橋本治のレビュー一覧

  • 恋愛論

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    恋愛ってなんだろう?と思ったなら、この本を読んでみるといい。すごく簡潔にバッサリと回答してくれている。恋愛できない体質の人も、なぜ自分には恋愛が必要ないかを感づかせてくれるはずだ。自分が若い頃、友人などから恋愛相談をされると勧めていた本。

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    2009年10月04日
  • 宗教なんかこわくない!

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     橋本さんが宗教について語っています。
    自分も自己啓発本という名の宗教に嵌っているかもしれないので
    それを客観的に自己分析するための道具として読んでいます。

     宗教は自分で頭を使う事が出来ない人のお守りみたいな、
    また自分で色んなこと考えるために宗教に入るという文章には
    なるほどな〜と思いました。

     

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    2009年10月04日
  • ちゃんと話すための敬語の本

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    橋本治氏の考える力、構成力に舌を巻く一冊。
    十代前半向けとして書いたというが、敬語に納得できない経験のある人ならだれにでも面白く読めるはず。
    とくに十五章「日本語には豊かな表現がある」、十七章「やっぱり敬語が必要なわけ」、十八章「大昔の中国人は丁寧という楽器をボワーンと鳴らした」は本当に面白いです。

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    2009年10月07日
  • 二十世紀(上)

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    歴史を学ぶってこういうことか、と思った本。
    1900年から2000年まで、1年ごとの編年体コラム。
    昔の歴史の授業では「○○年 ××事件」と記憶したものだけど、
    当たり前だけど、その年にその事件だけが、いきなり起こったわけじゃない。
    いろいろな要因が積み重なって、たまたま勃発してしまって記憶されたというだけ。
    1年を通して、良い悪いいろいろな出来事が起こっている。
    それを著者がいったん噛み砕いて著者ならではの視点から歴史を語っている。
    ほんと面白いです。

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    2009年10月04日
  • 窯変 源氏物語1

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    内容紹介:絢爛豪華で重てく難解で、でもやっぱりそこにあるのは人間のドラマで、千年前に、人はこんなにも豪華に現代の悲惨を演じていたという、そんな話。(「BOOKS」データベースより)

    資料番号:011220944
    請求記号:F/ ハシモ/ 1
    資料区分:文庫・新書

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    2009年10月04日
  • 「わからない」という方法

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    自慢してるんだか謙遜してるんだかわからない口調が好感度が高い。
    延々と同じことを書いてるし、愚痴愚痴愚痴愚痴という感じなのだが、書いてることにはハッとさせられる。
    大変面白く読めて、新しい視点が持てるいい本。

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    2009年10月07日
  • 人はなぜ「美しい」がわかるのか

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    橋本治さんの書かれる文章はちょっとわかりにくい…という声も聞こえてきますが、とにかく最後まで読んでみて欲しいと思います。
    私には、共感できる部分が多くて、特に、愛情というのは、人の中に育つものをじっと待ってあげること…という部分とか、自分の中に幸福感がちゃんとあって、それが欠けた状態があって、自分が求める姿を発見した時、人はそれを美しいと感じる…という部分がとても心に残りました。

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    2009年11月01日
  • 人はなぜ「美しい」がわかるのか

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    この本と、「科学的」って何だ!を
    同じ値段で売るちくまってわからないと思ってしまう。
    科学的がひどいんですよ、もちろん。

    橋本治のいつもの調子の話です。
    簡単にいうと、美しいを実感して生きようね。
    楽しく生きたものが、幸せですよ。もちろん。

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    2009年10月04日
  • 蝶のゆくえ

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    短編集ですが、そのなかの「ふらんだーすの犬」
    すごいです。

    もしかしたら自分にもこうなる可能性はあるのか?
    って思わせる、人の気持ちの奥にあるものを描くのの
    天才です。。

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    2009年10月04日
  • 乱世を生きる 市場原理は嘘かもしれない(橋本治流ビジネス書)

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    【2008/01/04】
     現代経済の現状認識を行うきわめて"マトモ"な本。”当たり前”を疑い、考察してハッとする認識を導き出す。坂口安吾のようだというのが率直な感想。ただし彼のようにビシッと突くことはせずに、巧みな文章でかき回す。

    勝ち組、負け組の二項分類という1つの価値観に凝り固まった社会にはその危うさを説き、誰かがなんとかしてくれるという甘えた人々には「国の主権はあなたたちでしょう」とまっとうな指摘をする。そして欲望が経済を動かすのではなく、欲望はもはや世界に動かされているというところに辿り着く。著者の慧眼と先見の明に感服した。

    ・20世紀とは、「有効な理論」が存

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    2009年10月04日
  • 「三島由紀夫」とはなにものだったのか(新潮文庫)

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    三度読み返して、そのたびにやるせなくなる評論です。著者は三島作品を深く読みこむことで三島由紀夫特有のロジックを把握し、そこから、「なぜ『三島由紀夫』は死んだか?」「『三島由紀夫』とはなぜそうしなければならない人物だったか?」という問いに答えを与えていきます。その過程は面白く、読み応えがあります。しかし、著者の読み取る三島のロジックは、ずいぶん悲しいものです。
    「三島由紀夫」とは何者だったのか、の答えはしっかりと出されています。しかし読むときにはかなり体力を使いました。

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    2009年10月04日
  • 「三島由紀夫」とはなにものだったのか(新潮文庫)

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    「すごい」の一言。筆者の三島作品に対する思い入れと愛を感じたのは私だけでしょうか?ここまで深く作品を洞察して三島由紀夫の表現したかったことを詳細に読み取る(あくまで橋本氏の見解であり、真実かどうかはわかりませんが)ことができたのは橋本氏の中に、三島由紀夫に共感できる本質があったから、ではないかとまで邪推してしまうほどに深く深く掘り込んで解説してあります。
    頭の良い人って、、、すごい。

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    2009年10月04日
  • 窯変 源氏物語1

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    文体に酔った。酔って最後まで読みきってしまった。深く考え込んでいるのでなければ人はシンプルに生きているもの。

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    2009年10月07日
  • 「三島由紀夫」とはなにものだったのか(新潮文庫)

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    なにぶんここまで分厚い評論を読んだことがなかったのでだいぶ時間を掛けた。が、それ相応に得たものは大きい。自分はあまり賢くないので三島の言いたいことをすべて曖昧模糊にとっていたが、筆者のおかげで的確な言葉を与えられ、三島文学における理解がさらに深まった。

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    2009年10月04日
  • 宗教なんかこわくない!

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    私もよくジャケ買いをしますが、この買い方って多いと思うんです。それを考えると、この著者がどれだけ捻くれているか、よくわかりました。宗教なんかこわくない!

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    2009年10月04日
  • 窯変 源氏物語1

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    長いので一巻だけとりあえず。
    源氏の現代語訳でも特殊なものの中のひとつですが、これが一番好きです。
    光の君視点の、源氏。

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    2009年10月04日
  • 窯変 源氏物語1

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    日本が誇る長編古典小説を、豪華絢爛にして残酷なまでに美しく蘇らせた『橋本版 源氏物語』
     幾多の『現代語訳』や、手を替え品を変えて描こうとも<橋本源氏>には及ばないとさえも思ってしまう。
    紫式部が紡いだ<源氏物語>と、橋本治によって我々に語りかけてくる光の君によって語られる<源氏物語>、巧妙な舞台に圧倒される快感は麻薬的。 
    ヒトが生み出すドラマの容赦なさを、確信的な微笑みで…抗うことの敵わない魅力ともに「如何?」と、優雅に差し出されて…迂闊にも、わたしはしっかりと彼の手を掴んでしまったのだ。

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    2009年10月04日
  • 恋愛論

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    「よかったら腰抜かしてね」の言葉どおり、腰抜かしましたよ。
    感じたまんま話しているので読んでる側まで恥ずかしくなる。
    このくらいでないとほんとじゃないよね、世の中の恋愛論なんて薄っぺらい。

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    2009年10月04日
  • 桃尻娘

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    清純な中学生になる筈だった私が、この本で一気に今のキャラクターに目覚めました。父親がこっそり隠して読んでいたこの本を目ざとく見つけてあっという間にハマりました。タイトルは凄いですけど、中身は普通の青春小説です!物凄くカッコいいゲイの源ちゃんと、高校に入学する直前の春休みに女子高生の不良のオネーサン3人組に童貞喪失された眼鏡の美少年に囲まれて青春を謳歌するお酒も飲める、煙草も吸っちゃうイケイケギャルの主人公、レナちゃんの物語です・・・ってどこが普通なんだ!!
    その他にも一癖も二癖もある愛すべきシュールな登場人物が沢山出てきます。これに出逢わなかったら今の私の人格はありえなかっただろう・・・と思う

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    2009年10月04日
  • これで古典がよくわかる

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    もっと気楽に、肩の力を抜きながら古典を楽しみたいと思わせてくれる一冊。
    「をかし」を日常の中でたくさん見つけて、「あはれ」を感じることのできる感性を磨き上げたい。

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    2025年09月18日