橋本治のレビュー一覧

  • その未来はどうなの?
    最新刊!
    患っておられるとのことで、心配…。
    今、脳を活性化というか、読んで次々に色んなことを考えてしまう本としてこの方の本に勝るものなし。
    あかん、日曜の夜やのに…。
  • その未来はどうなの?
    分からないことを分かろうとして、橋本さんの本を読むと、分からないということが、さらに分かって、分からなくなるんだ。でも、その分からないという状態が嫌いじゃないんだなぁ。
  • 美男へのレッスン(上)
    相変わらず一筋縄では行かない橋本評論です。「美男」について、さらに後半では「美女」についてまで考察を広げています。こんなに入り組んだ考え方していたら男でも女でも地獄だよー生きにくいよーと叫びたくなります。ジェンダーって難しい。自分の顔を自覚して生きて行くのって大変。最初のレッスンのほうでの洋画の引用...続きを読む
  • その未来はどうなの?
    「「わからない」という方法 」から10年。リーマンショック、東日本大震災、原発事故、筆者自身の大病を経た、「未来」への指南書。

     橋本治とは、膨大な知識に裏打ちされた歴史認識と、独特の視点および想像力による批評が真骨頂である。まずは、目次を眺める。
    第一章 テレビの未来はどうなの?
    第二章 ドラマ...続きを読む
  • 橋本治と内田樹
    有意義な雑談って感じですね。内田樹さんを知らなかったのですが、内田さん「私は性格悪いから」と繰り返し対談で語られてましたが、橋本治と比べるとかなり普通のおじさんに感じてしまいます。内田さんの聞き上手ぶりが冴えてる不思議な一冊だと思いました。橋本さん、借金は返せたのだろうか…(余計なお世話)。
  • 青春つーのはなに?
    エッセイかな…?長い独語?口調がかなりダイレクト(遠慮がない…たまにキレてるのかなというくらい。)なので、ちょっと面食らう。けど言ってることはやっぱすごいわぁー
    ある程度橋本ファンじゃないと、読み通すことは難しい。語尾に♪とかもキツイし…んで、いつも思うけど題名がへん。
  • これも男の生きる道
    橋本治の本は、いつも目からウロコな記述ばっかでほんとビックリする。当たり前と思って見聞き逃してたことが、げっ本当だ、すごいってなる。このこと、なんで誰も言わなかったんだろ。って。
  • 小林秀雄の恵み(新潮文庫)
    橋本 治、「小林秀雄の恵み」を読みながら、考える。
    毎年、桜を、色々な場所で、微妙な開花する時間の違いにより、愉しむのを習慣にしているが、今年は、色々なことが、気に懸かった。というのも、一方で、大道寺将嗣の全句集、「棺一基」を、読みながら、他方で、この分厚い本を併読していたからだろうか、なかなか、時...続きを読む
  • 人はなぜ「美しい」がわかるのか
    美しいとは、判断基準が自己にあるもの。他者との関係において発生するもの。幸福を知って孤独を感じるから、気付くもの。夕焼けのキラキラを、月を美しいと思う時、私のそれはそれは幸せの思い出と繋がっている。相変わらず、橋本治の本は難しくて、何度戻っては読み直し、やっと自分の中に言葉は入ってくる。時間がかかる...続きを読む
  • 双調平家物語11 平家の巻(承前)
    ようやく清盛の時代へ。

    野心を出すと拒否され、出さないとあれよあれよと力が集まってくる。清盛の時代になるのは、時代の要請だったのか。

    自覚を持ち出した時が衰退の兆しなのは、今までの権力者と同じなのだろうなぁ。

    あと四巻、がんばろうっと。
  • 乱世を生きる 市場原理は嘘かもしれない(橋本治流ビジネス書)
    もっと早くに読んでいればよかったと後悔した本。
    流石は橋本治、現代の経済社会を解りやすく解説。特に室町幕府末期の状況と現代を重ねるあたりが、非常に納得。

    また冒頭で、勝ち組・負け組の流行における、プロセスを紹介。勝ち組・負け組とは、単なる意識の変化にとどまらず、表現の平等性を揺るがす危険な社会の側...続きを読む
  • 「わからない」という方法
    タイトルに惹かれて購入.

    教育に携わりたい身としては「わかる」や「わからない」といった言葉に対して鋭敏でありたいと思うし,こういう本は読んで損はないなと感じた.別に教育云々が書いてあるわけではないが.
  • 橋本治と内田樹
    ファンを公言しているので、内田先生が橋本氏に多少寄っているところがあるのはやむを得ないとして、まあそれを差し引いてもとてもおもしろい対談集であった。けっして引かれたレールの上を歩こうとしない、というのが橋本氏の一貫した姿勢なんだろうけれども、内田先生もよくその姿勢に合わせられるなあと、頭のいい2人だ...続きを読む
  • 復興の精神
    各界著名人が復興についての考え方を述べた共著。
    この本の存在は知ってたけど、もっと早くに、もっと震災についていろいろ考えた時期に、読んだらよかったかも。
    日本に好きになる一冊。
  • 双調平家物語5 女帝の巻 院の巻
    女禍の歴史。
    あるいは男目線から見ているから女禍だと感じるだけなのか・・・。

    藤原氏の最盛期から没落まで。
  • 少女論
    社会が少女をどのように捉えていたかを考えていたときに読んだ本。

    本田和子氏をトップバッターに10人以上の「少女論」に触れることができます。
    やや記号論的な語り口の論考が多いお勉強の本です。
  • ちゃんと話すための敬語の本
    職員室に呼ばれて、先生に「来たよ」と言うのか、「お召しによりまして参上仕りましてございます」と言うのか、どっちがどうなのかを考えましょうという本でした。 

    敬語は、人と人との「上下関係」や「距離」をしっかり認識し、TPOに応じて人間関係をスムーズに動かすためのものだと、改めて気づかされました。 
    ...続きを読む
  • 人はなぜ「美しい」がわかるのか
    三回目。自分の中で過渡期になると再読しだす本の一つ。



    完全に自分の土俵での感想ですが…、
    最近自分は「悲しい」とか「哀しい」という感情について気になっているのだけど、橋本さんは「孤独」についてどんなに言及しても「かなしい」という感情については言及しないんだなぁ…と思った。どことなく、「かなし...続きを読む
  • 高橋治のおくのほそ道ほか シリーズ古典(6)
      奥の細道は江戸時代に松尾芭蕉によって書かれた俳諧紀行文です。芭蕉は1683年、門人である曾良と共に江戸を出発し、関東・東北・北陸を経て大垣に至るまで旅を続けました。各地でよんだ句は50句にもなります。旅程は600里、5ヶ月あまりの旅でした。この奥の細道は芭蕉円熟期の代表作と賞されています。

     ...続きを読む
  • 復興の精神
    3.11以降の心象風景は変わりました。正に本編の直哉先生の言葉の通りなのですが、彼らと私を分けたのは何だったのでしょうか?私はどうしようもない断絶と無常を感じ言葉がありません、自分は何をすれば良いのか、これからどうすれば良いのかという問いは、全て人の問いでもあると思います。この本に寄稿した方たちの思...続きを読む