橋本治のレビュー一覧

  • 宗教なんかこわくない!

    Posted by ブクログ

    オウム信者は麻原に田中角栄をみた。孤独な官僚たちは田中に人間関係の心地よさをみた。
    日本人は、宗教は信じるものだから難しいものではない、哲学は考えて勉強するものだから、難しいと信じている。
    日本人に一番必要なのは、宗教ではなく、自分の頭でものを考えるという習性。
    自分の頭でものを考えられるようになること。日本人は真面目になろうとすると、無意識に自分の内に宗教を求める。
    宗教は生産をしない。

    0
    2010年02月20日
  • 大不況には本を読む

    Posted by ブクログ

    (本文抜粋)

    「大不況が収束したらどうするのか」と考える−「その時に我々はどう生きる
    のか」を考える。

    経済の第一義は「グルグル回ること」です。

    「我が身のありよう」を考えるのも大事なら、現実生活を維持するために働く
    『金稼ぎ』も大事です。

    「豊かになったら貧乏のあり方を取り入れて理解しろ」

    「データ化する」ということは、つまり現実を捨象してしまう。

    「1度は豊かになった者の困惑」

    農業は、「限界」の存在を前提として成り立つものです。

    本を読む上で一番重要なのが、「行間を読む」ことです。

    これまでのあり方を振り返って、未来を検討する。

    本というものは、「時間あたりの単価」

    0
    2009年10月04日
  • 大不況には本を読む

    Posted by ブクログ

    本を読むハナシはあまり書いてない。橋本治を読むと「なるほどそうかっ!」って思うんだけど、人に話そうとすると話せない(^^;)

    0
    2009年10月04日
  • あなたの苦手な彼女について

    Posted by ブクログ

    この著者とは長い付き合いだけどやっぱ男受けが悪そうだし、この本もオンナしか読まないだろうなぁ、的な一冊。重複が多くて冗長だしなによりオチが弱いよ!まぁでもこれ小説じゃないからなぁ。つまりいつのまにか一人称語りの小説として読んでいた、という。

    0
    2009年10月04日
  • 乱世を生きる 市場原理は嘘かもしれない(橋本治流ビジネス書)

    Posted by ブクログ

    桃尻語訳の人ってゆうイメージが強かったけど、

    意外とマルチな知識人やったんやね。

    賢い人です。

    0
    2009年10月04日
  • 上司は思いつきでものを言う

    Posted by ブクログ

    タイトルはセンセーショナル、でフランク。
    が中身は軽いとは決して言えない。

    面白かった。発見が多かった。けど、自分の中で、これって
    こういう本だったってまとめることができないのは何故。
    せめてあと10ページ増やしてまとめて欲しかった。
    一般人の脳みそじゃ、あの話を立体的に組み立てることは
    ちょい難しいぞ。と思うのだが。
    特に儒教の話辺りからギブアップ気味でした。

    新書でこれは珍しいかもしれないけど、この作家っぽい
    自分の世界観築きすぎました的な感じが私は好きだけど。

    悔しいのでもう一度読んでみようかしら。
    橋本治の本も他にあれば読んでみよう。

    0
    2015年11月12日
  • 人はなぜ「美しい」がわかるのか

    Posted by ブクログ

    美しいを「夕日の美しさ」で切り込んでいくところが印象的。
    結局「美しいものは美しいから美しいんだ」っていう話に落ち着ける訳だけど、そこに至るまでに、相当な説明が入ります。
    自分には絶対こんな風には言えない。すごすぎます。これももっかい読みたい。

    0
    2009年10月04日
  • いま私たちが考えるべきこと(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    作家らしい社会論。「言論とは合意を得るためのもの」「『自分=自分たち』という錯覚は多数決原理の民主主義の中でとても起こりやすい」など、まさにいま、考えるべきことが書かれている。

    0
    2009年10月04日
  • あなたの苦手な彼女について

    Posted by ブクログ

    所属が無いことへの葛藤というべきか。

    なんだか分かった気もするし、なんだか分からない気もするけれど、
    やっぱりどうでもいい気もする。

    古来からの定義として、
    父の娘というスタンスがあったこと、
    古記でも、
    位置づけが難しい、あいまいな存在であったこと、
    近年になって、
    寄る辺を探すために、権利の拡大が起こったこと。

    そして次に何が起こるのか・・・

    0
    2009年10月04日
  • ちゃんと話すための敬語の本

    Posted by ブクログ

    言葉の遊び手、言葉の実験人。橋本治ってそういう印象がある。
    そんな人が、尊敬・謙譲・丁寧語がどうやって形成されてきたのかを非常にわかりやすく書いている。

    読み始めてすぐ、どうして私がこんな本を読もうと思ったのか判った。

    私って敬語が上手く使えない。
    というのは、本当は使える、使えるんだけど、使わない。
    会社の偉い人とか、目上の人とかでも、実際かなりフランクな話し方をしてしまう。そのフランクさは知り合ってからの時間がたてばたつほど増してゆくんだけど、まぁそれは友達とかだと当たり前だけども。
    で、そんな自分がちょっとヤだったというか、なんでこんな友達に対する話し方みたいな言葉を常務さんあたりに

    0
    2009年10月04日
  • ふたりの平成

    Posted by ブクログ

     ちくま文庫から1995年に刊行。1991年に主婦の友社から刊行された『ふたりの平成』に加筆のうえ、文庫化。

    0
    2009年10月04日
  • あなたの苦手な彼女について

    Posted by ブクログ

    タイトルにだまされた。別に女の話じゃないような、女の話のような、最後は結局いつもの橋本治の持論に落ち着くあたりが橋本わーるど。
    でもあれですよ、「男にとって女は恋人にしたい女とどうでもいい女にわけられる、それ以外はない」って、それは真実だけど女の人に聞かれると怖いから言わないでください(;;)それが男の紳士協定(ぉぃ

    0
    2009年10月04日
  • 日本の行く道

    Posted by ブクログ

     日本の行く道を考えることは、日本が来た道を検証すること。その基点が1985年だという。金持ちであることを意識した日本人は状況が変わって消費に邁進する。学校でも職場でも「行き場」がなくなった人達は自殺し、思いやりを失った社会は、「自己責任」の名のもとに、格差ではなく隔差を生み出しているという。

    0
    2009年10月04日
  • 蝶のゆくえ

    Posted by ブクログ

    著者自身が自作解説で触れているように、「女にとって家とはどういうものなのか、女にとって母親とはどういうものなのか」がこの本のテーマであり、全ての主人公は女性である。(ただし、「ふらんだーすの犬」はちょっぴり例外ぽい)
    「『蝶のゆくえ』と題される「女を主人公にした短篇集」を書くに際して、橋本は迷っていた。自分は女ではないので、「女のあり方」をそのまま肯定することが出来ない。−そして、その立場を容認してしまうと、女を断罪してしまうことにもなりかねない。」と留保しながらも、描かれた世界はリアリティに溢れている。私は橋本さんがこういう小説を書いてくれたことが、なんだか嬉しい。

    0
    2009年10月07日
  • つばめの来る日

    Posted by ブクログ

    ぱっとしない人たちのぱっとしない生活の一瞬、みたいな感じなのだろうかと思います。じんわりとした小説。「カーテン」好きでした。

    0
    2009年10月04日
  • 窯変 源氏物語1

    Posted by ブクログ

    華麗で豪華で悩ましい日本語の洪水に飲み込まれその勢いに圧倒されて中途挫折した『橋本源氏』

    悔しい。いつか挑戦してやると思いつつ。

    0
    2009年10月04日
  • 日本の行く道

    Posted by ブクログ

    詳しくはあとで書きます。


    ですます調の論説文って好きじゃないけど、言ってること自体は鋭い。

    0
    2009年10月04日
  • 権力の日本人 双調平家物語ノート1

    Posted by ブクログ

    双調平家物語ノートという副題のとおり、おそらく橋本治が双調平家物語を書く中で調べたことをまとめたもの(?)。人物随筆と自分では書いてあるが、その時代時代の物事、資料を引き合いに出し、それぞれの歴史上の人物を実に生々しい人間として浮き彫りに解釈して、話を作っていく、橋本治の恐るべき人物眼を思い知らされる一冊。って、続編あるんですか?私この一冊読むだけでも大概疲れたんですが(苦笑)

    0
    2009年10月04日
  • 人はなぜ「美しい」がわかるのか

    Posted by ブクログ

    個人的には無縁と思うことも多い「美しい」についての橋本治の本・・・と思ったら相変わらずの現代社会論にもなっている感じ。

    0
    2009年10月04日
  • 日本の行く道

    Posted by ブクログ

    環境問題、教育問題、経済問題などを絡めて現代が直面している限界を浮き彫りにした本。相変わらず橋本治はよく物事を見て考えている・・・

    0
    2009年10月04日