小尾芙佐のレビュー一覧
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序盤は、ずっと禁忌に触れているような気がして気分が悪かった。
中盤は、チャーリィが家族の愛を得られずに育ったのを見て、自分の子供には、子供が望む親でありたいと思った。また、本が後半に差し掛かっているのが悲しかった。
読み終えた今は、チャーリィの家族がどう感じていたのかを知りたい。特にローズ。読書メモを見たら、マットとノーマは名前で書いてあるのに、ローズだけ一貫して「母」と呼んでいる自分に衝撃を受けた。理由は分からない。
本文には「きみになんか分かるもんか」というチャーリィの言葉が何度か出てくる。この体験は個人的なもの。だから、アルジャーノンのことを本当に理解してやれて、その友だちになれるのは -
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ネタバレすごく良かった…
はるか未来の話、打ち捨てられた植民星にいる人々は両性具有なのだけど、それがかつての生物実験の果てだったりして、とてもSF。
世界の説明や人々の風習や思考、交渉するアイの姿は、ガリバー旅行記みたいだなと思いながら読んだ。
後半のアイとエストラーベンの氷河の厳しい旅路を通してのお互いの理解を深めるところとか、異種族間の(向こうは両性具有だし)愛なのか、友情なのかをお互いが考えるところが、とても良かった。
世界観がきちっと説明されているにも関わらず、表現する言葉がなかったり、正しく理解することが無理そうなことを、感じる読書ができた。 -
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『ストラウスはかせわぼくが考えたことや思いだしたことやこれからぼくのまわりでおこたことわぜんぶかいておきなさいといった。なぜだかわからないけれどもそれわ大せつなことでそれでぼくが使えるかどうかわかるのだそうです。ぼくを使てくれればいいとおもうなぜかというとキニアン先生があのひとたちはぼくのあたまをよくしてくれるかもしれないといたからです。』
こんな始まり方をする長編小説。主人公であるチャーリィは知的障害を持っているが知識に対する渇望が強い少年。知能指数を高める手術を受けて驚異的な速度で知識をつけ、数ヶ月で世界的権威すら彼からすると幼稚な議論だと思えてしまうほど。知識をつけるまで友人だと思ってい -
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ネタバレ知的障害の青年チャーリィを通して人生とは何かを考える事が出来る。知能が良くなるにつれ、今まで見えなかったものが見えるようになるが、それが必ずしもいい事とは限らない。
終盤は読み進めていくのが苦しい。
日々増えていく思い出せなくなること。分からなくなること。自らの足で障害者収容施設へ行くが、いつか亡くなるその日までどんな思いで過ごすのだろう。いや、もうそういう事も本人は分からないのかもしれない。
これが人が老いて忘れゆく事と似ているとするなら、自分を俯瞰で見つめ直し人生で大切なものを見失わないようにしたいと思える素晴らしい本だった。
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そんなうまいこと行くかーい!
いいんです!
うまいこと行っていいんです!
奇跡のような物語でいいんです!
だってジェインはいつだって正しくあったんだから
誰にもバレなければいいじゃないか!という誘惑、いや懇願に対してもきっぱりと跳ね除け、過分な幸運は断固として分け与える
誰も見ていなくても神様が見ている?
ジェインなめんな!と言いたい
もちろん、それもある
神様の件も確かにある
だけどジェインが正しき道を進もうとするのは、誰も見ていなくても”自分が見ている”という理由だったように思います
だからいいんです!
高貴な心で正しい道を進もうとするジェインに奇跡が降り注いできていいんです! -
Posted by ブクログ
なんでそーなるの?!
はい、ブロンテ三姉妹の長女シャーロットの『ジェイン・エア』です!じぇじぇじぇじぇ!(古い)
すごいよねー三姉妹全員100年残る小説書いてるって
まぁうちの三姉妹には負けるけど(負けるんかい!)
そして聖書です
バリバリ聖書です
でもやっぱりよく分からんので聖書方面は雰囲気で乗り切る
幼い頃に両親を亡くし、親戚に引き取られるが、そこで虐められ、孤児の学校に放り込まれそこでも苦労した少女が独り立ちした後、運命の人に出会う!という前半
冒涜に近いくらいざっくり言うとこんな感じ、大好きなやーつです
そして二人はお互いの気持ちに気付き、身分の差を乗り越えて結ばれ、幸せに暮ら -
Posted by ブクログ
ネタバレ正直、全てを理解したのかと問われると理解できていないと思うが何故だか涙が止まらなくなった。
「アルジャーノンに花束を」は映像化やSNSでも度々話題になっていたことから数年前から手元においていた。
本の厚みといい、以前、中途半端に読んでいたこともあり、なんだか手が伸びず、積読状態だったのだが、最近、重い話の本を読んだことで、ライトな本を読みたい(と当時は思っていた)と考え、今回、読むことにした。
知的障害者が天才になっていくという大まかなあらすじは知っており、ハッピーエンドな物語か。
くらいな気持ちで読み始めた。
初めは、拙く、誤字ばかりの経過観察が読みづらく、なかなかページをめくることが