橋本治のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
2001年、21世紀が始まった年にこの本に出会い、楽しく読みました。
あれから9年、そろそろ読み返してみるか。と再読。
やっぱり20世紀はおもしろい。戦争を節目にして世界も日本も大きくうねってる。20世紀あたまに絶大なる勢力を誇っていたイギリスは第一次、第二次世界大戦を経て萎んでいき、戦後脅威的存在だったソ連はもう今は存在しない。ヨーロッパ中心の世界が戦後、米ソ冷戦を経てアメリカ中心の世界へと以降していく。それが最近の俺様何様のアメリカは経済的危機を迎え、次の世界覇者はどこの国になるのか、未来のことはまったくわかりません。21世紀はどんな時代になるのやら。
22世紀を迎える頃には当然橋本氏も私 -
Posted by ブクログ
本を読むことが、今こそ求められている。知識を得るためではなくて、「何か」を読み手が発見するために。
本自体の内容が良いか悪いか、役に立つか立たないかじゃない。その本が読み手にどんなインスピレーションを引き起こすかだ。
現在は行き詰まった。今から先を考えるためには振り返り、書かれていない「何か」を見つけださなくてはいけない。
読み手は今を生きる僕たちだ。
そんな感じのことを感じる本なんだけど、本文の9割方は「日本から見た世界経済をどう読み解くか」という話。
そして、おすすめの本は無いという、最後の1割での結論。
だけど、それは作者が「本を読む」という行為に対して、真摯であるための必然的な結果。 -
Posted by ブクログ
【2008/01/04】
現代経済の現状認識を行うきわめて"マトモ"な本。”当たり前”を疑い、考察してハッとする認識を導き出す。坂口安吾のようだというのが率直な感想。ただし彼のようにビシッと突くことはせずに、巧みな文章でかき回す。
勝ち組、負け組の二項分類という1つの価値観に凝り固まった社会にはその危うさを説き、誰かがなんとかしてくれるという甘えた人々には「国の主権はあなたたちでしょう」とまっとうな指摘をする。そして欲望が経済を動かすのではなく、欲望はもはや世界に動かされているというところに辿り着く。著者の慧眼と先見の明に感服した。
・20世紀とは、「有効な理論」が存