小尾芙佐のレビュー一覧

  • 高慢と偏見(上)

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    新訳で、ぐっと読みやすくなった。
    途中で挫折するくらいなら、新訳大賛成。
    やっぱり、”ミスター・ダーシー”って言わないと。

    映画「ブリジット・ジョーンズの日記」は、BBCがこの本をドラマ化した際、コリン・ファースが演じたミスター・ダーシーをもとに作られたとのこと。
    それを聞いてから読んだので、もうすっかりコリン・ファースのイメージで・・・。

    そして、もう一回、映画「ジェイン・オースティンの読書会」を見てみる!

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    2012年08月21日
  • 偶然世界

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    PKDにしては、なんだか読みやすいぞ。最初の長編だから?

    現実とは、アイデンティティとは、という主題は出てこないと言っていい。唯一、複数人で一人の人格を形成する、一つの体を複数人でシェアする部分がかする程度。けど、大して触れられず、あっさり流される

    ストーリー上、重きを置かれているのはM(ミニマックス)ゲームでもなさそう。結局運でも偶然でもないことが明らかになるし。
    それよりは、人による人の支配の不当性が言いたいのかな?最初と最後でうまく繋がるし

    炎の月は理解不能

    最後の裁判はいささか唐突で、執筆直前にヴェニスの商人を読んだと言われても説得力があるほど

    そう言えば、ドラッグが出てこな

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    2012年06月26日
  • IT(2)

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    アメリカ人ならわかるのかもしれない固有名詞がいくつも出てきて読みずらい。
    やっぱり翻訳物は読みにくいな。
    でも、それを差し引いても面白いですね。

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    2012年05月29日
  • 火星のタイム・スリップ

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    この作品がこのタイトルではもったいない!

    タイトルでは表しきれない深い何かが、人間の心のあり様というか、善悪と心の病と人間の背負い続ける業とでもいうか、そういうものがある。

    同じ時間の同じような場面が少しずつ違ってきたりするあたりが興味深かった。

    しかし、正直なところラストが突然すぎて驚いた。どうしてああなったのかが分からない。

    他のディック作品を読み、また時間をおいて再読したい。

    追記:
    くらくらするアタマでぼんやり考えていたらなんとなくあのラストが理解できた気がした。
    マンフレッドは救われたんだね。

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    2012年04月29日
  • 消えた少年たち(上)

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    ネタバレ

    要は幽霊小説。
    クリスマスイブのラストシーンは号泣でした。
    物語はどんどん進んでいくけれど、どこに物語が進んでいくのか?という思いが結末まで続きました。
    (逆にそれがなかなか明かされなかったので、読んでいて疲れました)

    SEの父親って子供との時間を作りにくいのか…他人ごとではないなと思いつつ読みました。
    また、1984年頃の本なので、情報技術はまだまだでしたね。

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    2012年04月03日
  • IT(4)

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    ネタバレ

    子どもらを使うというところが卑怯だぞ。まあ怖かったけど。しかし、なぜセックスが解決になるかがややこじつけぽい気がした。

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    2012年03月23日
  • 高慢と偏見(下)

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    後半の展開が面白い。
    なんか、すごく少女マンガなようで、皮肉さとかのユーモラスさは青年マンガ。
    といえばいいのか、きれいめな話といえば、実際のところすんなりとエンディングを迎えると思えば、そうでない。
    なんかとてつもなく紆余曲折があって、いろんなプロセスがぐぁんぐぁんって感じ。
    登場人物が少ないけど、その世界がすごく惹きこまれる。

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    2012年02月09日
  • 高慢と偏見(下)

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    やはり読み出したら一気に上下巻読んでしまった。新潮文庫版で昔読んでいるけど、何度読んでも面白いの一言に尽きる、ラブコメの元祖のような小説。
    登場人物ひとりひとりに対する辛辣かつ繊細な性格描写、何と言ってもダーシーとエリザベスという主人公達の魅力的なこと。ドタバタ喜劇の中にさりげなく人生や人間に対する苦さや恋の甘さ切なさが織り込まれている。
    ただ、翻訳としては新潮文庫版の方が良いかもしれない。

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    2012年02月08日
  • 高慢と偏見(上)

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    読みやすい訳。
    高慢と自尊心は違うの思うのだけれど、まだ読んでいてもよくわからない。
    エリザベスは想像していたよりも嫌なやつに思えてきた。
    はやく続きを読まなければ!

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    2012年01月22日
  • くらやみの速さはどれくらい

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    一体何が“普通(ノーマル)”で、何が幸せなんだろうと考えさせられた。ルウにとって自閉症の治療をしたことは幸せだったのだろうか、と悶々としてしまう。
    暗闇と呼ばれるものは宇宙であり、未来であり、未知の・未踏の世界と考えると、それを「いつもそこで待っている」と言い表すところにぐっときた。見えないからこそ怖くても勇気を出して飛び込む価値があるのだと、ルウは意図せず教えてくれたのかもしれない。
    タイトルが秀逸。詩的でうつくしい。

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    2012年01月14日
  • IT(1)

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    この小説に登場する怪物は形を持っておらず、子供が抱いた恐怖のイメージがそのまま形をなして現れる。ゆえに”it”
    映画化作品のモンスターの造形はトホホ。想像のままにしておけば良かったのに・・・

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    2011年11月04日
  • 火星のタイム・スリップ

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    02年再版版。

    本作はPKDの長編では初期作品であるにもかかわらず、
    そのドープさ加減は手加減を知らない。

    至って面白みもないタイトルから安易に内容を予想するのは間違いで、
    やはり一筋縄ではいかないストーリー。現実世界を歪んでいき、
    最後のほうではやはり混沌に突入していきます。
    PKDの著作の中でも、ベストに挙げる人が少なくない名作。
     

    -ハヤカワオンライン「書籍詳細」より-

    火星植民地の大立者アーニイ・コットは、宇宙飛行の影響で生じた分裂病の少年をおのれの野心のために利用しようとした。その少年の時間に対する特殊能力を使って、過去を変えようというのだ。だがコットが試みたタイム・トリッ

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    2011年09月28日
  • くらやみの速さはどれくらい

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    「あなたはほんとうに癒されたいのか」

    自閉症をもつ主人公は、自分の特性を活かした仕事に就き、趣味を持ち、日常生活に苦労しながらも自分なりに楽しく生活している。
    そんな時「自閉症を治す」治療法が開発されて…

    印象深かったのが、
    礼拝にて司祭が話す、ヨハネ書、癒しを求めてベテスタ池のほとりに横たわる男の話。
    ベテスタ池には天使がやってきて水をかき回す。その間に池に入ることで癒されるという伝説がある。
    そこに現れたイエスが、男に「あなたはほんとうに癒されたいのか」と尋ねる。
    一見愚問にも見えるこの問いは、
    「元気になりたいと望んでいるのか」
    「水に身を浸すという特別な体験を望んでいるのか」
    よく

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    2011年09月21日
  • IT(1)

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    街の地下に、殺人ピエロが住んでいる?!
    大人にはみえない悪鬼に7人の少年少女が立ち向かう。
    面白い。しかし長い。

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    2011年09月19日
  • 第三の女

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    死体なき殺人事件。
    今回はオリヴァ夫人の冒険もあり、
    面白かった。
    ポワロの思考が細かく書かれているのも珍しい。

    最後は暖かいパパ・ポワロ

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    2011年04月20日
  • 第三の女

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    「殺人を犯したかもしれない」そう言い残してポアロの元を去った若い娘と、その周りの人々を巡る死体なき殺人事件。

    殺人事件が起こってから犯人を探してゆく、という従来のスタンスとは違って死体そのものを見つけるという趣向が面白かった。人物描写も細かくてしっかりと練りこまれてる感がたっぷり。どういう人物か頭の中で思い描けるのがテレビを見ているようでいい!

    ただポアロの逡巡が堂々巡りのような気がして中盤少しだらりと(私が)してしまったので星4つ。動機を探るというやり方も私が好んで読んできたミステリーの中にはあまりないので新鮮、というか慣れるのに時間がかかりそうだなぁ。

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    2011年03月06日
  • 消えた少年たち(上)

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    父親のステップが転職し、フレッチャー一家はノースカロライナのストゥベンに越してきた。
    ステップはハッカー・スナックというパズルゲームをヒットさせたことのある才能あるプログラマ。
    これまでは、自宅での仕事と、歴史の博士号を取る研究という自由な立場でやって来た。
    今度の会社ではマニュアルを書くだけが仕事と言い渡され、驚き苛立つが、当面は仕方がない。直属の上司はいやみな男だったが、実はプログラムに関しては無能らしい。
    妻のディアンヌは心の温かい母親で主婦だが、3人の子供を抱えて、さらに妊娠中、めまぐるしく過ごしている。
    二男のロビーは無邪気だがやんちゃな盛り。
    まだ赤ちゃんのベッツィははいはいをする

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    2011年03月02日
  • IT(1)

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    1〜4巻で完結。

    怖い。

    道化師恐怖症になりそう。

    まあ、大人向けの怖さかな。
    震えながら愛について考えてください。

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    2011年02月18日
  • IT(1)

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    怖いです。でもおもしろかった。
    映画化されたようですが、これは
    是非本で読んでほしいです。
    ただ、日本語訳がちょっと気持ち悪い。

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    2010年10月08日
  • くらやみの速さはどれくらい

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    自分や世界とは、脳が知覚してきたものの集積だとしたら、脳のパターン認識を変更してしまうことは、自分が自分でなくなってしまうことなのだろうか? 本書はそういったテーマを、近未来の治療を受けようとするべきかを迷う自閉症の主人公の主観視点による淡々とした日常の場面描写の中に描く。世界とは、その人の知覚したものによって様々な様相である、ということと、自分が自分でなくなってしまうこととは、成長や変化ととらえた場合ふつうに体験しうることでもある、ということを示唆してくれる。

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    2010年07月28日