富樫倫太郎のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
4.5
面白かったー
総理大臣の勅命で新設されたSRО(警視庁広域捜査専任特別調査室)
警視長の山根を室長とし、ほかにも4人がキャリアがそろった何やら曰くつきの面々が、
何かドラマBOSSのような感じだった。
山根が目をつけたのは白骨化した行方不明者、チームは行方不明者とその犯行をしたドクターを探す。
復顔をし、次々と身元不明者が分かり始める。
一方でとある夫婦の描写がかかれ、こいつらがドクターかとぞっとする。
ハリーは最後夫の方を撃ち殺す。これで発砲した4人のうち3人殺してるぞ。 殺したら真相解明できんやんか!ってちょっと思った。
次回作も読んでみたい。 -
Posted by ブクログ
シリーズ最終巻。前半の大部分が丁稚いじめに割かれており、その内容は吉左衛門のときよりも遥かに悪質。加えて、見所と期待していた吉左衛門との絡みがほとんどなく、拍子抜けした印象が強い。総じて、残念な終わり方だったと言わざるを得ない。
一方で、中盤以降は物語のテンポがぐっと上がり、一気読みさせる力があるのは、やはり作者の筆の巧みさだと感じた。
キャラクター面では、万吉は吉左と比べて頑固で横暴な性格が目立ち、共感しづらい。また、彼が藤兵衛を「優しい」と評する場面もあるが、むしろその本質は「狡さ」に思える。山代屋時代の藤兵衛は、店の行く末に真摯に向き合っていた吉左と対照的に、自らの将来(実家を継ぐこと)に安住し、どこか他人事だった。本作でも、周囲から嫌われている安之助を十数年にもわたって甘やかし続けた点が問題の根本にあり、その点にどうしても苛立ちを感じてしまった。 -
Posted by ブクログ
安定の面白さ。米商人となった吉右衛門の面目躍如の回。凶作を見抜き、激しく変動する米市場で大きな取引を仕掛ける。側から見ると大博打だが、データに基づく合理的な予測で周囲を納得させていくのが心地よい。
信託事業で途中解約希望者に手数料を取らなかったり、追い出された元方向先からの無体な取引に心を揺らされたり、吉右衛門の優しさにやきもきされるシーンが多いが、彼の人情が溢れに溢れた巻である。
米取引に成功し大儲けする一方で、凶作により多くの人々は困窮に苦しみ、吉右衛門はひどくショックを受ける。株取引は人の不幸の上に成り立っていることを象徴するエピソード。
私が前巻で予想した能登屋の山代屋買収案は、川越屋による買収という形で外れてしまったが、概ね想定通り、山代屋は屋号のみを残して解体。幹之助は吉右衛門のもとへ。もっと現代ビジネスに近い取引をすべく、寒河江屋との絡みがあってもよいのにと思った。 -
Posted by ブクログ
*娘の仇打ちが果たされ、虚無感に包まれていた樹里亜の元に助けを乞う1本の電話が入る。それは先日の銃撃戦で死んだと思われていた殺し屋、スリーパーこと山田太郎からのものだった。一方、身内を殺された犯罪組織のボス達はスリーパーを確実に仕留めるため、海外から凄腕の元特殊部隊員キングベアーを招く。復讐戦第2ラウンドのカウントダウンが始まる中、SM班は抗争の連鎖を止めるために動き出す。破天荒チームが活躍する警察シリーズ第4弾!*
完全にシリーズⅢからの続きなので、ⅢとⅣはセットで読むのが必須です。
Ⅲですっかりスリーパーのファンになってしまったので、SM班が完全な脇役(にもなっていない)でも問題なし。
逆にここまで脇役(にもなっていない)作りも斬新で面白いかも。
冨樫作品はほぼこのシリーズしか知らないけど、淡々と抑揚がない文体と頭を使わず読み切れる展開が楽で気に入っている昨今。
シリーズ最初の事件からちょろちょろ出てくるフリーライターと被害者の花梨が次作の主役なのかな?
一番気になるのは樹里亜の赤ちゃんだけど。
どっから来たのこの赤子??謎めき過ぎるラスト…