富樫倫太郎のレビュー一覧
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富樫倫太郎『ちぎれ雲 六 禁色の剣』中公文庫。
大身旗本の次男坊に生まれ、『猪母真羅』持ちの美丈夫にして放蕩三昧の暮らしを送る、放念無慚流の達人、麗門愛之助を主人公にした時代小説シリーズの第六巻。今回も文庫書き下ろし。
倒幕を狙う煬帝とキリシタン、公家の重鎮である烏丸中将に対して、世の中の安寧のために目を光らす花炎組の対立。さらには邪教の真言立川流まで入り乱れての騙し合いと策略の渦巻が巻き起こる。
今回は麗門愛之助と天河鯖乃介の立ち回りは無く、物足りなさを感じる。
京の花街にある牡丹屋での酒宴中にキリシタンのジュリア志乃と信蔵の襲撃を受けた、警察組織・花炎組の面々と麗門愛之助、天河鯖之介。その襲撃により花炎組局長の権堂勇之助と愛之助の護衛を務めていた蜂麻呂が重傷を負い、牡丹屋に火を放ち、逃亡した襲撃者を追う花炎組の隊士たち。
一方、京都所司代の牧野貞通の命を受けた朱雀はごろつき4人を集め、反幕府派の重鎮である烏丸中将を襲撃するのだが、4人とも中将の剣により、返り討ちにされる。
その最中、愛之助と鯖之介は朝廷の陰陽寮の頭である賀茂義法の屋敷に招かれ、倒幕を目論む愛之助の兄である煬帝と対峙する。
その背後で密かにキリシタンの天草四郎は煬帝を仲間に引き入れ、倒幕のために所司代を攻め落すための策略を練る。
本体価格840円
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Posted by ブクログ
面白かったが…
なぜこの作品は面白いのかと考えたとき、
ラスボスシリアルキラー近藤房子にSROの面々がけちょんけちょんにやられるからだろうか。
麗子は精神科と占いに通うなど精神が不安定な状態。
今回も房子は、合計6人も殺し、3人の警官にも重傷を負わせる無双ぶり。
房子は変装の達人となり、全然警察は捕まえられず。
房子は、エンバーミングという技術で遺体を保全し、とある場所に数十体保管していた。
気に入らない遺体は埋めて、気に入った遺体は保全していということになる。
全然捕まえられず麗子を囮に使って捕まえようとするが、振るわず、逆に麗子が通う占い屋で房子に待ち伏せされ、麗子と室長もやられ、麗子はまた拉致られることに。
SRОヘボすぎとともに房子のラスボス感が凄すぎる。
最後は遺体を保全している場所(ボディファーム)でのクライマックス。
最後の大詰め、坊屋巡査部長が3発放ち、一発は房子の肩口、残り2発は麗子の胸を貫通して房子に命中。2人とも死ぬやろ普通。2人は死んでない。
ついに房子逮捕となるが、その後の描写は何も書かれず、室長が見合いで振られた女性美術館で遭遇するシーンや、
尾形の家庭はうまくいっておらず、不登校の息子に嫁が刺され、自分も刺され、やっと房子を逮捕したのに息子に刺されるなんでなんでだ で終わるの謎すぎる。
前作でも感じたが終わりがクソつまらんからちょっと萎える。
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シリーズ四作目。
面白かった。
麗子は前作でとんでもない目に遭ったのに復帰してた。この4作目は休ませて登場させないほうがいいのになと個人的には思った。
SRОに届いた初の協力要請。
法務省からの人探し。自らの家族4人を殺害して医療少年院に収容されていた太刀川が行方不明に。
SRО側の章と、太刀川の独白の章があり、太刀川の独白のほうで事件の真相や詳細がわかるという面白い手法。
大学で道を聞いた金髪の大学生が太刀川だったという伏線回収のシーンはちょっとゾッとした。
針谷は犯人を射殺。さすがに4人目は無いよなぁとちょっと、冷める。肩口とか狙えばいいのに。 山根のお見合いも失敗。
最後はなんか雑に終わった感じだった。
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4.5
今回も面白かった。バラバラドキドキ。
ワイドショーでは房子事件をまだ取り扱ってるみたいだが、2作目のシリアルキラー琥珀のほうがセンセーショナルでそちらをワイドショーで取り扱ってるべきでは?時系列的にはとは思いながらも、まぁそこはさらっと。
房子に心酔する、若者2人が房子を脱走させる。
房子はこの一人を殺して、脳みそや肉を相棒に食べさせるという鬼畜さ。
ショッピングモールで白昼堂々、2人を惨殺したりとやりたい放題。
麗子の前で管理人を惨殺して、トラウマを与えたり、片付けられない女という見られたくない部分も仲間達に晒される。
木戸の家にも侵入し、木戸も殺されそうになり、木戸の母親は妹も危うい場面にと、房子やりたい放題。
ここまで主人公側がけちょんけちょんにやられるのも珍しい。 かえって面白みがわいた。 -
Posted by ブクログ
4.5
面白かったー
総理大臣の勅命で新設されたSRО(警視庁広域捜査専任特別調査室)
警視長の山根を室長とし、ほかにも4人がキャリアがそろった何やら曰くつきの面々が、
何かドラマBOSSのような感じだった。
山根が目をつけたのは白骨化した行方不明者、チームは行方不明者とその犯行をしたドクターを探す。
復顔をし、次々と身元不明者が分かり始める。
一方でとある夫婦の描写がかかれ、こいつらがドクターかとぞっとする。
ハリーは最後夫の方を撃ち殺す。これで発砲した4人のうち3人殺してるぞ。 殺したら真相解明できんやんか!ってちょっと思った。
次回作も読んでみたい。 -
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富樫倫太郎『ちぎれ雲 四 血旅の剣』中公文庫。
大身旗本の次男坊に生まれ、『猪母真羅』持ちの美丈夫にして放蕩三昧の暮らしを送る、放念無慚流の達人、麗門愛之助を主人公にした時代小説シリーズの第四巻。今回も文庫書下ろし。
痛快無比のエロ時代剣豪小説といったところだろうか。
麗門愛之助たちの活躍で、煬帝一派による将軍吉宗暗殺はからくも阻止されたが、煬帝は禁書である『徳川申命記』を持って京へと逃れる。老中本多忠良は、吉宗の命を受けて、煬帝討伐と『徳川申命記』奪還を愛之助に命ずる。
愛之助は孔雀の双子の妹、朱雀と共に東海道より京を目指すのだが、次々と事件に巻き込まれる。愛之助は剣の腕で何とか困難を潜り抜けるのだが、ひょんなことから、役人と結託し、鈴鹿峠で盗賊を働く最凶の獅子丸一味と対決することになる。
本体価格820円
★★★★