富樫倫太郎のレビュー一覧

  • SRO2 死の天使
    マンガを読むような感覚で楽しめた。読み終わった瞬間に3巻を開きたくなる。
    リスクと責任のとり方、制約がある中で出来ることで前進する方法、それぞれの強みを生かしたチームワーク、人の命に対してすべきこと、できること、すべきでないこと、運命の有無、などなど、考えさせられることが多い。
  • 生活安全課0係 バタフライ
    冬彦以外の0係のメンバーそれぞれが各章ごとの主人公になっていて、スピンオフ的な内容。

    普段はがさつでぶっきらぼうに見える高虎の真面目さや優しさ、恐妻家である係長が一目惚れした猫のために頑張る姿など、メンバーのプライベートについて書かれていたのが面白かった。安智さんの過去は読んでいて辛かった。
  • スカーフェイス 警視庁特別捜査第三係・淵神律子
    強烈な主人公を創り出したものだ。警視庁の女性刑事淵神律子。取り逃がした犯人にナイフで切られた頬の傷跡をそのままにしてスカーフェイスと呼ばれ、銃の腕前、ドライヴィングテクニック、格闘術すべてに優れ、無茶なカーチェイスでひったくり犯を追い詰め、歯向かってきた容疑者の手首の骨を捻り折り、顔面に肘打ちを食ら...続きを読む
  • SRO1 警視庁広域捜査専任特別調査室
    謎解きとスリルのあるストーリーが面白い。
    それぞれの経歴や背景があって全員身勝手でマイペースなメンバーたちが徐々に共通の目的の達成のために協力し始めてさらにだんだんと正義とか仲間意識で強くまとまっていく過程が心地よい。

    仕事の成功は、仕事上の付き合いしかない仲間とはなしえないと思った。それに加えて...続きを読む
  • 生活安全課0係 ブレイクアウト
    この春(2021年4月)から第5シリーズが放送予定の小泉孝太郎主演のテレ東系連ドラの原作シリーズで、本の方も第6弾。このシリーズ、ドラマと同様に結構軽い感じの話なのだが、話の構成としては、さすが富樫さん、しっかりしていると思う。今回もうまく複数の事件を組み合わせている。このシリーズは陰惨な事件が出て...続きを読む
  • SRO6 四重人格
    今回は四重人格のシリアルキラーでプロの殺し屋が登場する。請け負った殺人は冷静に行うのだが、時に怒りに任せて行きずりの人間を殺したりする。そこをSROに目を付けられてしまうのだが、四重人格のすべてが殺人者でそれを生かして次々と殺人を重ねていく。しかし、最後は芝原麗子の得意な空手で仕留められてしまうとい...続きを読む
  • SRO5 ボディーファーム
    潜伏していたシリアルキラーの近藤房子が再び動き出す。SROのメンバーも捕獲のために動き出す。両者の攻防が激しく始まる。メンバーの芝原麗子は房子に痛めつけられた精神的ショックが尾を引いているし、尾形洋輔は家庭に問題を抱えている。房子を撃つのをためらたがゆえに相棒を殺され捜査1課で干されていた坊屋久美子...続きを読む
  • SRO4 黒い羊
    家族の中では孤独で連続殺人犯の気持ちが理解できてしまうがゆえに、殺人犯をまたもや射殺してしまうしかなかった針谷太一警視。針谷の苦しみを描き出したこの巻は、それのみでも優れていると思う。家族を求めて殺人を犯し、死体を繭に見立てた寝袋に入れてしまうこの殺人犯はシリアルキラーといえるのかどうかは分からない...続きを読む
  • SRO1 警視庁広域捜査専任特別調査室
    警察庁広域捜査専任特別調査室という長ったらしい名前だが略してSRO。新しく作られ、2人が事務員で、残りの5人がどうも訳ありのキャリアばかり。この5人がなんだかんだと揉めながらも、室長の山根新九郎の無駄やこだわりを捨てて合理的に犯罪に向かう姿勢に感化され、だんだんと協力してシキアルキラーの捜査に集中し...続きを読む
  • 謙信の軍配者(下)
    『謙信が軍配者』と改名してもいいのでは? 専門的な知識も重要だが、自分の頭で考え、判断し、行動できることが世を生き抜くうえで必要なことだと改めて認識させてくれる。著者の設定、楽しませてもらいました。
  • 北条氏康 二世継承篇
    このシリーズ好きです。
    人間味に溢れていて、温かい。
    親から子へ、主から家臣へ、言葉の一つ一つに励まされる。

    また関東人として北条の物語は身近に感じられて興味深いです。
    知っている土地が出てくるのはドキドキしますね。
  • 北条氏康 二世継承篇
    「北条早雲」(全5巻)、「早雲の軍配者」と連なる富樫倫太郎氏の北条サーガ新シリーズ。時代的には、「早雲の軍配者」に続く物語で、早雲の死後、後を継いだ2代目の氏綱、ゆくゆく3代目となる氏康らが登場する。また、軍配者の風魔小太郎も引き続き登場したり、「謙信の軍配者」の山本勘助も出てくるので、これ次の大河...続きを読む
  • SRO8 名前のない馬たち
    経済動物か。。
    競馬とか乗馬とか、馬ってセレブな動物だと思ってたから、、やるせなくなりました。。
    また恭介が本当に頑張り屋で家族思いだったから余計に。。
    途中SROシリーズを読んでることを忘れそうになりながらも、ラストの近藤房子で引き戻された。
    近藤房子が出てくるとマジで心がザワザワする。
    この1ヶ...続きを読む
  • SRO7 ブラックナイト
    今回は虐待されている子供達の話。
    読んでて何度も胸が痛くなった。。
    尾形さんの息子の件についてはカウンセラーを変えたほうがよくないか?!
    山根さんに相談してみるのはどうですか?!

    そして近藤房子!!!
    今度はシリアルキラーを育成してるから驚き。
    弱っている人間の心に入り込むのが上手いなぁ。
    また簡...続きを読む
  • SRO6 四重人格
    前作まででSROメンバーの大半が満身創痍だったので、本作でどう復活するのか心配だったけど、やっと全員集合!!!

    今回のシリアルキラーは近藤房子よりはまだ良心があると思った。
    観劇の主婦とバスの警視、ムカつく気持ちはよく分かる。笑

    ラストの麗子さん、カッコよかった!!
    でもプロの殺し屋を何人も返り...続きを読む
  • SRO episode0 房子という女
    第一部の房子の過去は意外と普通…いや普通ではないけれど、想像してたよりは衝撃的じゃなかった。
    あれを衝撃的じゃないって思う自分がヤバイ。笑
    麻痺しちゃってる?!笑

    でも第二部の一郎に出会ってから、、読んでて胸糞悪くなって行った。。
    房子のきっかけとしては自分の身を守るためだったけど、一郎は好奇心や...続きを読む
  • SRO5 ボディーファーム
    はーーー怖かった。
    ほんと房子怖すぎる。
    マジでSROシリーズ面白いよー!!!
    怖いもの見たさ中毒って感じ。
    まだドキドキがおさまらない。
    それにいろいろなことが気になってモヤモヤするのですぐにVIを読もう。
    この終わり方はズルいよね。笑
    いやでも次は順番的にepisode0の房子を読むべきか?!
  • SRO4 黒い羊
    SROシリーズ本当ヤバイ。
    Ⅲが壮絶な感じで終わったからIVはどんなふうに始まるのかドキドキしながら読み始めたけど安定の面白さ!!
    房子は精神的に怖すぎてヒーヒーなるけど本作は比較的ライトな感じ。(そういえばⅡもライトだったなー)
    Ⅲの房子で全部持っていかれたので今回はよい小休止に。
    次あたりまた房...続きを読む
  • SRO3 キラークィーン
    本当に怖かった。。
    近藤房子怖すぎる。。
    グロいのもあるけど心理的な怖さが半端ない。
    怖すぎてサクサク読むことができないので、ちょこちょこ休憩を挟んで心を落ち着けながらやっと最後まで読めた。
    はーため息しかでない。。
    続きが気になるけど、IVをすぐに読むか迷う。。
    ひー怖いよー!!!
  • 北条氏康 二世継承篇
    北条早雲の続編。
    軍配者シリーズのキャラクターも登場し、オールスター登場って感じ。後北条氏の勢力拡大になる段階になりこれから盛り上がっていくに違いない。
    まだまだ若い氏康や家臣たちがどう成長していくのか、どう戦い、拡大していくのか。
    本シリーズもまだまだ続きそうで楽しみではあるが、1冊が1年以上空く...続きを読む