橋本治のレビュー一覧

  • 復興の精神

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    「これから」をどう考えるか。3・11以降を生きる杖。
    と、帯にあった通り、東日本大震災を経、これからをどう生きるかを9人が語っている。

    養老孟:精神の復興需要が起きる

    これを読みたくて買った一冊。いつもと違う養老センセ。スラスラとその思いのままに語り、面倒だから説明はヤメ、と突き放されるようないつもの文章よりも、ずっとずっと、静かでゆっくりとした口調で語られている。
    「周りがうるさくなってくると静かにする。ブレーキをかける。そういう習性が身に付いているのです。」(本文より抜粋)という姿勢からきているのかもしれないが、意外なほどに、淡々と「これから」を語っていた。

    「生きていれば、さまざま

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    2011年06月16日
  • ちゃんと話すための敬語の本

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    [ 内容 ]
    敬語ってむずかしいよね。
    でも、その歴史や成り立ちがわかれば、いつのまにか大人の言葉が身についていく。
    これさえ読めば、もう敬語なんかこわくない。

    [ 目次 ]
    「先生がいらっしゃった」と言いますか?
    「ねェ、先生」はいけないのか?
    敬語がはやらなくなったわけ
    三種類の敬語
    正しく使うとへんになる敬語
    見上げれば尊いけど、見上げないと尊くない先生
    「目上の人」ってどんな人?
    「えらい人の世界」はたいへんだ
    敬語ができあがった時代
    尊敬したくない相手に「尊敬の敬語」を使う理由
    えらい人はなぜ「先生」と呼ばれるのか
    「えらい人」がえらそうなわけ
    だれがだれやらわからない日本語
    「え

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    2011年06月05日
  • 人はなぜ「美しい」がわかるのか

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    捨てようと思って再読してしまったよ。改めて読むとめちゃくちゃ面白いなー。/以下適当なメモ。清少納言は、サブカル女子っぽい。自分に無駄な自信があり、うかれているかんじ。一方兼好法師は、サブカル女子が嫌いなオタ男子っぽい。知識としては、美しい物がわかってるんだけど、それをむやみやたらに好きとはいえないし、いう自信もない。なんで、まぁ自虐的に、どうせおれなんてとつぶやいている。/平安時代が、もう日本の文化の最高潮で、一番華やかで「美しい」ものを美しいと屈託なく言えた時代で、すでに鎌倉は、美しいを本当の意味で実感することはできないという意味では、ほぼ現代的だなぁとおもた。鎌倉リアリズムとはよくいったも

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    2011年05月25日
  • 「三島由紀夫」とはなにものだったのか(新潮文庫)

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    橋本治って頭いい!
    難しいことをわかりやすく伝えるのって本当に頭のいい人、だと思う。

    三島由紀夫という大変興味深い人について、橋本なりの評価をわかりやすく伝えてくれる。

    そーよねー、とか私は違うなーとか、そう思いながら読めます。

    が、三島すべてを読み込んであるわけではないので、きっと楽しさは半分なり、かもな。

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    2011年05月01日
  • 橋本治の古事記 シリーズ古典(7)

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    古事記の原典にあたっていないので、どの程度、橋本治氏の脚色が入っているか分からないが、それを前提に感想を書きますと・・・・。

    天皇制確立後に、天皇制の正当性を確固たるものにするために、書かれたのが古事記だとしたら、兄弟での殺し合い、セックスしまくり、裸踊りと、めちゃくちゃだなあというのが率直な印象。

    オレの未熟さも許される気がしてきた。

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    2011年03月18日
  • 日本の女帝の物語 あまりにも現代的な古代の六人の女帝達

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    聖武天皇の本を読んでいたので、それを補完してくれて興味深く読めた。男が女の気持ちが分からないように、女帝だって男の家臣の気持ちは分からないというのは納得。

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    2011年01月22日
  • 宗教なんかこわくない!

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    宗教と経済の関係性を独特の視点で教えてくれる。生産を奨励しない宗教と、生産を奨励する宗教。人間関係の基本はやっぱり労働の場所にしかないのダと納得の一冊。

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    2010年12月01日
  • 窯変 源氏物語1

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    桐壷、帚木、空蝉、夕顔が収録さるています。
    光源氏の一人称で読みやすかったです。藤壷との恋が切なくてグッときます。

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    2010年10月31日
  • 「三島由紀夫」とはなにものだったのか(新潮文庫)

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    三島由紀夫に対する橋本さんの批評に驚きました。私も三島由紀夫さんの作品をいくつか読んでいますが、あまり深く考えずに読んでいて不思議な物語だな程度しか認識していませんでした。同じ文章を読んでいるのにこの解釈の違い、なんか恥ずかしい気持ちがしました。

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    2010年10月11日
  • 二十世紀(上)

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    20世紀とは何だったのか、というもの。短編小説な感覚で読みやすい。下巻は読み途中・・・ほとんど内容を忘れてきたので再読したい。

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    2010年09月01日
  • 恋愛論

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    ちょうど自分が生まれて2日後に行われた、池袋西武デパートでの講演をもとにした文章であるあたりに何か縁を感じないでもない。

    ・・・が、やはり普通に読んでいては、その理解の斜め上を行くので、ついていくのがなかなかキビしい。
    だから、「この人は何を言いたいのか」という問いかけや、今まで自分が持ってきた偏見(らしきもの)その他もろもろはもはや捨て去って(捨て去ったつもりで)、感性を最大限にまで研ぎ澄ませて、でも友達と談笑してリラックスしている感じで読むのがよいかも。
    僕はこれ都合二度手に取りましたが、二度目は読み方を変えてみました。
    そうすれば何となくわかるかもしれません。
    (あとがきにも書いてある

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    2010年08月02日
  • 上司は思いつきでものを言う

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     まず、タイトルが面白いです。タイトルだけでなく内容も読み応えがあります。上司という存在を日本が辿ってきた歴史から振り返る壮大な内容になっています。

     「上司は思いつきでものを言う」、誰もが経験のあるはずです。上司の理解し難い発言に失望し、憤りを感じ、無力を味わう経験は一度や二度ではないでしょう。そのような上司の思いつき発言には、上司個人の問題ではなく、会社全体さらには日本全体の抱える問題に原因があるというのが本書の主張です。

     本書では、現場を知る部下と現場を知らない上司の対立として論じられています。このままではいけないと現場の問題点を部下が吸い上げ、上司に報告します。しかし上司は、会社

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    2012年10月11日
  • 日本の女帝の物語 あまりにも現代的な古代の六人の女帝達

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    [ 内容 ]
    飛鳥奈良時代は六人の女帝が頻出した時代でした。
    だからといって、それをただ年表的になぞるだけでは「その意味」は見えてきません。
    「その天皇はどの天皇の血筋か」とか「徐々に複雑に消された皇統」とか、「嫁姑の問題」とかを読み解くと、極めて現代的な人間世界が見えてきます。
    当たり前に女性の権力者を生むことのできた「天皇家だけの特別」とは何なのか。
    この本は、女帝をめぐる歴史ミステリーなのです。

    [ 目次 ]
    第1章 「女帝」とはなんなのか?(「女帝」とはなんなのか?;「中継ぎの女帝」の背後にあるもの)
    第2章 「皇」の一字(もう一人の天智天皇の娘;「皇」の一字)
    第3章 聖武天皇の娘

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    2014年10月26日
  • 日本の行く道

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    [ 内容 ]
    今の日本に漠然としてある「気の重さ」を晴らす作家の確かな企み。
    大人も子供も「行き場のない」という大問題。
    惰性となってしまった「進歩」をもう一度考え直す。

    [ 目次 ]
    第1章 「子供の問題」で「大人の問題」を考えてみる(どこから話を始めるか? どうして子供が自殺をするのか?)
    第2章 「教育」の周辺にあったもの(「いじめっ子」はどこに消える? 一九八五年に起こったこと 思いやりのなさが人を混乱させる)
    第3章 いきなりの結論(産業革命前に戻せばいい 歴史に「もしも」は禁物だけど 産業革命がもたらしたもの)
    第4章 「家」を考える(「家」というシステム 機械は人を疎外し、豊か

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    2014年10月26日
  • 「わからない」という方法

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    [ 内容 ]
    「わからない」ことが「恥」だった二十世紀は過ぎ去った!
    小説から編み物の本、古典の現代語訳から劇作・演出まで、ありとあらゆるジャンルで活躍する著者が、「なぜあなたはそんなにもいろんなことに手をだすのか?」という問いに対し、ついに答えた、「だってわからないから」。
    ―かくして思考のダイナモは超高速で回転を始める。
    「自分は、どう、わからないか」「わかる、とは、どういうことなのか」…。
    そしてここに、「わからない」をあえて方法にする、目のくらむような知的冒険クルーズの本が成立したのである。

    [ 目次 ]
    第1章 「わからない」は根性である(「わからない」という恥 「わからない」を「

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    2014年10月26日
  • あなたの苦手な彼女について

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    男にとって「女」とは、自分の恋愛対象になる存在、という指摘はもっともなんでしょう。
    それ以外の女性はまあ、どうでもいい存在なんだそうで。
    女性の権利などもまあ、どうでもいい存在の話ならまあ、好きにして、といういい加減な流れで来たんじゃないか、という。
    大卒女子が企業に採用されないのが問題視された時代があった。
    それが徐々に変わったのは社会が豊かになったから。
    (え、それだけ?)
    専業主婦というものは労働を軽減され、ある意味では労働を奪われた存在だと。(そりゃ場合によってだいぶ違うと思うが。一人が大勢に奉仕している家庭も有りだし)
    教育ママが出てきたのはエネルギーのはけ口。ああ、そうですね。一人

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    2010年04月17日
  • 恋愛論

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    いつもなのですが、この人の本を読むと目から鱗がぽろりと落ちます。

    「誰が彼女を殺したか」― 有吉佐和子さんを通して橋本氏が自らをうったえているような気もします。

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    2010年01月30日
  • 日本の女帝の物語 あまりにも現代的な古代の六人の女帝達

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    奈良は女性の天皇の時代だった…
    それは中継ぎという言葉にはそぐわない、実力のある女帝の時代。
    若い男子は天皇にはふさわしくないという理由が時々言われていたが、一人前の女性なら何の問題もない様子だったこと。
    天皇の娘であることが一番大事で、強力な条件だった。
    持統天皇は誰よりも強力で、いわば会社を夫と共にたたき上げた中小企業の社長夫人といった調子でわかりやすい。
    個性豊かな女性達、それぞれの態度や治世の違いが軽やかに述べられています。

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    2009年10月29日
  • 窯変 源氏物語1

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    新しい切り口の『源氏物語』。
    いやこれエロいだけ…

    寂聴源氏は女性の、それも年のいった女性によるものなので、
    若くてギンギラギンしたナイスガイにはこっちのが向いています。
    ヘンタイならより効果的です

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    2009年11月12日
  • 乱世を生きる 市場原理は嘘かもしれない(橋本治流ビジネス書)

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    バブル後の閉塞感。そこに追い討ちをかけるサブプライムローンから始まった最近の不況。大きなお金が流れる市場は、普段の生活には関係なくても、じわりじわりと生活を覆う。経済とは一体なんなのか?橋本治は経済を思考する。

    どこまでも経済成長を続ける。それはバブルの終焉でもう終わった。にもかかわらず人々は、「景気が良くならないかな〜」と昔と同じような話を蒸し返す。この本が説くのは、昭和の高度成長気的な考えで今を乗り切ろうとしても無駄だ、ということだ。経済成長が見込めない今、日本人はどうすればいいのだろう?ということになるのだけれど、結論は「我慢する」ということに落ち着く。つまり、バブルの反省もないまま

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    2009年10月07日