橋本治のレビュー一覧

  • たとえ世界が終わっても その先の日本を生きる君たちへ
    少し自分には難しい本だったけど、橋本さんが言おうとしてることが すごく この先の 世の中にとって大切なことだと思った。誰しも気付けることなのに 誰しも 気付いてない もしくは気付いてない振り なぜかと言えば そこには 個々の 各国の欲、利益がついて離れないからだと理解した。橋本さんにすごく興味が湧い...続きを読む
  • いつまでも若いと思うなよ
    全体として特に何を言っているわけでもなく、だらだらと話が続くんだけど、部分部分に注目するととても鋭い考察がある、という橋本節は健在。
    好き嫌いが別れると思うけど、けっこう僕は好き。

    それにしても橋本治、そんなことになっていたのか。結構壮絶だな。。。
  • 日本の女帝の物語 あまりにも現代的な古代の六人の女帝達
    日本の古代というのは女帝の時代があり、やがて摂関政治の后の時代となり、男の欲望全開の院政の時代となって、そして争乱の時代が訪れる
  • 性のタブーのない日本
    日本の古代には性的タブーというのはなかった。ただそこにモラルがあったというだけです…やっちゃいけないよというモラルがあるからそれをつい隠してしまう。そんなことをしているとロクなことにならないから、神様にお願いしてその隠していたことをオープンにして、祓ってもらってすっきりするーそれが大祓なるものを行っ...続きを読む
  • 国家を考えてみよう
    あまり新書を読まないバカな私
    バカな国民でバカな民主主義を信じてる私

    若い人に向けて書かれた本だけれど
    もう一度国家について考えるのは老人にも必要だろう

    我が国、心配だもんね
    向かう方向違ってるよ

    歴史、漢字、なるほどなあ

    作者68年の駒場祭のポスター書いた人だったんだね
    「とめてくれるなお...続きを読む
  • いつまでも若いと思うなよ
    人が老人と言われるのを嫌がるのと同じくらい中年と言われるのををいやがるのは、そうなると若さとは無関係の生き物になってしまうからではないにかと思って、それで私は、人というものは若さの後にいきなり若くないを持って来ずに、まだ若いという留保期間を置き、更にもうそんなに若くないがあって、やっともう付きの若く...続きを読む
  • いつまでも若いと思うなよ
    著者の橋本治さんといえば桃尻娘・・・。アラ50男子はみんな知っている・・・?

    若さに軸を置いた社会の価値観と、否応なく訪れる老いとのギャップを、自身の老いの進行状態を見せ、世の中に見る老い方を観察し、『老い』あるいは、『老い方』を哲学されている。
    私自身が、最近『老いる』や『残された時間』、『健康...続きを読む
  • 国家を考えてみよう
    民主主義の政治は、国民の頭のレベルをまともでかなり高いものと想定して、前提にしている。つまり、民主主義の社会に「バカな国民」は一人もいないことになっている。「その国の政治のレベルは、国民のレベルの反映」、愚かな政治家を選ぶのは国民の責任である。



    「国家には二段階の歴史がある」

    ○国家を英訳 ...続きを読む
  • 幸いは降る星のごとく
    ブスという言葉が頻繁に使われていながら下品さは薄く、なぜか不愉快な思いはわかない。物語に大きなうねりは起こらないが、いまやテレビのバラエティ番組と称されるものに欠かせない存在となった女芸人たちの創成期の息吹が伝わってくる。
  • 夜

    女の側からの視点で、男の背中を描いた短篇集。女性の側の心理がわからなくては、この小説群は書けないです。そして、愛憎が絡んでいるから、なお、難しい表現なのでは?と思ってしまいますが、著者の橋本さんはそんな苦労を一言もあとがきで発していない。やっぱりこの小説を書いた50代の半ばになって、わかることなのか...続きを読む
  • 性のタブーのない日本
    そういえば性に関することで罰が当たるってあまり聞きませんね。
    橋本先生はこんな単語も使うんだとういリアルな単語にちょっと驚きました。赤面しちゃった(笑)
  • いつまでも若いと思うなよ
    なんだかとりとめのない語りだなあと思って気乗りせずに読んでいたら、第六章「老いの貧苦」が驚きの内容。「余は如何にして貧となりしか」と題して億単位の借金を抱えることになった経緯が記されている。これだけでもすごいのだが、さらに、第七章「病気になる」では、免疫系の難病を発症し、それでもなお借金返済のために...続きを読む
  • 栗本薫の里見八犬伝 シリーズ古典(8)
    先日馬琴が主人公の舞台を見て、人形劇でしか見てないので、一度読んでみようと思ったが、いきなりの古典は大変なので、まずは抄訳版と思って読んでみた。良かったんだけど、話がホンの出だししかカバーしてないんだ。続きが欲しかった・・・ しかし、懐かしいわ、新八犬伝が。
  • ふたりの平成
    1991年におこなわれた、橋本治と中野翠の対談。昭和天皇の崩御から始まって、「昭和」という時代とそれを支えてきた世代に対する批評が展開されています。

    本書の読み方は二つあって、一つは、中野の考えに橋本がえんえんと注釈をつけた本として読むやり方、もう一つは、橋本のえんえんと続く議論の結論を中野がスパ...続きを読む
  • 上司は思いつきでものを言う
    タイトルに惹かれて読んだ。

    なるほどと思いつつも、話があちらこちらに飛んで、結局訳分からないメチャクチャな印象もある。ここまで頭がこんがらがるような本は、初めて読んだかもしれない。

    ・下=現場。上=会社
    ・会社は現場を収奪する。現場を痩せさせる。
    会社は利潤を追求するために存在する組織。
    ...続きを読む
  • 上司は思いつきでものを言う
    上司が思いつきでもの言っているのではないか、というのはたまにある経験だが、この本に書かれている構造がベースになっているとは感じたことはなかった。ただ、現場をよく知らないだけではないかと。この本に書かれている構造が当てはまるか否かにかかわらず、「部下は先輩としての上司に純粋に助言を求めている」というこ...続きを読む
  • これも男の生きる道
    著者の体験をふまえて世の野郎共に「男とは?」をつらつら200ページも語っているが、
    「自分のやるべきことへの覚悟」
    「できないこと、わからないこと、知らないことを認めること」
    「それらを当たり前にやって一人前になること」
    男の生きる道とはそういうことのようです。

    当たり前のことを当たり前にやるのっ...続きを読む
  • 恋愛論 完全版
    同名の作家さんと間違えて購入。だが、面白かった。この人の作品また読んでみたい。有吉佐和子さんのことを書いた、誰が彼女を殺したか?が、特に面白かった。
  • 橋本治と内田樹
    あとがき(by橋本治)より
    「今をときめく内田樹が橋本治と対談をしているのである。なにも知らない人がこれを聞いたら、「きっと、すごく重要なことを縦横無尽に語っているのだ」と勘違いしてしまうかもしれないが、この本には「重要なこと」なんかろくにない。なにしろ、この対談集の主たるテーマは、「橋本治」だから...続きを読む
  • 恋愛論 完全版
    本屋さんで特集されてたから買った。独特!バブルのときにすごい流行った本らしいけど、新鮮だった。女性的な語りだった。