橋本治のレビュー一覧

  • 院政の日本人 双調平家物語ノート2
    とても面白い!
    今まで分からなかったところが良く分かる!

    ただ、
    最後まで読んでも別にためにはならない!!
    でも最高に面白いです。
  • 二十世紀(上)
    2001年、21世紀が始まった年にこの本に出会い、楽しく読みました。
    あれから9年、そろそろ読み返してみるか。と再読。
    やっぱり20世紀はおもしろい。戦争を節目にして世界も日本も大きくうねってる。20世紀あたまに絶大なる勢力を誇っていたイギリスは第一次、第二次世界大戦を経て萎んでいき、戦後脅威的存在...続きを読む
  • 大不況には本を読む
    図:やっぱり素晴らしい橋本治氏! やはり書かれていないことを読み取らなきゃ! もっと自分のアタマを使えって!!
    内容(「BOOK」データベースより)
    もはや読書と出版の復権はありえないのか。「思想性ゼロの国」日本でいま起きている日本人の魂のドラマを描き、「本を読む」人間をここに取り戻すための方法を深...続きを読む
  • 大不況には本を読む
    本を読むことが、今こそ求められている。知識を得るためではなくて、「何か」を読み手が発見するために。
    本自体の内容が良いか悪いか、役に立つか立たないかじゃない。その本が読み手にどんなインスピレーションを引き起こすかだ。
    現在は行き詰まった。今から先を考えるためには振り返り、書かれていない「何か」を見つ...続きを読む
  • 恋愛論
    恋愛ってなんだろう?と思ったなら、この本を読んでみるといい。すごく簡潔にバッサリと回答してくれている。恋愛できない体質の人も、なぜ自分には恋愛が必要ないかを感づかせてくれるはずだ。自分が若い頃、友人などから恋愛相談をされると勧めていた本。
  • 宗教なんかこわくない!
     橋本さんが宗教について語っています。
    自分も自己啓発本という名の宗教に嵌っているかもしれないので
    それを客観的に自己分析するための道具として読んでいます。

     宗教は自分で頭を使う事が出来ない人のお守りみたいな、
    また自分で色んなこと考えるために宗教に入るという文章には
    なるほどな〜と思いました。...続きを読む
  • ちゃんと話すための敬語の本
    橋本治氏の考える力、構成力に舌を巻く一冊。
    十代前半向けとして書いたというが、敬語に納得できない経験のある人ならだれにでも面白く読めるはず。
    とくに十五章「日本語には豊かな表現がある」、十七章「やっぱり敬語が必要なわけ」、十八章「大昔の中国人は丁寧という楽器をボワーンと鳴らした」は本当に面白いです。
  • 二十世紀(上)
    歴史を学ぶってこういうことか、と思った本。
    1900年から2000年まで、1年ごとの編年体コラム。
    昔の歴史の授業では「○○年 ××事件」と記憶したものだけど、
    当たり前だけど、その年にその事件だけが、いきなり起こったわけじゃない。
    いろいろな要因が積み重なって、たまたま勃発してしまって記憶されたと...続きを読む
  • 「わからない」という方法
    自慢してるんだか謙遜してるんだかわからない口調が好感度が高い。
    延々と同じことを書いてるし、愚痴愚痴愚痴愚痴という感じなのだが、書いてることにはハッとさせられる。
    大変面白く読めて、新しい視点が持てるいい本。
  • 人はなぜ「美しい」がわかるのか
    橋本治さんの書かれる文章はちょっとわかりにくい…という声も聞こえてきますが、とにかく最後まで読んでみて欲しいと思います。
    私には、共感できる部分が多くて、特に、愛情というのは、人の中に育つものをじっと待ってあげること…という部分とか、自分の中に幸福感がちゃんとあって、それが欠けた状態があって、自分が...続きを読む
  • 人はなぜ「美しい」がわかるのか
    この本と、「科学的」って何だ!を
    同じ値段で売るちくまってわからないと思ってしまう。
    科学的がひどいんですよ、もちろん。

    橋本治のいつもの調子の話です。
    簡単にいうと、美しいを実感して生きようね。
    楽しく生きたものが、幸せですよ。もちろん。
  • 蝶のゆくえ
    短編集ですが、そのなかの「ふらんだーすの犬」
    すごいです。

    もしかしたら自分にもこうなる可能性はあるのか?
    って思わせる、人の気持ちの奥にあるものを描くのの
    天才です。。
  • 乱世を生きる 市場原理は嘘かもしれない(橋本治流ビジネス書)
    【2008/01/04】
     現代経済の現状認識を行うきわめて"マトモ"な本。”当たり前”を疑い、考察してハッとする認識を導き出す。坂口安吾のようだというのが率直な感想。ただし彼のようにビシッと突くことはせずに、巧みな文章でかき回す。

    勝ち組、負け組の二項分類という1つの価値観に凝り固まった社会には...続きを読む
  • 「三島由紀夫」とはなにものだったのか(新潮文庫)
    三度読み返して、そのたびにやるせなくなる評論です。著者は三島作品を深く読みこむことで三島由紀夫特有のロジックを把握し、そこから、「なぜ『三島由紀夫』は死んだか?」「『三島由紀夫』とはなぜそうしなければならない人物だったか?」という問いに答えを与えていきます。その過程は面白く、読み応えがあります。しか...続きを読む
  • 「三島由紀夫」とはなにものだったのか(新潮文庫)
    「すごい」の一言。筆者の三島作品に対する思い入れと愛を感じたのは私だけでしょうか?ここまで深く作品を洞察して三島由紀夫の表現したかったことを詳細に読み取る(あくまで橋本氏の見解であり、真実かどうかはわかりませんが)ことができたのは橋本氏の中に、三島由紀夫に共感できる本質があったから、ではないかとまで...続きを読む
  • 「三島由紀夫」とはなにものだったのか(新潮文庫)
    なにぶんここまで分厚い評論を読んだことがなかったのでだいぶ時間を掛けた。が、それ相応に得たものは大きい。自分はあまり賢くないので三島の言いたいことをすべて曖昧模糊にとっていたが、筆者のおかげで的確な言葉を与えられ、三島文学における理解がさらに深まった。
  • 宗教なんかこわくない!
    私もよくジャケ買いをしますが、この買い方って多いと思うんです。それを考えると、この著者がどれだけ捻くれているか、よくわかりました。宗教なんかこわくない!
  • 恋愛論
    「よかったら腰抜かしてね」の言葉どおり、腰抜かしましたよ。
    感じたまんま話しているので読んでる側まで恥ずかしくなる。
    このくらいでないとほんとじゃないよね、世の中の恋愛論なんて薄っぺらい。
  • 桃尻娘
    清純な中学生になる筈だった私が、この本で一気に今のキャラクターに目覚めました。父親がこっそり隠して読んでいたこの本を目ざとく見つけてあっという間にハマりました。タイトルは凄いですけど、中身は普通の青春小説です!物凄くカッコいいゲイの源ちゃんと、高校に入学する直前の春休みに女子高生の不良のオネーサン3...続きを読む
  • 人はなぜ「美しい」がわかるのか
    読んでいて自分は理解できているのか、わかって読んでいるのか、文字の羅列を追っているだけじゃないかと不安になった。途中で(芸能知識的に)わからない例が出てきてわかならいと思う部分があるなら他はわかってるのか、よかった。と思った。要するに、「知っているか知らないか」「知らないと判断できない」と言うところ...続きを読む