小尾芙佐のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
面白かった!
最後まで読んでみて、「ああ、訳が秀逸だったのだなあ」と気付いた。
かの有名な一節、「読者よ、わたしは彼と結婚したのだ!」が、かくも丁寧に控えめに語られていようとは。
ジェインの口調は終始敬語が貫かれているし、それは彼女が持つ荒々しい人格を隠し礼節を弁えているという美徳を際立たせている。
正直に言おう。下巻を読んでいる時点ではもう、ジェイン・エアを嫌う気持ちはなかった。というか、好きだった。
原文で読んでも同じ感想を持ったかはわからない。このひとの訳したジェイン・エアが好きだ、ということだ。
展開も波乱に見舞われ、狂った妻の登場、ロチェスター邸からの逃亡、そして新しい人々との出会 -
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Posted by ブクログ
ネタバレアルジャーノン。このネズミから自分の人生の結末を悟ってしまうのは、あまりにも辛く、どうしようもないことなのだと思う。頭が良くなったチャーリィとそうではないチャーリィ、この2人は本当に同じ人なのか疑うくらいの変わりようだが、一概にどちらが良いとは言えない。知らぬが仏、この言葉が頭に浮かんだが、これも違うように感じる。自分のことは自分が1番知っているの代表例。また、チャーリィを取り巻く登場人物の変化がとても面白かった。パン屋の人たちはなぜあそこまで優しくしてくれたのだろう。これも同情からなのだろうか。
ついしん、アルジャーノンに花束を -
Posted by ブクログ
製造されたロボットはロボット工学の三原則を必ず守ることを前提として、もし〜だったらこうなる、という話を集めた短編集。
学術的にも当たり前に使われているrobotics(ロボット工学)という単語が、この小説で造られたものだということに驚いた。
ロボット工学の三原則
第一条
ロボットは人間に危害を加えてはならない。また、その危険を看過することによって、人間に危害を及ぼしてはならない。
第二条
ロボットは人間に与えられた命令に服従しなければならない。ただし、与えられた命令が、第一条に反する場合は、この限りではない。
第三条
ロボットは、前掲第一条および第二条に反する恐れのない限り、自己を守ら -