小尾芙佐のレビュー一覧

  • 夜中に犬に起こった奇妙な事件

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    これはすごい。方法(形式)と内容は不可分なのだと教えてくれる。こういう文体、こういう構成でないと、表現できない内容がある、ということの好例。たぶん、翻訳がべらぼーにうまい。

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    2020年04月02日
  • IT(4)

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    ネタバレ

    映画版を観た機会に久々に再読。

    キングといえばホラーだけど、私が何よりも大好きなのはキングの青春小説なのです。川面で乱反射する日差しのきらめき、世界で一等速い自転車で間一髪ダンプをかわすときの全能感。そういったものを書かせたらキングの右に出る者はいないんじゃないかってくらい。

    ラスト、「はみだしクラブ」の友情と、命を賭して戦った軌跡は、超自然の力によって彼らの記憶から消し去られてしまいます。子供時代は誰にとっても儚い。でもこの「はみだしクラブ」のそれは、記憶から消されたからこそ、当時の熱もそのままに彼らの中で息づいているんじゃないかな。そんな永遠の存在を信じたくなります。

    エディがいいん

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    2020年02月27日
  • IT(1)

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    アメリカで次々と子供たちの姿が消えていった。その原因である殺人ピエロ、ペニーワイズに7人の少年少女らが立ち向かう。予想のできない彼の行動に驚きの連続。映画化したこの小説は話題となった。

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    2020年01月16日
  • 書店主フィクリーのものがたり

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    「LibraryReads」ベストブック選出
    以前から読もう読もうと思っていた作品です。
    温かい作品で且つ意外な展開が続き全く飽きさせませんでした。読後感は最高です!

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    2019年12月12日
  • われはロボット〔決定版〕

    購入済み

    人もロボットもトラブル続き

    ロボット三原則、とかいわれると仰々しい
    ように思えるけれど、中身はむしろコメディ
    タッチな作品や、ドタバタ喜劇の一歩手前
    みたいな話も多くて楽しいし、所々でちゃんと
    皮肉も効いていて飽きない

    パウエル、ドノヴァンのコンビや、スーザン
    博士、各ロボットどれもキャラが立っていて
    読みやすく楽しい

    「われ思う、ゆえに……」と「証拠」が好みだ

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    2019年11月21日
  • 夜中に犬に起こった奇妙な事件

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    ネタバレ

    発達障害の子はどんな気持ちでその行動をしているのか、周りの大人たちはどう接しているのか、気持ちのすれ違いの中に愛があり温かい気持ちになった。お父さんもお母さんも完璧じゃない。彼も不完全。「許す」って言葉じゃなくて身体が受け入れられるようになることなのかなって感じた。人に薦めたい本。

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    2020年08月30日
  • IT(4)

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    読み終わった…読み終えたくないほど面白い内容だったし、何より「はみだしクラブ」(ルーザーズクラブ)のみんなと別れたくなかった。

    今日映画の方も観に映画館へ行ったのだが、結末は映画のほうが爽やかなものだった。はみだしクラブのみんなの魅力は変わらないが。

    イット。ただ怖いだけじゃなくて、少年少女だったころの楽しかった日々を思い出させ、ノスタルジックな気分にもさせてくれる。あの頃の友達はどこへ行ったのか。

    私もこの本を読み終え、そのうちこの気持ちを忘れてまた日常に戻っていくのか。

    そして私はまだ、イットへの恐怖、すなわち自分自身の恐怖へと向き合えていない気がする…

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    2019年11月11日
  • サイラス・マーナー

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    ドリーさんに会ってみたいなあ。
    終わり方も好きだ。古典によくあるように、とても深い。ドリーなんだな。

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    2019年09月21日
  • 夜中に犬に起こった奇妙な事件

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     この小説は、少年の成長物語であり、普遍的な親の子どもへの愛を描いた小説だと思います。

     さてこの作品は、作中では明言されていませんが”何らかの発達障害”を持った少年が書いた小説、という体裁の作品です。

     とにかく発達障害をもった主人公の一人称の描き方がとても丁寧です。作中では文章だけでなく時には図も織り交ぜて、彼の思考や脳内での情報処理が描かれます。これが面白い。

     近所の犬の刺殺事件を調べ始めるクリストファー。その過程で苦手な、人との対話に挑戦し証言を集め、そして理屈だけでは割り切れない、大人たちの世界に足を踏み入れざるを得なくなります。

     個人的には中盤の思わぬ展開と、物語の大き

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    2019年05月07日
  • 高慢と偏見(下)

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    ものすごいいいところで分けたと思う、下巻。
    とりあえずエリザベスの葛藤から始まるわけですが、この子の「公正さ」へのこだわりすげぇな、と昔の自分を見ているようでした(笑)。父譲りの皮肉屋なんだけど、自分が本来正しいと思うべきだったものに対しての全面降伏が早いというか、妙なとこ素直なんだよね……。上巻で言及した通り、彼女の自尊感情には健康的と言うには少し足りていない部分があるのですが、この場合はいい方に折れたのだなあと。

    ダーシーのほうも、上巻でのやりとりで既に、彼女が公正さへのこだわりを抱えていることを知った上で、再チャレンジを目論んだのだろうかと感じました。なので下巻の、いったん振られたはず

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    2018年10月01日
  • 高慢と偏見(上)

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    お も し ろ い。

    「100分de名著」で取り上げられていたため読みました。もともと数年前の映画や、かの「高慢と偏見とゾンビ」などからタイトル・あらすじなどは知っていたものの、まあ、面白いんだろうなーとは思っていたものの、私の「単なるロマンス小説」には手がなかなか伸びない悪癖が邪魔をしていてこんな時期に。

    さて上巻。100分de名著の紹介と比較すると、ダーシーの嫌さ加減が、本っ当に嫌でした!(笑)
    そしてマッハで恋に落ちていくさまにめちゃくちゃウケた。昔のツンデレ男はジェットコースター的にデレていくのが流行かなんかだったんでしょうか(ジェイン・エアの旦那様とか)。

    ツンデレと言いました

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    2018年10月01日
  • 書店主フィクリーのものがたり

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    今時ではない文章と、ストーリー。それがとても心地よく、安心して読めた。各章のタイトル代わりに紹介されていた本は知らないものばかりで、楽しみが増えてワクワクしている。

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    2018年07月27日
  • 夜中に犬に起こった奇妙な事件

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    ナショナルシアターライブで劇を観て、原作が気になったので読んだ。サヴァンシンドローム?の男の子が主人公で一人称の小説。世界の見方が違ってる感じを地の文で表現していてすごく面白い。読みながら、頑張れ頑張れ!と応援したくなる。舞台版はそれを見事に表現しているのでおススメです。

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    2018年06月17日
  • くらやみの速さはどれくらい

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    自閉症者が健常者とのコミュニケーションで感じるちょっとした違和感や、自閉症治療前後の自己の同一性に対する疑問などがうまく描かれており、とても興味深かった。

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    2018年05月16日
  • 世界の誕生日

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    ネタバレ

    性や性別、人種、宗教、文化を巡って、幾つもの星々の物語を描く短編集。

    各星の習俗や歴史を丸々造り上げているから、短編ひとつひとつの情報量が凄まじい。結婚のあり方、孤独のあり方、流浪のあり方…緻密かつ大胆に語られる未知の生活様式。読むごとに気力を使い、読み終えるごとに呆然とさせられるのは、まるで異文化を理解しようとして、し切れなかった感覚のよう。

    最後の短編『失われた楽園』のみが、異星の物語でなく、地球を出発し、植民星を目指す宇宙船の物語。本書全体の3分の1ほどを占める長い作品だけれど、読んでみたら、この作品が一番読みやすかった。
    地球と違った宇宙船内の生活様式や、そこで生まれた新興宗教の興

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    2018年01月05日
  • IT(4)

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    ついに完結! 終盤のあの展開は映画でもドラマ版でも再現されなかった(できなかった)わけですが、さもありなん。どうしてこれを入れたのか、と疑問です。そこを除けば本当に面白く、読後感の満足度は非常に高かったです。

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    2017年12月02日
  • IT(2)

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    第2巻。だんだんと過去へと話しが遡っていきます。
    相変わらず名場面の多い作品ですが、2巻目ではマイク・ハンロンと父の交流が個人的には一押しです。

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    2017年12月02日
  • IT(1)

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    この時点でのキングの集大成的作品。
    謎と恐怖が頁をすすめる手を止めません。
    様々な名場面のある作品ですが、1作目最大の名場面ははベンがビルたちと友人となる下りだと思います。

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    2017年12月02日
  • くらやみの速さはどれくらい

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    SFとは思えない作品で評価が人によって分かれるのは仕方がないと感じ、あのムーンの作品である驚きがある
    表紙   6点岩郷 重力   小尾 芙佐訳
    展開   7点2003年著作
    文章   7点
    内容 765点
    合計 785点

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    2017年11月28日
  • くらやみの速さはどれくらい

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    進駸堂書店×早川書房コラボカバー作品。
    自閉症者枠で高度な仕事についているルゥが新たな治療の被験者となることを選ぶまでの彼の世界があまりにも豊かで瑞々しく、深く、そして美しすぎて、ずっとその世界にいて欲しいと思ってしまう。けどそれはあくまで部外者の気持ち。
    ノーマルなルゥとして新しい人生を歩き始めた彼の、その人生は「元ルゥ」の人生よりも先にある暗闇だったのか、あるいは逆か。
    「自閉症」という病気だから読者の気持ちは大きくぶれる。別の病気だったらだれもが生まれ変わった彼を祝福するだろう。
    本当は、どっちが幸せなのか。それは誰が決めるのか。

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    2017年07月29日