あらすじ
氏康が今川から嫁を迎えた直後、駿府で今川の家督争いが勃発。老獪な雪斉の要請で、北条家は義元を助力する。
ところが、その義元が武田と結んだという報が入り、一転、駿河を攻める仕儀に。
兵を休める間もなく、武蔵では河越城、下総では国府台城を舞台に、北条軍一丸の進撃が続く。
そんな中、鶴岡八幡宮の再建に心血を注いできた父・氏綱に異変が……。氏康に、三代目として立つ日が近づいていた。
一方、氏康の軍配者・風摩小太郎の元には、足利学校以来二十年ぶりのあの男が訪ねてくる。
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父、氏綱と共に元服した氏康は武蔵、下総へ勢力を拡大する。氏綱が亡くなり、後を継いだ氏康は、領土を維持しながらも、両上杉氏、里見氏他周辺国から徐々に包囲網を敷かれていく。
続きが早く読みたい。
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北条家の三代目、氏康が氏綱から引き継ぎ国主となる迄の事と独り立ちした後の出来事、戦国時代は常時気の休まることは無かった、そして人生わずかに50年、今とは全く違う人生観、人間如何に生きるかひしひしと感じた。
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小沢が原の戦い、黄地八幡の由来、入間川の戦い、氏康の婚姻、今川氏照の死去と義元の家督継承、今川と武田の同盟、河東一乱、国府台合戦、氏綱死去、山内上杉家との戦いなどなど。
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北条サーガ、3代目Jソウル氏康フィーチャリングな第二巻。相変わらず安定の冨樫氏による北条サーガが楽しめて、お得感の高い読み物となっている。2つの山内氏や3つの公方や千葉方面の豪族やらも出てきて、決して単純な話にならなさそうなのに、状況や時代の流れがはっきりと理解できるのは、作者のハードワークのおかげかと。優しい氏康が独り立ちして、どんな振る舞いを見せるのか。続きが楽しみな作品です。オススメ。