【感想・ネタバレ】消えた少年たち(下)のレビュー

770円 (税込)
385円 (税込) 12月18日まで

1pt

4.5
6件

あらすじ

〔ローカス賞受賞〕連続少年失踪事件にゆれるアメリカ南東部の小さな町を舞台に、家族の愛と親子の絆を描きだす感動作

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

Posted by ブクログ

カードのキング風私小説
表紙   6点影山 徹   小尾 芙佐訳
展開   9点1992年著作
文章   8点
内容 930点
合計 953点

0
2017年06月13日

Posted by ブクログ

「本の雑誌」で推薦されていました。
力のこもった作品です。
引っ越してきた一家に、つぎつぎに問題が降りかかります。
夫、妻、三人の子供…そして新しく生まれてきた赤ちゃん。
家族それぞれが直面する問題には、ありがちなことだけでなく~日常に潜む悪と狂気が見え隠れします。
家族同士が愛し合っていても起こる~葛藤や誤解もあり。
細かい描写の積み重ねには、実生活を一部反映したリアリティがあります。
人はいかにして問題に立ち向かうべきか?
勇気を持って大きな問題にも取り組み、素晴らしい作品と言ってもいい。
かなり重い内容だけど、充実しています。
こんな風に解決していけるんだね!という部分と。
他にどうすれば良かったんだろうね…という部分と。
8歳のスティーヴィのけなげさには涙。
推理を楽しむ作品ではないですが、事件のモチーフにはミステリ的な要素もあるので。

0
2012年10月07日

Posted by ブクログ

沢山の少年が行方不明になる事件がおきます。
それでも日常の生活は続いています。
伏線が沢山あって 最後に・・・
最低2回は読み返してください。
今までで一番泣いた本です。

0
2009年10月04日

Posted by ブクログ

ネタバレ

まず最初に書いておきます。
泣きました。
でも、文句ならたくさんあります。

まず、タイトルの『消えた少年たち』。
上下巻合わせて1000ページ近くになるのに、実際に連続少年失踪事件のことが書かれ出したのは下巻の280ページを過ぎてから。
そして、それが動き出したのは、430ページ以降。
で、470ページで作品は了。
これでは消えた少年たちが浮かばれない。

ほぼほぼ、両親の思うに任せない社会生活と、育児の苦労。
会社の人間はことごとく裏に何かありそうだったのに、結局何もなかったね。
才能のあるコンピュータプログラマーを雇ってしたことといえば、才能の飼い殺しの上に数々の嫌がらせ。
そんなことに大金を使う会社なんて、早晩倒産するんじゃないの?

宗教上のグループ内でのマウントの取り合い。
どう見ても精神に異常をきたしている精神科医の息子。
幼児性愛だだ洩れの天才プログラマー。
逆恨みの元スティーヴィの担任。

怪しい人は多々出て来るも、すべて小者。
しかも少年失踪の話すらみじんも出てこない。
さすがにこれは、ひどい。
『あるモルモン教徒一家の半年』とか、そういうタイトルでいいのでは?

でもまあ、家族を愛し守ることを第一義にしているステップとディアンヌが、散々スティーヴィを心配しながらも、彼と向き合いきれなかった理由が、次々現れるトラブルメイカーに振り回されてしまったからという免罪符を与えるための、数百ページなのだろう。

大切な人の、救えるはずの命を、純真無垢な善意の塊のその命を、取りこぼしてしまう。
どれほどの悔いが残るだろう。

長男が生まれたとき、あまりにもかわいくて、あまりにもいい子で、この子は2歳までに死んでしまうと泣いた自分を思い出しました。←バカ親過ぎる
だから、「この本長すぎる!無駄が多すぎ!」と怒りながら、号泣してしまったのだ。
だって子どもに罪はないもの。(T^T)

0
2021年09月18日

「SF・ファンタジー」ランキング