橋本治のレビュー一覧

  • 虹のヲルゴオル
    オードリー・ヘップバーン、マリリンモンロー、ブリジット・バルドーなど、13人のヒロインたち。その魅力について、橋本治が、あらゆる角度から分析する!
    解説 で、小藤田千栄子さんが、
    高校生のころ橋本さんは「映画評論家になれたらいいな」と思ったという。
    、、、そうか、だからこんなに映画に、すごく詳しいの...続きを読む
  • 黄金夜界
    ちょうど「自転しながら公転している」を読んで、「金色夜叉」を読みたいと思ったが、文章が私には難しく、諦めたところ、たまたま読みはじめた本書が「金色夜叉」をモチーフにしていると知って驚いた。
    初めはとっつきにくい印象を受けたが、途中から貫一の生き様に引き込まれ、どんどん先を読みたくなり、気がつけば読み...続きを読む
  • 橋本治という立ち止まり方 on the street where you live
    『どうしてかというと、「本を読む」ということは、「読んだ結果をどうするか」ということとからんでいると思うから』―『本の未来、人の未来、社会の未来』

    すごいなあ、やっぱり。橋本治は。一見したところ突飛に思える話の流れの裏側で、橋本治の脳内細胞が活発に結合している様が見えてくるようだ。例えばここで引用...続きを読む
  • 上司は思いつきでものを言う
    サラリーマンが言う愚痴の代表格である「上司が思いつきでものを言い、自分たちは振り回されている」というところに着目して書かれた本。面白いです。

    面白すぎて第一章など数秒で読んでしまったのではないかと思うほどでした(そんなわけはないのですが)。
    何がこんなに面白いのだろう? と考えてみて思い至ったのは...続きを読む
  • 父権制の崩壊 あるいは指導者はもう来ない
    日々報道され「その言い訳は通るの???」と思う数々のできごと

    それが起こってしまう日本の体質
    しみついているものは制度が変わっても実質変わらず、一部が変わった場合様々な齟齬を引き起こす

    その体質が解き明かされるようで面白い
  • 思いつきで世界は進む ──「遠い地平、低い視点」で考えた50のこと
    筑摩書房のPR誌に掲載された時評集
    2014年7月から50回分

    ニュースなんか見ていてちんまりしてしまう事象について「ああ、そんなもんか」と思わせてくれる
    知性っていいな、と思う

    橋本治、最高
    この方が亡くなられたのは本当に惜しまれる
  • 知性のテン覆 日本人がバカになってしまう構造
    すごい本を読んだ。【いろいろなところに入口を持つ迷路の道の一つで、そのゴールは「知性」という中央広場】という箇所が最も全体をあらわしているのではないか。「難解」という感想に落ち着きそうになるが決してそれだけではない。手の届く「解る」から「なんとなく解る」「解りそうでわからない」「さっぱり解らない」ま...続きを読む
  • 九十八歳になった私
    大笑いしながら読んでいます
    デイサービスで働いていますが利用者さんの心のうちを類推したりして
    年重ねるのが怖くなくなります
  • いちばんさいしょの算数1 ──たし算とかけ算
    昔「桃尻語」で話題になった橋本治さんの算数の本なのだから、まぁフツーじゃないだろう(ゴメンナサイ)と思って読んだら、まぁ面白い。そしてわかりやすい。大人にもオススメ、と私は思います。
  • 黄金夜界
    『夜空の下を埋め尽くす光の海のような夜景の煌めきに感嘆の声を上げる人達は、闇の中にただ一つ灯る小さな明かりの存在など気にもしない』―『摩天楼』

    「金色夜叉」を読んだことはない。それが作者尾崎紅葉の死によって未完となっていることも知らなかったが、奇しくもその物語を下敷きとした本作が異才の人橋本治の遺...続きを読む
  • 黄金夜界
    尾崎紅葉の有名な作品『金色夜叉』を橋本 治さんが現代に蘇らせた作品.実は,これまで橋本 治さんの小説で読み通せたものがなかった(エッセイを除く)のですが,この作品は読みやすい.そして引き込まれました.
    現代の貫一はお宮を蹴飛ばせない.「怒ってすむなら簡単だよな」と矛先を内に向けるあたりが現代的.IT...続きを読む
  • 思いつきで世界は進む ──「遠い地平、低い視点」で考えた50のこと
    橋本治先生の「知」のあり方、世界を見る視点は勉強になる。読み手に考えさせることで、自分がさも考えているような錯覚になるけど、これは橋本先生に誘導されとるのだろうな――と思ったりする。
  • 黄金夜界
    橋本治の最高傑作の内の一つ。
    ここまで人は悲惨になれる。
    貫一を生きるのが辛くなる。
    世の中を生きる人間がこうまでなってしまうとは。
    それほどまでに私達が生きるこの「現代」という時代は悲惨なものなのかもしれない。その事に気付けるか、気付けないか―それを促す作品です。
  • 橋本治と内田樹
    橋本治と内田樹の2004~2005年の対談本。「私的なところがなく」「自分のことなんかどうでもいいと思っている」(ただし自己犠牲的な意味では全くなくて)とにかく天才としかいいようのない橋本治の魅力が浮き上がる内容になっている。早世といってもいい年齢での逝去が惜しい。

    興味深い対話がたくさんあったが...続きを読む
  • 橋本治のかけこみ人生相談

    気持ちが楽になりました。

    色々な悩みに、どの悩み相談にも的確にユーモアのある回答で楽しく読めました。
    そもそも、人は悩むのが好きなんでしょうね。解決する事など少なく、また、解決しても次の悩みが出てくる。あとがきにあった通り、解決しない事は悩まない、バカになって楽しむのが一番と言うのが正しい気がします。
    下手な考え休むに似...続きを読む
  • これも男の生きる道
    仕事も含めて、「できないのは、わからないから」「わからないのは知らないから」と著者は説く。それは、人間関係も含めて。
    素直にできない、わからない、知らないを認めて、一旦落ち着くことを提唱する。出来ないことを認めるとは、すぐに出来るようになきゃならないというのも違うと言う言説に、少し安心。
    家庭も、会...続きを読む
  • 生きる歓び
    短編9編を収録しています。

    著者はみずから執筆している「解説」のなかで、本書に収録されている作品についての発言を引用するという手の込んだことをおこなっているのですが、そこで著者は「人生の断片は、それ自体が美しい断片であってしかるべきだと、私は思うんですね」と語っている。本書に収められているのは、市...続きを読む
  • 宗教なんかこわくない!
    氏は、宗教は、もう日本人には、あまり必要とされてないと言う。自立して考えればいいじゃんと、もうとっくに、そういう時代だよと言う。
    日本人が自分自身に対してプリンシプルを持たない、持てないというのは、今だからこそ、より深刻な問題として日本を覆っている。何が良いのか、悪いのは、他人をキョロキョロ見ないと...続きを読む
  • 国家を考えてみよう
    橋本治氏の本は、不思議なもので、参考文献をほぼ明記していない。
    これは、自身が語る内容に、よほど自信があるか、
    周囲がそれでも良いと認めているか、どちらかだ。

    私は、後者だと思う。
    固定ファンがいるのもそうだが、誰も氏に対して、
    批判できないほど、橋本氏は、「他者の人」である。

    この本で引用され...続きを読む
  • これで古典がよくわかる
    世界価値観調査によると、日本人の世俗性は世界トップクラスです。
    世俗性というのは、言い換えると、ミーハー(新しいモノ好き、古いものはダサいと思う)で、
    また、物事に対して、損か得かの判断をとても重視するということです。

    この特性からいうと、古典を学ぼう、学びなおそうという人は、
    確実に少数派になり...続きを読む