「わからない」という方法

「わからない」という方法

小説・文芸
693円 (税込)

3pt

「わからない」イコール「恥」だった20世紀は過ぎ去った! 小説から編み物の本、古典の現代語訳から劇作・演出まで、ありとあらゆるジャンルで活躍する著者が、「なぜあなたはそんなにもいろんなことに手をだすのか?」という問いに対し、ついに答えた、「だってわからないから」。――かくして志向のダイナモは超高速で回転を始める。「自分は、どう、わからないか」「わかる、とは、どういうことなのか」……。そしてここに、「わからない」をあえて方法にする、目のくらむような知的冒険クルーズの本が成立したのである! 【目次】まえがき/第一章 「わからない」は根性である/第二章 「わからない」という方法/第三章 なんにも知らないバカはこんなことをする/第四章 知性する身体

詳しい情報を見る

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

「わからない」という方法 のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    最初はあまりの「くどさ」にあえなく挫折。数年後、読み方を変え、再チャレンジ。今度は完読。読み方があるのだ(「くどさ」の理由を知るといいかもしれない)。
    編み物のあの字も知らなかった橋本治、古文が苦手で『枕草子』をちゃんと読んだことのなかった橋本治。その彼がいかにして編み物の達人になり、清少納言になり通し、『男の編み物』や『桃尻語訳 枕草子』といった本を生み出したのか、そのメイキングについて語る。
    周囲はわかっているのに、自分はどうしてもわからない。その「わからない」から出発するというアプローチ。先入観、定説や常道・常識をふり払い、ナイーヴに一から、自分が納得する形でわかることを積み上げてゆく(いわばボトムアップ方式)。すると思わぬ発見、目ウロコの連続が待っている。定説が覆ったりもするかもしれない。
    徒手空拳で、知らない世界に飛び込んでゆくのに必要なのは、度胸と忍耐。でも(はっきりとは書いていないが)、基礎力も必要だ。橋本治、編み物は未経験、とはいっても、美的なセンスはもっていた(だってイラストレーターだもん)。古文が苦手、とはいっても、国文科出身だ(それに作家だもん)。
    (p.s. カバーの帯には「著者初のビジネス書!?」とあるが、これはmisleading。それに、これって橋本治の一番嫌いそうなフレーズ。)

    0
    2025年05月07日

    Posted by ブクログ

     すぐ「わからん」という奴はただの卑怯者だとずーっと思い続けてきたが、本書を読み、改めようと・・・。氏独特の思想と思考が非常に身に染みた。氏のレベルを大きく下げると自分の発想に近い気がした。よってそこは都合良く解釈し、今の傾向をブラッシュアップしたい。ただし、深さが全然足りないので、時間をかける。これがつらい。すぐ次に行ったり、結論を求めてしまう。そうではないということを本書は指示している、と捉えた。何度も読み、深めよう。

    0
    2017年11月26日

    Posted by ブクログ

    私が、何度も読み返してしまう本です。
    出版されて結構年数が経ちましたが、内容は全く古びてありません。

    それは、読者に対して、橋本氏の一連の著作のメッセージが、「現在の自分は、どこにいるか?」を
    考えさせるものだからだと思います。

    橋本氏は、この本できっぱりと、「正解がある時代は、終わったよ」とさらり言っています。
    これは、私自身を振りかえっても、痛い一言です。
    なぜなら、どこかに「正解」があると思って、
    「ノウハウ」や「理論」や「考え方」を、私自身が探しているからです。

    橋本氏は、「そんなのないよ」と言ってのける。
    もちろん、橋本氏は、根拠がなく言っているわけではありません。
    日本そして過去の歴史を振り返り、説得力ある言葉で読者に語りかける。
    以下、こんな感じです(筆者推測)

    君は、今どういう状況にいるの?それを正しく認識しているの?
    俺はこう思うけど、じゃあ、仮に、君の認識が正しいと仮定して、君が本当にいたい状況って、
    どういう感じ?それは、今の君の状態と同じ?違うなら、その状態を自分で「建設」しているみるのはどう?

    結局は、自分の人生は、自分自身で建設するんだよと、何か理論とか、ノウハウとか、
    どこどこの会社とか、国とか、そんなものを探したって、そして、すがったって、
    自分は建設できない。

    これを、橋本氏は、この著作ならびに、80年代後半に言ってのける。
    橋本氏のエッセー、評論は、たくさんありますが、
    今でも、時代の風化に耐えているのは、人が生きる上で、
    大切なことは、何かを語っているからでしょう。

    0
    2017年06月06日

    Posted by ブクログ

    「わからないからやる」という方法。
    21世紀は「わからない」時代。
    「わからないからやる」が日本社会の膠着を突破する。
    「わからない」を方法にするのは、度胸と覚悟である。「自分の体は頭が良い」
    脳は信用しないが、自分の身体性は全面的に信ずる。

    0
    2014年08月06日

    Posted by ブクログ

    どこかに正解が存在していて「わかる」ことが当たり前だった20世紀とは異なり、「わからない」が前提となった21世紀にどのように立ち向かうかについて著者独特の語り口で述べられている。一度読んだだけでは、何となくわかったような気になっていたが腹に落ちていなかったので再読。「わからない」という前提に立って自分なりの方法を模索するしかない。知らないことを恐れない。知らないのなら、それを改めて知ればいい。という辺りにこの時代における著者からのヒントがあると思う。

    0
    2011年12月15日

    Posted by ブクログ

    いわゆる伝統的なマニュアルが失われた二十一世紀という時代の新たなマニュアル。つまり、とにかく自分の頭で考えて、自分の体で体験する、という著者自身が体現している信条がこの時代にいかに有効かを説明しています。この考えは、著者の著書にも貫かれ、自分の言葉で自分の考えを語っているという姿勢にも反映していますので、説得力も十分あります。ただ、独特のクドイ口調に好き嫌いが分かれるかもしれませんね。

    0
    2011年11月15日

    Posted by ブクログ

    最初の方は何を言っているのかわけわかめだけど、後半まで読んでいくと作者が何を言わんとしているのか大分わかってくる。
    そこで「あ、最初はそういうことが言いたかったのね」ということに気づく(わかる)。
    それでいいのである。
    作者は自ら言わんとすることをこの本の構造そのものから示してみせた。

    飾らない橋本治はとても魅力的。
    随筆の傑作。
    (2007年02月17日)

    0
    2010年08月02日

    Posted by ブクログ

    「わからない」ということを機軸にして、自分の世界を作り上げていく、これこそ、弁証法の極意ではないかと思ったです。彼は、「真の哲学者」と呼んでも良いのではないでしょうか?

    0
    2010年04月11日

    Posted by ブクログ

    わからないをやめない
    わからないから調べる
    わからないから突き進む
    わからないから考える
    探究心と己にたいする折り合いをどこでつけるか
    わからないですぐ投げ出すようなことをひたすら猛進する
    わからないことに対するラブレターか挑戦状か
    文学とは奥深い

    0
    2026年03月07日

    Posted by ブクログ

    再読。
    読むものがない時のつなぎでパラパラ読んでいたが、
    間をどれだけ開けても、スッと入ってくる橋本さんの言葉がすごい。
    ものごとを知る、分かっていく、作っていく、その過程を
    橋本さん流のわかりやすいくどい言葉で追っていく。
    何かを生み出すことに近道はなく、ひらめいたものを確かなものにするために、あとはただ進むだけ。
    作品を作り上げるという大きな話だけでなく、
    日常の中にある「わからないもの」を分かるようにするための筋道は同じものだ。
    身体を信じている橋本さんの言葉は、しごくまっとうで、誰にでも届く。
    わかりやすく、のためにえんえんと言葉を重ねる誠実さ。
    橋本治の本は、もっと読まれないといけないよな、といつも思う。

    0
    2021年03月08日

「わからない」という方法 の詳細情報

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

集英社新書 の最新刊

無料で読める ノンフィクション

ノンフィクション ランキング

橋本治 のこれもおすすめ

同じジャンルの本を探す