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Posted by ブクログ 2016年03月08日
古典をよくわかっている橋本治が、結局のところ古典を理解できていない近代人である小林秀雄を、その痛々しい本居宣長への自己投影に満ちた”読み込み”を解読していく。
この人のエッセイは、自分の言いたいことを徒然草よろしくのらりくらりと語っていくものが多いのだが、この本は小林秀雄の『本居宣長』という読み込む...続きを読む
Posted by ブクログ 2012年10月01日
橋本治さんの思考は、とても粘り強くて、とても深くて、とても色んな道があって、とても恥じらいがあって、とてもしなやかです。
だからとてもゆっくりです。
橋本治さんは、この本の中で小林秀雄さんのことを
「おじいちゃんのよう」と表現されています。
そしておじいちゃんである小林秀雄の恵みとは
「...続きを読む
Posted by ブクログ 2012年05月31日
橋本 治、「小林秀雄の恵み」を読みながら、考える。
毎年、桜を、色々な場所で、微妙な開花する時間の違いにより、愉しむのを習慣にしているが、今年は、色々なことが、気に懸かった。というのも、一方で、大道寺将嗣の全句集、「棺一基」を、読みながら、他方で、この分厚い本を併読していたからだろうか、なかなか、時...続きを読む
Posted by ブクログ 2012年05月01日
いつものように、橋本治の思考過程を追いながら、小林秀雄は何を考え、当時の人はそんな小林の文章を何故ありがたがったのかが分かります。
けど、この本の中で、私が、一番好きなのは橋本治が小林秀雄の『本居宣長』を読んで「そうか、学問とはいいものだったんだ」って思ったってところです。
愚かな孫は小林秀雄...続きを読む
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