小尾芙佐のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
「西の良い魔女」との呼び名もあるSFの女王アーシュラ・K・ル・グィンの『闇の左手』です
ル・グィンはSF界で双璧をなす文学賞ヒューゴー賞を5度、ネビュラ賞を6度受賞というまさに女王なんです
そしてあのファンタジーの傑作『ゲド戦記』もル・グィンの作でもあるんです
とにかくすごい人!
本書『闇の左手』もヒューゴー賞とネビュラ賞をW受賞している傑作です
もうね
SFやわ〜って感じですな
ル・グィンの思考実験の場にお邪魔させてもらったみたいな感じなんよね
色々あるんだが、まず究極の男女平等社会を異星の中で描いてるんよね
それは「両性具有」
性差がないので全員平等w
そしてこの世界は戦争がないのよ -
Posted by ブクログ
ネタバレすごく良かった…
はるか未来の話、打ち捨てられた植民星にいる人々は両性具有なのだけど、それがかつての生物実験の果てだったりして、とてもSF。
世界の説明や人々の風習や思考、交渉するアイの姿は、ガリバー旅行記みたいだなと思いながら読んだ。
後半のアイとエストラーベンの氷河の厳しい旅路を通してのお互いの理解を深めるところとか、異種族間の(向こうは両性具有だし)愛なのか、友情なのかをお互いが考えるところが、とても良かった。
世界観がきちっと説明されているにも関わらず、表現する言葉がなかったり、正しく理解することが無理そうなことを、感じる読書ができた。 -
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Posted by ブクログ
そんなうまいこと行くかーい!
いいんです!
うまいこと行っていいんです!
奇跡のような物語でいいんです!
だってジェインはいつだって正しくあったんだから
誰にもバレなければいいじゃないか!という誘惑、いや懇願に対してもきっぱりと跳ね除け、過分な幸運は断固として分け与える
誰も見ていなくても神様が見ている?
ジェインなめんな!と言いたい
もちろん、それもある
神様の件も確かにある
だけどジェインが正しき道を進もうとするのは、誰も見ていなくても”自分が見ている”という理由だったように思います
だからいいんです!
高貴な心で正しい道を進もうとするジェインに奇跡が降り注いできていいんです! -
Posted by ブクログ
なんでそーなるの?!
はい、ブロンテ三姉妹の長女シャーロットの『ジェイン・エア』です!じぇじぇじぇじぇ!(古い)
すごいよねー三姉妹全員100年残る小説書いてるって
まぁうちの三姉妹には負けるけど(負けるんかい!)
そして聖書です
バリバリ聖書です
でもやっぱりよく分からんので聖書方面は雰囲気で乗り切る
幼い頃に両親を亡くし、親戚に引き取られるが、そこで虐められ、孤児の学校に放り込まれそこでも苦労した少女が独り立ちした後、運命の人に出会う!という前半
冒涜に近いくらいざっくり言うとこんな感じ、大好きなやーつです
そして二人はお互いの気持ちに気付き、身分の差を乗り越えて結ばれ、幸せに暮ら -
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ネタバレタイトルに惹かれて読んでみた。
原題の"THE SPEED OF DARK"を『くらやみの速さをどれくらい』と訳したセンスが素晴らしい。
ルウ目線の文章と健常者目線の文章がはっきりと違いが分かるように訳されていてすごい。文が破綻している訳でもないのに、これは"普通"の人が書いたものではないなと分かる。
書いていることの中身が違うというのはもちろんあるが、前後の文のつながりが薄かったり、短文が多かったりと"普通"の人と文章構成が全然違って、とても読みづらかった。
読みづらかったがこういう風に考えている人も社会にはいるんだろうなあとい -
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ネタバレなぜ一人きりでこの惑星へ送られてきたのか、と言う問いに対してゲンリーの言った台詞、「一人ではあなた方の世界を変えることはできない。しかしぼくはあなた方の世界によって変えられることができる。」が印象に残った。
あくまで同盟は各々に主体的に決めてもらうと言うスタンスだったはずのゲンリーが、エストラーベンの愛国心を超えた人類への忠誠心に突き動かされ、彼に報いるため、星船を呼ぶ。さらにその過程で同郷のはずの仲間よりも、ゲセン人に愛着を持つようになる。
文化も価値観も身体構造すら異なる相手と、理解しきれぬまま友情が芽生え、その地に愛着がわき、変わってしまう様子が面白かった。
帰属意識や性、性のない社会で -
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両性具有の人類が出てくるSF小説、としか覚えていなかったこの作品を、30年以上ぶりに手に取った。大学のゼミで取り上げられた作品で、怠惰な学生だった私は日本語訳の文庫本を読んだのだった…。
宇宙に点在する星々を訪ねてくるエクーメンの使節の想い、その行動を可能にするエクーメンという組織の大きさと盤石さに、物語を読み進めるうちに圧倒される。
空を飛べるなどと考えたこともない国の住人が、異星人の使節に自らの命を賭して行動を共にするにはどれほどの頭脳と勇気が必要だろう?
作者は著名であるものの、2018年に亡くなっていたことを知らなかった。
長く読まれる作品にはそれだけの理由がある。
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Posted by ブクログ
アシモフのロボット3原則の話!あちこちに書かれた短編を、晩年のロボ心理学者スーザン・キャルヴィンが過去のエピソードを振り返る形でまとめ上げていて、それがめっちゃエモいです!!!ロボット技術を育て上げた者の持つ、愛情と信頼が溢れた導入からグイグイ引き込まれました。
現在のLLM進展の立役者のひとり、Metaのヤン・ルカンが、AGIを創るんだ!今のTransformベースのアプローチじゃだめなんだ!と主張している気持ちがちょっとだけわかったような気がします。
短編ひとつひとつも面白くて、とくに、現場のエンジニアのコンビの話が超お気に入り!初めての本番環境での稼働、ちゃんと仕様どおりなのに、思い -
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ネタバレ上下巻になっているうちの、2冊目、後半の下巻です。
ロチェスター様に求婚されて舞い上がるジェインに、ミセス・フェアファックスがたしなめるのですが…
ふたりは20歳差だったのですね。(もちろんロチェスター様が年上)
あしながおじさんとジュディの年の差(14歳差) よりも大きい!!
ジェインは18歳だから…38歳か。あれなんか思ったより若い…?
ちなみに、のちに出てくる従兄のセント=ジョンは10歳上でした(第37章より)
そこに、ロチェスター様の重婚疑惑!?
謎の女グレイスに世話される、もうひとりの謎の女……その正体は、なんと!?
リード家のぼっちゃん、叔父さん、牧師のセント=ジョン、 -
Posted by ブクログ
ブロンテ三姉妹の長姉で、『嵐が丘』のエミリーの姉。
『アルジャーノンに花束を』(ダニエル・キイス)も担当された小尾芙佐さんの翻訳が大好きで、お気に入りの1冊です。
ジェインもロチェスターも、自分を美女とか美男とか思っていないところが特徴的ですね。
彼女の視点で物語が進むせいか、そんな彼女の頑張りや内面の可愛らしさばかり見えてしまい、もう、北川景子さん似の美女にしか思えなくなりました!!
で、いかつい顔のロチェスター様は、きっと伊東四朗さんみたいな人なんだろうと!
途中、ジェインの親友ヘレンが肺病で死んじゃうんですが…
亡くなる直前に、ジェインが病床のヘレンのもとに会いに行くんですね。
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Posted by ブクログ
ロボット工学三原則という言葉とその条項は知っていたけど、大元のこの小説の中身は全然知らなかったし、ウィル・スミスの映画も粗筋すら知らない。
なんとなく完全に制御できて人に危害を加えない安心安全なロボットを作る基本中の基本のプログラミンングで、人がロボットを意のままに操れるみたいな印象だったけど、見事に覆された。作中でも多くの登場人物が盲目的にそう信じて疑わなかったけど、実際にはロボットがロボット工学三原則を守るがゆえのジレンマや不都合が沢山生じる。
どんどん高度化するロボットの知能にロボット心理学者(ジレンマを解決する人)の能力も追いつかなくって、最終的には三原則を守りながらロボットが(尊 -
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ネタバレ下巻です。
下巻では主に主人公である次女と彼の心の動きに焦点が当てられます。
偏見や誤解から傷つけあってしまう2人でしたが、素直になれない気持ちを省みたり、自分の未熟さに気がついたり、思いやる心を育てたりしながら、愛をゆるぎないものに変えていく過程が丁寧に描かれており、私自身もドキドキワクワクしながら読み進めました。
200年前と今とでは全く違う価値観なのかと思いきや、人の尊厳や愛に関して、また、真摯に向き合う心なんかは普遍的なものなのだなとちょっと感動。
それにしても末っ子の無鉄砲で図々しくて騒がしく、軽薄な様は目に余ってイライラするわ。
一方で、次女が様々な困難を乗り越えたあと、幸