橋本治のレビュー一覧

  • 源氏供養(下) 新版

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    平安時代の貴族の男女関係のあり方に関する考察がわかりやすかったです。今の感覚では、源氏物語の世界は理解できないのだと確認できました。
    窯変源氏物語が読みたくなりました。

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    2024年12月13日
  • 源氏供養(下) 新版

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    『源氏物語』は面白い。
    それに魅了される人がたくさん。
    橋本さんの『窯変源氏物語』も読んでみなくちゃ。

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    2024年10月06日
  • 源氏供養(上) 新版

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    『源氏物語』、こんな読み方もあるんだ、と驚きです。
    これが1000年経っても読みつがれる理由。
    紫式部は、「こんな読み方しないで」と言ってるかもしれないけれど。
    また『源氏物語』を読み返してみたいな。

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    2024年10月06日
  • ちゃんと話すための敬語の本

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    誰でも読める簡単な新書が実はめちゃくちゃ深い話だった。

    敬語が好きか嫌いかで言うと自分は嫌いで別に無くてもいいのになと思って使ってはいます。ただ使い方がどうのこうのではなくなぜ敬語が存在するのか敬語そのものに焦点を当てた話になってます。結論から言えば敬語は古典の時代それこそ身分で分けられた時代からある言葉で人との心理的な距離感を演出しているのにすぎないのかなと思いました。尊敬しているからとか能力が高いから低いからなどの相手ベースではなく自分のために敬語を使うことができる、そんなメッセージ性の強いお話しでした。
    敬語は相手のためではなく自分のために人間関係の効率化を図る道具だと思えたら少しは好

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    2024年09月08日
  • 二十世紀(上)

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    ☆3.5 豆知識的歴史の捉へかた
     1901年から2000年まで――つまり20世紀を一年づつ2ページぐらゐで連載したエッセー。
     豆知識みたいな内容が多い。たとへば……キリストの生誕を基準にした西暦は数へ年だったとか、貿易は戦争の裏返しだったとか、ライト兄弟の前の飛行機発明者とか、自動車と飛行機の発明は10年の差しかないとか。
     橋本治歴史観がおもしろい切口で、歴史の側面を見せてくれる。教科書に則らない側面の見方を提供してくれる。

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    2024年07月19日
  • 日本の女帝の物語 あまりにも現代的な古代の六人の女帝達

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    興味深い。
    そして、あのゴチャゴチャな系図をわかりやすく解説してくれてるところがありがたいです。
    でも、あとがきにありましたが、これが『平家物語』を読むためのもの?
    ここを理解するために、他の橋本さんの本を読もうと思います。

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    2024年06月30日
  • 思いつきで世界は進む ──「遠い地平、低い視点」で考えた50のこと

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    安易な感想しか出てきませんが、社会情勢における考えや見方が面白いなぁと思いました。

    やはりメディアが出しているニュースだけではなく、自身も知見を広げ、まずは自分で考えることが必要だと感じました。

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    2024年06月23日
  • 人はなぜ「美しい」がわかるのか

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    読んでいて自分は理解できているのか、わかって読んでいるのか、文字の羅列を追っているだけじゃないかと不安になった。途中で(芸能知識的に)わからない例が出てきてわかならいと思う部分があるなら他はわかってるのか、よかった。と思った。要するに、「知っているか知らないか」「知らないと判断できない」と言うところかと思う。人は全てを知らないくせに全てを知ったかのように何かを好きだと言う。判断材料が揃った思えるかどうかは人それぞれではあるが…。みたいなぐるぐるする思考回路を本にしたような読み物。よく言語化できたな…と驚く。国語の問題に話が面白かった。小学生の時から疑問だった。同じ事考えてる人がいて嬉しかった。

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    2024年03月21日
  • 源氏供養(下) 新版

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    上巻に続いて読む。すでに満腹なんだけど、上巻にあった話が更に深く掘り進められて個所もあり、やっぱり橋本さん凄いわ。
    盛り沢山なんだけど、上巻と同じく自分の忘備録として箇条書きにする。

    ・夕霧に対する光について「自分のことは棚に上げて」と花散里に云わせておいて、「実は意外なほど何もおしゃらなかった」とある。つまり、光源氏は息子をよその女に取られたくなくてつまらない嫉妬をしている。その後、六条の院での女だけの演奏会に夕霧を臨席させる。橋本さんは息子に自分の妻を「許す」ような態度をとっていると読み解く。
    ・春夏秋冬の4つの町に女主がいる六条の院。しかし、端から見れば“やっかいな”骨董いじり“。華麗

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    2024年03月17日
  • 源氏供養(上) 新版

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    大河ドラマ「光る君へ」の関連本としてなのか、本屋に目立つように置いてあった。
    橋本さんのファンだけど、正直シンドイだろうなと覚悟する。橋本さんのネチネチしたモノローグにつき合うのは結構疲れる。勿論、ムチャクチャ面白いことも分かっている。

    以下、自分の忘備録として箇条書きにする。
    ・雨夜の品定め。紫式部は自分の所属する階層の男をバカにして、光源氏に黙殺させている。紫式部の“復讐”。
    ・源氏物語の男たちには性的飢餓がない。性的目覚めの頃にあてがわれているから、ひりつくような身体欲求がない
    ・平安時代にモラルはない。女房達は主人の不幸の噂話を本人の前で口にする。家司は主人の為に働こうとしない。

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    2024年03月03日
  • そして、みんなバカになった

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    知識と言う物は繋がっている。教養もまた然り。様々な教養の柱があり、それがいつしか混ざり合い、大きな柱となっていく。
    どんな事でも自分が興味を持ったら徹底的に学んでいこう。それが強靭な自己になる。

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    2024年01月14日
  • これで古典がよくわかる

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     古典というのは、なぜこんなに複雑で分かりづらいのか。
    著者は、そもそも『「日本人がそのはじめに自分で文字というものを作らなかった」ということにあるんだ』という。
     外国から借りた文字である漢字で、無理やり表した。
     「カタカナ」「ひらがな」はどちらも漢字をもとにしたかな文字だが、それぞれ役割が異なった。
     鎌倉時代の記述については、以前『鎌倉殿の十三人』を見ていたこともあり、イメージが補強されてより面白かった。

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    2024年01月04日
  • 国家を考えてみよう

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    ネタバレ

    憲法は歴史的には君主を制約するものであったが、国民主権となり権利を投票を通じて行使するとき選挙民は賢明な上に憲法精神遵守せねばならないと指摘。後半に、「首長と議会との対立」で「民意=投票行動は辞職して再選を目指す首長に傾きがち」とは橋下大阪知事→市長と府議会→市議会との対立を念頭に置いているのか(2016年刊)。「(不安定な民意の)選挙(あるいは議会を通じて間接選挙にて)で選ばれただけで(国の性質を規定する)憲法を変えていいだろうか?」すなわち代表者≡元首でいいだろうか「指導者とは社会主義用語で党の最高」


    第1章「国家を考えない」では、はじめに「『大政奉還』と『王政復古』はイコールではない

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    2023年10月22日
  • 人はなぜ「美しい」がわかるのか

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    美しいとは何か、を言語化しようと読書。自分の思う答えはみつけられなかったが、美しいとは合理的、機能美、主観、整っている、落ち着かせる、幸福、これらキーワードかなと思う。

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    2023年09月24日
  • 知性のテン覆 日本人がバカになってしまう構造

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    本書をレビューするのは非常に難しい。読んでみてどうだった?と聞かれて、何かよく分からないが読み終わった後に清々しくもあり頭も痛くなる、というよく分からない状態に今私はなっている、思考は迷路だ。考えれば頭が痛くなるし顔面に熱を持っているのが解る。
    本書は知性の顛覆というタイトルではあるが、知性とはそもそも何か、知性が無いとはどの様な状態なのかという議論から入る。いや、議論というよりはフリーディスカッションを筆者が議題を挙げて開始され、否応なしに読者である私が巻き込まれ、尚且ついつ質問してくるかわからないから、必死に頭の中で筆者の求める解答を探していく感覚に似ている。筆者が展開するロジックは非常に

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    2023年09月23日
  • ふしぎとぼくらはなにをしたらよいかの殺人事件

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     こういう饒舌な文体というのは、サリンジャーや庄司薫を思い出すが、もはや今の時代だと馴染みないものに感じられるのだろう。
     たくさんの自注のようなノリ突っ込み。その時代には当たり前であった時事ネタや文学的なお約束。
     文体は楽しめる。さて、ストーリーについては、もう一回読み直す必要があろうか?

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    2023年08月20日
  • マンガ哲学辞典

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    以下の言葉、少しボーッと考えたい
    ・意味というものは枠組によって成立する、だから枠組がなくなると意味がなくなる
    ・自分の言葉を持って自分の枠を壊さなけりゃどうにもならない
    ・人間は外部の要請に身を委ねる しかしその実 人間は自分という思想のありように縛られている

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    2023年04月16日
  • 恋愛論 完全版

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    もともと古い本というのもあって、ちょっと読みにくかったけど、恋愛で惹かれるのは似たところと似てないところがあって〜という話は分かりやすかったし腹落ちした。あと男性の方がピュアなんだなというのも感じる。実体験と重なり納得するところもあった。

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    2023年02月06日
  • 蝶のゆくえ

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    初めて橋本治さんの小説を読んだけれど結構好きだった。個性豊かな女性たちの内面への洞察力や理解力がすごい。内面の描写が巧みで日常風景を切り取った話なのに飽きずに読める。

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    2022年12月18日
  • 精読 学問のすゝめ

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    さくさく読めて分かりやすかった。
    自力で読み解ける気がしない…
    とりあえず、福沢諭吉はバカが死ぬほど嫌い、というのは鮮烈に頭に残った。

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    2022年11月11日