橋本治のレビュー一覧

  • その未来はどうなの?

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    期待したような本ではなかったけど、独特な語り口で、そういう意味ではおもしろい。橋本治さんってこんな本も書くのか。
    いろんなテーマに関して、独り言のように、著者自身の考えが淡々と述べられている。
    まとまらないので頭に入りにくいのは難点やけど、こういう「このことについてわからないけど、どのようにわからないのか」を正直に書いてくれる本はなかなかない。そういう雰囲気がめっちゃ好きでした。

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    2012年08月31日
  • 美男へのレッスン(下)

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    上巻に引き続きおもしろいのですが。強姦と強制猥褻のくだりが…ちょっと違うんじゃないのー?!と思った。違和感に度肝抜かれた。著者によると「強姦は体を傷つける罪」「強制猥褻は心を傷つける罪」とのことだけれども、そりゃどちらも心は死ぬほど傷つきますよ。決まってます。小西聖子先生が読まれたらどう思うか…。百歩譲って「法律的解釈が」だとしてもちょっと納得しかねます。この本が出た当時はまだそんな認識だったんですかね。橋本さんは、おもしろくするためについ書き飛ばしてしまったんだと信じたいです。

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    2012年08月24日
  • 復興の精神

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    瀬戸内寂聴さんの無常ーどん底は続かないの中で、私たちはどんな不幸の中でも決して絶望してはならない。暗闇の空に希望の星を見出す力を人間は与えたれてこれまで生きてきた。被災者の皆様の御苦労と悲痛な体験を思うたび、いたたまれない。一年数ヶ月経ち、復興への思いやる気持ち、支援が薄くなっている状況に思われます。思いをこれからも被災地にもち続ける事が大切な一人一人の人生に繋がることだと思います。養老孟司さんの精神の復興需要の中では、生きていれば、さまざまな悪いことが起こる。悪いことがあると人は無理やりに色々なことを学べる。いいことというのは、その時点がピークで、そこから学ぶということはないと言っている。

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    2012年08月22日
  • 復興の精神

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    東日本大震災を受けて、課題と展望を養老孟司氏、茂木健一郎氏、橋本治氏など各界の著名人が各々の切り口で語っている。捉え方はそれぞれだが、共通しているのは、この未曾有の大震災を活かしていく必要がある、ということ。
    勉強になりました。

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    2012年08月16日
  • 復興の精神

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    東日本大震災から1年4ヶ月が経った。震災直後は、関東に住む人間も、東北の痛みを分かち合い、譲り合って生きているように見えた。しかし、いまその風潮はなくなり、震災前と同じような風潮になっているのではないか。そんな疑問からこの本を読んだ。
    この本は震災から3ヶ月後に出版された。茂木健一郎、養老孟司など9人が、当時の気持ちと復興に必要な精神性を述べている。
    共通しているのは、私たち日本人が今までの概念を変えなければならないと主張している点だ。今まで、私たちは利便性を求め、経済を最優先し、進んできた。その結果が福島原発の事故につながっている。
    未曾有の大震災を粛々と受け止め、譲り合い、分かち合う日本人

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    2012年07月22日
  • 「わからない」という方法

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    【概要】
    「わからないからやらない」は「わからない=恥」という認識や,一度「わかった」ゴールに辿り着いた経験から面倒臭さを感じているから.

    しかし,「わからない」時,人はそれまでの肩書き・虚栄心を捨て,何事かに立ち向かわなければならない.「わからない」を方法にするとは,何も有効な方法がなく「仕方なし」の状態であって,つまり,「覚悟する」ということである.

    「わからない→わかる」というプロセスは「わからない」を掘り起こし,「できない自分」を探し,「至るべきゴール」を明確かつ具体的に把握すること.決して「わかる・できる」を拾い集めることではない.

    しかし,脳は「知っているができない」レベルま

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    2012年07月08日
  • あなたの苦手な彼女について

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    ネタバレ

    だめだ!全然意味が分からない!
    結局なんなんだろう…。
    本来「社会」っていうのはひとつしかないはずなのに、「自分にとって都合の悪いこの社会なんて間違ってる!自分の求める社会の方が正しい!」っていう人が増え始めたってこと?
    「女性は結局何がしたいの?」ってこと?
    新書って、タイトルから話がそれまくって終わるから訳が分からない・・・。

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    2012年07月08日
  • 橋本治と内田樹

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    橋本治と内田樹の対談。本書で内田先生が述べている通り、「橋本治とは何者なのか」を橋本フリークの内田先生が対談で解体していくような本。ところが橋本先生は、解体できるような、生半な存在ではなかったとまざまざと思い知らされる本。面白かったです。

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    2012年06月30日
  • 人はなぜ「美しい」がわかるのか

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    ネタバレ

    「美しい」がわかる、ということを筆者は「美しい」を個人が発見することと定義する。つまりいろいろな「美しさ」を知識として知っているのではなく、物事を見たり触れたりしたときに「美しい」と個別にはっ発見する能力について考察している。

    著者の幼体験からは青空ではなく台風のときの激しく動き続ける雲であったり、一日遊んだ後の夕焼けだったりする。

    さらには「徒然草」が「枕草子」よりも圧倒的につまらないのは吉田兼好が「美しい」を自分で発見できないつまらない中年男だったから、と身も蓋もない分析を行う。このくだりが非常に面白い。

    最後に杜甫の「春望」から冒頭の「国破れて山河在り」を引いて結んでいる。「世界は

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    2012年06月28日
  • 復興の精神

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    ネタバレ

    養老孟司:もちろん一致団結は悪いコトではありません。しかしそれが言論統制になってはいけない 茂木健一郎:復興の精神は、日本人の変化への希望の中にこそ、見出されるのだ山内昌之:公欲のために私欲を捨てよう 瀬戸内寂聴:私たちはどんな不幸の中でも決して絶望してはならない。暗闇の空に希望の星を見出す力を人間は与えられてここまで生きてきた 

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    2012年06月16日
  • 日本の女帝の物語 あまりにも現代的な古代の六人の女帝達

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    大河に触発されて『双調平家物語』を読むつもりだったのだけれど手軽さに惹かれてまずこちらから。
    読みかけの清張古代史と時代がかぶるので丁度よかった。

    飛鳥・奈良時代は数多くの女帝が即位した時代である。
    なぜこのような状況が生まれたのか。
    そしてなぜこの状況はこの時代(孝謙天皇)以後女帝は絶えたのかと、現代日本の構図と照らし合わせて紹介するもの。
    持統天皇=中小企業の社長夫人 とか
    孝謙天皇=キャリア官僚目指して英才教育受けた東大エリートってくくりは非常にわかりやすい。
    読んでいた『偽りの大化改新』を思い出した。

    結局の所、平安時代の院政の基礎となるものは奈良時代に確立されていて、それが男達に

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    2012年04月17日
  • 巡礼(新潮文庫)

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    ゴミ屋敷を軸に高度成長の波が色々な視点で描かれる。
    ----P192----
    その時代、「未来」というものは、やって来る前に思うものではなく、やって来られて初めて理解されるものだった。
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    2012年03月29日
  • 双調平家物語6 院の巻(承前)

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    系図とにらめっこしながら1巻〜6巻まで一気に読んだ。混乱の時代が生き生きと描かれていて、とにかく面白い。ただ、同じ文章が何度も出てきたり時代があっちこっちいったりで、慣れるのに時間がかかるかも。
    だいたいこの6巻が大河ドラマのあたりかな?好き放題やる白河院に伊東四朗さんがちらついてしょうがない。

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    2012年03月02日
  • 復興の精神

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    著名な作家などがそれぞれの3・11をふりかえり、これからどうすればよいかそれぞれの視点から提言を述べる作品。
    この本で一番驚いたのは、病を患っていたため、この震災で不安や無力感を感じなかったといった著者がいたことだ。このことから、他人や未来への不安や自分の無力感はある程度自分に余裕がないと生じない感覚なのだと感じた。
    しかし、震災直後に起こった買いだめの現象から、今回日本人が感じた不安のベクトルは自分に向いていなかっただろうかと感じた。
    また、どん底はつづかないと励ましている著者がいるが、何もなくても、毎日が先の見えないどん底だと感じている人々である現代人に伝わる言葉なのだろうかと感じた。

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    2012年02月16日
  • 復興の精神

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    ぜんぶは読まなかったなー
    面白いとこと面白くないとこ
    っていうと語弊があるか
    好きなとことあまり好きじゃない感じのとこがあって
    そりゃそうだけどいろんな人が書いてるから
    なんだかんだ結局養老先生が一番おもしろかったなあ。

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    2012年02月12日
  • 「わからない」という方法

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    「わからない」を方法にしてしまう、という考え方は衝撃的だった。恥や失敗を恐れず、「わからない」という手段で新たな可能性に挑む姿は前向きで明るい。21世紀をどう生きるべきか考えさせられる。新しい視点を得られる内容だが、全体的に話が冗長だと感じた。

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    2012年01月31日
  • 乱世を生きる 市場原理は嘘かもしれない(橋本治流ビジネス書)

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    著者は何が書きたいかわからないまま書きはじめたらしい。正直、著者は頭が良すぎるのか言いたいことがよくわからないことも多々ある。ひとつ、歴史は繰り返すのでなくシステムを作り変えることでここまで来た。「正➡反➡合」であり経済も社会も同じシステムがずっとうまく行くようなことはない、というのはためになった。

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    2012年01月15日
  • 双調平家物語1 序の巻 飛鳥の巻

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    大河ドラマ「平清盛」とは関係なく、平家物語に関心を持ち、解説本等をいろいろと読んでいるうちに、この作品に出会いました。

    全16巻で、初めは原典の現代語訳をもとに橋本治が発展させた作品かなと思いましたが、第1巻をパラパラとめくってみると、冒頭にこそ「祇園精舎の鐘の声には」とあるものの、その後はどうも平家や源氏とはあまり関係ないことが続いていて、「?」と思ってしまいます。

    しかも、18ページからは古代中国の秦の時代の話が始まります。

    そして、ようやく日本に話が戻るのが285ページ。しかし、それは「飛鳥の巻」と題された章で、蘇我蝦夷や中臣鎌足の名前がでてきたりします。

    背表紙の解説によれば「

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    2012年01月14日
  • 宗教なんかこわくない!

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    宗教だけでなく、思想についても全く染まらず、自ら考える癖をつける必要性を感じた。

    ネトウヨのような権威主義的パーソナリティの持ち主や、左翼のように現実を無視した理想論などに注意して対応したい。

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    2012年01月06日
  • 上司は思いつきでものを言う

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    私にとって、橋本治著 6冊目

    会社・上司・部下という身近な関係におこる現象を、なぜそう言うのか?なぜそう言おうと思うのか?…といつも通り思考の次数をあげていく。

    さらに時代を超えたり、規模を国や世界に広げたり、関係性が相似のままスライドしていくのが非常に爽快である。

    本著の意図などとは全く関係ないと思うが、私自身は
    「がんばろうっかな…」「日本もいいとこあるな…」
    と、ふんわりと前向きになる一冊だった。

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    2011年12月26日