に点在する星々を訪ねてくるエクーメンの使節の想い、その行動を可能にするエクーメンという組織の大きさと盤石さに、物語を読み進めるうちに圧倒される。
    空を飛べるなどと考えたこともない国の住人が、異星人の使節に自らの命を賭して行動を共にするにはどれほどの頭脳と勇気が必要だろう?

    作者は著名であるものの、2018年に亡くなっていたことを知らなかった。
    長く読まれる作品にはそれだけの理由がある。

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    2025年10月08日
  • われはロボット〔決定版〕

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    SFと謎解きが混ざったようなお話だった。自我を持ったロボットと人間の間で起こるさまざまな問題をまとめた短編集。

    自分がロボットで感情を持っていたら、自分より遥かに劣る人間に奉仕する訳ないなと思っていたから、ロボット工学の三原則はすごく簡潔で合理的だなと感じた

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    2025年10月03日
  • われはロボット〔決定版〕

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    テープとかフィルムとか真空管とか…レトロSFにありがちな、「未来ならあり得ない物」も多々登場しますが、そこで白けて読むのをやめてしまうのは勿体無い!
    本作のテーマは、一貫して「ロボット三原則」というロボット(人工知能含む)が持つべき倫理観となっており、まさにこれからのAI社会を考える上で非常に多くの示唆を与えてくれるものとなっています。ストーリーの語り手も「ロボット心理学者」というところがユニークですね。まあ、読んでみてください。面白いですよ。

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    2025年09月28日