橋本治のレビュー一覧
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『どうしてかというと、「本を読む」ということは、「読んだ結果をどうするか」ということとからんでいると思うから』―『本の未来、人の未来、社会の未来』
すごいなあ、やっぱり。橋本治は。一見したところ突飛に思える話の流れの裏側で、橋本治の脳内細胞が活発に結合している様が見えてくるようだ。例えばここで引用...続きを読むPosted by ブクログ -
サラリーマンが言う愚痴の代表格である「上司が思いつきでものを言い、自分たちは振り回されている」というところに着目して書かれた本。面白いです。
面白すぎて第一章など数秒で読んでしまったのではないかと思うほどでした(そんなわけはないのですが)。
何がこんなに面白いのだろう? と考えてみて思い至ったのは...続きを読むPosted by ブクログ -
日々報道され「その言い訳は通るの???」と思う数々のできごと
それが起こってしまう日本の体質
しみついているものは制度が変わっても実質変わらず、一部が変わった場合様々な齟齬を引き起こす
その体質が解き明かされるようで面白いPosted by ブクログ -
筑摩書房のPR誌に掲載された時評集
2014年7月から50回分
ニュースなんか見ていてちんまりしてしまう事象について「ああ、そんなもんか」と思わせてくれる
知性っていいな、と思う
橋本治、最高
この方が亡くなられたのは本当に惜しまれるPosted by ブクログ -
すごい本を読んだ。【いろいろなところに入口を持つ迷路の道の一つで、そのゴールは「知性」という中央広場】という箇所が最も全体をあらわしているのではないか。「難解」という感想に落ち着きそうになるが決してそれだけではない。手の届く「解る」から「なんとなく解る」「解りそうでわからない」「さっぱり解らない」ま...続きを読むPosted by ブクログ
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昔「桃尻語」で話題になった橋本治さんの算数の本なのだから、まぁフツーじゃないだろう(ゴメンナサイ)と思って読んだら、まぁ面白い。そしてわかりやすい。大人にもオススメ、と私は思います。Posted by ブクログ
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橋本治先生の「知」のあり方、世界を見る視点は勉強になる。読み手に考えさせることで、自分がさも考えているような錯覚になるけど、これは橋本先生に誘導されとるのだろうな――と思ったりする。Posted by ブクログ
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色々な悩みに、どの悩み相談にも的確にユーモアのある回答で楽しく読めました。
そもそも、人は悩むのが好きなんでしょうね。解決する事など少なく、また、解決しても次の悩みが出てくる。あとがきにあった通り、解決しない事は悩まない、バカになって楽しむのが一番と言うのが正しい気がします。
下手な考え休むに似...続きを読む -
氏は、宗教は、もう日本人には、あまり必要とされてないと言う。自立して考えればいいじゃんと、もうとっくに、そういう時代だよと言う。
日本人が自分自身に対してプリンシプルを持たない、持てないというのは、今だからこそ、より深刻な問題として日本を覆っている。何が良いのか、悪いのは、他人をキョロキョロ見ないと...続きを読むPosted by ブクログ -
世界価値観調査によると、日本人の世俗性は世界トップクラスです。
世俗性というのは、言い換えると、ミーハー(新しいモノ好き、古いものはダサいと思う)で、
また、物事に対して、損か得かの判断をとても重視するということです。
この特性からいうと、古典を学ぼう、学びなおそうという人は、
確実に少数派になり...続きを読むPosted by ブクログ -
○○ロスという言葉がありますが、
以前は、何が○○ロスだよと、引き気味の視点で見ていました。
ただ、ふと、ああ、もうこの世界に橋本治っていないんだな、、、と思うと、寂しくなりました。
この本は、橋本治氏のweb連載の時評ですが、もう二度と、新たに更新されないんだなと思うと、
残念でなりません。
...続きを読むPosted by ブクログ -
高校生の頃出合っていたかったなぁ。
なんで古典が読みにくいかが分かる。
橋本治さんは、噛み砕くように説明してくれるし、例えも面白い。いつかどこかで出会う、過去の私みたいな誰かに勧めたい本。Posted by ブクログ -
これおもしろかったなー。知性する身体。思えば、簡単なノウハウにしがみついて、なんでもググってわかった気になれる現代において、1つのことをひたすらやることで、身体的に「わかった!」となることが少なくなっている気もする。
ひたすら繰り返すこと。経験と身体と友人ね。時間をかけるということにもっと積極的な意...続きを読むPosted by ブクログ -
地域によって売れる本、並べられている本が違うので、旅先の本屋に立ち寄ることが多い。
そんな矢先、本屋で見かけたのがこの本だ。
自分の中で、「優雅」と「意地悪」は、随分とかけ離れたもの同士で、それらは両立しないものだと思っていたので、どんな本かと思い、購入。
「意地悪」と「暴力」の違いという、対...続きを読むPosted by ブクログ