橋本治のレビュー一覧
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高校時代だったか、父親の本棚より拝借して感銘すら覚えた名著。「若い男は本質的に貧乏である」で始まる書き出し。そして「貧乏でなくなったらそいつは若い男じゃない」というふうに裏を返し、一つの意見を上下左右表裏無数の側面から語りつくして読者の理解を誘いつつ、最後は自分の我を通してるだけなのになんとなく納得させられる、橋本治の歴史観、話術ともに冴え渡り、まさに魅せられてしまった名著。もう過去の話が話題になっているが、それでも「本当のこと」は今でも変わらない。社会主義が破れ、資本主義が勝ったなどという単純な歴史ではなく、ともに倒れたんだから「次」を探さないと、という視点にたって書かれている。まだ歴史は「
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著者・橋本治が亡くなる前年の冬まで雑誌「小説トリッパー」に連載していたものの書籍化。東京都知事選、「都民ファーストの会」からの「希望の党」、モリカケ問題、日大アメフト部や日本ボクシング連盟のこと等々の当時の時事問題(+いくらかの映画)に対する批評を、「父権制の顛覆」(連載時のタイトル)というテーマで書き進める。
小池百合子率いる「希望の党」(「排除します」発言でもって「大暴落を演じてしまった」(p.118))など、当時の女性政治家にも言及がなされるが、「父権制=男の論理」に代わる「女の論理」が必要だ!、という論旨ではない。
「男の論理」から独立した/距離を置いたスタンスによって、女性政治家は一 -
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2001年刊行。
大御所小説家・随筆家である著者による、「わからない」についての本。
「わからない」をスタート、「わかった」をゴールとして捉えて、そのプロセスと方法が説明される。
方法とは言っても、所謂「How to」ではなく、スタンスの持ち方に比重が寄っている。
著者曰く、日本人は「わからない」ことは「恥ずかしい」と感じる。故に、「わからない」と「やる」は逆接でつながる。
つまり、「わからないけどやる」ということだ。
そうではなくて、「わからないからやる」と考えることが肝要だと説く。
「わからない」ことを方法・手段として考えれば、世界が広がる。そのために必要なのは、「恥知らず」を乗り -
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●科学博士の書評指数:
楽しみ度:★☆☆☆☆
共感度 :★★☆☆☆
学び度 :★★★★☆
話題度 :★★★☆☆
お薦め度:★★★☆☆
●概要:
老いと病をテーマにした自伝的エッセイです.著者は自身の老眼や難病の経験を通じて,「老いは誰にとっても初体験であり、経験値が通用しない」と主張します.若さへの執着を手放し,老いを受け入れる過程や,死に対しても「無駄と割り切る」哲学的な考えも紹介されております.老いと向き合う覚悟と知恵を読者に伝えようとしている本であります.
●感想:
(1)最も印象に残った記述が,葛飾北斎が「富嶽36景」を描いたのが70を過ぎた時で,90歳まで現役の絵師だった,という -
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橋本治の解釈全開の学問のすゝめ。
白雷記を読んで福沢諭吉に興味を持ち、読んでみたが、これだけでは橋本治の主張が強すぎてよくわからんな。という感想。
バカが大嫌いなのは橋本治なのでは?
ともかく、橋本解釈によれば、福沢諭吉が現代にいたら、バカが率いるバカの衆愚政治だと一刀両断だろうね。
読んでると、明治維新の頃の蒙状態から、民衆は変わらないということにゲンナリした。しかも、日本だけでなく、至る所で。反知性主義についても最後の方に書かれてたけど、時代の過渡期にはバカが大活躍するらしいから、今がその時なのかな。みんなもっと学問をした方がいいよなぁ。
福沢諭吉の政治から距離をとりつつ(政治家もバカば