富樫倫太郎のレビュー一覧
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SROシリーズ9作目。
分厚いし中古サイトでもなかなか安くならないしで買うのを少し迷ったけれど、読みたさが勝り購入。
今回はSROメンバー&房子に大きな動きがありハラハラドキドキ、面白くて分厚さが気にならないくらいすぐ読んでしまった。
尾形の妻:敏江がはまる新興宗教団体が絡んだ大事件の捜査にSROチームが動く一方で、房子はSROメンバーへの復讐のため自分と同じような殺人鬼を作り上げようと本格的に行動を開始する。
一致団結して事件解決!というスムーズな展開ではなく、過去シリーズでの出来事や各メンバーの思いが複雑に絡んでまさかまさかの出来事が盛りだくさん。本シリーズを読み続けてSROメンバーに愛着を持っているからこそ、後半の事件は衝撃すぎた…。房子もどうなってしまうのか。
1つの事件は解決したけれど、SROメンバーの状況が好転したわけではない。気になること満載で新刊が待ち遠しい。 -
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SROシリーズ8作目。
前作で起きた事件によって麗子と尾形が受けた精神的ダメージは大きくSROチーム完全復活・一致団結までの道のりは長そうだが、室長:新九郎の勘は変わらず鋭く隠れた事件を見つけ出す。
今作は牧場で育ち獣医を目指す青年:恭介と馬の物語がメイン。馬といえば競馬や乗馬が思い浮かぶけれど、どちらも経験がないので本作を読んで現役生活を終えた馬がどのような老後を過ごすのかなど初めて知ることが多かった。
恭介とかつて一緒に暮らしていた馬たちとの再会は嬉しいことのはずなのに最後を除いて辛く、そしてこの再会の場を共にした友人:梅里の変わりようが房子を連想させて怖かった。
今回、SROメンバーの登場・活躍は多くなくて残念だったけれど、メンバーそれぞれが抱える悩みが今後どうなっていくのか気になる。
そして房子!今度は看護師の娘に接近しだして何を企んでいるのか…早く次を読みたい。 -
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『どうする家康』桶狭間の戦い!面白さを増幅するストーリー揃い。オススメのアンソロジー。決戦!シリーズの第5弾。桶狭間の限定された時空に凝縮された義元の首を巡る七つの物語。どれも傑作です。七つ目の物語が首になった義元の語りになっていますが、こちらの読む気力が無く、評価できませんでした。
六つの物語を評価すると5点満点中、平均は4.8点になりました。
①覇舞謡 幸若舞の敦盛をバックミュージックに信長公記を素直に解釈した作品。斬新性は有りませんが、冒頭にあることで、桶狭間の戦いのガイドストーリーになっています。 4点
②いのちがけ 信長の勘気を被っていた前田利家の主従の物語。ネタバレ出来ない傑作。 5点
③首ひとつ 毛利新介と共に、戦場を駆けめぐる!臨場感抜群。5点
④わが気をつがんや 家康が格好良すぎる? 5点
⑤非足の人 義元の嫡男、氏真は蹴鞠の達人。蹴鞠したさに沓掛城まで来たが… 5点
⑥義元の首 最前線の今川方の守将、岡部元信。義元の首は信長が丁寧に供養し、元信は降伏して命は助けられたと、信長公記にあり、信長らしくないと思っていましたが、実は…5点
⑦漸く、見えた。義元の首はかく語りき 評価に含まず
以上、合計29点平均4.8 -
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SROシリーズ7作目。
今作では児童虐待を受けていた少年少女が絡む殺人事件と拘置所内の病院で治療を受ける近藤房子の話が平行して進んでいく。
相変わらず起きる事件は凄惨だけれど、背景には「育児放棄」や「在宅介護」の問題が関係しており、弱者が生きるため自分を守るために悪者にいいように利用されてしまう過程は読んでいて辛かった。
少年少女の犯罪に絡み尾形一家の問題も大きく動いたが今後どうなるか。いい方向に収束するといいな。
近藤房子は目的遂行のために他者の弱みにつけこみ懐柔、容赦ないし本物のシリアルキラーだわ。また房子の暴走が始まる予感。SROチームは大丈夫かな。
終盤、色々動いたところで終わってしまったので次巻が気になる! -
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SROシリーズ6作目。
今作でもまたまたすごいシリアルキラーが登場!サブタイトルにある「四重人格」って…なぜそうなったのか、背景も知りたかったな。
過去巻より分厚いけれど、面白くてサクサク読めた。
普通なら気づかれないことも些細なことがきっかけで綻びが生じる。その違和感を逃さない新九郎はさすが。
犯人の内側で4人格によって繰り広げられる会話は、SROチームはじめ警察がなかなか真相にたどり着けない理由でもあり、興味深かった。
最後は前作までの経験で更に強くなった麗子が活躍!
誰ひとり見劣りしない良いチームになってきたなあ。
そしてSROチームとしては、久々に全員が集結。
6巻までくるとそれぞれのキャラにも親しみを持つようになり、仕事以外のプライベートな場面も楽しみの1つ。新九郎は予想外の展開だけれど、それ以外のメンバーはいい感じに前進していてほっこり。 -
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SROシリーズ5作目。
前作の事件解決にSROメンバーが大きく関わったことを知った近藤房子が再び姿を現す。
3作目での房子の奇行が衝撃的すぎて、今回はどんな恐ろしいことが起こってしまうのかと内心ドキドキしながら読み始めたが、SROチームと房子の対決が面白くてすぐ夢中になった。
今作では、房子に相棒を殺されてしまった捜査一課の坊屋久美子がSROに加わり、チーム一丸となって房子逮捕に全力を注ぐ。変装レベルを上げ警察の眼をかいくぐって自らの欲望のままに惨殺を繰り返す房子に手も足も出ない状況には読みながらソワソワしてしまった。
房子によってトラウマを植え付けられた麗子が苦しみながらも立ち向かっていく姿には相当の覚悟が見て取れ、最後の直接対決まで目が離せない。
途中、房子とは直接関係のないチームメンバー自身の話もあり、各メンバーの新たな一面がまた知れたのもよかった。我が推し:ハリーは紳士的で仲間想いだ。
今回は新九郎の恋の行方と尾形の家族についてがメインだったのだが、この2人については次巻に続くこと確実なのでそこも気になる。
一回脱走した房子だけれど、警察が同じミス繰り返すわけないからもう大丈夫だよね?でも房子がこのまま大人しく取り調べに応じるとは思えないのだが…。
6作目を読む前に房子についての番外編があるみたいなので、それを読む予定。 -
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SROシリーズ4作目。
今作は1日で読めるくらい読みやすくて面白かった。
しかも我が推し:針谷について深く触れられていたのも嬉しい。
そして相変わらず室長:新九郎のプロファイリングというか推測が的を得ていてすごい。途中、今回のサブタイトルでもある「黒い羊」に関しての話もあり、興味深かったのと同時に針谷が抱える心の闇の深さを感じた。
また、今回は今までと捜査ペアが変わりSROチーム内のやり取りにも多少の変化が見られたことも新鮮で、全員ではないが1人ひとりの人物像も詳細に描かれていてよりメンバーを知れるのもシリーズものとしては面白いと思う。
今作の殺人犯は近藤房子とは異なる種類のシリアルキラーだろうが、生まれつきというより自分のコンプレックスや家族との関係が少なくとも犯人の人格形成に影響していると思うと複雑。幼少期に感じた孤独感という面では犯人と針谷の経験には似たような部分があり、針谷が犯人の気持ちがわかり行動が読めたのも頷ける。
最後はまたまたデジャヴかのような展開。
針谷が過去を含めて射殺してしまう行動にも心の闇が関係しているのかな…今回はじめて針谷は自分の想いを打ち明けてたけれど、尾形ではなく新九郎に打ち明けてほしかったな。そのうち新九郎も気づくかな。
これからも奮闘する針谷を応援したい。
今後SROメンバーにも変化ありそうだし、次巻以降にも期待!