小尾芙佐のレビュー一覧

  • 第三の女

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    ネタバレ

    「私が殺した」って言う人が犯人な訳ないな…と思いながら読んでいたので、やっぱり!となった。途中から女の子と医者といい感じになってる気がしていたが、最後くっついたのでクリスティーとポアロと頷き合ってる気分になった。今回の犯人は所業のカス度が高い。

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    2024年02月03日
  • 夜中に犬に起こった奇妙な事件

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    息子に薦められて読んだ。はっきりとは書かれていないものの、おそらく自閉症であるクリストファー。特別支援学校に通う彼は数学と物理が得意で、パニックになりそうになると素数を数えたりする。そんな彼が自分の体験を書いているという設定の本。

    彼は勇気を出して自分のコンフォートゾーンから出てゆき、でも怖くなると自分のやり方でちゃんと自分を守る。お父さんお母さんは彼に振り回されて大変だが、それでも彼らなりのやり方でクリストファーをサポートする。クリストファーの未来は明るい…と思える良い終わり方で良かった。

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    2023年12月16日
  • 赦しへの四つの道

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     本書は「闇の左手」や「所有せざる人々」等と同じく〈ハイニッシュ・ユニバース〉シリーズに属し、四つの短編からなる。それぞれの短篇はゆるやかに関連をもって描かれている。

     〈ハイニッシュ・ユニバース〉に世界は以下の通り。
     惑星ハインに住む古代ハイン人は高度な文明を持ち、居住可能な多くの惑星に人間型生命種をまいて植民を行なっており、地球も植民地の一つとされている。ハイン人の文明は一度は衰退し、植民惑星の記憶も失われたが、その後、再興したハイン人たちは失われた植民惑星の探索を始め、地球を含むかつての植民惑星を発見していく。それぞれの住人は長い年月の中で独自の文化を発達させていた。そうした惑星の一

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    2023年12月10日
  • ママは何でも知っている

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    連作短編8つ。
    人生経験豊富なママが、息子の刑事から殺人事件の話を聞いて3つ4つ質問をしただけで事件を解決してしまう。
    時々口をはさむ嫁とママの棘のある会話も楽しい。
    奇抜なトリックではないのも良い。穏やかな気持ちで全編を読める。
    ちょっと口が悪いママの人生が一編一編に書き込まれ、だんだんいとおしくなる。

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    2023年11月20日
  • 言の葉の樹

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    ゲド戦記から入った私はこれがル=グウィンの初SF体験でした。
    SFはほとんど読まないので、ストーリーに入るのに少し時間がかかりましたが、読み進めていくとやはりル=グウィンらしさがあり、だんだんとのめり込みました。言葉を大切にするところやフェミニズムをしっかり入れてくるところなどゲド戦記に通じるものがありました。
    SFは私にとってはやや読みにくいのですが、これをきっかけにル=グウィンのものから読んでみようかとも思いました。

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    2023年11月07日
  • 第三の女

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     ポアロは決してなんでもお見通しのホームズの様な探偵ではなく、思考の手順や道筋を整理しながら、ジグソーパズルの様に組み合わせていく、とても人間味のある探偵だ。従って、当然、推理の道筋が違っていて軌道修正する事もあるし、事件の連鎖を未然に防げない事もある。しかし最後には真実に行きつき、そしてハッピーエンドで物語は結末する。今回もとある二人の人物が、ポアロの策略によって結ばれる事になる。彼はキューピッド役を務める事がしばしばあり、幾つかの事件の後、ポアロの御節介により幾つかのカップルが誕生している(笑)。これはある意味でポアロシリーズのお約束でもあり、味の濃いミステリー本編を爽やかにするための要素

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    2023年11月03日
  • はだかの太陽〔新訳版〕

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    アシモフの「ロボット三原則」
    それは矛盾と二律背反がもたらす面白さ……。

    舞台は高度にロボット文化の発達した惑星ソラリア。そこでは極端に少人数の住民が裕福に暮らしている。
    そこで起こった殺人事件を地球人である主人公が捜査することに……
    地球とソラリア、相反する二つの世界はその相違がゆえに同一であることが、徐々に印象的となる。

    物語自体もさることながら、アシモフ自身による「序文/ロボット小説の舞台裏」が面白い。
    ミステリーに強い興味を持っていたこと、当時のSFには半裸の美女を登場させないと売れないと言われていたにも関わらず、アシモフは女性を描くのが苦手と言われていたことなど、執筆時の様子が面

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    2023年09月27日
  • われはロボット〔決定版〕

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    いつか読もうと思っていた本。
    短編集だった。
    読みやすい。
    ファウンデーションに出てたダニール・オリバーが出てくるかと思っていたけど、まだそこまで行かないロボットたちの話。
    ロボットシリーズたくさんあるみたいだ、これ全部死ぬまでに読めるかな…
    アシモフさんの主要なキャラクターは、三人ぽい。
    スーザン・キャルヴィン
    イライジャ・ベイリ
    ダニール・オリヴァー
    イライジャ・ベイリとダニール・ベイリって同じだっけ?
    robotics、ロボット工学という言葉を作ったのがアシモフさんなのは凄い。普通にいま現実に使われている言葉。
    ロボット三原則を物語の主な道具にしてるとは思はなかった。3つのルールからあん

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    2023年08月26日
  • 書店主フィクリーのものがたり

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    血の繋がりさえなくても、愛があればどんな家族の形であってもいいと強く思える
    この本に出てくる登場人物のように沢山本を読んでその良さを誰かに伝染できるようになりたい
    アメリカ文学の作品の引用が多かったので、もっと勉強してから読みたい

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    2023年04月06日
  • 高慢と偏見(上)

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    ジェイン・オースティン。2つの家の2人の男女が知り合い、反発し、最後は結婚する話。女主人公エリザベスの内面やそれを取り巻く家族の欲望むき出しの内面をユーモアを含めて表現しており、最後まで愉しむことができた。
    物語はエリザベスの視点て進むが、お相手のダーシーの視点でも読んてみたいと思った。
    当時の英国の慣習などし理解しにくいところがあるが、下巻のあとがきに解説があるので先にそちらを読んでもいいとと思う。

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    2023年03月26日
  • IT(4)

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    キングでしか得られないしつこい文体と、其れによる信頼で長編でも読まされてしまう。長くても文句出ないのは作家の腕だよな。

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    2023年03月25日
  • 闇の左手

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    はるか遠い未来の話。人類の末裔たちの物語。星間を行き来できる世界で、外交関係を結ぶために、人類が極寒の星に使節を送り込む。その使節ゲイリー・アイが語る数奇な物語。

    重厚な物語で、読み慣れない言葉もあり、読み進めるのに時間がかかった。
    17章 オルゴレインの創世伝説
    この辺りから、一気に読むスピードが上がり最後までたどり着いた。

    1969年に発表されたと解説にあったが、多様性を受け入れる社会が描かれており、とても現代的だなぁとの印象を持った。

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    2023年04月02日
  • アルジャーノンに花束を〔新版〕

    匿名

    購入済み

    言わずと知れた名作。
    書き方も独特で、ある出来事がきっかけで運命が狂わされた主人公の心情が丹念に描かれている。
    真実は恵みなのか、それとも呪いか。
    切なくて胸が苦しくなるような作品が好きな人にオススメしたい

    #切ない #泣ける

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    2023年02月14日
  • われはロボット〔決定版〕

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    単語だけは知っていたロボット工学三原則。お話を読みたくて、この古典を手にとりました。
    ロボット工学三原則を大前提として、それでも起こる様々な可能性が例示されていておもしろい。
    「ロビイ」人はロボットに愛情を抱くか
    「堂々めぐり」ロボットが人間の指示に従わないことがあるか
    「われ思う、ゆえに」並列処理が妨げられる要因
    「災厄のとき」人間に危害を及ぼすものは何か
    などなど。

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    2023年01月27日
  • 高慢と偏見(上)

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    ネタバレ

    偏見にとらわれていると、いろいろなものが見えなくなってしまうのがリアル。
    ダーシーを嫌なやつだと決めつけて読んでいるとそうとしか思えないのに、実は誠実なやつだということを知ったうえで読むと、そういうふうに思えるのがすごい。

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    2023年01月16日
  • 書店主フィクリーのものがたり

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    愛する妻を交通事故で亡くし偏屈になっていく書店主フィクリー。孤児であるマヤの里親になる事や、好意を寄せる女性との出会いなど、人との繋がりで少しずつ人柄が丸くなっていく様が微笑ましかった。
    人生何が起こるか誰にもわからない、とはこういう事を言うんだと思った。
    店の希少本が盗まれるというミステリー要素もあり、先が気になりながら読み進められた。

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    2022年11月27日
  • われはロボット〔決定版〕

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    アメリカの作家「アイザック・アシモフ」のSF(ロボットモノ)連作『われはロボット 〔決定版〕 アシモフのロボット傑作集(原題:I, Robot)』を読みました。

    久しぶりにSF作品が読みたくなったんですよね… SF作品は7月に読んだ『ドゥームズデイ・ブック』以来、、、

    「アイザック・アシモフ」作品は、3年前に読んだ『黒後家蜘蛛の会 1』以来なので久しぶりですね。

    -----story-------------
    ロボットは人間に危害を加えてはならない。
    人間の命令に服従しなければならない…これらロボット工学三原則には、すべてのロボットがかならず従うはずだった。
    この三原則の第一条を改変した

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    2022年11月12日
  • 闇の左手

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    この不思議なタイトルの意味が回収された瞬間が個人的に最も興奮した気がする(?)後半は文句なく面白く、主人公ふたりの関係のこまやかな描かれ方がとってもよかった。
    序盤はこの作品独特の設定や世界観についていくのに必死でなかなかストーリーに追いつけなかったので、また読み返したいと思う。2回目の方がいろいろと理解が進んで楽しそう。

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    2022年08月20日
  • われはロボット〔決定版〕

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    初めてのアシモフ。アシモフといえば漫画「バーナード嬢曰く。」で、「トリビアの泉で『アシモフによると人間は無用な知識が増えることで快感を感じることができる唯一の動物である』って言ってるけどアシモフそんなこと言ってない!」って町田さわ子に言われてたな、という印象。あと正確にはアシモフではなくアジモフと発音するらしい。つい最近もジャンプ+の読切で見かけた“ロボット三原則”で有名になった一作。
    一人のロボット心理学者がインタビュー形式で過去を振り返る構造になっていて、短編集のように“ロボットと人間”というテーマをもとに各々独立した話をしている...かと思いきや、先に出ていたキャラクターが違う話で再登

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    2022年08月03日
  • 高慢と偏見(下)

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    イギリス文学に初挑戦してみた。たったひとつのシーンごとの描写の回りくどさに最初は面食らったが、慣れると小気味良い言葉のリズムに心地良さすら感じるようになった。イギリス人特有の皮肉に満ちたセリフの応酬はみはや一周回って清々しく見えた。登場人物全員に多かれ少なかれどこか「鼻につく」要素があり、そこに作者の登場人物達へののアイロニーと愛を感じた。特にエリザベスは愛さずにいられない人物であり、彼女の快活さ、聡明さ、自負心の強さには憧憬の念を抱かずにはいられなかった。イギリスの片田舎で、2人の中流階級の貴族、鼻持ちならない自尊心の高さを持つダーシーと自負心故の軽率な偏見を持つエリザベスが、互いにぶつかり

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    2022年07月18日