小尾芙佐のレビュー一覧

  • ジェイン・エア(上)

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    まだ女性の権利や社会的な自立がなかなか認められていなかった時代に生まれたジェイン・エアという女性が、
    バッサバッサと自ら人生の道をつくり、つき進んでいく作品。

    著者が女性であり、おそらく自伝的な面も含まれていると思うからなのか、
    女性として、読んでいてすごく励まされる本でした。
    19世紀初頭のイギリスの邸宅の家庭教師で住み込みとして働くってどんな感じだったのか、どんな暮らしだったのかが、よくわかります。
    訳も読みやすくて、とてもいいです。

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    2010年04月14日
  • IT(1)

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    昔買ってて、読んでなかった本。ぽろっと出てきたので読んでみたら、今読んだらば面白かったです。続刊を買おうと思います。もちゃもちゃしたキングの文章が好き。

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    2009年11月29日
  • 五番目のサリー 上

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    乖離性人格障害…いわゆる多重人格を扱っている。


    この作者は後に同じ題材で『23人のビリー・ミリガン』も記した。

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    2009年10月13日
  • ジェイン・エア(上)

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    授業のテキストになるというので軽い気持ちで読み始めると、すいすい読める。
    あらすじも知っているので、ただの退屈紛らし程度にしか考えていなかった上に、先生の話しぶりから受けたイメージのジェーンは「愛情に飢えて恨みがましく野心家の女」という姿だったので、最初はその先入観から抜け出すのに苦労した。

    けれど物語が進んでいくにつれ、いや、ジェインが大人になるにつれ彼女には自制心が備わっていくように感じられた。
    ロチェスター伯とのロマンス、触れなば逃げる、というようなロマンスにはこちらもハラハラするほどだ。
    リアルタイムでこれを連載で読んでいた人は、どれほど続きを楽しみに待っていたのか、想像に難くない。

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    2009年10月04日
  • 秋の星々の都

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    解説にある通り、前半はファンタジーというよりピカレスクロマン。最初から幻想世界を期待して読み始めると、聖杯探索に乗り出す中盤までが長いです。「永遠の戦士」シリーズの中でも異色作。そして、ルニャール卿はやはり可愛らしい!

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    2009年10月04日
  • ジェイン・エア(下)

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    ロチェスターと再会してからの展開が早すぎ&こじつけすぎかな・・・と思った。ロチェスターの視力が回復するし、ハッピーエンドすぎる。それでも読む手が止まらなかったのは、面白かったからなんだろうな。

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    2009年10月04日
  • ジェイン・エア(上)

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    「ジェイン・エア」って名前なんすね。
    それすら知らんからなぁ。

    個人的にはヘレンの死までが面白かったです。

    家庭教師になってからは、まぁ主人とどうにかなるんかいなぁっていう予感で終わりますね。三階に住む怪奇なプールさんのことももちろん気になるし。

    下巻で予感のままハッピーエンドでもいいし、それを裏切られてもいいんだけど、面白いまま終わってほしい。

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    2009年10月04日
  • ロカノンの世界

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    有名なル・グウィン女史の作品です。最後の方があっさりし過ぎているような気もしましが、それでも面白かったです。この方の書く話は、必ずしもハッピーエンドではなく、幸福の中にも悲しみが(あるいは悲しみの中にも幸福が)あるところがいいです。

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    2009年10月04日
  • ジェイン・エア(下)

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    教師が生徒をイジメた結果、自殺した事件があった。ジェインも石版を落としただけなのに先生が、なんと仲間はずれにするよう指導するのだ。もし、自殺した子供が、これを読んでいて、「自分の状況は特別ではない」と知っていたなら、抵抗する言葉が見つかったのではないか。

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    2010年04月03日
  • ジェイン・エア(上)

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    何気なくよんでみたら、面白いのなんの!古典をよむと、人間ってのがかわらないのが、よくわかる。ニュースを捨てよ、古典をよめ!

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    2010年04月03日
  • 言の葉の樹

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    アーシュラ・K・ル=グインの言の葉の樹を読みました。闇の左手と同じ世界設定の中で語られる、原題はTELLING(語り)というSF物語でした。アカと呼ばれる世界では伝統的な文化を捨て去り、継承者を迫害し本や記録を破壊する圧政がしかれていた。そこに地球から派遣された文化人類学者の女性サティは地方にはまだその伝統を継承している人たちが残っているはずと考えて、風前の灯火である伝統的な文化を守ろうとするのだが...ちなみにサティはインドの女神でシヴァの妃です。これも、この物語の隠し味になっています。この物語を読みながら、つらつら考えたのは、文化というのはその担い手がその文化の中で生活していくからこその文

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    2011年07月18日
  • 五番目のサリー 下

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    自分に耐えられない事件に出くわすと無意識のうちに四つの人格のいずれかにスイッチしてしまうサリーは、ある事件をきっかけに精神科医ロジャーの治療を受けることになるが…。
    五重人格のサリーの心の軌跡を鮮やかに描く感動作の下巻。

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    2009年10月04日
  • 五番目のサリー 上

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    茶色の目と髪、いつも地味な服を着ているサリー・ポーター。NYで働くごく平凡な彼女の悩みとは…。仕事も長続きせず、結婚も破局を迎えてしまった彼女の心の闇にはあと四人の人格が住んでいたのだった…。

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    2009年10月04日
  • 五番目のサリー 上

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     多重人格のお話です。
    自分でも分からないうちに違う自分の人格が支配し、自分の知らないところで色々やり、最後は自分がやってもいないことで攻められる…
     なんか可愛そうでした。
    早く治してあげて。そういう思いでページを進めました。

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    2009年10月04日
  • 五番目のサリー 上

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    自分の時間が頭痛とともに失われる。。。自分の中に、たくさんの誰かがいる。。。
    すごいよみやすいし、一気に読み終えれます(´∀`*)

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    2009年10月04日
  • 内海の漁師

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    短編集。が、やっぱり表題作を含むチャーテンという技術を巡る3つの話の印象が強いですねえ。特に「踊ってガナムへ」は読み返す事も多かったり。……でも1番好きなのはそれとは全く関係の無い「ケラスチョン」カモ。

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    2009年10月04日
  • IT(3)

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    1985年、故郷に戻った大人達。静かに見える故郷では、着々と狂気が目を覚ます。ITとは何だったのか。それを思い出さないと闘う事は出来ない。

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    2009年10月04日
  • 闇の左手

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    まったく異なる価値観や文化の中で生きる異星人を描いた作品。

    SNSでお勧めされていたので読んだが、何がそこまで推薦者の琴線に触れたのか掴めなかった。

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    2025年12月13日
  • アルジャーノンに花束を〔新版〕

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    知的障害をもつチャーリー、難しいことはできないがパン屋で働きながら一生懸命勉強をしようと努力していた。そんなある日センターで知的障害を改善する研究が進められた。その被験者となったチャーリーは徐々に知能が改善されていった。しかし同じような実験を行った被験動物である白ネズミのアルジャーノンに奇妙な変化が訪れていく。

    題名や知的障害者の話であることはなんとなく知っていた。
    何年か前にドラマ化されたしとても有名な小説
    だけど手を出さなかったのは自分が知的障害者にいい思い出もないので読むのに躊躇していた部分がある。
    だけど今回ふとしたきっかけがあり読むことにした。
    なんというか…ハッピーエンドともバッ

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    2025年12月11日
  • アルジャーノンに花束を〔新版〕

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    記録。チャーリーの苦悩。生い立ち。低い知能を持つ障害者が、実験によって天才へと生まれ変わり、そして故に喜びもひとしおながら、今まであったものを失っていく。何が幸せなのか、深く考えさせられる作品です。

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    2025年12月02日