橋本治のレビュー一覧

  • 双調平家物語8 保元の巻(承前) 平治の巻1

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    人らしくもあらぬ者が、傲然と人らしい顔をする。「臣下」と呼ぶにも価せぬ者が、臣下の択るべき道を説く。太政官の下僚の家を生まれたばかりの者が、賢しらげに御前を取り仕切る。信西の献策で保元の乱が始まる。

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    2025年05月21日
  • 双調平家物語7 保元の巻

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    藤原頼長は皇后得子の存在が世のありようを歪める核であると目に映った。頼長にとっての歪みとは、摂関家の力が軽んじられる、そのことにあった。

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    2025年05月21日
  • 双調平家物語6 院の巻(承前)

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    ネタバレ

    後三条帝の御即位によって、栄華の一族、摂関家の衰退は顕れた。それを救わんがため、栄華の一族は白河の帝にすり寄り媚びた。己が一族の権益を守らんがため、崇め奉り、帝王の道を昏ませた。女を奉り、女を介して、ただ贅美のことばかりをお教え奉った。己が権勢を守らんため、新たなる権勢を得ようとせんがため、天下をしろしめされるお方に、お気ままのみを奨めた。すべては、そこで歪んだのである。

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    2025年05月21日
  • その後の仁義なき桃尻娘

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    本棚整理中につき再読 131
    青春だなぁ…。
    森田公一とトップギャラン、「青春時代」を思い出してしまった(古いっ!)
    木川田クンに思いっきり共感。

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    2025年05月13日
  • 桃尻娘

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    本棚整理中につき再読 130
    カバー装画が高野文子。
    80年代に高校生だった人達が大人になると「おじさん構文」でメールを送るのか、と文章を読んで思った。

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    2025年05月06日
  • たとえ世界が終わっても その先の日本を生きる君たちへ

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    今年読みたい本と選んだ三冊の本。
    再度アメリカでトランプ大統領となった現在。本書は読んで欲しいと思う。

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    2025年04月13日
  • ちゃんと話すための敬語の本

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    すごく読みやすい本でした。敬語の歴史や成り立ちから今一度敬語の使い方を勉強できました。
    自分のことに置き換えると、目上の人には敬語を使っているけど、目上でも親しければ親しいほど、尊敬しているほど丁寧語になっている気がします。それが心の距離なんだと感じました。
    敬語を勉強するためには、知らない人たくさん話すこと。というのはそのとおりだと思いました。

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    2025年04月11日
  • 結婚

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    この方の本は初めて読みました。言い回しが少し面白いところもあり、読みやすかったです。主人公は28歳の女性で、結婚を題材にしているのに、男性著者なのによくわかるなーと思いました。

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    2025年04月03日
  • 古典を読んでみましょう

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    「発音も表記も物の考え方も全然違うし、どう考えても自分の将来では使わない。なのになぜ古典を勉強するの?」そう思っている人へ向けて、一つ一つ丁寧に、古典とは何たるものなのかを解説してくれています。
    漢字や仮名が入り乱れる不思議な言語、日本語。柔らかくも堅くもなる、その文字形式や文学のスタイルは、「むずかしく書かれたものを分かりやすく説明し直す」日本人の感性そのものの表れでもある。自分たちの言語が、文学が、そうであることを思い起こさせてくれる作品です。

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    2025年02月25日
  • 「原っぱ」という社会がほしい

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    表題の「原っぱ」は飲み屋の酔っぱらいみたいな、ある意味橋本治らしい、とりとめのない講演録で、共感するものはあまりない。それより「近未来」は鋭い洞察に思わず唸ってしまった。
    明治の開国で始まった近代化は、昭和で欧米諸国に追いついて近代を達成して、バブル崩壊とともに終わる。続く平成は「時代」そのものがなくなったと言う。個の社会への移行、中心を持たないネット社会へのリアルの組み込みなどにより、それまでの世の中のあり方が全く変わってしまった。昭和の終わりに大学に入った身としては、当時の空気感がありありと浮かんできて、確かにそんな時代だったな、と。
    ネット社会の影響は別に日本に限った話ではないんだろうけ

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    2025年02月05日
  • 古典を読んでみましょう

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    樋口一葉のたけくらべ、清少納言の枕草子、慈円の愚管抄、曲亭馬琴の南総里見八犬伝などなどの一部を味わいさせてくれる。でもなかなか古典は難しいと何度でも言われる。まあその通りだけどね。

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    2024年12月20日
  • 源氏供養(下) 新版

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    平安時代の貴族の男女関係のあり方に関する考察がわかりやすかったです。今の感覚では、源氏物語の世界は理解できないのだと確認できました。
    窯変源氏物語が読みたくなりました。

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    2024年12月13日
  • 源氏供養(下) 新版

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    『源氏物語』は面白い。
    それに魅了される人がたくさん。
    橋本さんの『窯変源氏物語』も読んでみなくちゃ。

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    2024年10月06日
  • 源氏供養(上) 新版

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    『源氏物語』、こんな読み方もあるんだ、と驚きです。
    これが1000年経っても読みつがれる理由。
    紫式部は、「こんな読み方しないで」と言ってるかもしれないけれど。
    また『源氏物語』を読み返してみたいな。

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    2024年10月06日
  • ちゃんと話すための敬語の本

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    誰でも読める簡単な新書が実はめちゃくちゃ深い話だった。

    敬語が好きか嫌いかで言うと自分は嫌いで別に無くてもいいのになと思って使ってはいます。ただ使い方がどうのこうのではなくなぜ敬語が存在するのか敬語そのものに焦点を当てた話になってます。結論から言えば敬語は古典の時代それこそ身分で分けられた時代からある言葉で人との心理的な距離感を演出しているのにすぎないのかなと思いました。尊敬しているからとか能力が高いから低いからなどの相手ベースではなく自分のために敬語を使うことができる、そんなメッセージ性の強いお話しでした。
    敬語は相手のためではなく自分のために人間関係の効率化を図る道具だと思えたら少しは好

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    2024年09月08日
  • 二十世紀(上)

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    ☆3.5 豆知識的歴史の捉へかた
     1901年から2000年まで――つまり20世紀を一年づつ2ページぐらゐで連載したエッセー。
     豆知識みたいな内容が多い。たとへば……キリストの生誕を基準にした西暦は数へ年だったとか、貿易は戦争の裏返しだったとか、ライト兄弟の前の飛行機発明者とか、自動車と飛行機の発明は10年の差しかないとか。
     橋本治歴史観がおもしろい切口で、歴史の側面を見せてくれる。教科書に則らない側面の見方を提供してくれる。

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    2024年09月04日
  • 日本の女帝の物語 あまりにも現代的な古代の六人の女帝達

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    興味深い。
    そして、あのゴチャゴチャな系図をわかりやすく解説してくれてるところがありがたいです。
    でも、あとがきにありましたが、これが『平家物語』を読むためのもの?
    ここを理解するために、他の橋本さんの本を読もうと思います。

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    2024年06月30日
  • 思いつきで世界は進む ──「遠い地平、低い視点」で考えた50のこと

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    安易な感想しか出てきませんが、社会情勢における考えや見方が面白いなぁと思いました。

    やはりメディアが出しているニュースだけではなく、自身も知見を広げ、まずは自分で考えることが必要だと感じました。

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    2024年06月23日
  • 人はなぜ「美しい」がわかるのか

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    読んでいて自分は理解できているのか、わかって読んでいるのか、文字の羅列を追っているだけじゃないかと不安になった。途中で(芸能知識的に)わからない例が出てきてわかならいと思う部分があるなら他はわかってるのか、よかった。と思った。要するに、「知っているか知らないか」「知らないと判断できない」と言うところかと思う。人は全てを知らないくせに全てを知ったかのように何かを好きだと言う。判断材料が揃った思えるかどうかは人それぞれではあるが…。みたいなぐるぐるする思考回路を本にしたような読み物。よく言語化できたな…と驚く。国語の問題に話が面白かった。小学生の時から疑問だった。同じ事考えてる人がいて嬉しかった。

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    2024年03月21日
  • 源氏供養(下) 新版

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    上巻に続いて読む。すでに満腹なんだけど、上巻にあった話が更に深く掘り進められて個所もあり、やっぱり橋本さん凄いわ。
    盛り沢山なんだけど、上巻と同じく自分の忘備録として箇条書きにする。

    ・夕霧に対する光について「自分のことは棚に上げて」と花散里に云わせておいて、「実は意外なほど何もおしゃらなかった」とある。つまり、光源氏は息子をよその女に取られたくなくてつまらない嫉妬をしている。その後、六条の院での女だけの演奏会に夕霧を臨席させる。橋本さんは息子に自分の妻を「許す」ような態度をとっていると読み解く。
    ・春夏秋冬の4つの町に女主がいる六条の院。しかし、端から見れば“やっかいな”骨董いじり“。華麗

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    2024年03月17日