あらすじ
北条、武田、今川による甲相駿三国同盟が成立。氏康がようやく関東平定に集中した矢先に、今川義元急死という報がもたらされる。武田と長尾による川中島の戦いも繰り返される中、勢いを得た長尾景虎がついに関東に乗り込む。小田原城籠城まで追い込まれた存亡の危機を、北条氏は切り抜けられるのか?
氏康の軍配者・小太郎、信玄の軍配者・冬之助、謙信の軍配者・四郎左――足利学校で共に学んだ日から30年、三人が戦場で相見える日がついに訪れた!
軍配者シリーズ、北条早雲シリーズを継ぐ〈北条サーガ〉の佳境。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
氏康と信玄そして景虎の三つ巴の戦さ更に軍配師それも同じ足利学校時代の知人達の戦いの物語は実に面白かった。景虎はその後の上杉謙信だ。話しの中にある滝山城は滝は水が落ちるのは城が落ちるにつながってあまり良くないということで八王子城に移ったと八王子の人びとでは言い伝えになっていることだ。八王子育ちの小生の無駄話で失礼。
歴史的事実の背景をよりリアルに
北条氏康が主人公だが、彼に関わる戦国の英傑、今川義元、武田信玄、上杉謙信らの思いも作者が丁寧に明快に書き込まれている。英傑が火花を散らした複雑な時代を北条氏康がどう戦ったのかより深く理解できた。ここまで来ると氏政、氏直まで作者に書き尽くしてもらいたい。
Posted by ブクログ
やっと三国同盟、私が知ってることがでてきた!と思ってら…。
まだまだこの話は続くのですね。
続きを楽しみにしています。
その間に、軍師シリーズ読もうかな。
Posted by ブクログ
早雲の軍配者から始まったこのシリーズは、今回も北条氏康と上杉謙信、武田信玄、そしてその軍配者たちに焦点があてて構成されている。過去に読んだストーリーとの交錯があって、以前読んだ早雲の軍配者を読み返したら面白そうなんて思った。
それ以外の家臣団の登場機会が少なく、歴史の経過を辿るという見方では物足りなく感じてしまった。
Posted by ブクログ
ほぼ上杉謙信信濃関東大暴れ編といった風情で氏康どこ行った感。有力戦国大名が収斂してライバルたちも大きくなり、北条は戦国時代の中心ではなくなってきたという状況でこれからどう展開するのか(結果は決まってるが)、次回を待つ。