小尾芙佐のレビュー一覧

  • アルジャーノンに花束を〔新装版〕

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    うーんこれが。
    ずっと読んでみたかった名作。
    ついに読めた...!

    主人公のチャーリイ・ゴードンはIQが極端に低い。
    それゆえに、悪を知らず人を信じ幸せを感じる。
    しかし、手術を経て知能が高くなったチャーリイはどうだろう。
    愛を知り、欲を知り、世界を知り、過去を知ったチャーリイ。
    知らない方が良かったことに溺れていく様は
    むしろこの本でいう白痴そのものなのかもしれない、


    私の中にある、本質よりもっと大切なものを
    温めていきたいと思った

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    2026年07月05日
  • アルジャーノンに花束を〔新装版〕

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    ネタバレ

    主人公チャーリが記録する経過報告を読んでいくお話。

    さすが名作、最初の50ページくらいは読みづらかったけどチャーリが句読点を覚えたあたりで読みやすくなり、かつ話も面白くなってくる。

    チャーリが手に入れたいっときだけの知識。
    びっくりするほど誰も幸せにしない、チャーリ本人も周りの人間も。
    ビークマン大学の連中は研究結果を手に入れたけれども、ニーマー教授以外は後悔していそう。

    チャーリが働いていたパン屋の連中は今まで小馬鹿にしていたチャーリが急に賢くなるもんだから自尊心を傷つけられるし、ドナーも泣く泣くチャーリを追い出すことになるし。

    チャーリの妹は、賢くなったチャーリが顔を見せたことで偽

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    2026年07月05日
  • アルジャーノンに花束を〔新装版〕

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    「人間のエゴに翻弄された純粋な心」

    チャーリーは、頭が良くなれば友達や家族に認めてもらえるという希望を胸に手術を受けた。しかし、知能が上がるにつれて周囲の人間を見下すようになり、自ら孤独を深めていく。その姿は何とも皮肉だった。

    それだけでなく、手術前に家族や友達だと思っていた人たちから実際にはどのように扱われていたのかを知ったとき、さらに、自身の知能がアルジャーノンと同じように失われていくことに気付いてしまったときの絶望感には胸が締め付けられた。

    知能の高さだけでは人は幸せになれず、人とのつながりや思いやりこそが人間らしさなのだと感じた。

    読み終えた後も、じわじわと切なさが込み上げ、長

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    2026年06月28日
  • アルジャーノンに花束を〔新装版〕

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    ネタバレ

    面倒を見てもらっていたアリスや、実験に携わる博士・教授をもはるかに凌ぐ知能に進化したチャーリィは、いつしか彼らを見下すように。チャーリィ自身もその傾向を理解し、警戒していたにも関わらず。
    いや、これが人間の本質なのだろう。
    自分より劣っている人間に敬意を払うのは難しいことだと思う。本当に賢い人は相手にみじめな思いをさせたり、恥をかかせたりしないと聞く。
    改めて謙虚さを忘れないように肝に銘じた。

    ねずみのアルジャーノンを観察して、知能がピークに達した後は退行が始まると知ったチャーリィの苦しみは想像に難くない。
    やがて元の知能に戻ることになるのだが、僅かばかりの自制心や自尊心が残りウォレンへ行く

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    2026年06月24日
  • アルジャーノンに花束を〔新装版〕

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    『アルジャーノンに花束を』を読んで、「知識がない方が幸せだったのか」「知識は人を幸せにしないのか」ということを強く考えさせられた。チャーリーは知能が高くなることで、それまで気付かなかった周囲の悪意や、自分が笑い者にされていた事実を知ってしまう。その結果、以前よりも苦しむ場面が増えたように感じた。
    私自身も最近、人のSNSのストーリーをかなり非表示にしている。今は家事や育児に追われ、自分の時間も限られているため、人の楽しそうな姿や成功している様子を見ると、どうしても羨ましさや焦りを感じてしまうことがある。そう考えると、「知らなければ傷つかずに済むこともある」というチャーリーの葛藤に共感した。

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    2026年06月16日
  • われはロボット〔決定版〕

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    有名なロボット工学三原則…
    その法則から様々な物語が織りなす世界観が面白かった。

    エンジニア精神もくすぐってきて、物語がどう帰結するのかドキドキする短編集でした。

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    2026年06月15日
  • アルジャーノンに花束を〔新装版〕

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    本の最後に行くにつれて、忘れやすさを怖がる瞬間の自分とチャーリーが重なってグッとくる瞬間があった。人の感情の移ろいがよく書かれた本だと思う。読んでよかった

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    2026年06月14日
  • アルジャーノンに花束を〔新装版〕

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    人はどうして足りない物を得ようとするんだろうと思った、何かを得ようとすれば何かを失うのということにも気付かされた。
    知れば知るほど何事も良くない側面が見えてくるから、完璧を求め人は何かを求め続けるのだと思った

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    2026年06月11日
  • アルジャーノンに花束を〔新装版〕

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    知能が高いことが幸せに直結することはない。
    知識を追い求める心が愛情を求める心を排除してしまう。愛情の受容する能力が欠ければ知能というものは精神的道徳的な崩壊をもたらし、神経症ないしは精神病すら引き起こす。

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    2026年06月08日
  • 逆まわりの世界〔改訳版〕

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    ホバート位相と名付けられた時間逆流現象のため、人は墓場から復活して子宮に還る。
    そんな世界で死者の再生と売却を生業とするヘルメスは教祖をめぐる争いに巻き込まれるが……。
    私的に設定が好きすぎてたまらない作品。

    会ったら「さようなら」で別れるときは「こんにちは」
    人は食べ物を「食べる」のではなく「戻す」
    時間が逆に進む世界というだけでもゾクゾクするのに、こんな世界だからか作中のキャラの倫理観がまぁまぁ終わっている(笑)全てがチグハグ、それが面白い。
    私、初ディックなんだけど、これ好き。

    あと、単純に装丁が好きすぎる。カッコ良すぎる。ハヤカワ文庫のディックの文庫本、どの作品も装丁がめちゃくちゃ

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    2026年06月04日
  • アルジャーノンに花束を〔新装版〕

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    最初は読みにくかったけど、我慢して読み進めてよかった。
    主人公の心の変化がリアルで、悲しくもなったし、怒りも感じたし、優しくもなった。

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    2026年05月21日
  • アルジャーノンに花束を〔新装版〕

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    知る喜び忘れていく恐怖 知らなかった方がよかったのか 
    それでも経験したことは言葉にできなくても自分のもので誰にも奪われはしない チャーリは自分だ

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    2026年05月20日
  • アルジャーノンに花束を〔新装版〕

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    訳が不自然だったり難しかったり、カタカナの名前がしっくりこなかったりして外国の作品は敬遠していたが、後悔した。
    脳や知能、発達とかそういう生物学的な話も普通におもしろかったし、ヒューマンドラマ的なところもよかった

    後半しんどかった。理解できるようになると苦しみも増えるけれど、かといって無知のままの方が幸せなのかと言われたらうーーんって感じ。本人が幸せだったらそれでいいんだろうか

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    2026年05月17日
  • アルジャーノンに花束を〔新装版〕

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    チャーリイはみんなと同じように人間として扱われたかった。りこうになりたかった、周りのみんなに認められたかった、仲良くなりたかったという思いが随所にあり、とても心が痛みました。
    最初のひらがながたくさんの文章や知能レベルが上がった後の表現が難しかったり、読むのが大変なこともありましたが、最後まで読んで良かったと思わせられる作品でした。
    どうかチャーリイが幸せを感じながら穏やかに余生を過ごすことができていることを願わずにはいられません。

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    2026年05月15日
  • ジェイン・エア(下)

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    ネタバレ

    二人の結婚式のシーンで「ハッピーエンドだ!でも放火事件などの謎は解けていないし、まだまだページがのこってるなー」と思ったらまさかのロチェスター氏既婚者!不倫はだめでしょロチェスター氏!
    でもまあ私だったらロチェスター氏に「妻を置いて二人で別の場所で暮らそう」と言われたらぐらりと来そうなのに、意志がしっかりしているジェインはすごい。
    ロチェスター氏がジェインに泣いてすがりつくシーンと、最後の2人で森を散歩して切り株に座って話すシーンが好きです❥

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    2026年05月12日
  • ジェイン・エア(上)

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    前半のジェインの虐待される描写は読んでいるとつらくなる。
    ジェインとロチェスター氏が惹かれ合う描写だけでなく、ゴシックな屋敷での謎の笑い声や放火事件などサスペンス要素も盛りだくさん。

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    2026年05月12日
  • 闇の左手

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    読書備忘録985号。
    ★★★★★。

    敬意を表して★5つ。
    作者の偉大さはヒマ師匠さまがレビューに記されているので割愛です。すなわち偉大ということです。

    ただ、決して読みやすい小説ではない。なぜか?作者の作品群における共通的異世界の固有名詞がとっつきにく過ぎる!

    じゃあなぜ読まねばならなかったか?
    「新章 神様のカルテ」で一止が所属する研究室の後輩双葉さんが読んでいた作品だったので読まない選択は無かったということです!

    さてこの作品。1960年代後半に出版されたSF小説です(古っ!)。そしてこれはSFなのか?内容が非常に文学的なんですよ。
    軸は人間ドラマなんです。生物が生きられない究極の

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    2026年04月30日
  • アルジャーノンに花束を〔新装版〕

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    ネタバレ

    改めて読み直したくて、新装版も出たのでちょうどいいと思い購入。(まったく本題には関係ないが、値段にインフレを感じた。)

    チャーリィの身に起きたことは、まったくのSF的なフィクションなのだけれど、
    たった数ヶ月のその話は、人生の早回しのように感じる。
    終盤の、アルジャーノンを見送ってから、彼自身もまた知能が衰えていくなかで、自暴自棄になっていく様は、自らの行く末を受け入れられない苦悩で、最後のウォレンへ自ら行くところは、死を受け入れたかのように見える。
    チャーリィの最後の言葉、お世話になった皆に向けた言葉は優しさにあふれていて、自分の行くすえを受け入れてなお、そんなふうに人に優しさを向けられる

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    2026年04月29日
  • アルジャーノンに花束を〔新装版〕

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    ドラマを何回か観たので内容は知っているのですが、実は原作を読んだことがなく…新装版が刊行されたタイミングでジャケ買いしちゃいました✧*。
    値段を見ずレジに持って行ったので、お会計の時に二度見してしまった…!
    文庫なのに約2000円でしたΣ(  Д )ﻌﻌﻌﻌ⊙ ⊙

    幼児なみの知能しかない32歳のチャーリイはネズミのアルジャーノンと同じ手術を受け超天才に変貌するがー…。

    ドラマと原作とでは内容も感じ方も全然違って驚いたし、やっぱり原作の方がチャーリイの変化をよりダイレクトに感じられた。

    かなり極端に描かれているけれど、チャーリイが経験したことは私も見に覚えがあるし、きっと誰しも経験があるこ

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    2026年04月18日
  • われはロボット〔決定版〕

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    アシモフがロボット三原則で有名な理由がわかった。
    ロボット三原則をモチーフとしていろいろな角度から人間とロボットの関わりが書かれている。
    こういうロジカルな作品って邦作には少ない気がします。

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    2026年04月18日