富樫倫太郎のレビュー一覧
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『どうする家康』桶狭間の戦い!面白さを増幅するストーリー揃い。オススメのアンソロジー。決戦!シリーズの第5弾。桶狭間の限定された時空に凝縮された義元の首を巡る七つの物語。どれも傑作です。七つ目の物語が首になった義元の語りになっていますが、こちらの読む気力が無く、評価できませんでした。
六つの物語を評価すると5点満点中、平均は4.8点になりました。
①覇舞謡 幸若舞の敦盛をバックミュージックに信長公記を素直に解釈した作品。斬新性は有りませんが、冒頭にあることで、桶狭間の戦いのガイドストーリーになっています。 4点
②いのちがけ 信長の勘気を被っていた前田利家の主従の物語。ネタバレ出来ない傑作。 -
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SROシリーズ7作目。
今作では児童虐待を受けていた少年少女が絡む殺人事件と拘置所内の病院で治療を受ける近藤房子の話が平行して進んでいく。
相変わらず起きる事件は凄惨だけれど、背景には「育児放棄」や「在宅介護」の問題が関係しており、弱者が生きるため自分を守るために悪者にいいように利用されてしまう過程は読んでいて辛かった。
少年少女の犯罪に絡み尾形一家の問題も大きく動いたが今後どうなるか。いい方向に収束するといいな。
近藤房子は目的遂行のために他者の弱みにつけこみ懐柔、容赦ないし本物のシリアルキラーだわ。また房子の暴走が始まる予感。SROチームは大丈夫かな。
終盤、色々動いたところで終わって -
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SROシリーズ6作目。
今作でもまたまたすごいシリアルキラーが登場!サブタイトルにある「四重人格」って…なぜそうなったのか、背景も知りたかったな。
過去巻より分厚いけれど、面白くてサクサク読めた。
普通なら気づかれないことも些細なことがきっかけで綻びが生じる。その違和感を逃さない新九郎はさすが。
犯人の内側で4人格によって繰り広げられる会話は、SROチームはじめ警察がなかなか真相にたどり着けない理由でもあり、興味深かった。
最後は前作までの経験で更に強くなった麗子が活躍!
誰ひとり見劣りしない良いチームになってきたなあ。
そしてSROチームとしては、久々に全員が集結。
6巻までくるとそれぞ -
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SROシリーズ5作目。
前作の事件解決にSROメンバーが大きく関わったことを知った近藤房子が再び姿を現す。
3作目での房子の奇行が衝撃的すぎて、今回はどんな恐ろしいことが起こってしまうのかと内心ドキドキしながら読み始めたが、SROチームと房子の対決が面白くてすぐ夢中になった。
今作では、房子に相棒を殺されてしまった捜査一課の坊屋久美子がSROに加わり、チーム一丸となって房子逮捕に全力を注ぐ。変装レベルを上げ警察の眼をかいくぐって自らの欲望のままに惨殺を繰り返す房子に手も足も出ない状況には読みながらソワソワしてしまった。
房子によってトラウマを植え付けられた麗子が苦しみながらも立ち向かっていく -
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SROシリーズ4作目。
今作は1日で読めるくらい読みやすくて面白かった。
しかも我が推し:針谷について深く触れられていたのも嬉しい。
そして相変わらず室長:新九郎のプロファイリングというか推測が的を得ていてすごい。途中、今回のサブタイトルでもある「黒い羊」に関しての話もあり、興味深かったのと同時に針谷が抱える心の闇の深さを感じた。
また、今回は今までと捜査ペアが変わりSROチーム内のやり取りにも多少の変化が見られたことも新鮮で、全員ではないが1人ひとりの人物像も詳細に描かれていてよりメンバーを知れるのもシリーズものとしては面白いと思う。
今作の殺人犯は近藤房子とは異なる種類のシリアルキラー -
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SROシリーズ3作目。
1作目で登場したシリアルキラーが再びSROチームの前に現れ、今回は副室長:麗子が標的にされる。
室長:新九郎の想定通りのシリアルキラーっぷりを見せる連続殺人犯は世間からも注目を集め、崇拝するような人間も出現。とある2人が逃亡の手助けを計画する。
逃亡計画を立てて実行する2人もすごいが、シリアルキラーは想像のはるか上をいく異常っぷり。途中で読む手が止まってしまうほど描写がリアルでグロテスクで怖い。
1作目で心身ともに被害を受けた事務職員:沙織が再び、今度は家族全員が狙われるのも恐怖!
今回、木戸家の警備として一課の女刑事:坊屋が登場。針谷に敵対心(ライバル意識?)を -
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SROシリーズ2作目。
今作では事務職員の富田課長も活躍!
前作で史上最凶のシリアルキラーを追い詰めたSROチームだが、その行動が問題視され活動自粛を命ぜられる。
周囲からの風当たりも厳しい状況のなか、以前よりもチームが団結して事件の解明や犯人逮捕に挑むのが良い。
ハリーファンとして針谷の出番が少なかったのは悲しいが、終盤のハリーならではの行動には笑ってしまった。
また、チームの役には立てないと後ろ向きだった富田課長も自分の過去と向き合いながら次第にSROメンバーへ信頼も寄せ、チームの一員として任務をやり遂げようと変化していく過程もまた面白い。
今作の犯人もシリアルキラーなんだけれど、前 -
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初めての富樫倫太郎さん作品。
番外編1冊を含めた全10巻のシリーズ作品1作目。
警視庁に新設された部署が未解決事件に挑んでいく物語なのだが、集まったメンバー1人ひとりのキャラが濃く、人間模様が面白い。手掛ける事件も1作品目にして史上最凶の連続殺人犯を追うことになり、犯人のシリアルキラー感が凄すぎて恐怖だけど結末が気になってどんどん読み進めてしまった。
前半は7名のメンバーそれぞれについて人柄や過去が丁寧に描かれており、私はハリーファンになりました。お勧めして読んだ友人は富田課長ファンだと教えてくれて、物語の進展とは関係ないところでも楽しんでる。
キャリア集団だからみんな優秀だけれど、最初 -
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スカーフェイス4
だんだんこのシリーズの流れがのってきた感じ。
淵神さんが殺されなくてよかった。妻子を殺された堂林さんは復讐という餌に釣られて操られてしまい善悪を見失った。オペレーターはやはり警察内部?
続編を早く読みたい -
購入済み
スカーフェイス3
怖かった!恐ろしかった!本当にこの様な犯罪者が実在して居そう。海外とかには有りそうな犯罪。
拉致された2人が生きて助かった事がせめてもの救い。 -
ネタバレ 購入済み
スカーフェイス
男性にも引けを取らない俊敏で強靭な肉体。銃の腕は一流。刑事としては申し分なさそうな律子の私生活は悲惨なもの。何だか陰と陽の差があり過ぎる…
話の続きが気になって夢中で読んでしまいました。
続巻も楽しみです