小尾芙佐のレビュー一覧

  • くらやみの速さはどれくらい

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    「あなたはほんとうに癒されたいのか」

    自閉症をもつ主人公は、自分の特性を活かした仕事に就き、趣味を持ち、日常生活に苦労しながらも自分なりに楽しく生活している。
    そんな時「自閉症を治す」治療法が開発されて…

    印象深かったのが、
    礼拝にて司祭が話す、ヨハネ書、癒しを求めてベテスタ池のほとりに横たわる男の話。
    ベテスタ池には天使がやってきて水をかき回す。その間に池に入ることで癒されるという伝説がある。
    そこに現れたイエスが、男に「あなたはほんとうに癒されたいのか」と尋ねる。
    一見愚問にも見えるこの問いは、
    「元気になりたいと望んでいるのか」
    「水に身を浸すという特別な体験を望んでいるのか」
    よく考えよ、と迫っていると司祭は説明する。

    そこできょう私たちに投げかけられる問いとは、
    「わたしたちは自分たちの命の中に聖霊の力が宿ることを望んでいますか、それともただ望んでいるふりをしているだけですか」

    ということだと言う。
    方法が目的になっていないか。

    「毎日、あなたがたのまわりを、あらゆる場所を見まわしなさい。…自分に問いなさい、『わたしは癒されたいのか?』と。
    そして、はい、と答えられない時ーなぜ答えられないのか問いなさい。…
    あなたが癒される覚悟ができた時、あなたのすべての病が癒される準備ができるのです」

    まずは自分の心にきくこと…思いがけないところからヒントをもらいました。

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    2011年09月21日
  • IT(1)

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    街の地下に、殺人ピエロが住んでいる?!
    大人にはみえない悪鬼に7人の少年少女が立ち向かう。
    面白い。しかし長い。

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    2011年09月19日
  • 第三の女

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    死体なき殺人事件。
    今回はオリヴァ夫人の冒険もあり、
    面白かった。
    ポワロの思考が細かく書かれているのも珍しい。

    最後は暖かいパパ・ポワロ

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    2011年04月20日
  • 第三の女

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    「殺人を犯したかもしれない」そう言い残してポアロの元を去った若い娘と、その周りの人々を巡る死体なき殺人事件。

    殺人事件が起こってから犯人を探してゆく、という従来のスタンスとは違って死体そのものを見つけるという趣向が面白かった。人物描写も細かくてしっかりと練りこまれてる感がたっぷり。どういう人物か頭の中で思い描けるのがテレビを見ているようでいい!

    ただポアロの逡巡が堂々巡りのような気がして中盤少しだらりと(私が)してしまったので星4つ。動機を探るというやり方も私が好んで読んできたミステリーの中にはあまりないので新鮮、というか慣れるのに時間がかかりそうだなぁ。

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    2011年03月06日
  • 消えた少年たち(上)

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    父親のステップが転職し、フレッチャー一家はノースカロライナのストゥベンに越してきた。
    ステップはハッカー・スナックというパズルゲームをヒットさせたことのある才能あるプログラマ。
    これまでは、自宅での仕事と、歴史の博士号を取る研究という自由な立場でやって来た。
    今度の会社ではマニュアルを書くだけが仕事と言い渡され、驚き苛立つが、当面は仕方がない。直属の上司はいやみな男だったが、実はプログラムに関しては無能らしい。
    妻のディアンヌは心の温かい母親で主婦だが、3人の子供を抱えて、さらに妊娠中、めまぐるしく過ごしている。
    二男のロビーは無邪気だがやんちゃな盛り。
    まだ赤ちゃんのベッツィははいはいをする手がかかる盛り。
    8歳の長男のスティーヴィは大人しく頭がいい。学校で友達が出来ないらしく、引っ越したのが気に入らないのではと両親は気にはなっているのだったが…
    裏庭で友達と遊んでいると言い出したのが、姿の見えない空想の友達なので、胸を痛めることに。
    モルモン教徒の一家という特殊性もあり、今度の教会での役割や人間関係も大きな問題に。
    ここにも嫌な女性がいて、ディアンヌはへこまされるのだが、親切な隣人にも恵まれる。そして…?

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    2011年03月02日
  • IT(1)

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    1〜4巻で完結。

    怖い。

    道化師恐怖症になりそう。

    まあ、大人向けの怖さかな。
    震えながら愛について考えてください。

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    2011年02月18日
  • IT(1)

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    怖いです。でもおもしろかった。
    映画化されたようですが、これは
    是非本で読んでほしいです。
    ただ、日本語訳がちょっと気持ち悪い。

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    2010年10月08日
  • くらやみの速さはどれくらい

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    自分や世界とは、脳が知覚してきたものの集積だとしたら、脳のパターン認識を変更してしまうことは、自分が自分でなくなってしまうことなのだろうか? 本書はそういったテーマを、近未来の治療を受けようとするべきかを迷う自閉症の主人公の主観視点による淡々とした日常の場面描写の中に描く。世界とは、その人の知覚したものによって様々な様相である、ということと、自分が自分でなくなってしまうこととは、成長や変化ととらえた場合ふつうに体験しうることでもある、ということを示唆してくれる。

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    2010年07月28日
  • 言の葉の樹

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    極端に抑制を効かせた文章が、最後の3行で恐ろしく詩的になって、言いようのない高揚感に包まれたところでストンと終わるという、半ば途絶したような印象さえ与える結末も、このドラマが「ハイニッシュ・ユニバース」という大きな枠組み、その中でおそらくは無数に形成されている社会の、ごく一端でしかないことを示唆していて、他の社会で生み出されるドラマへの興味をそそられずにはいられない。

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    2010年06月25日
  • 第三の女

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    人を殺した“かも”しれない、という頼りない娘の話に興味をひかれ、ポアロとオリヴァ夫人が殺人事件の存在から探し始める。
    先が見えない展開で面白い。

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    2010年05月14日
  • ジェイン・エア(上)

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    まだ女性の権利や社会的な自立がなかなか認められていなかった時代に生まれたジェイン・エアという女性が、
    バッサバッサと自ら人生の道をつくり、つき進んでいく作品。

    著者が女性であり、おそらく自伝的な面も含まれていると思うからなのか、
    女性として、読んでいてすごく励まされる本でした。
    19世紀初頭のイギリスの邸宅の家庭教師で住み込みとして働くってどんな感じだったのか、どんな暮らしだったのかが、よくわかります。
    訳も読みやすくて、とてもいいです。

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    2010年04月14日
  • IT(1)

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    昔買ってて、読んでなかった本。ぽろっと出てきたので読んでみたら、今読んだらば面白かったです。続刊を買おうと思います。もちゃもちゃしたキングの文章が好き。

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    2009年11月29日
  • 五番目のサリー 上

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    乖離性人格障害…いわゆる多重人格を扱っている。


    この作者は後に同じ題材で『23人のビリー・ミリガン』も記した。

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    2009年10月13日
  • ジェイン・エア(上)

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    授業のテキストになるというので軽い気持ちで読み始めると、すいすい読める。
    あらすじも知っているので、ただの退屈紛らし程度にしか考えていなかった上に、先生の話しぶりから受けたイメージのジェーンは「愛情に飢えて恨みがましく野心家の女」という姿だったので、最初はその先入観から抜け出すのに苦労した。

    けれど物語が進んでいくにつれ、いや、ジェインが大人になるにつれ彼女には自制心が備わっていくように感じられた。
    ロチェスター伯とのロマンス、触れなば逃げる、というようなロマンスにはこちらもハラハラするほどだ。
    リアルタイムでこれを連載で読んでいた人は、どれほど続きを楽しみに待っていたのか、想像に難くない。
    面白いです。

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    2009年10月04日
  • 秋の星々の都

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    解説にある通り、前半はファンタジーというよりピカレスクロマン。最初から幻想世界を期待して読み始めると、聖杯探索に乗り出す中盤までが長いです。「永遠の戦士」シリーズの中でも異色作。そして、ルニャール卿はやはり可愛らしい!

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    2009年10月04日
  • ジェイン・エア(下)

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    ロチェスターと再会してからの展開が早すぎ&こじつけすぎかな・・・と思った。ロチェスターの視力が回復するし、ハッピーエンドすぎる。それでも読む手が止まらなかったのは、面白かったからなんだろうな。

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    2009年10月04日
  • ジェイン・エア(上)

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    「ジェイン・エア」って名前なんすね。
    それすら知らんからなぁ。

    個人的にはヘレンの死までが面白かったです。

    家庭教師になってからは、まぁ主人とどうにかなるんかいなぁっていう予感で終わりますね。三階に住む怪奇なプールさんのことももちろん気になるし。

    下巻で予感のままハッピーエンドでもいいし、それを裏切られてもいいんだけど、面白いまま終わってほしい。

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    2009年10月04日
  • ロカノンの世界

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    有名なル・グウィン女史の作品です。最後の方があっさりし過ぎているような気もしましが、それでも面白かったです。この方の書く話は、必ずしもハッピーエンドではなく、幸福の中にも悲しみが(あるいは悲しみの中にも幸福が)あるところがいいです。

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    2009年10月04日
  • ジェイン・エア(下)

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    教師が生徒をイジメた結果、自殺した事件があった。ジェインも石版を落としただけなのに先生が、なんと仲間はずれにするよう指導するのだ。もし、自殺した子供が、これを読んでいて、「自分の状況は特別ではない」と知っていたなら、抵抗する言葉が見つかったのではないか。

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    2010年04月03日
  • ジェイン・エア(上)

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    何気なくよんでみたら、面白いのなんの!古典をよむと、人間ってのがかわらないのが、よくわかる。ニュースを捨てよ、古典をよめ!

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    2010年04月03日