富樫倫太郎のレビュー一覧

  • SRO8 名前のない馬たち

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    4.5

    読みやすかった。半日で読み終えた。
    初めてSRO側が捕まえることなく事件が解決した章ではないのか?

    犯人の大学生2人は1人は自首、1人は自殺。
    馬の管理者6人を殺すのはちょっと引く。

    動物の虐待とか人間のエゴとか考えさせられる内容だった。


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    2026年08月11日
  • ちぎれ雲(六) 禁色の剣

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    富樫倫太郎『ちぎれ雲 六 禁色の剣』中公文庫。

    大身旗本の次男坊に生まれ、『猪母真羅』持ちの美丈夫にして放蕩三昧の暮らしを送る、放念無慚流の達人、麗門愛之助を主人公にした時代小説シリーズの第六巻。今回も文庫書き下ろし。

    倒幕を狙う煬帝とキリシタン、公家の重鎮である烏丸中将に対して、世の中の安寧のために目を光らす花炎組の対立。さらには邪教の真言立川流まで入り乱れての騙し合いと策略の渦巻が巻き起こる。

    今回は麗門愛之助と天河鯖乃介の立ち回りは無く、物足りなさを感じる。


    京の花街にある牡丹屋での酒宴中にキリシタンのジュリア志乃と信蔵の襲撃を受けた、警察組織・花炎組の面々と麗門愛之助、天河鯖之介。その襲撃により花炎組局長の権堂勇之助と愛之助の護衛を務めていた蜂麻呂が重傷を負い、牡丹屋に火を放ち、逃亡した襲撃者を追う花炎組の隊士たち。

    一方、京都所司代の牧野貞通の命を受けた朱雀はごろつき4人を集め、反幕府派の重鎮である烏丸中将を襲撃するのだが、4人とも中将の剣により、返り討ちにされる。

    その最中、愛之助と鯖之介は朝廷の陰陽寮の頭である賀茂義法の屋敷に招かれ、倒幕を目論む愛之助の兄である煬帝と対峙する。

    その背後で密かにキリシタンの天草四郎は煬帝を仲間に引き入れ、倒幕のために所司代を攻め落すための策略を練る。

    本体価格840円
    ★★★★

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    2026年08月05日
  • SRO6 四重人格

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    面白かった。
    さくさくと2日間で読めた。

    四重人格をもつプロの殺し屋。4人格すべてが殺し屋というシリアルキラー登場。

    アサシンのごとく次々と殺していく。
    ちょっと追いつけない笑 殺しの描写がちょっと、グロいね。

    厳戒体制で臨んだ、政界パーティーであっさり護衛ターゲット2人が瞬殺される。警備責任者は首が飛ぶであろう

    最後は、山根の推理で成田空港にたどり着き、たまたま、受付で麗子の隣に、犯人登場。そして、麗子にのされる。プロの殺し屋同士でも勝てるのにあっけなさすぎた。

    毎回、この作品は最後がちょっと雑な感じがするのが玉に瑕。

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    2026年07月08日
  • 北条氏康 巨星墜落篇

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    第二次国府台合戦から、信玄の駿河進攻と北条との戦い、氏康の死と武田との再度の同盟、三方原合戦と信玄の死まで。
    主人公の氏康の死で終わるかと思ったがどうも次巻で北条滅亡までやるようだ。

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    2026年06月28日
  • 北条氏康 関東争乱篇

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    1552年、上杉憲政を越後に追ってから以降、1562年に松山城を取り戻すまでの話。
    甲相駿三国同盟や川中島の戦い、長尾景虎の越山などが主な出来事で、関東における単発のイベントとざっくりした概略を知っていても細かい流れは知らなかったので、やはり北条氏康を中心に書かれた本は小説でも勉強になる。上杉憲勝とか太田資正の動向とかよく知らんかったもん。松山城攻めから鉄砲の効果的な運用、竹束、土木工事的な城攻めが始まったとしている。

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    2026年06月26日
  • SRO5 ボディーファーム

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    面白かったが…

    なぜこの作品は面白いのかと考えたとき、
    ラスボスシリアルキラー近藤房子にSROの面々がけちょんけちょんにやられるからだろうか。

    麗子は精神科と占いに通うなど精神が不安定な状態。

    今回も房子は、合計6人も殺し、3人の警官にも重傷を負わせる無双ぶり。
    房子は変装の達人となり、全然警察は捕まえられず。

    房子は、エンバーミングという技術で遺体を保全し、とある場所に数十体保管していた。
    気に入らない遺体は埋めて、気に入った遺体は保全していということになる。

    全然捕まえられず麗子を囮に使って捕まえようとするが、振るわず、逆に麗子が通う占い屋で房子に待ち伏せされ、麗子と室長もやられ、麗子はまた拉致られることに。
    SRОヘボすぎとともに房子のラスボス感が凄すぎる。

    最後は遺体を保全している場所(ボディファーム)でのクライマックス。

    最後の大詰め、坊屋巡査部長が3発放ち、一発は房子の肩口、残り2発は麗子の胸を貫通して房子に命中。2人とも死ぬやろ普通。2人は死んでない。

    ついに房子逮捕となるが、その後の描写は何も書かれず、室長が見合いで振られた女性美術館で遭遇するシーンや、
    尾形の家庭はうまくいっておらず、不登校の息子に嫁が刺され、自分も刺され、やっと房子を逮捕したのに息子に刺されるなんでなんでだ で終わるの謎すぎる。

    前作でも感じたが終わりがクソつまらんからちょっと萎える。

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    2026年06月12日
  • 北条氏康 巨星墜落篇

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    名将、北条氏康の物語
    もちろん、当時の戦国武将、織田信長、徳川家康、武田信玄、上杉謙信も登場する
    いろんな歴史小説で読んできた戦いではあるが、北条家の立場で見る駆け引き、戦、謀略は興味深い
    シリーズ物のようなので、他の作品も見てみたいと思っている

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    2026年05月14日
  • SRO4 黒い羊

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    シリーズ四作目。

    面白かった。

    麗子は前作でとんでもない目に遭ったのに復帰してた。この4作目は休ませて登場させないほうがいいのになと個人的には思った。

    SRОに届いた初の協力要請。
    法務省からの人探し。自らの家族4人を殺害して医療少年院に収容されていた太刀川が行方不明に。

    SRО側の章と、太刀川の独白の章があり、太刀川の独白のほうで事件の真相や詳細がわかるという面白い手法。

    大学で道を聞いた金髪の大学生が太刀川だったという伏線回収のシーンはちょっとゾッとした。

    針谷は犯人を射殺。さすがに4人目は無いよなぁとちょっと、冷める。肩口とか狙えばいいのに。 山根のお見合いも失敗。
    最後はなんか雑に終わった感じだった。

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    2026年05月09日
  • SRO3 キラークィーン

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    4.5

    今回も面白かった。バラバラドキドキ。
    ワイドショーでは房子事件をまだ取り扱ってるみたいだが、2作目のシリアルキラー琥珀のほうがセンセーショナルでそちらをワイドショーで取り扱ってるべきでは?時系列的にはとは思いながらも、まぁそこはさらっと。

    房子に心酔する、若者2人が房子を脱走させる。

    房子はこの一人を殺して、脳みそや肉を相棒に食べさせるという鬼畜さ。

    ショッピングモールで白昼堂々、2人を惨殺したりとやりたい放題。

    麗子の前で管理人を惨殺して、トラウマを与えたり、片付けられない女という見られたくない部分も仲間達に晒される。

    木戸の家にも侵入し、木戸も殺されそうになり、木戸の母親は妹も危うい場面にと、房子やりたい放題。
    ここまで主人公側がけちょんけちょんにやられるのも珍しい。 かえって面白みがわいた。

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    2026年05月06日
  • SRO2 死の天使

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    シリーズ2作目

    今回も面白かった。

    病院の副院長で外科部長の琥珀。
    毎年24人を殺し、総じて400名を殺したとてつもないシリアルキラー。

    SRОは不正アクセスして、病院の死亡カルテを入手したり、富田課長に検査入院させる名目で病院内の情報を収集させるなど、またハリーはまた拳銃を2発ぶっ放す(強化ガラスだが)とめちゃめちゃやな。 これ解体させられる案件やろと思いながらもまぁ楽しく読めた。

    最後琥珀は転落死とあっけない終わり方。

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    2026年05月01日
  • SRO1 警視庁広域捜査専任特別調査室

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    4.5

    面白かったー  

    総理大臣の勅命で新設されたSRО(警視庁広域捜査専任特別調査室)

    警視長の山根を室長とし、ほかにも4人がキャリアがそろった何やら曰くつきの面々が、
    何かドラマBOSSのような感じだった。

    山根が目をつけたのは白骨化した行方不明者、チームは行方不明者とその犯行をしたドクターを探す。

    復顔をし、次々と身元不明者が分かり始める。
    一方でとある夫婦の描写がかかれ、こいつらがドクターかとぞっとする。

    ハリーは最後夫の方を撃ち殺す。これで発砲した4人のうち3人殺してるぞ。 殺したら真相解明できんやんか!ってちょっと思った。

    次回作も読んでみたい。

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    2026年04月11日
  • SRO1 警視庁広域捜査専任特別調査室

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    読んでいて気持ち悪くなっちゃった初めての作品。
    作者の表現力と私の想像力が豊かだった。ある意味相性の良い作品で全巻買った。

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    2026年03月03日
  • SRO neoⅠ 新世界

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    シリーズずっと読んでます。近藤房子が結構アッサリ殺されて、えぇ???ってなったけどNeoになってからは麻友に取って変わったのかーって感じ。あ、ぜったい叔父叔母殺されるなと思った(笑)
    ってか前の話忘れかけてたからパラパラとめくってそういや沙織そんなだっけ?と思い出したり。これは最初から読み直したいです。
    あっという間に読み終わりました。

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    2026年02月12日
  • ちぎれ雲(五) 王城の剣

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    おじゃらない烏丸中将は想定内だけど、「きたお」には恐れ入ったね。
    時代が合わない、から、火焔太鼓なのね…

    長崎で若富だか石橋雅史のような拳法使いと戦うのはまだ先か。

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    2026年01月24日
  • 早雲の軍配者(上)

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    読み易くて面白い。
    歴史にはかなり疎いけどスルスルと読めました。
    小太郎の成長と、小太郎 四郎座 冬之助の関係がどうなっていくのか楽しみです。

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    2026年01月02日
  • 決戦!桶狭間

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    『天祐は信長にあり』シリーズは長篠の戦いまで読み進めてしまったが、時を遡り『決戦!』シリーズで桶狭間を読みたいと思った。冲方丁が信長を語り、並み居る作家が今川義元、氏真を語る構成の妙。当たり前だが、正義はそれぞれの立場にあるのだ。元康(家康)は義元を慕っていたが、氏真は嫌っていた。だから信長に与した……そう考えるのが自然なような気がした。最後に首だけになった義元の思念「漸く、見えた。」は、句点なし、段落なしの長文で筒井康隆を彷彿とさせる文章だった。良し悪しは別としてだが……

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    2025年12月10日
  • SRO1 警視庁広域捜査専任特別調査室

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    ネタバレ

    再読。
    以前読んだ時より読み込め、SROがキャリアの集まりであり現場の刑事がいない理由やSROのメンバーの背景を理解し、彼らに愛着が湧いた。前回は自分が如何に読み込めていなかったか・・
    麗子や川久保のスパイ案件や富田課長や沙織の過去など改めて知りこれからシリーズを再読していくにあたって見方が変わってくる。これまであまり好きではなかった尾形も部下思いの一面があり、素直に応援できると感じた。

    内容としては近藤夫妻が黒幕であることに気づいた場面がちょっと根拠に乏しい感じがしたが、それは山根の刑事の勘ということで良しとする

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    2025年10月06日
  • 早雲の軍配者(上)

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    風間小太郎の青年期を描く青春歴史小説。後半の足利学校編は『堂島物語』を想起させる。異なるのは風間党による暗殺未遂や上野の盗賊村での難など、特に中世らしいエピソードが生々しくて興味深い。小太郎は素直な好人物とて描かれており、下巻でどこまで描かれるのか、どこまで黒く変わっていくのかが楽しみだ(個人的には初陣で曽我冬之助と対陣するまで、性格もそのままで、と予想する)。

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    2025年09月28日
  • ちぎれ雲(四) 血旅の剣

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    富樫倫太郎『ちぎれ雲 四 血旅の剣』中公文庫。

    大身旗本の次男坊に生まれ、『猪母真羅』持ちの美丈夫にして放蕩三昧の暮らしを送る、放念無慚流の達人、麗門愛之助を主人公にした時代小説シリーズの第四巻。今回も文庫書下ろし。

    痛快無比のエロ時代剣豪小説といったところだろうか。


    麗門愛之助たちの活躍で、煬帝一派による将軍吉宗暗殺はからくも阻止されたが、煬帝は禁書である『徳川申命記』を持って京へと逃れる。老中本多忠良は、吉宗の命を受けて、煬帝討伐と『徳川申命記』奪還を愛之助に命ずる。

    愛之助は孔雀の双子の妹、朱雀と共に東海道より京を目指すのだが、次々と事件に巻き込まれる。愛之助は剣の腕で何とか困難を潜り抜けるのだが、ひょんなことから、役人と結託し、鈴鹿峠で盗賊を働く最凶の獅子丸一味と対決することになる。

    本体価格820円
    ★★★★

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    2025年08月04日
  • ちぎれ雲(四) 血旅の剣

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    鯖の合流、あまりにもあっさりとフラグ回収されて拍子抜け。

    で、旗本退屈男かと思ったら、桃太郎侍でした、と。
    イヌとサルの正式な合流は、次巻になるのかな?

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    2025年07月26日